チチを撮りに
『チチを撮りに』(ちちをとりに、英題:Capturing Dad[1])は、2013年2月16日に公開された日本映画。
チチを撮りに | |
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Capturing Dad | |
監督 | 中野量太 |
脚本 | 中野量太 |
出演者 |
柳英里紗 松原菜野花 渡辺真起子 |
音楽 | 渡邊崇 |
撮影 | 平野晋吾 |
製作会社 |
ピクチャーズネットワーク 日吉ヶ丘ピクチャーズ |
配給 | デジタルSKIPステーション |
公開 |
2013年2月16日 2013年9月18日 2013年12月6日 |
上映時間 | 74分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
概要
編集家族を題材とした自主短編映画を手がけてきた中野量太監督の劇場用長編映画デビュー作。当初は自主映画として公開・配給も未定のまま製作されたが、2012年、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012で国際長編コンペティション部門にてSKIPシティアワードおよび日本人初の監督賞を受賞したことから「SKIPシティDシネマプロジェクト」第3弾作品として2013年の劇場公開が決定した[2]。また、一般公開を前に第55回アジア太平洋映画祭で渡辺真起子が最優秀助演女優賞を受賞し[3]、第63回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門に正式招待された[1]。
日本公開後も第39回シアトル国際映画祭[4]、第62回メルボルン国際映画祭[5]、第7回グラナダ国際映画祭[6]、第2回Peace & Love Film Festival[7]、第30回エルサレム国際映画祭[8]と多数の日本国外の映画祭に正式招待され、第3回サハリン国際映画祭ではコンペティション部門でグランプリを受賞した。イスラエル、台湾では劇場公開された。
タイトルの「チチ」は父親だけでなく母性の意味が含まれている映画であることからカタカナ表記にした[9]。
あらすじ
編集フリーターの姉・葉月と女子高生の妹・呼春は、父親が14年前に女を作って出て行ってしまって以来、母の佐和と3人で暮らしていた。ある日、佐和から「お父さんがもうすぐ死ぬから会いに行って、ついでにその顔を写真に撮ってきてほしい」と頼まれた姉妹は、困惑しながらも、殆ど記憶に残っていない父親に会いたい気持ちもあり、電車を乗り継ぎ父親のいる田舎町へやってくる。2人はそこで、異母弟の少年や叔父に出迎えられるが、既に父は他界しており、さらに思いがけない人生の修羅場に遭遇する。
キャスト
編集スタッフ
編集受賞
編集- 日本国内
- SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012 国際長編コンペティション部門 SKIPシティアワード・監督賞(中野量太)
- 第19回京都国際子ども映画祭 審査員特別賞
- 第5回TAMA映画賞 最優秀新進監督賞(中野量太)
- 第35回ヨコハマ映画祭 日本映画ベストテン第10位・新人監督賞(中野量太)・助演女優賞(渡辺真起子)
- 第23回日本映画批評家大賞 新人監督賞(中野量太)
- 海外
- 第55回アジア太平洋映画祭(マカオ) 最優秀助演女優賞(渡辺真起子)
- 第7回アジアン・フィルム・アワード(香港) 最優秀助演女優賞(渡辺真起子)
- 第7回グラナダ国際映画祭 CINES DEL SUR(スペイン) 審査員特別賞・観客賞
- 第2回Peace & Love Film Festival(スウェーデン) Jury Prize(脚本賞)[10]
- 第3回サハリン国際映画祭(ロシア)グランプリ
脚注
編集- ^ a b “Press Releases - Generation Programee 2013” (英語). ベルリン国際映画祭 (2012年12月17日). 2013年2月19日閲覧。
- ^ “2012 総括”. SKIPシティ国際Dシネマ映画祭. 2013年2月19日閲覧。
- ^ “The 55th Asia-Pacific Film Festival Announces Award Winners” (英語). ヴェネチアンマカオ (2012年12月15日). 2013年2月19日閲覧。
- ^ “Capturing Dad” (英語). シアトル国際映画祭 (2013年). 2013年5月26日閲覧。
- ^ “Capturing Dad” (英語). メルボルン国際映画祭 (2013年). 2013年5月26日閲覧。
- ^ “CAPTURING DAD (CHIHI WO TORI NI)” (英語). グラナダ国際映画祭 (2013年6月3日). 2013年6月30日閲覧。
- ^ “P&L Selection - Competition” (英語). Peace & Love Film Festival (2013年). 2013年6月30日閲覧。
- ^ “CAPTURING DAD” (英語). エルサレム国際映画祭 (2013年). 2013年6月30日閲覧。
- ^ ryotagayukuのツイート(280999519364202497)
- ^ “Peace & Love Film Festival P&LFF 2013 Awards” (英語). Peace & Love Film Festival (2013年). 2013年6月30日閲覧。