ETC障害、システム改造作業が関係か ネクスコ中日本が謝罪

辻健治 武田遼
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 中央道や東名高速など1都6県の料金所にあるETC専用レーンが、6日午前0時半ごろに起きたシステム障害の影響で利用できなくなった。中日本高速道路(NEXCO(ネクスコ)中日本)は6日夜に会見し、ETCシステムの改造作業を5日にしたことが関係しているとの見方を示した。復旧までの期間は「申し上げる段階にない」と明言しなかった。

 NEXCO中日本によると、7月に予定している深夜割引の見直しに向けたシステム改造作業を5日に終え、その後に障害が発生。詳しい原因は分からないとし、改造前の状態にシステムをいったん戻すという。サイバー攻撃の痕跡は「今のところない」としている。

 ETCが使えなくなった料金所は、中央道や東名高速など東京・神奈川・山梨・岐阜・静岡・愛知・三重の7都県のNEXCO中日本管内16路線にある96カ所(6日午後7時半時点)。

 NEXCO中日本は、ETC専用レーンを閉鎖して一般レーンで係員が対応したが、渋滞が解消しないため、6日午後から通行料金を後払いにして料金所出口を通過させた。この対応はシステム復旧まで続く見込みという。

 中井俊雄常務執行役員は会見で、「多大なるご迷惑をおかけし、心よりおわびを申し上げます」と陳謝した。

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