「この世でいちばん大事な「カネ」の話」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2015年4月}}
{{基礎情報 書籍
| title = この世でいちばん大事な「カネ」の話
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| author = [[西原理恵子]]
| illustrator =
| published = [[2008年]][[12月11日]](単行本[[理論社]])<br />[[2011年]][[5月13日]]([[ユーメイド]])<br />[[2011年]][[6月23日]](文庫本[[角川書店]])<br />[[2012年]][[9月21日]]([[イースト・プレス]]
| publisher = {{flagicon|JPN}} [[理論社]](単行本)<br />{{flagicon|JPN}} [[[[角川書店<br />{{flagicon|JPN}} ユーメイド]]]](単行本)<br />{{flagicon|JPN}} [[角川書店]](文庫本)イースト・プレス
| genre = [[ノンフィクション]]
| country = {{JPN}}
| language = [[日本語]]
| type =
| pages = 208(単行本)<br />202(文庫
| website =
| id = ISBN 978-4-652-07840-2(単行本理論社)<br />ISBN 978-4-043-54318-2(角川文庫)<br />ISBN 978-4-904-42211-3(ユーメイド)<br />ISBN 978-4-781-69044-5(イースト・プレス
}}
『'''この世でいちばん大事な「カネ」の話'''』(このよでいちばんだいじなカネのはなし)は、[[日本]][[漫画家]][[西原理恵子]]による[[自伝]][[随筆|エッセイ]]作品である。
 
[[2010年]]7月より9月た本作を基に[[山田優 (モデル)|山田優]]主演の連続[[テレビドラマ]]が制作され、[[2010年]]7月から9月までテレビ朝日系で放送された。
 
== 概要 ==
著者自身の半生とそれに基づく哲学を「お金」を軸に綴る。おもに児童向け書籍を手がける出版社である[[理論社]]が、サブカル文化人を主な筆者として「中学生以上すべての人へ」の人生入門として展開しているシリーズ「[[よりみちパン!セ]]」のうちの一冊として刊行された
{{節stub}}
著者自身の半生とそれに基づく哲学を「お金」を軸に綴る。児童向出版社[[理論社]]が、サブカル文化人を主な筆者として「中学生以上すべての人へ」の人生入門として展開しているシリーズ「[[よりみちパン!セ]]」のうちの一冊。
 
以下の通り、お金を軸に語られてゆく物語であり、それを考えると皮肉なことではあるが、2010年10月に理論社が[[民事再生法]]の適用申請に追い込まれたことで印税関係の支払いも不可能になり、作者の西原は本作の[[印税]]の内約2000万円を得る事が出来なくなってしまった。その後西原は印税が未払いになっている作品の在庫が無料で引き取れることを利用して、理論社にある本作の在庫5万冊(と西原の別作品の在庫3万冊)を別の出版社に引き取らせて販売しようとし、一旦は理論社からストップが掛けられるも、最終的に在庫5万冊は[[ユーメイド]]より『この世でいちばん大事な「カネ」の話 新装版』として出版2011年5月に刊行された(印税に関する裏話は『[[西原理恵子の人生画力対決]]』〈小学館〉3・4巻収録の「理論社とわたくし」で語られている)。
 
2011年6月には、文庫[[角川書店]]の[[角川文庫]]から刊行された。また、理論社の「よりみちパン!セ」シリーズを移管された[[イーストプレス]]より、同シリーズとして2012年に再版された。
 
== 関連書籍情報 ==
; 単行本
:* 西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』理論社〈よりみちパン!セ〉ISBN 978-4-652-07840-2
[[:* 西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話 新装版)(ユーメイド)]] ISBN 978-4-904-42211-3
:* 西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』イースト・プレス〈よりみちパン!セ〉ISBN 978-4-781-69044-5
 
; 文庫版
[[:* 西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話 (』角川書店〈角川文庫)〉ISBN 文庫]]978-4-043-54318-2
 
== テレビドラマ ==
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| 放送時間 = 金曜日21:00 - 21:54
| 放送分 = 54
| 放送枠 = 朝日放送・テレビ朝日・ABC金曜9時枠の連続ドラマ
| 放送期間 = [[2010年]][[7月9日]] - [[9月3日]]
| 放送回数 = 9
| 放送国 = {{JPN}}
| 制作局 = [[ABC朝日放送テレビ|ABC]]<br />[[テレビ朝日]]<br />[[ホリプロ]]
| 企画 =
| 製作総指揮 =
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| 原作 = [[西原理恵子]]
| 脚本 = [[佐藤久美子 (脚本家)|佐藤久美子]]<br />[[山本あかり]]
| プロデューサー = 深沢義啓(CP、ABC)<br />[[奈良井正巳]](ABC)<br />[[川西琢]](テレビ朝日)<br />[[井上竜太]](ホリプロ)
| 出演者 = [[山田優 (モデル)|山田優]]<br />[[塚地武雅]]<br />[[小泉孝太郎]]
| 音声 = [[ステレオ放送]]
| 字幕 = [[文字多重放送]]
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| 特記事項 = 第3話は25分遅延(21:25 - 22:19)。
}}
『'''崖っぷちのエリー〜この世でいちばん大事な「カネ」の話〜'''』(がけっぷちのエリー このよでいちばんだいじなカネのはなし)は、[[2010年]][[7月9日]]よりから[[9月3日]]まで毎週金曜日21:00 - 21:54に、[[ABC朝日放送テレビ|ABC]][[テレビ朝日]]の共同制作により、[[オールニッポンニュースネットワーク|テレビ朝日[[All-nippon News Network|系列]]で毎週金曜日21:00 - 21:54に放送された連続テレビドラマ。主演は[[山田優 (モデル)|山田優]]。当初全10話が予定されていたが、視聴率が振るわなかったため、全9話に変更された
{{ドラマ}}
『'''崖っぷちのエリー〜この世でいちばん大事な「カネ」の話〜'''』(がけっぷちのエリー・このよでいちばんだいじなカネのはなし)は、[[2010年]][[7月9日]]より[[9月3日]]まで毎週金曜日21:00 - 21:54に、[[ABCテレビ|ABC]]と[[テレビ朝日]]の共同制作・テレビ朝日[[All-nippon News Network|系列]]で放送された。主演は[[山田優]]。
 
山田優は本作が連続ドラマ初主演となる。西原自身の自身の思い出話(基本的に実話)がメインテーマの原作とは異なり、ドラマではフィクションとして時系列が一部変更したりされ人物設定も大幅に脚色されている。また第5話以降は、西原理恵子の壮絶な半生をドラマ化したいうアナウンスがより強調され、主な登場人物の名は各話の初登場シーンでクレジットされるようになった<ref>ただし第5話から第7話まで、相原絵里子の名前は相原'''絵理子'''と誤って表記されていた。</ref>。[[2011年]][[2月2日]]にDVD-BOXが発売。
 
[[キャッチコピー]]は、「'''不幸の分だけ、のし上がれ。'''」。
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==== 相原家 ====
; 相原 絵里子(あいはら えりこ)→鴨田 絵里子(かもだ えりこ)
: 演 - [[山田優 (モデル)|山田優]](幼少期:[[池田心雪]])
: [[高知県|高知]]出身。生き別れになっていた実父を亡くし、光代と再婚した正造の会社が倒産し、貧しい暮らしでいじめられていた。正造に描いた絵を褒められ、小学生の時に絵画コンクールで入賞したことから、絵を描いて金を稼ぐことを志すようになる。正造の死後、光代から渡された100万円を手にし上京。桜華美術大学に入学し、学業の傍ら、金を稼ぐために[[キャバクラ]]「フェニックス」で働く。『週刊秘宝』に自分のイラストが掲載されたのを機に、大学生と[[イラストレーター]]の二足のわらじを履いていたが、見た人を笑わせ、元気づけられる絵を描くため、大学を中退し、イラストレーターの仕事に専念する。正宗の恋人のふりをしたお礼に招待されたフレンチ[[レストラン]]で受けた酷い接客態度や料理の味の感想をイラストに描き、それに正宗の記事を付けたプレ企画『[[恨ミシュラン|恨めし屋]]』が反響(実際は掲載された店からの苦情)を呼び、正式に連載が決まる。そして単行本出版と印税生活を目指して連載に専念するためにキャバクラのバイトを辞めた。テレビ出演してから人気を得るものの、大貫の策略でスキャンダルをでっち上げられた上、氷室が絵里子のグッズを大量生産して借金を増やしたため、貧乏生活に逆戻りしてしまう。梅本の退職により『週刊秘宝』での連載を打ち切られるが、梅本から『月刊実録B級マガジン』の創刊号に掲載する原稿を依頼される。鴨田からのプロポーズを受け結婚し、二人の子・丈之介と麻里子をもうける。結婚と同時期に『貧乏ものがたり』で日本漫画大賞を受賞したのを機に、一躍売れっ子漫画家となる。鴨田の死後、『崖っぷちのエリー』を出版し、決意も新たに漫画を描き続けることを誓う。口癖として「'''最下位には最下位のプライド(戦い方)があるがじゃっ!!'''」がある。[[西原理恵子]]のポジションにあたる。[[ギャンブル]]嫌いで、麻雀雑誌の仕事を断るなど、モデルとなった西原が無類のギャンブル好きな点と正反対の性格付けがなされている。
; 相原 正造(あいはら しょうぞう)
: 演 - [[陣内孝則]](特別出演)
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* 協力 - [[武蔵野美術大学]]
* 企画協力 - [[森岡利行]]
* チーフプロデューサー - [[義啓]](ABC)
* プロデューサー - [[奈良井正巳]](ABC)、[[川西琢]](テレビ朝日)、[[井上竜太]](ホリプロ)
* 制作 - ABCテレビ朝日[[ホリプロ]]
 
=== 放送日程 ===
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!各話!!放送日!!サブタイトル(放送時)!!脚本!!演出!!視聴率
|-
|第1話||2010年7月{{0}}9日||キャバ嬢エリーvs成金男涙の激辛対決!!||rowspan="4"|佐藤久美子||rowspan="2"|塚本連平||<span style="color:red">8.1%</span>
|-
|第2話||2010年7月16日||売り込み作戦スタート! イケメン編集者の甘い罠!!||7.1%
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|第7話||2010年8月20日||衝撃! 恋愛スキャンダル発覚!!<br />テレビの王様と直接対決で生き残れ!||山本あかり||rowspan="2"|冨塚博司||5.5%
|-
|第8話||2010年8月27日||愛すべき三流雑誌「週刊秘宝」廃刊か!?<br />“奇跡の一枚”の真実&衝撃の告白!||佐藤久美子||<span style="color:blue;">4.5%</span>
|-
|最終話||2010年9月{{0}}3日||崖っぷち女の壮絶半生! 感動のフィナーレ!<br />最下位には最下位の戦い方があるがじゃっ!!||佐藤久美子<br />山本あかり||塚本連平||6.7%
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{{前後番組
|放送局=[[ABC朝日放送テレビ|ABC朝日放送]]・[[テレビ朝日]]共同制作・[[All-nippon News Networkオールニッポン・ニュースネットワーク|テレビ朝日系列]]
|放送枠=[[朝日放送・テレビ朝日・ABC金曜9時枠の連続ドラマ|金曜9時枠の連続ドラマ]]
|番組名=崖っぷちのエリー<br />〜この世でいちばん大事な「カネ」の話〜<br />(2010.7.9 - 2010.9.3)
|前番組=[[警視庁失踪課・高城賢吾|警視庁失踪人捜査課]]<br />(2010.4.16 - 2010.6.11)
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}}
 
{{朝日放送・テレビ朝日・ABC金曜9時枠の連続ドラマ}}
 
== 脚注 ==
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[[Category:日本の自伝・回顧録]]
[[Category:2008年の書籍]]
[[Category:貧乏を題材にした作品理論社の出版物]]
[[Category:西原理恵子貧困を題材とした作品]]
 
 
== 関連書籍 ==
 
[[この世でいちばん大事な「カネ」の話(新装版)(ユーメイド)]]
 
[[この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫) 文庫]]
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