レイ・オルドニェスのソースを表示

{{スペイン語圏の姓名|オルドニェス|ペレイラ}}
{{Infobox baseball player
|選手名             = レイ・オルドニェス
|英語表記           = Rey Ordóñez
|所属球団           = 
|背番号             = 
|選手写真ファイル名 = Rey Ordóñez 1999 (2).jpg
|写真サイズ         = 270
|写真のコメント     = [[ニューヨーク・メッツ]]時代（1999年5月30日）
|国籍               = {{USA}}
|出身地             = {{CUB}}<br/>[[ハバナ州]][[ハバナ]]
|生年月日           = {{生年月日と年齢|1971|1|11}}
|没年月日           = 
|身長               = {{フィートとcm (身長用変換)|5|9}}
|体重               = {{ポンドとkg (体重用変換)|170}}
|利き腕             = 右
|打席               = 右
|守備位置           = [[遊撃手]]
|プロ入り年度       = 1993年
|ドラフト順位       = アマチュア・フリーエージェントとして[[ニューヨーク・メッツ]]と契約
|初出場             = 1996年4月1日 [[セントルイス・カージナルス]]戦
|最終出場           = 2004年7月19日 [[ミルウォーキー・ブルワーズ]]戦
|年俸               = 
|経歴               = 
* [[ゲレーロス・デ・メトロポリタノス]]
* [[レオネス・デ・インダストリアレス]]
* ゲレーロス・デ・メトロポリタノス
* [[セントポール・セインツ]]（1993）
* [[ニューヨーク・メッツ]]（1996 - 2002）
* [[タンパベイ・レイズ|タンパベイ・デビルレイズ]]（2003）
* [[シカゴ・カブス]]（2004）
}}
'''レイナルド・オルドニェス・ペレイラ'''（'''Reynaldo "Rey" Ordóñez Pereira''' , [[1971年]][[1月11日]] - ）は、[[キューバ|キューバ共和国]]・[[ハバナ]]出身の元[[プロ野球選手]]（[[遊撃手]]）。右投右打。

== 経歴 ==
=== キューバ時代 - 亡命 ===
[[キューバ]]国内リーグ"[[セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル]]"では地元[[ハバナ]]のチーム、[[ゲレーロス・デ・メトロポリタノス]]と[[レオネス・デ・インダストリアレス]]に所属。インダストリアレスには[[野球キューバ代表|キューバ代表]]の正[[遊撃手]][[ヘルマン・メサ]]が在籍していた。

{{by|1993年}}7月12日、[[1993年夏季ユニバーシアード|第19回夏季ユニバーシアード大会]]の[[野球|野球競技]]のB代表の一員として[[アメリカ合衆国]]の[[ニューヨーク州]][[バッファロー (ニューヨーク州)|バッファロー]]に滞在中、宿舎を囲む高さ2.5メートルのフェンスをよじ登って脱出し、[[亡命]]した。亡命後は[[独立リーグ#北米の独立リーグ|北米独立リーグ]]、[[ノーザンリーグ]]の[[セントポール・セインツ]]で15試合プレー。シーズン終了後の10月29日に[[メジャーリーグベースボール|MLB]]の[[ニューヨーク・メッツ]]と契約を結び、入団した。

=== ニューヨーク・メッツ ===
{{by|1995年}}は[[マイナーリーグ]]のAAA級[[ノーフォーク・タイズ|ノーフォーク]]でフルシーズンを過ごした。抜群の守備能力の高さを発揮し、メッツはこのシーズン限りで正遊撃手の[[ホセ・ビスカイーノ]]を[[二塁手]]に[[コンバート (野球)|コンバート]]した。

{{by|1996年}}4月1日の開幕戦の対[[セントルイス・カージナルス]]戦でMLB初出場。7回に出た左翼線を破る当たりでは外野深くまで移動、両膝を付く体勢で[[左翼手]]からの返球を受け取り、そのままの体勢から本塁へ送球して[[補殺]]を記録した。対戦したカージナルスの、のちに[[アメリカ野球殿堂]]入りする名遊撃手[[オジー・スミス]]はオルドニェスのプレーを見て、「私の後継者となる存在」と高く評価した。この年は151試合に出場し、打撃成績は[[打率]].257・1[[本塁打]]・30[[打点]]で、[[OPS (野球)|OPS]]は.592とMLBの全[[規定打席]]到達者の中で2番目に低い数値だったが、守備成績は[[刺殺]]228・補殺450・[[併殺]]102を記録し、[[ルーキー・オブ・ザ・イヤー (MLB)|新人王]]の投票でも5位に入った<ref>{{Cite web|url=http://www.baseball-reference.com/awards/awards_1996.shtml#NLroy
|title=Baseball Awards Voting for 1996|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2013年6月22日}}</ref>。ただし、27[[失策]]を喫し、まだ不安定であった。

翌{{by|1997年}}には120試合の出場で失策を9にまで減らし、初の[[ゴールドグラブ賞]]を受賞し、以後は3年連続で受賞した。特に{{by|1999年}}には154試合の出場で、[[守備機会]]639に対して失策はわずか4で、年間[[守備率]]は.994。遊撃手のシーズン守備率の[[ナショナルリーグ]]記録を更新した。また、この年の6月14日から翌{{by|2000年}}3月29日にかけて101試合連続無失策の遊撃手MLB記録を樹立した。記録が途切れた3月30日の試合は記念すべきMLB史上初となる、[[北アメリカ|北米]]以外で開催された公式戦開幕シリーズの第2戦であり、[[人工芝]]の[[日本]]の[[東京ドーム]]での試合であった。この連続無失策記録は2年後の{{by|2002年}}に[[ボルチモア・オリオールズ]]の[[マイク・ボーディック]]が110試合に更新した<ref>{{Cite web|url=http://articles.baltimoresun.com/2011-03-19/sports/bs-sp-orioles-notebook-0320-20110319_1_orioles-hall-orioles-hall-mike-bordick|title=Bordick to be inducted into Orioles' Hall of Fame|work=The Baltimore Sun|language=英語|accessdate=2013年6月22日}}</ref>。

2000年5月29日の対[[ロサンゼルス・ドジャース]]戦で走者との交錯プレーにより左腕を骨折し、以後のシーズンを欠場した。この年にチームは[[2000年のワールドシリーズ|ワールドシリーズ]]に進出したが、出場する事が出来なかった。{{by|2001年}}4月3日に復帰したが、守備能力は大きく落ちた。

2002年は新たに[[ロベルト・アロマー]]と二遊間コンビを組んだものの、2人ともプレーは以前のような精彩を欠いた。これに失望したメッツファンからのヤジに悩まされ、シーズン終盤の[[ニューヨーク・ポスト]]紙のインタビューでは、「ここのチームのファンはあまりに愚かである。我々は機械では無いのだから、全ての試合を完璧にこなす事なんて不可能だ」と、契約が切れる翌{{by|2003年}}シーズン限りで他球団へ移籍する意向を明らかにした<ref>{{Cite web|url=http://static.espn.go.com/mlb/news/2002/0928/1438053.html|title=Ordonez angry with fans, wants out after 2003|work=[[ESPN|ESPN.com]]|language=英語|accessdate=2013年6月22日}}</ref>。2002年12月15日に[[タンパベイ・レイズ|タンパベイ・デビルレイズ]]へ移籍した。

=== ニューヨーク・メッツ退団後 ===
2003年はシーズンのほとんどを怪我で逃し、わずか34試合の出場に終わった。

{{by|2004年}}5月18日に[[シカゴ・カブス]]へ移籍。しかしここでも23試合の出場に終わり、7月23日には解雇された。8月に[[アメリカ合衆国の市民権]]を取得した<ref>{{Cite web|url=http://ca.sports.yahoo.com/blogs/mlb-big-league-stew/robinson-cano-becomes-u-citizen-photo-182639118--mlb.html|title=Robinson Cano becomes U.S. citizen (Photo)|work=Sports.yahoo.com|language=英語|accessdate=2013年3月19日}}</ref>。

{{by|2005年}}は[[サンディエゴ・パドレス]]の[[スプリングトレーニング]]に参加したが契約には至らず、この年と翌{{by|2006年}}はMLBとマイナーリーグで1試合もプレーしなかった。

2006年11月14日に[[シアトル・マリナーズ]]とマイナー契約を結んだ。{{by|2007年}}開幕直前の4月1日に[[トレード#メジャーリーグ|トレード]]で[[サンフランシスコ・ジャイアンツ]]へ移籍した。したがって、2004年7月19日の出場を最後にMLBではプレーしていない。

[[2013年]]3月にキューバ政府が自由化の一環で国民の海外渡航制限を緩和した事から、20年ぶりに故郷[[ハバナ]]に帰郷した<ref>{{Cite web|url=http://www.diariodecuba.com/deportes/1363382400_1472.html|title=El pelotero Rey Ordóñez regresa a la Isla después de 21 años|work=Diariodecuba.com|language=スペイン語|accessdate=2013年3月19日}}</ref>。

== 詳細情報 ==
=== 年度別打撃成績 ===
{|{{年度別打撃成績|リーグ=メジャーリーグベースボール}}
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1996}}
|rowspan="7" style="text-align:center;"|[[ニューヨーク・メッツ|NYM]]
|151||530||502||51||129||12||4||1||152||30||1||3||4||1||22||12||1||53||12||.257||.289||.303||.592
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1997}}
|120||391||356||35||77||5||3||1||91||33||11||5||14||2||18||3||1||36||10||.216||.255||.256||.511
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1998}}
|153||548||505||46||124||20||2||1||151||42||3||6||15||4||23||7||1||60||11||.246||.278||.299||.577
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1999}}
|154||588||520||49||134||24||2||1||165||60||8||4||11||7||49||12||1||59||16||.258||.319||.317||.636
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2000}}
|45||155||133||10||25||5||0||0||30||9||0||0||4||1||17||2||0||16||4||.188||.278||.226||.504
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2001}}
|149||505||461||31||114||24||4||3||155||44||3||2||7||2||34||17||1||43||17||.247||.299||.336||.635
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2002}}
|144||499||460||53||117||25||2||1||149||42||2||2||9||4||24||11||2||46||19||.254||.292||.324||.616
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2003}}
|style="text-align:center;"|[[タンパベイ・レイズ|TB]]
|34||124||117||14||37||11||0||3||57||22||0||2||2||2||2||0||1||12||3||.316||.328||.487||.815
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2004}}
|style="text-align:center;"|[[シカゴ・カブス|CHC]]
|23||67||61||2||10||3||0||1||16||5||0||0||4||0||2||0||0||14||1||.164||.190||.262||.452
|-
!colspan="2"|[[メジャーリーグベースボール|MLB]]：9年
|973||3407||3115||291||767||129||17||12||966||287||28||24||70||23||191||64||8||339||93||.246||.289||.310||.599
|}

=== 選抜含むキューバリーグ通算打撃成績 ===
4シーズン　[[打率]].261　[[出塁率]].288　[[長打率]].322　[[OPS (野球)|OPS]].610<br>272試合　712[[打数]]　186[[安打]]　23[[二塁打]]　4[[三塁打]]　23[[四球]]（0[[故意四球|敬遠]]）　6[[死球]]　76[[三振]]　4[[本塁打]]　71[[打点]]　19[[盗塁]]（20盗塁死）　

=== 表彰　===
* [[ゴールドグラブ賞]]：3回（1997 - 1999年）

=== 記録　===
* [[遊撃手]]としてシーズン[[守備率]].994（1999年） - [[ナショナルリーグ]]記録
* 遊撃手として連続無[[失策]]試合101（1999年6月14日 - 2000年3月29日） - 当時の[[メジャーリーグベースボール|MLB]]記録

=== 背番号 ===
* '''0''' （1996年 - 1997年）
* '''10''' （1998年 - 2003年）
* '''13''' （2004年）
* '''29''' （2004年）

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[キューバ出身のメジャーリーグベースボール選手一覧]]

== 外部リンク ==
{{MLBstats |mlb=120045 |espn=3399 |br=o/ordonre01 |fangraphs=889 |cube=Rey-Ordonez}}
* [http://cuban-play.com/estadisticas/labor-de-por-vida-en-series-nacionales/reinaldo-ordonez-pereira Cuban Baseball Career statistics] - キューバ国内リーグ通算成績 
* [http://circlechange.com/players/rey-ordonez　Circle Change] 

{{ナショナルリーグ ゴールドグラブ賞 (遊撃手)}}

{{DEFAULTSORT:おるとにえす れい}}
[[Category:キューバの野球選手]]
[[Category:アメリカ合衆国の野球選手]]
[[Category:ゲレーロス・デ・メトロポリタノスの選手]]
[[Category:レオネス・デ・インドゥストリアレスの選手]]
[[Category:ニューヨーク・メッツの選手]]
[[Category:タンパベイ・デビルレイズの選手]]
[[Category:シカゴ・カブスの選手]]
[[Category:キューバの亡命者]]
[[Category:帰化アメリカ人の野球選手]]
[[Category:キューバ系アメリカ人の野球選手]]
[[Category:ハバナ出身の人物]]
[[Category:1971年生]]
[[Category:存命人物]]
<!--en:Rey Ordóñez 2007-08-31 02:40:00 UTC より翻訳。著者：Street20 、Demong 、192.234.99.1 、Sherman67 、Yankees10 ほか-->