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柳瀬敬之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

柳瀬 敬之(やなせ たかゆき、1974年1月21日 - )は日本のメカニックデザイナー京都府出身[1]

来歴

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建築専門学校を卒業後、建築設備の会社に就職するが、マンガ家を目指すために3ヶ月で退社[2]。本屋でアルバイトで働きつつ、漫画の投稿作品を描く生活を送る[2]

1997年、スクウェアのデザイナー募集に合格し、すぐに当時子会社だったドリームファクトリーに移籍して開発が追い込み時期だった『トバル2』にモーションデザイナーとして携わる[2][1]1998年PlayStation用ゲーム『エアガイツ』のOPのメカデザインでデビュー。1999年にメカニックデザイナーを募集していたフロムソフトウェアに入社[2][1]。『アーマード・コア2』、Xbox用ゲーム『叢-MURAKUMO-』でメカデザインを担当。特に『叢-MURAKUMO-』では、企画、デザイン、世界観まで広く任された[2]。2002年に同社を退社し、以降はフリーとして雑誌『ガンダムエース』のイラスト提供やフリーランスとしてゲームのメカデザインなどを行う[2]

2005年の『交響詩篇エウレカセブン』にて初めてアニメ作品に携わる。漫画『機動戦士ガンダム MS IGLOO 603』のゲム・カモフで初めてガンダムのモビルスーツのデザインを担当[2]。2006年の『機動戦士ガンダム00』では海老川兼武とともに主人公陣営のガンダムのデザインを担当。ウォルト・ディズニー・ジャパン制作のアニメ『ファイアーボール』では全キャラクター、美術、ガジェットなどを担当[2]

ゲームでは『スーパーロボット大戦シリーズ』、『XenobladeX』、ホビーではコトブキヤの『フレームアームズ』、KONAMIの『武装神姫』などのメカデザインを手掛ける。

メカデザインを行う際は、手描きのスケッチをもとに一旦3ds Maxでポリゴンモデルを起こし、デザインの物理的な整合性などを検討し、最後に手描きでクリーンナップするという工程をとる[1]

主な作品

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アニメ

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2005年
2006年
2007年
2008年
  • 機動戦士ガンダム00 -セカンドシーズン-ケルディムガンダム、アリオスガンダム、セラヴィーガンダム(セラフィムガンダム)、GNアーチャー、ガデッサ、ガラッゾ、ガッデス、ガガのメカニックデザイン
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2021年
2022年
2023年
時期未定

ゲーム

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1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
  • 叢-MURAKUMO-(メインメカニックデザイン[2]
2002年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2015年
2016年
2018年
2019年
2020年
2021年
2023年

漫画

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CM

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フィギュア

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2007年
  • 武装神姫 第4弾EXウェポンセット 砲台型MMS フォートブラッグ(キャラクターデザイン)
2008年
  • 武装神姫 第8弾EXウェポンセットPlus 火器型MMS ゼルノグラード(キャラクターデザイン)
2010年
  • 武装神姫 第11弾フィギュア 戦乙女型MMS アルトレーネ、戦乙女型MMS アルトアイネス(メカニカルデザイン)
2011年
  • 武装神姫 モトレーサー型MMSエストリル、クルーザー型MMSジルリバーズ(メカニカルデザイン、未発売)

プラモデル

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デザイン集

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2015年
  • 柳瀬敬之メカニックデザインワークス(エムディエヌコーポレーションISBN 978-4-8443-6506-8

脚注

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  1. ^ a b c d 沼倉有人 2011
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『メカニックデザインワークス柳瀬敬之』(エムディエヌコーポレーション、2015年)
  3. ^ キャプテン・アース 作品情報”. アニメハック. 2020年8月29日閲覧。
  4. ^ コメット・ルシファー”. アニメハック. 2020年7月30日閲覧。
  5. ^ “虚淵玄「アイゼンフリューゲル」劇場アニメ化!水島精二、武内崇、梶浦由記ら参加”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年9月24日). https://natalie.mu/comic/news/494958 2022年9月24日閲覧。 
  6. ^ PROJECT HAL 特設サイト | 専門学校HAL

参考文献

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外部リンク

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