開水白菜
開水白菜（カイシュイパイツァイ[1][2]）は、四川料理の1つ。辛くない四川料理として知られる[3]。
概要
[編集]「開水」は「鶏、アヒル、スペアリブなどから作ったスープ」の意である[3]。「開水」は清湯であり、このスープでハクサイを煮る[4]。四川にトウガラシが入ってくる前の古典料理である[4]。
高級中華料理店などでは、ハクサイを花に見立てた盛り付けにすることもある[2]。
日本では、ハクサイの花芯を使って作った自作の開水白菜にスープをかけ、ハクサイが蓮の花が開花ように開くする様子を撮影した動画がSNSで絶賛されたことがある[5]。
メディアでの登場
[編集]- カンフーシェフ - 香港映画。映画の最後の料理コンテストの課題料理として登場。ライバルチームが凝った素材を使用した宮廷料理のスープにしたのに対し、ケン・ロン（呉建豪）はありふれた食材をていねいに調理し、優勝する[6]。
参考書籍
[編集]- 崔岱遠（著/文）、李楊樺（イラスト）、川浩二（翻訳）『中国くいしんぼう辞典』みすず書房、2019年。ISBN 978-4622088271。
出典
[編集]- ^ 神山典士「第二部 中国料理 不老長寿へ祈りを込めて」『新・世界三大料理』PHP研究所、2014年。ISBN 978-4569819082。
- ^ a b c “中華料理の名前一覧！種類は何ある？メニューの読み方は？漢字の読み方も紹介！”. ちそう (2023年12月21日). 2024年12月1日閲覧。
- ^ a b 人民中国雑誌社 [@PeopleChina] (2021年6月29日). "激辛ばかりと思われがちな四川料理だが、中でも辛くない料理として有名な一品の「開水白菜」。". X（旧Twitter）より2024年12月1日閲覧。
- ^ a b “日本唯一の三つ星中国料理「茶禅華」が考える 中国料理と日本文化の調和”. 料理王国 (2022年6月2日). 2024年12月1日閲覧。
- ^ 山本明 (2021年8月9日). “スープを注ぐと…蓮の花のように開く白菜！？不思議な中華料理に絶賛の嵐「極楽浄土の料理みたい」”. 神戸新聞NEXT. 2024年12月1日閲覧。
- ^ 関沢英彦. “映画に描かれた「料理」と「食事」の4類型” (PDF). 東京経済大学. 2024年12月1日閲覧。
外部リンク
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