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奈良町 (横浜市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 神奈川県 > 横浜市 > 青葉区 (横浜市) > 奈良町 (横浜市)
奈良町
町丁
こどもの国駅 駅舎(2002年12月)
地図北緯35度33分46秒 東経139度28分53秒 / 北緯35.56275度 東経139.481267度 / 35.56275; 139.481267
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 横浜市
行政区 青葉区
人口情報2024年(令和6年)5月31日現在[1]
 人口 8,580 人
 世帯数 4,334 世帯
面積[2]
  2.187 km²
人口密度 3923.18 人/km²
設置日 1939年昭和14年)4月1日
郵便番号 227-0036[3]
市外局番 045(横浜MA[4]
ナンバープレート 横浜
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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奈良町(ならちょう)は、神奈川県横浜市青葉区の町名。東京都町田市および川崎市麻生区岡上に隣接している。「丁目」の設定のない単独町名である。住居表示は未実施。

地理

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現在のすみよし台の一部、緑山奈良一丁目~五丁目および奈良町は、かつての都筑郡奈良村である。 こどもの国などがあり、市内では有数の緑多い地域。シラサギチョウゲンボウ、野生のホタルも観察できるが、近年では宅地開発が進行している。一方で、町の中心である奈良北団地を中心に少子高齢化も進行している。

地価

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住宅地の地価は、2024年令和6年)1月1日公示地価によれば、奈良町字竈谷2415番36の地点で14万9000円/m²[5]、奈良町1566番211の地点で16万5000円/m²[6]となっている。

沿革

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  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制の施行により奈良村・恩田村・長津田村が合併し、都筑郡田奈村大字奈良となる。
  • 1939年昭和14年)4月1日 - 田奈村が横浜市に編入。田奈村大字奈良(旧奈良村)は、横浜市港北区奈良町となる。
    • 田奈村の他の地域はそれぞれ恩田町・長津田町となる。奈良町に旧日本軍田奈弾薬庫(東京陸軍兵器補給廠田奈部隊同装薬所)が設置されたのもこの頃である。
  • 1961年(昭和36年) - 米軍に接収されていた田奈弾薬庫が返還された。
  • 1965年(昭和40年) - 田奈弾薬庫跡地に「こどもの国」が開園。
  • 1969年(昭和44年)4月1日 - 港北区の分区により、横浜市緑区奈良町となる。
  • 1976年(昭和51年)7月16日 - 土地区画整理事業(奈良恩田)[7]に伴い、一部がすみよし台として分離(字南、宮ノ谷の一部)。
    • すみよし台は恩田町の一部・鴨志田町の一部・奈良町の一部より新設。
  • 1978年(昭和53年)2月1日 - 地番整理施行により、一部が緑山として分離(字大幡、大幡谷および細谷の一部)。
    • 「緑山スタジオ・シティ」の完成は 1981年(昭和56年)。
  • 1994年平成6年)4月1日 - 緑区と港北区の再編により、横浜市青葉区奈良町となる。
  • 1996年(平成8年)9月30日 - 土地区画整理事業に伴い、一部が奈良一丁目~五丁目として分離(字熊ノ谷、長谷、市久保、請地、地蔵堂、島、駒狩)。
  • 2000年(平成12年) - 「奈良地区センター」(公民館)が設置される。

世帯数と人口

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2024年(令和6年)5月31日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
奈良町 4,344世帯 8,580人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[8]
11,535
2000年(平成12年)[9]
9,401
2005年(平成17年)[10]
9,346
2010年(平成22年)[11]
9,037
2015年(平成27年)[12]
9,149
2020年(令和2年)[13]
9,041

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[8]
4,239
2000年(平成12年)[9]
3,691
2005年(平成17年)[10]
3,869
2010年(平成22年)[11]
3,747
2015年(平成27年)[12]
3,887
2020年(令和2年)[13]
4,064

学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[14]

番地 小学校 中学校
312〜357番地、435〜437番地
733〜754番地、760〜792番地
809〜837番地、1077〜1094番地
横浜市立奈良の丘小学校 横浜市立奈良中学校
700番地、755〜759番地
838〜902番地、966〜1071番地
1174番地、1539番地以降
横浜市立奈良小学校

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]

町丁 事業所数 従業員数
奈良町 161事業所 1,652人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[16]
135
2021年(令和3年)[15]
161

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[16]
1,374
2021年(令和3年)[15]
1,652

交通

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鉄道

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他に、町域外だがバスあるいは徒歩で小田急小田原線JR横浜線東急田園都市線の駅を利用可能。 奈良北団地やその周辺からは、峠越えのような道のりではあるが小田急線玉川学園前駅が近い(徒歩15分程度)。 また、町田市の玉川学園コミュニティバス東ルート(玉川学園前駅南口〜鶯谷南〜玉川学園前駅南口) が「ワコーレ玉川学園」や「モアクレスト玉川学園」裏手の都県境沿いを走行しており[17]、付近の住宅からはこちらも利用できる。

バス

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市営バス43系統は2006年3月16日より、市営バス118系統は2007年3月16日より運行事業者がともに東急バスへ変更された。 なお、それ以前にも青葉台駅などから東急バスが運行されていたが、奈良町行きと緑山循環線のみで奈良北団地方面には乗り入れていなかった。

道路

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施設

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観光

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その他

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日本郵便

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警察

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町内の警察の管轄区域は以下の通りである[20]

番・番地等 警察署 交番・駐在所
全域 青葉警察署 こどもの国駅前交番

奈良北団地建設後の1975年から奈良小学校下に奈良町交番があったが、こどもの国駅周辺地区の開発の進展と駅利用者の増加を受け、2014年3月14日にこどもの国駅前に「こどもの国駅前交番」として移転した[21]

脚注

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  1. ^ a b 令和6(2024)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和6年4月” (xlsx). 横浜市 (2024年6月7日). 2024年6月14日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ 横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2020年6月16日閲覧。
  3. ^ a b 奈良町の郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月15日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 不動産情報ライブラリ 国土交通省地価公示(標準地) 横浜青葉-11”. 国土交通省. 2024年6月16日閲覧。
  6. ^ 不動産情報ライブラリ 国土交通省地価公示(標準地) 横浜青葉-42”. 国土交通省. 2024年6月16日閲覧。
  7. ^ 土地区画整理事業施行地区一覧表”. 横浜市 (2019年6月12日). 2022年8月16日閲覧。
  8. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
  14. ^ 横浜市立小学校、横浜市立中学校及び横浜市立義務教育学校の通学区域並びに就学すべき学校の指定に関する規則”. 横浜市 (2023年4月1日). 2024年5月7日閲覧。
  15. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  16. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  17. ^ 横浜市内を走行してはいない。
  18. ^ a b 経路上にある「奈良町」バス停には停車しない。
  19. ^ 郵便番号簿PDF(2023年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年5月3日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2023年度版)
  20. ^ 交番案内/青葉警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2024年6月3日閲覧。
  21. ^ こどもの国駅前に交番”. タウンニュース青葉区版. 2021年9月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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  • 青葉区役所メールマガジン「あお☆mag」バックナンバー
    • 20号 - 「奈良町」・「奈良一丁目~五丁目」の由来が掲載されている。2004年5月28日時点のアーカイブ。
    • 21号 - 「すみよし台」の由来が掲載されている。2006年10月7日時点のアーカイブ。
    • 30号 - 「緑山」の由来が掲載されている。2006年2月17日時点のアーカイブ。
  • 映像で見る横浜の接収と復興(横浜市 都市経営局 基地対策部) - 返還などのニュース映像を見ることができる。2009年5月25日時点のアーカイブ。
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