四天王 (ポケットモンスターSPECIAL)
四天王(してんのう)では、漫画『ポケットモンスターSPECIAL』に登場する四天王およびリーグチャンピオンを紹介する。
概要
カントー地方とホウエン地方のポケモンリーグはそれぞれ別に存在し、そのあり方も大幅に異なる。
発足時には両リーグに制度の違いはなく、参加者全員のトーナメントで「ポケモンリーグチャンピオン」1名を決定していた。しかしホウエンポケモンリーグには、カントーと異なる制度として過去の上位入賞者から四天王が選出され、彼らを倒して初めて「殿堂入り」することができる(リーグチャンピオンとして公式認定される)、というものがある。つまり、ホウエン四天王は「公認」であり、いわば「日なたの組織」であるといえる。
対して、カントーのポケモンリーグではそのような制度は存在せず、公式認定されているのは「ポケモンリーグ優勝者」だけである。そのためカントー四天王は認められた集団ではなく、地下組織である事が分かる。以上のことから、カントー四天王とホウエン四天王は、同じ「四天王」の呼称は付いているものの、全く性質の違う集団といえる。
シンオウ地方・ジョウト地方・イッシュ地方でもそれぞれの地方のポケモン協会公認の四天王が登場するが、各ポケモンリーグの詳しい形式は不明。
四天王 (カントー四天王)
第2章で、主人公達と対立する集団として登場。選ばれたトレーナーとポケモンのみの「理想郷」を作ることを目的とし、そのために、ポケモンに害をなす人類を滅ぼそうとしている。ポケモン、道具、もしくはトレーナーが特殊能力を持っていることがある。ボールはハイパーボールを使用している。なお、ゲームにおけるカントー地方のチャンピオンであるグリーンは、ワタル以外の四天王と面識は持っている。
- ワタル
- 自然界を統べる、王者の軍団
- 四天王の将。ドラゴンタイプポケモンを主流として使う。イエローと同じくトキワの森の出身であり、ポケモンの思いを読み取り、その傷を癒す力を持つ。この能力は10年にひとり生まれるとのことから、第2章の時点では21歳だと思われる。フスベジムリーダー・イブキの兄弟子であり、彼女の従兄にあたる。
- 人間の産業開発の為にポケモンが苦しんでいたことに怒り、人間を滅ぼして「ポケモンのための理想郷」を築こうとするが、イエローたちに阻止される。その後は行方をくらましていたが、第3章で再登場。その時はかつての野心は消えており、「仮面の男」と戦うシルバーの欠点を指摘し、彼を鍛えつつサポートした。シルバーとの関係は当初は利用し利用される間柄であったが、その中で絆が芽生えシルバーから師匠として尊敬されるようになった。
- 第9章ではオーキド博士にコンタクトをとり、ロケット団が狙うアルセウスの情報を提供するため図鑑所有者をポケスロンドームまで呼び出すが、途中ラムダに襲われ消息を絶つ。アルフの遺跡でゴールド・ツクシと合流するが、トゲたろう(トゲピー)が懐いていない事からアルセウスに敵わないと忠告、ゴールドの去り際にトゲたろうに「ひかりのいし」を授ける。その後シント遺跡にサカキ・ヤナギと共に現れ、事件収束のために奮戦する。また、ラムダに不覚を取ったのは彼の変装術でイエローの顔を見せられた事により隙を突かれたためであった。
- マントについては拘りを持っているようで、店で同じものを10枚購入するほどである。
- なお、第3章と第9章では同じ作画担当者であるが、第9章ではキャラクターデザインが大幅に変わっている。
- 手持ちポケモン
- 手持ちのドラゴンポケモンたちは皆、覚えている"はかいこうせん"の軌道を自在に変化させることができる。
- ハクリュー(白竜)♂×2
- 特性:だっぴ
- 技:"たたきつける"・"なみのり"・"はかいこうせん"・"バブルこうせん"・"りゅうのいかり"・"こうそくいどう"
- 天候を支配する能力を持ち、風と雷雲を呼ぶことができる。
- ギャラドス(凶竜)
- 特性:いかく
- 技:"はかいこうせん"・"バブルこうせん"
- ハクリュー2体とギャラドスは、それぞれ赤・緑・青の3色の泡を吐くことができ、それらが太陽光の下で交錯する事により「無色」となり、不可視の攻撃が可能となる。"バブルこうせん"の泡は腕の骨を軽くへし折るほどの威力を持つ。また巨大な泡で身体を覆うことが可能で、溶岩の熱にも耐えられ、攻撃用の泡よりもはるかに堅いが、サカキのスピアーの"ダブルニードル"に割られてしまう。
- プテラ(翼竜)
- 技:"はかいこうせん"・"とっしん"・"ちょうおんぱ"
- 鋭利な翼を利用した"とっしん"が強力。主にワタルの空の移動手段で用いられる。
- カイリュー(海竜)
- 特性:せいしんりょく
- 技:"かいりき"・"そらをとぶ"・"だいもんじ"・"たたきつける"・"はかいこうせん"
- ワタルの気持ちに心から賛同しており、深刻な疲労を隠してまでワタルのために戦った。回想シーンでワタルが抱きかかえていたミニリュウが最終進化したものと見られる。ワタルの指示がなくても、至近距離からの攻撃を″はかいこうせん″で弾き返す瞬発力を持つ。
- 第9章で、ラムダに襲われてワタルからはぐれ傷つきながらポケスロンドームに現れ、我を忘れて暴れまわったが、ゴールドの活躍で鎮められた。その後、旧知の仲であるシバの手でボールに入れられ、ワタルと出会ったときのためにゴールドに託され、アルフの遺跡で無事に合流する。
- サナギラス♂→バンギラス♂
- 特性:だっぴ(サナギラス)→すなおこし(バンギラス) 性格:きまぐれ
- 技:"すなあらし"
- シルバーに貸し与えていたが、シルバーは使いこなすことができず、ワタルに返した。第9章でも登場、トゲたろうは覚えていたのか、笑顔を見せていた。
- シバ
- #シバを参照。
- カンナ
- 魂すら凍てつく、極北の風
- 眼鏡をかけた女性で、こおりタイプの使い手。冷静沈着で完璧主義な性格。幼少期、自分のパウワウが産業廃棄物の毒に侵されていたところをキクコに救われ、四天王に加わる。クールで理知的なイメージだが、部屋はぬいぐるみだらけという以外な趣味がある。
- スオウ島ではブルーとナツメのペアと戦い、氷人形を駆使して彼女らの動きを封じるも、ブルーの作戦によって破れる。
- 第2章以降暫く登場していなかったが、第5章で再登場。彼女の故郷がナナシマの「4の島」である事が明かされる。そこで自らの故郷を守るために、かつて敵対関係だったレッド・ブルー・グリーンらと共に、ロケット団と戦う事になる。ブルーが昏睡状態になってしまった為、彼女に代わりロケット団のサキと戦うが敗北。しかしサキに氷人形の影響を与えることには成功した。
- なお、登場初期とはゲーム同様キャラクターデザインが大幅に変わっており、真斗が担当の頃は一度も目が透き通らない眼鏡のデザインだったが、山本サトシが担当になった際は眼鏡に目が透き通るデザインとなった。
- 手持ちポケモン
-
- パウワウ♀→ジュゴン♀
- 技:"オーロラビーム"・"ふぶき"・"れいとうビーム"
- カンナの主力ポケモン。地面を凍らせることで水中並みの速度で移動することができる。
- パルシェン♂
- 技:"オーロラビーム"・"からにこもる"・"ちょうおんぱ"・"とげキャノン"・"ふぶき"・"れいとうビーム"
- ジュゴンと合体攻撃を行うことで強力な氷のミサイルを撃ち出すことができる。
- ヤドラン
- 技:"ドわすれ"
- "ドわすれ"によるダメージ無効の効果を持つ。それでいて鈍いのは防御に関してだけであり、頭脳は非常に高い。尾のシェルダーも意思を持っているため、尾行にも気づける。
- ルージュラ♀
- 技:"あくまのキッス"・"あばれる"・"はたく"・"ふぶき"・"れいとうビーム"
- "れいとうビーム"で特定のポケモンや人間を模った氷人形を作り、カンナがその人形の身体の部位に口紅で印をすると、モデルのその部分に氷の枷をつけることができる。氷の枷はその者の動きを制限し、やがては全身を凍りつかせる。また氷人形が壊れると、モデルの身体も同じようになってしまう。人間がこの技を受けるとその部分に痺れを感じるようになる。また発する冷気には、発信機のように纏わせた人物の存在をコンパクトの鏡に映し出す力もある。
- 上記の技は作中でレッド、ナツメ、サキが影響を受けている(レッドとナツメは後に完治している)。
- ラプラス
- 人物紹介や4巻表紙裏などに描かれているが、作中では第5章に1シーンだけ登場している。
- ヤドキング
- 技:"あなをほる"
- いてだきの洞窟からカンナの家までレッド達を救出した。
- シェルダー♀
- 特性:シェルアーマー
- 技:"つららばり"
- キクコ
- 闇よりせまりくる、姿なき敵
- ゴーストポケモン使いの老婆。若い頃はオーキド・ジョウトの育て屋夫婦・ガンテツ・ヤナギとは仲が良い親友だった。オーキド博士とは以前ポケモンの研究をめぐって対立し、未だそのことを因縁に持つ。しかし「昔はいい男だった」と発言していることから、少なくとも若い頃のオーキド博士に対する評価はしている模様。第1回ポケモンリーグの準優勝者でもある。
- 若い頃の研究の成果で、バッジのエネルギーを利用して他人のポケモンを自在に操れる。さらにはシバも操っていた事から、人を操ることもできると思われる。
- 無人発電所やシルフカンパニー跡での暗躍、ジムリーダーバッジのエネルギー利用の研究など、四天王の内では最も精力的に活躍していた。「サ・ファイ・ザー」の複数タイプの融合攻撃をヒントにカンナ・シバ・キクコの合体攻撃「氷・闘・霊の陣」を使い、レッドのポケモンを一瞬で倒した。スオウ島での戦いでグリーンとキョウに敗れ、その後行方をくらませる。カントー四天王で唯一、再登場していない四天王でもある。
- 手持ちポケモン
-
- ゴース(複数)
- 特性:ふゆう
- ゴースト(複数)
- 特性:ふゆう
- ゲンガー×2
- 特性:ふゆう
- 技:"カウンター"・"さいみんじゅつ"・"したでなめる"・"ナイトヘッド"・"ゆめくい"
- 無人発電所で初登場。"ゆめくい"を行う際、黒き霧を発生させて棺桶の幻影を作り出し、対象をその中に閉じ込めて動きを封じる。そしてその状態のままじわじわと体力を削っていく恐ろしい戦術を持つ。
- スオウ島の決戦ではキクコの切り札として登場。他者の影に自由に出入りし、不意打ち攻撃することも可能。しかし、ターゲットを直接見据えて攻撃することはできず、音を頼りに攻撃する。
- ゴルバット
- 特性:せいしんりょく
- 技:"ちょうおんぱ"
- キョウのゴルバットの"ちょうおんぱ"を妨害する"ちょうおんぱ"を出すことができる。通常のゴルバットとは顔つきが異なり、白目になっている。
- アーボック
- 技:"いわなだれ"・"かみつく"・"どくばり"・"にらみつける"・"のしかかり"・"まきつく"
- 「死化粧」と呼ばれる、腹の模様を書き換えるキクコの能力で戦闘能力を変えることができ、すばやさなどの能力変化だけでなく毒を受けつけないなど状況に応じた戦い方をする。コミックス6巻の裏表紙のイラストでは体が白い(普通のアーボックは体が紫。見方を変えれば「色違い」とも取れる)。
ホウエン四天王・チャンピオン
第4章に登場。ホウエン地方の危機を救うため、ダイゴに呼ばれてレジロック・レジアイス・レジスチルを率いてカイオーガ・グラードンのエネルギーを抑え込む。普段はどこに行っていても自由という奔放な集団で、メンバーは様々な地方に散り散りになっている。
- ダイゴ(ツワブキ ダイゴ)
- ホウエン地方のポケモンリーグ元チャンピオン。デボン・コーポレーションの御曹司で、珍しい石を採掘する「石の収集人(ストーンゲッター)」としても活動している。バトルに関する観察眼は相当のもので、バトルセンスをひた隠しにしていたルビーの実力を一瞬で見抜いた。
- 本来は四天王の1人として君臨する筈だったが、ミクリが辞退した為、繰り上がりという形でチャンピオンに就任した。盲目の少年に点字の解読を頼んでレジロック・レジアイス・レジスチルを目覚めさせ、その時自分が命を落とすことを考えて、親友のミクリにチャンピオンの座とチャンピオンマントを譲り渡した。
- グラードン・カイオーガとの戦いで力を使い果たして一度死亡したが、ルビーが持っていたセレビィの力で生き返る。
- 第8章では冒頭に登場し、後にプラチナが購入する別荘の売却を行っていた。シンオウ地方の珍しい石を集める拠点にしていたという。
- 第13章では、巨大隕石が近づいている事とデボンコーポレーションを脅迫する者がいることをルビーとエメラルドに説明して彼らに協力を打診し、メガシンカの修行をキワメに依頼する。
- 公式サイトで行われたキャラ人気投票では全体で10位、各章の主人公を除くと1位である。
- ミクリ
- ホウエン地方の現チャンピオン。みずタイプの使い手。第4章終盤まではチャンピオンの座を辞退し、ルネシティのジムリーダーを務めていた。移動する時はエアカー(VTOL機に近い)を使用している。
- 一見キザったらしいナルシスト(2人称は「You」)だが、根の性格は真面目で厳格である。バトルはもちろん、コンテストでも相当の技量の持ち主であり(特にポケモンの美しさにはこだわりを持っている)、彼の親衛隊がいるほどで、彼を尊敬しているルビーからも「師匠」と呼ばれている。元リーグ優勝者で、本来ならチャンピオンの座に就任するべき立場だったが、その当時ヒワマキジムのリーダーに就任した元恋人のナギを側で見守りたいと思い、自身の師匠アダンの後を継いでルネのジムリーダーとなった。
- ミナモシティのポケモンコンテストでルビーがMIMI(ヒンバス)に八つ当たりしている姿を叱りつけ、後の彼に影響を与えた。現在のチャンピオンであるダイゴとは親友で、マグマ団・アクア団との戦いで彼から本来就く筈であったリーグチャンピオンの座とチャンピオンマントを受け継ぐ。アダンにルビーとサファイアのマボロシ島での特訓を頼んだり、マグマ団のマツブサやホムラ、アクア団のアオギリと戦うが、マツブサとアオギリにナギを人質に取られ敗北した。
- グラードン・カイオーガとの戦いの後はナギと寄りを戻した様子。
- カゲツ
- 赤髪のモヒカンヘアが特徴的な男性。常に携帯しているギターを弾きながらバトルを行う。「さばくいせき」でレジロックを復活させ、後にレジロックで暴走するグラードンとカイオーガの破壊活動を食い止めた。
- 手持ちポケモン
-
- ザングース♂
- 特性:めんえき
- 技:"ブレイククロー"
- フヨウ
- 花の髪飾りに褐色肌、パレオ衣装が特徴の女性。一人称は「あちし」。陽気な性格で、「〜だかんね」というしゃべり方をする。
- ミクリの指示で、点字を読める盲目の少年の保護と石版の意味を聞きに向かった。後にプリムと共にレジアイスで暴走するグラードンとカイオーガの破壊活動を食い止めた。
- 手持ちポケモン
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- サマヨール
- 特性:プレッシャー
- 技:"シャドーパンチ"
- プリム
- こおりタイプ使いの女性。ですます調の上品なしゃべり方と、優雅な身のこなしが特徴。「こじまのよこあな」でレジアイスを復活させ、後にレジアイスでフヨウと共に暴走するグラードンとカイオーガの破壊活動を食い止めた。
- ゲンジ
- 海賊の船長のような身形に、パイプを咥えている老人。ダイゴのことを君付けで呼ぶ。「こだいづか」でレジスチルを復活させ、後にレジロックでカゲツと共に暴走するグラードンとカイオーガの破壊活動を食い止めた。かつてはハギ・ムクゲとともに、海の悪童3人組と呼ばれていた。
- 第13章で再登場。星の危機を伝えられ、ハギとともにデボンコーポレーションの計画に協力する。
- 手持ちポケモン
-
- コモルー♂
- 特性:いしあたま
- 技:"ドラゴンクロー"
シンオウ四天王・チャンピオン
- シロナ
- シンオウ地方でポケモンリーグのチャンピオンを勤める女性。カンナギタウン出身。ハクタイシティでダイヤ・パール・プラチナと出会い、るーがハヤシガメ、サルヒコがモウカザル、ポッチャマがポッタイシへ同時進化するのを予測し、それを見届けた。
- ミステリアスな印象を与える女性だが、やや子供っぽい面もあり、ダイヤとパールの漫才を見てお腹を抱えて大ウケしたり、自転車でガブリアスと競争を試みたりすることもある。幼いころ自転車の早漕ぎに熱中していたため、今ではガブリアスにも引けを取らないスピードで運転できる。普段は普通の口調だが、時折中性的な口調になることもある。祖母との会話は互いに訛り全開で話す。祖母によれば、カンナギタウンの遺跡の警護を行う「カンナギ自衛団」なるチームの指揮も執っているとのこと。
- 最初に彼女がハクタイシティを訪れていたのは、行方不明となっていたじんりきの捜索及び救出のためであった。彼がギンガハクタイビルに捕らえられている事をつきとめ、SHITAPPA達を撃退、じんりきの救出に成功した。
- その後、ウラヤマの邸宅に行方不明のコダックの捜索依頼を受けて訪問していた所をダイヤ達と再会し、コダックの保護を兼ねて3人を210番道路までガブリアスに乗せて行き、行く手をふさいでいた頭痛に悩むコダック達を薬で処方して道を開く。そこで祖母であるカンナギタウンの長老と出会い、ガブリアスをダイヤ達の護衛に残してコダックを持ち主に届ける為に去って行った。ギンガトバリビルでアカギと死闘を繰り広げた後、ダイヤ達と共にやりの柱での決戦に挑む。
- 第8章では、ハクタイシティでの祖母との特訓の後、ナギサシティで「やぶれた世界」から現れたギラティナを迎え撃った。
- 第9章でも登場。この時は神話の研究の為、ジョウト地方を訪れており、その時にディアルガとパルキアの姿を見かけている。また偶然、クロツグとも出会っている。
- 手持ちポケモン
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- ミカルゲ♀
- 特性:プレッシャー
- 技:"サイコキネシス"・"でんげきは"
- るー(ハヤシガメ)の"はっぱカッター"やポッタイシの水技を威力やスピードを保ったまま、念のボールに包んで空中に留める事ができ、それを破ると留めていた技が繰り出される。
- ガバイト♀→ガブリアス♀
- 特性:すながくれ
- 技:"ドラゴンダイブ"・"はかいこうせん"・"りゅうせいぐん"
- アカギとの戦闘でギャラドスを追い詰めるが、故郷を荒らされたことによるアカギへの怒りが災いして未完成の"りゅうせいぐん"を使った反動で自分の方が凄まじい疲労感に襲われ、ひんしに追い込めなかった。
- その後、シロナの祖母との特訓を経て″りゅうせいぐん″を完成させ、ナギサシティで「やぶれた世界」から現れたギラティナを迎え撃つことに成功する。
- 第9章の回想では進化前だった。
- ミロカロス♀
- 技:"アイアンテール"・"しおみず"・"たつまき"
- アカギとの戦闘で初登場。アカギのマニューラを倒すが、ギャラドスに敗れる。
- オーバ
- シンオウ四天王の一人で、バクの兄。赤髪のアフロヘアが特徴的で、「焼き払うぞ」が口癖。デンジとは親友同士で漫才のような掛け合いが特徴的で、共にバトルでコンビを組むこともある。
- デンジと同じく四天王の集まりには非協力的で、「やぶれた世界」へ向かったのも純粋に強者との戦いに来たという理由。クロツグからは「自分たちと共闘することは100%あり得ない」と言われていた。
- デンジが気づいた異変を調査するために、バトルゾーンにデンジを呼び込みバクに調査をさせる。その後、デンジと共に「もどりの洞窟」から「やぶれた世界」へ向かい、ギラティナと交戦する。
- 手持ちポケモン
-
- ブーバーン♂
- 特性:ほのおのからだ
- 技:"ふんえん"
- ゴヨウ
- シンオウ四天王の一人。冷静な性格で、ダイヤの的外れな質問にも動じない。文献を超高速で読破・記憶できる。
- プルートのメモに書かれていた暗号・古代文字の大半を解読し、シンオウの伝説・幻のポケモンに関する情報をダイヤとパールに伝えた。
- 手持ちポケモン
-
- キリンリキ
- プルートのメモから検証した書物を探し出した。
- リョウ
- シンオウ四天王の一人。タンクトップを着た明るい性格の若者。ノートパソコンを所有している。
- 手持ちポケモン
- キクノ
- シンオウ四天王の一人。マフラーを巻いた高齢の女性。シンオウだけでなく、自身を含めたシンオウの全ての者の存命を危険に晒してまで、伝説のポケモン達を我が者にしようと目論むプルートの心境を憂いていた。
- 手持ちポケモン
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- カバルドン♀
- プルートのメモから検証した書物を、ポケモン協会総合庁舎の資料棟から理事のもとへ口の中に入れて運んだ。
ジョウト四天王
第3章では「四天王」という呼称は登場しておらず、かつてそれぞれ悪の組織に属していた「はぐれ者」ということでイツキ・キョウ・シバ・カリンの4人が集まっている。第9章ではその後ポケモン協会に声をかけられ、協会公認の正統な「四天王」となった。ポケモンリーグの宣伝をする役目もあり、ポケスロンの手伝いもしており、ゴールドの対戦相手にもなった。 なお、ゲームにおけるジョウト地方のチャンピオンであるワタルは、第9章で上記の件で彼ら全員に存在を認知されている。
- キョウ
- セキチクシティの先代ジムリーダーで、元ロケット団三幹部の一人。現セキチクシティジムリーダー・アンズの父親でもある。エキスパートタイプはどく。「どく」や「まひ」など状態異常に関するスペシャリスト。伊賀忍者の末裔であるため、戦闘ではポケモンの能力を活かした「忍術」をよく使う。
- 第1章ではロケット団の幹部として暗躍しており、オツキミ山でカスミと共にいたレッドと出会うが二人を取り逃がしてしまう。その後ポケモンタワーを基地として利用する計画のために動き、タワーにやって来たグリーンを操って侵入者を排除していたが、後に駆けつけて来たレッドと正気に戻ったグリーンの前に敗れ、最終的にシルフカンパニーでの決戦でも二人に敗れた。
- 消息を絶っていたが、第2章で再登場し、スオウ島ではグリーンと共闘することになる。グリーンのことは「目つきの悪い生意気なガキ」と称しているが、自分を何度も打ち破った彼のことを入れ込んでいる。彼と共にキクコを破るも地震に巻き込まれ、「ベトベとんの術」を用いて再び姿をくらます。
- 地震の被害に遭い、動けなくなったところをシバに救出されてから「己のために己の戦いを突き詰めてみたい」と考えるようになり、愛娘のアンズに何も告げずに行方を晦まし、ロケット団を抜けた。第3章終盤で戦友となったシバと共に、「仮面の男」と別れたイツキとカリンを誘い、旅に出る。
- その後暫く登場していなかったが、第9章にて再登場し、正式的にジョウト四天王に就任。ポケスロンにてゴールドの対戦相手になった。ゴールドからは「忍者おじさん」と呼ばれていた。
- 手持ちポケモン
-
- サイホーン→サイドン
- 技:"つのドリル"・"ふみつけ"
- おつきみやまでレッドとの対決に使用した。薬の投与によって無理矢理進化しピカを圧倒するが、ピカが電撃で切り取った岩壁に押し潰されてしまう。
- ゴース
- 技:"サイコキネシス"
- シオンタウンのポケモンタワーでのみ登場。グリーンを操りレッドを襲うが、フッシー(フシギダネ)の背中の種に吸い込まれ、口から吐き出されて消滅した。
- アーボ
- シルフカンパニーではキョウの左腕に巻き付き、奇襲をかけてきたグリーンのストライクを撃退した。四天王戦では手裏剣に仕込んだスーパーボールの中に「まひなおし」を持たせて、キクコのゲンガーの"したでなめる"で視力を奪われたグリーンを救った。
- アーボック
- 技:"へびにらみ"・"まきつく"・"ようかいえき"
- シオンタウンのポケモンタワーで初登場。ゾンビ軍団と共に"ようかいえき"を使ってレッド、グリーンを追い詰めるが、リザードに腹の半ばから真っ二つに切り裂かれた。しかし頭さえ残っていれば、体のどこを切断されても再生できる能力を持つため、四天王戦では復活してキクコと対決。アーボック同士の対決で初めは押されがちだったが、徐々に戦局を盛り返す。また、キクコのアーボックにかみ切られた尻尾がゲンガーを破る一手となる。
- ゴルバット♂
- 特性:せいしんりょく
- 技:"あやしいひかり"・"かまいたち"・"きゅうけつ"・"くろいきり"・"ちょうおんぱ"
- シルフカンパニー戦で初登場。キョウの腕に装備され、"かまいたち"でグリーンを直接攻撃した。口に"ちょうおんぱ"の膜を張ることで、違う場所の様子を映し出すことができる。
- キョウ敗北後はその能力でグリーンがオーキドを探し出すことに成功した。キョウが行方不明になった事で2年程グリーンの手持ちとなるが、四天王戦でキョウと再会した事で彼に返還される。キクコのゴルバット戦では、目の見えないグリーンと共に戦う。その後、キクコのアーボックの「死化粧」作戦を、"きゅうけつ"で得たキョウの血液で封じ込めた。
- ドガース♂
- 特性:ふゆう
- 技:"どくガス"
- 四天王戦で初登場。キクコのゲンガー戦で、「尾を囮にする」という作戦を、"どくガス"によって伝えた。
- マタドガス
- 特性:ふゆう
- 技:"スモッグ"
- 四天王戦で初登場。アーボックの戦況が悪いと判断したキョウが繰り出したが、一瞬でキクコのアーボックに倒された。
- ベトベター♂
- シルフカンパニー戦で登場。キョウの肩を守る鎧となっていた。
- ベトベトン♂
- 技:"どくガス"・"ヘドロこうげき"
- マタドガスと共にキクコのアーボックに対して繰り出されるが、一瞬で倒される。その後鍾乳洞の地盤の崩壊に際し、地盤に呑まれそうになるキョウを「ベトベとんの術」で救った。
- ドククラゲ
- シバ(志覇)
- 求めるものは強き敵、熱き戦い
- 筋肉質な体型の男。かくとうタイプのポケモンを専門に使うが、普段から自らも鍛えていて、力で相手をねじ伏せる「剛の奥義」を会得している。その反面、ポケモン思いな所もある。その結果、出現するポケモンの素早さを上昇させる道具「ボールヌンチャク」を自在に扱うことができる。ムロタウンジムリーダー・トウキとは、修行時代に出会った親友の仲。ゴールドからつけられたあだ名は「筋肉大将」。
- カントー四天王の1人だが、四天王の目的には関心がなく、キクコによって対戦を中断されてしまったレッドとの決着を求め続けていた。そのためかキクコに操られることが度々あった。
- スオウ島での決戦にてレッドに負け、礼を言ってその場を去った。その後地下深くで身動きが取れなくなっていたキョウを救出したことで彼と親友になり、第3章終盤でキョウ・イツキ・カリンと共に旅に出る。
- 第9章で、ポケモン協会から正式にジョウト四天王に任命された。ポケスロンドームでは、イツキ・キョウと組んでゴールドと対戦する。この時ゴールドから貰った「いかりまんじゅう」のとりこになり、それ以来ファン(アカネ等)から送られてくるようにもなったが、カリンからは「太ってきた」と言われるように。また、何かと軽視されがちなゴールドの真の実力を知る人物の1人である。
- なお、第3章までは目を開かないキャラデザインだったが、第9章では時折目を開く演出が描写されている。
- 手持ちポケモン
-
- イワーク×2
- 技:"あなをほる"・"しめつける"
- レッドとの初戦でフッシー、ギャラと対決した。
- サワムラー♂
- 技:"とびひざげり"・"まわしげり"・"メガトンキック"
- 足だけでなく腕も自在に伸縮させることが可能。
- エビワラー♂
- 特性:てつのこぶし
- 技:"かみなりパンチ"・"ほのおのパンチ"・"メガトンパンチ"・"れいとうパンチ"・"れんぞくパンチ"
- 3タイプのパンチを使いこなし、さらに効果が抜群である技といまひとつな技を交互に繰り出し、相手が気がつかないうちにダメージを蓄積させるテクニックを持つ。
- カイリキー
- 普段はパワーセーブベルトを付けて力を抑えている(ゲーム中にて赤緑時代では、カイリキーは進化してパワーセーブベルトが外れ落ちるという設定だった)。
- バルキー♂
- 技:"かげぶんしん"
- イツキ
- ピエロのような格好が特徴の青年。エスパータイプの使い手。自らの能力を発揮する為に志願して「マスクド・チルドレン」になった。
- カリンと共にブルーにトラウマを思い出させる為に幻覚攻撃を行ったり、シルバーを人質に取るなど、軽い口調ながらも残虐な行動を取る性格。しかしそれらの行動は彼らにとっては単なる暇つぶしにしか過ぎず、仮面の男への忠誠心も程遠い。
- 第3章での年齢は17歳。仮面の男の命令で、「ウバメのほこら」に近付く侵入者を妨害する役割を与えられていた。彼からルギアを借りてレッド・グリーン・ブルーと交戦するも、復活したシルバーの執念で袋叩きにあい、平気で仮面の男を裏切り怖気づいて逃走しようとしたが、仮面の男に気絶させられる。その後、キョウとシバに出会い「はぐれ者」としてカリンと共に四人で旅に出た。
- 第9章で正式な四天王となり、キョウ・シバと共にポケスロンでゴールドと対戦する。お調子者の性格は相変わらずだが、精神的に成長した様子。
- カリン
- イツキと同じく、自らの能力を発揮する為に志願して「マスクド・チルドレン」になった女性。あくタイプの使い手。
- 一人称は「アタイ」で、やや荒い性格・口調の持ち主。野性の感覚を備えているらしく、同じ「マスクド・チルドレン」の匂いを嗅ぎ分ける事ができる。イツキ同様、単なる暇つぶしで行動しており仮面の男への忠誠心は薄い。
- 第3章での年齢は20歳。仮面の男の命令で、「ウバメのほこら」に近付く侵入者を妨害する役割を与えられていた。彼からホウオウを借りてレッド・グリーン・ブルーと交戦するも、ジョウト各地のトレーナーから転送されて来たポケモンの数の多さに圧倒され、逃走。その後、キョウとシバに出会い「はぐれ者」としてイツキと共に4人で旅に出た。
- 第9章で正式に四天王に就任。落ち着いた性格となり、精神的に成長した様子。
イッシュ四天王・チャンピオン
- アデク
- イッシュリーグのチャンピオン。紅葉のような特徴的な髪型をした初老の男性。少々不真面目で抜けている所もあるが、豪快かつ優しい性格で、初見の野生のポケモンからも慕われている。
- バトルサブウェイについてコメントするためにライモンシティを訪れたが、仕事のことを分かっていなかったことやライモン市長が遅刻したこともあって行き違いになり、ポケモンたちと一昼夜相撲を取っていた。この光景を見たホワイトはサブウェイの試験運転に挑む決意をすることとなる。
- レンブに自身の引退についての話を持ちかけているとき、6番道路で待ち受けていたNに勝負を挑まれ、4匹使用のダブルバトルを繰り広げるが敗北してしまう。その後はポケモンリーグのことを四天王たちに任せ、何処かへ行方をくらます。
- レンブ
- イッシュ四天王の一人。かくとうタイプの使い手で自身も格闘家。アデクとは師弟関係であり、彼のことを「師」と呼ぶ。
- 礼儀を重んじる厳格な性格だが、アデクとの戦績は2勝1076敗で、結果を上着の内側に記録する律儀な一面を持つ。また、アデクの気楽な言動に手を焼いていることがあり、我が強い四天王たちの中でも苦労している。
- ライモンシティにて気絶していたホワイトを救出し、彼女やブラックにバトルサブウェイの挑戦に誘った。その後、6番道路で行われたNとアデクのバトルでは審判を務めた。アデクがNに敗北した後はプラズマ団に対して敵対意識を燃やし、野望を食い止めようとしている。アデクから今回のポケモンリーグを託され、四天王の中心となって行動する。
- ギーマ
- イッシュ四天王の一人。あくタイプの使い手。10年以上カジノディーラーを務め、自身もギャンブラーとしての気質を持ち合わせている。普段はリゾートデザートで正体を隠し、作業員の暇潰しのカードめくりを提供している。
- リゾートデザートでブラック、ホワイトと出会い、ブラックとゲームをしている中、作業員に変装していたプラズマ団の下っぱと戦った。その後、そのプラズマ団員から「こだいのしろ」の手がかりを入手する。プラズマ団のことは被害を受けている訳ではないとのことから、あくまで正当防衛の護衛をするつもりでいる。その後はポケモンリーグでブラックたちの試合を観戦する。
- 手持ちポケモン
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- キリキザン
- 特性:まけんき
- 技:"れんぞくぎり"
- 砂漠の砂を跳ね除けるほどの切り込みスピードを持つ。
- シキミ
- イッシュ四天王の一人。ゴーストタイプを扱う、眼鏡を掛けた女性。小説家でもあり、遠い地方へ取材に赴くこともある。少々仕草が幼く天真爛漫な性格で、照れ屋な一面も持つ。
- トルネロス・ボルトロス・ランドロスの3体がそろう瞬間を見るため、電光掲示板の大雨情報を頼りにカナワタウン行きの電車にこっそり乗り込み、ホワイトと知り合う。プラズマ団との戦いは小説の題材になりそうとかなり乗り気である。その後はポケモンリーグでブラックたちの試合を観戦する。
- カトレア
- イッシュ四天王の一人。エスパータイプの使い手。自身も超能力を持っているようで、エスパーの力を使う際には髪が逆立つ。
- 争いごとを好まず、プラズマ団の行いは単なる主張の自由と言ってはいるが、人質に捕らわれているジムリーダー達のことを放っておくことだけはできないと、エスパーの力を使った。その後はポケモンリーグでブラック達の試合を観戦する。
- 第8章時点ではシンオウ地方でのバトルフロンティアの施設の一つ、バトルキャッスルのオーナーで、かつては戦いを禁じられていた事情があったが、現時点でその背景は明かされていない。
- リーグ戦後、四天王戦の準備をしようとしていたところ、ブラックのムシャ(ムンナ)が帰りづらそうに会場の周りを浮いていたのを遠慮せず帰るように伝え、ムシャ自身が進化を望んでいたことを悟ってつきのいしを与えた。
- 手持ちポケモン
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- ゴチルゼル
- 特性:おみとおし
- 技:"サイコショック"・"テレキネシス"
- 捕らわれているイッシュのジムリーダーの精神と感応し、シャガと戦っていたブラックにジムリーダー達の応援の声を伝えた。ただし正確な居場所が分かったわけではない。
カロス四天王・チャンピオン
- カルネ
- カロス地方のチャンピオン。奇跡とも称えられる有名女優でもある。
- 正義感が強く、女優業の休業を宣言し、フレア団から追われる身となったコルニとコンコンブルを助ける。「大樹」の戦いの際にも颯爽と現れ、エックス達を助けるも正体を表したパキラの罠に嵌まり、攫われてしまう。
- 手持ちポケモン
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- サーナイト←→メガサーナイト
- メガストーンは額に身につけている。
- パキラ
- カロス四天王の一人。カロス地方のホロキャスターの人気アナウンサー。
- その正体はフレア団のNo.2であり、カルネ達を監視していたスパイ。
- 手持ちポケモン
- ズミ、ガンピ、ドラセナ
- カロス地方の四天王。現在のところ回想シーンのみに登場。