チベット高原
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チベット高原(チベットこうげん、中国語:青蔵高原、雪域高原)はユーラシア大陸の中央部に広がる世界最大級の高原。チベットの領域とほぼ等しい。
規模
東西約2,000キロメートル、南北約1,200キロメートル、面積約250万平方キロメートル(日本の国土面積の約6倍)。高度は3,500から5,500メートル、平均4,500メートル。
地理
南境にはヒマラヤ山脈、西境にはカラコルム山脈、北境には崑崙山脈・阿爾金山脈・祁連山脈、東境には横断山脈が走り、7,000から8,000メートル級の高峰が連なる。東北部には面積20万平方キロメートルのツァイダム盆地やティショギャルモ湖(青海湖)がある。
20世紀後半からこの高原の大部分を領有している中華人民共和国は西蔵・青海などの諸地方に区分して、両地方の略称「青」「蔵」をあわせた青蔵高原(qīng zàng gāo yuán, せいぞうこうげん)としている。この高原は現在の中国領土の約23パーセントの面積を占めている。
また、チベット亡命政府が領有を主張している地域ともほぼ一致する。
この高原から起こる河川
黄河の上流部のマチュ河、長江(揚子江)の上流部のディチュ河、メコン河、サルウィン川(怒江)、インダス川、ガンジス川の上流ヤルンツァンポ河など。
その他
シーズーやペキニーズの基礎ともなったラサ・アプソの発祥地でもある。北西部はフフシル(xöxesil)と呼ばれ、チベットガゼルの生息地である。
この高原には中国の核廃棄物の処理場が点在している[1][2]。