闘将ダイモス
『闘将ダイモス』(とうしょうダイモス)は、1978年(昭和53年)4月1日から1979年(昭和54年)1月27日までテレビ朝日系列で、毎週土曜18:00 - 18:30(JST)に全44話が放送された、東映制作のテレビアニメ。
闘将ダイモス | |
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ジャンル | スーパーロボット |
アニメ | |
原作 | 八手三郎 |
監督 | 長浜忠夫 |
キャラクターデザイン | 聖悠紀 アニメーションキャラクター: 金山明博 |
メカニックデザイン | スタジオぬえ 出渕裕 |
製作 | テレビ朝日、東映 東映エージエンシー |
放送局 | テレビ朝日系 |
放送期間 | 1978年4月1日 - 1979年1月27日 |
話数 | 全44話 |
テンプレート - ノート |
概要
長浜忠夫監督による「長浜ロマンロボット3部作」の第3作に数えられており、東映テレビ事業部が企画し、制作を日本サンライズに委託するという制作体制も前二作より踏襲されている。
「友情」をテーマにした『超電磁ロボ コン・バトラーV』、「父子の愛」をテーマにした『超電磁マシーン ボルテスV』に続き、本作品では「男女の愛」がテーマとして掲げられた。ロボットアニメに恋愛要素を持ち込み、また異星人側も侵略が目的ではなく、傷つけられた名誉の雪辱や国益を懸けての戦争という、よりドラマ性を重視した作品作りが志向されている。
また本作品では実写畑からきた鈴木武幸プロデューサーの発案で、アニメでありながら殺陣師として高橋一俊を起用。本作品のアクションシーンは高橋の動きを撮影したものをトレースして描かれており、鈴木によると「実写のアクションによる面白さを加味できた」としている[1]。
長い間映像商品化がなされず、レンタルビデオも存在していなかったためスカイパーフェクTV!の放送以外では視聴が困難な作品だったが、2007年にDVD-BOXが発売された。
横山光輝の漫画『ダイモス』とは似た名称ではあるが無関係である。
なお、現実でも脳手術や薬物治療による洗脳や性格改造を研究する動きは20世紀からあるが、それを国家規模で実行に移そうとする独裁者を模写したTVアニメは当作品が唯一となっている。
あらすじ
故郷を失ったバーム星人が安住の地を求めて呼びかけた地球人との会見は、バーム星代表のリオン大元帥が何者かに毒殺されるという暗殺事件によって決裂した。後任のオルバンはこれを地球側の陰謀であるとして人類に報復宣戦し、1999年、リオンの遺児リヒテル提督に率いさせた戦闘ロボ軍団で攻撃を開始する。そこへ巨大変形ロボ・ダイモスを駆ってバームのメカ戦士と戦う竜崎一矢は、戦いの中で記憶喪失の少女エリカと出会う。いつしか2人は恋に落ちるが、実はエリカはバーム星人であり、リヒテルの妹だった。
登場人物
バーム星人
- リヒテル
- 声 - 市川治(次回予告ナレーションも兼任)
- 有翼人種バーム星人の地球攻撃軍提督。和平交渉の席上で暗殺されたリオン大元帥の遺児。星を失い人工天体小バームで宇宙を彷徨っていた10億のバーム星人の生存をかけて地球と戦う。しかし、父リオン大元帥が地球との平和共存を望んでいたため、妹のエリカや乳母のマルガレーテにはたびたび諭されていた。
- 元々、意志強固で気性の激しいところがある上、母星の滅亡から辛くも落ち延び、宇宙を放浪する過酷な運命を乗り越えてきた種族を代表する立場にあるという自負心も手伝い、その民族意識の誇りと名誉心は高く、その高度な科学力と文化を持ったバーム人側が、地球という(惑星統合も為しえないほどの)未開惑星の野蛮人にへりくだることを良しとしない風潮に同調しており、暗殺という卑劣な手段を取った(と思い込んでいた)竜崎勇を憎み、その息子・一矢をも仇の一味として目の敵にしている。当然の結果としてその一矢と恋仲になってしまった最愛の妹エリカに激しい怒りを抱き、死んだものとして絶縁する。しかし地球攻略がダイモスの抵抗で進まぬうち、信頼する高名な武人のハレックや、兵器開発の天才にして親友のアイザムまでが次々と地球人の力量を認めるように死んでいき、政治的に不安な立場に追い詰められていく中、自身もオルバン大元帥の陰謀を知ったことで提督を解任された上に抹殺されそうになる。
- オルバンこそが10億のバームの民の真の敵と悟ったリヒテルは、すでに抜き差しならない敵対関係にある地球人との協力を拒み、ライザと共に小バームへ秘かに潜入、神官に変装して父の仇ゲロイヤーを討ち取った後、オルバン暗殺に失敗したために敢えてオルバンを怒らせて死のうとしていたエリカを救い出し、遂にオルバンを倒して本懐を遂げる。オルバンの死によって落下を始めた小バームを救うべく死地へ飛び込んで傷ついた一矢を助け出してエリカを託し、銃弾を浴びつつも制御室へ飛び込んで小バームの落下を停止させた後、自らは多くの地球人を殺した罪を償うために木星へと落ちていく。設定年齢19歳。普段の一人称は“余”だが、1度だけアイザムと2人の時は“俺”に変わる。
- エリカ
- 声 - 上田みゆき
- 本作品のヒロイン。リオン大元帥の遺児でリヒテルの妹。聡明で芯の強い女性。共に金髪だったリヒテル、リオンと違い、黒髪のロングストレート。普段は肩を大きく出すギリシャ・ローマ風の服装をしていることが多く、飛んでいる姿は宗教画にみられる天使のようである。リオン大元帥暗殺によって起きた戦乱で地球に取り残され、記憶を失い倒れていたところを一矢に助けられ恋に落ち、ダイモビックへ引き取られる。バーム星人は翼を背中の内側に完全に収納できるため、記憶喪失中も他の地球人に正体を気づかれることがなかった。しかし自身が設計した装備を持つバーム星の戦闘ロボやリヒテルを見て記憶を取り戻し、愛してはいけない人として、自らダイモビックを去る。
- その後、海底魔城に戻るものの、一矢への想いは絶ちがたく、乳母マルガレーテや侍女シンディの協力で一矢とのコンタクトを図るがことごとく失敗する。兵士の手前もあり、リヒテルはエリカの処刑を決断、メルビの計らいで窮地を脱したが、運命に流されるだけではいけないと、地球とバームの架け橋となるべく解放区の発展に尽くすようになる。しかしカイヤの亡命事件で解放区の位置が露見してしまい、地球軍の攻撃で壊滅した後に息を吹き返したカイヤからオルバンが小バームに眠る10億のバーム星人を片端から洗脳しつつある現状を知らされ、一旦は絶望のふちに立たされるもののマルガレーテの叱咤に励まされて勇気を奮い起こし、リヒテルの追撃をかわして秘密基地へ仲間を避難させる。物資も機材も不足している中で宇宙船の建造を急いだものの事故で基地が壊滅した上、ゲロイヤー率いる追跡部隊に追い詰められて皆殺しの危機に晒されたため、自分一人だけでもオルバン暗殺を決行しようと敢えてオルバンからのプロポーズを受け入れて小バームへ向かう。
- オルバンの罠にはめられてダイモビック側からも孤立した立場に追い詰められながら、結婚式の最中にオルバンを暗殺しようと、短剣を隠し持って式に臨むが失敗、リヨンの娘として命がけで筋を通そうとした姿勢を認めたリヒテルに救われることになる。最後にはリヒテルに、命がけで民を救い出そうとした一矢との仲を認めてもらう。それ以前リヒテルは、黒幕がオルバンだと分かっても、地球人に気を許さず、力を貸そうとはしなかった。
- リオン大元帥
- 声 - 大木民夫
- バーム星人の最高元首にしてリヒテルとエリカの父親。優しそうな外見の通り、無益な戦争行為を好まぬ穏健な平和主義者だった。バーム星の代表として地球政府との会談に赴くが、会食の席上で乾杯の杯に毒を盛られて暗殺される。リヒテルは地球人の卑劣な罠だと激昂して、その場で銃を乱射し竜崎博士を射殺する。実はリオン毒殺も竜崎博士射殺も、全てはオルバンの命を受けた腹心ゲロイヤーによるテロ工作だったことが終盤で明らかとなる。息絶える最後の瞬間まで平和を唱えて血気にはやるリヒテルを諫め続けており、その志は娘のエリカに引き継がれた。
- バルバス
- 声 - 飯塚昭三
- バーム星の軍事司令官。禿頭で目の周りが黒い大男。リヒテルの補佐をする。リヒテルを深く尊敬しており、彼のためには身を挺して戦う武人。戦闘ロボの操縦でも素手でも戦闘力は高く、「バームの鬼神」とさえ呼ばれる。豪快な力押しを得意とする猛将ぶりの一方、ライザと共謀して自身の地位を脅かすハレックやメルビを秘密裏に始末しようとする姑息な一面もあった。
- 小バームで反乱を起こして地球にやってきた弟ヒムレーの口からオルバン大元帥の陰謀を聞かされ、バームの正義に疑問を持つ。秘密警察のゲロイヤーの手によってヒムレーを殺され、口封じにリヒテルと共にメカ戦士レアギンドに乗せられてしまう。しかし辛くも生き延び、ダイモビックの近くの海岸に打ち上げられたところを、地球側に身柄を捕らわれてしまう。三輪長官の銃弾から彼をかばった一矢を人質にダイモビックを脱出するが、一矢は好敵手でもあったバルバスを敵視せず、逆に元部下のオルバン派のザウロに命を狙われたことで、リヒテルがバームの権力者(オルバン)の策略で陥れられたことを確信する。バーム10億の民のためにオルバン打倒の決意をするが時すでに遅く、周囲を包囲された彼は、一矢を抱えて激しい攻撃にさらされつつ、ダイモビックへと大きく羽ばたき(無線があれば一矢はトライパー75を自動操縦で呼べたが手元にはなかった)、何とか無事に一矢を送り届けることに成功、しかし自身は既に瀕死の重傷を負っており、一矢にバーム星の未来を託して死亡する。
- ライザ
- 声 - 弥永和子
- リヒテルの補佐をする美女。戦闘ロボの開発を担当する。リヒテルを心から愛しており、彼の側にいるためならいかなる犠牲をも厭わず、その情念はいささかエキセントリック。エリカに対してはリヒテルを心配させる存在として疎ましく思っており、マルガレーテともども処刑しようとまでする。ゲロイヤーに海底魔城が占拠されたときには真っ先に寝返りを表明するが、それはリヒテルを救うための芝居であり、個人の秘密基地まで用意してリヒテルを救ってみせる。オルバンに逆らった謀反人となって傘下の兵力を失ったライザはダイモビックに応援を要請するほどだったが、リヒテルはそれは復仇の念に燃える地球軍を小バームに引き入れかねない危険な策として拒絶し、孤立無援の身でも小バームに乗り込む決断をする。
- ライザはそれに付き添い、ゲロイヤーを討ち取りオルバンを撃ったものの、それは影武者だったため激昂したオルバンに追い詰められ、逆に決死の攻撃をかけようとしたリヒテルに代わり単独でオルバンに向かっていたものの、待ち伏せの銃撃を受け、その目前で力尽きるように死亡する。リヒテルは、彼女の自分への想いが忠誠以上のものであったことに気付いていたらしく、秘密警察に連行されながらもその遺体に愛惜を込めた言葉を送った。
- マルガレーテ
- 声 - 麻生美代子
- リヒテル、エリカの乳母。エリカを“お姫様(おひいさま)”と呼び、リヒテルを“若”と呼ぶ。エリカを処罰しようとするリヒテルをたびたび諌める。リヒテルは2人の母代わりだったマルガレーテの意見を簡単には撥ねつけられなかった。エリカを救うためにシンディと共に尽力する。バーム星では死刑の次に重いとされる、翼を切られる刑を受け、強制労働に従事させられていたが、エリカととも解放派に加わり行動を共にする。
- 最後はオルバンに剣で斬られるが、最後の力を振り絞り、エリカの真意やオルバンの罠にはめられて一矢を殺しかけてしまった顛末を一矢に知らせて息絶える。
- シンディ
- 声 - 岡本茉利
- エリカの侍女で幼馴染。幼い頃に命を助けてくれた恩人のエリカを救うため、マルガレーテと共に献身的に努力する。裏切り者としてエリカ、マルガレーテと共に処刑を待つ身だったが、マルガレーテが仮死剤によってエリカを救う計画を立て、マルガレーテをエリカの元に行かせるため番兵の足止めをした際、番兵ともども光線を浴び、遺体は跡形もなく消滅され死亡する。その後、エリカが彼女の生死はどうなったのかをマルガレーテに聞き出す機会は描かれなかった(エリカとマルガレーテがバランドークの下で働いていた時期には何かの折に聞くこともできたと思われる)。
- ガーニィ・ハレック
- 声 - 石丸博也
- バーム星きっての格闘家であり、リヒテルの武術指南役を務めていた。一矢と生身で一対一の勝負をするが、副官の地位を脅かされたライザとバルバスの策略により、フロッグマン部隊の邪魔が入る。その混乱を卑怯と諌め、一矢をかばうように戦ったため、戦士としてお互いを理解し合った。そしてリヒテルにダイモスや地球との戦いを考え直すように進言するが、リヒテルの逆鱗に触れ牢に入れられる。エリカによって救い出された彼は、ダイモスを攻撃する戦闘ロボ・シャイフルドに中性子爆弾が内蔵されていることを知り、一矢を救うため、自らその戦闘ロボに乗り込み宇宙空間へ機体を運んで自爆する。
- ウォーリン
- 声 - 寺島幹夫
- リオン大元帥の元で従えられていた医師。ハレックやシンディと同じく、バーム星人と地球人の混合社会を作ろうとする和平派であり、彼の良き理解者でもある。リヒテルに処刑されかけたエリカを救助し、海底城から脱出し負傷するが、三輪長官にエリカ共々捕まってしまい、そのまま引き離されて病院内で死亡する。
- アイザム
- 声 - 井上真樹夫
- バーム星最高の天才科学者であり、リヒテルの親友。超弾性金属を用いて戦闘ロボをさらに強化したメカ戦士を造り上げ、ダイモスの攻撃を封じる。自身の発明したアイザロン粒子の実験中に事故を起こし、大量の放射線を浴びてしまったことで死を待つ身だったが、残り少ない命を親友のために捧げようと、敢えてリヒテルの後任として、リヒテルの数々の失敗の尻拭いをしようとする。和平派がもたらしたアイザロン粒子によりダイモスがパワーアップしたことを知ると、反アイザロン粒子砲を作り上げ、自らメカ戦士・ギメリアに乗り込みダイモスに挑むが、善戦空しく倒され「俺は自分自身(の発明したアイザロン粒子)に敗れたのだ」と言い残して戦死する。
- メルビ
- 声 - 伊武雅之(現・伊武雅刀)
- オルバン大元帥の甥。放蕩無頼で有名であり、常に酔っ払っている。しかし真実の姿は暴君となった叔父オルバンを嫌い、ウォーリン同様バーム星人と地球人の混合社会を作ろうとする和平派であり、無頼じみた言動の数々はオルバン派の目を欺くための芝居だった。エリカが地球人を愛した咎で処刑されそうになったことを知り、海底魔城に駆けつけエリカを嫁にすると宣言、エリカを救う。和平派の彼としては、またとない両星の友好の象徴として、エリカと一矢を失うわけにはいかなかったのである。しかし、自身の地位を危ぶむバルバスとライザが放った戦闘ロボにコブラードを撃墜されて瀕死の重傷を負い、エリカにバーム平和運動の重要機密が隠された指輪を託して絶命する。その後の展開から見て、彼の死が小バームの平和勢力の壊滅と全国民洗脳計画の本格化につながったと思われる。
- バランドーク
- 声 - 内海賢二
- 和平派のリーダーで、ニュージャーランドにバーム星人と地球人が共存する解放区を築いていた。ニュージャーランド政府の科学研究所所長バンクス博士とも手を取り合っていた。
- オルバンが小バームで推し進めている恐るべき陰謀を知らせようと亡命してきたカイヤを救出するも、その話を聞きだす間もないまま解放区の位置が露見してしまう。
- 地球軍の攻撃に対して白旗を掲げて対話を求めたが、バーム星人の言葉に聞く耳を持たぬ三輪長官に撃たれ、「どんなに冬が長くとも、必ず春は巡り来る」との言葉を残してエリカに後任を託し、危機に陥ったダイモスを助けるべく自爆装置を作動させて基地と運命を共にする。平和勢力の中心だった彼が地球側の銃撃で殺されたという事実は一矢に三輪長官に対する決定的な怒りと失望を抱かせる結果となった。
- ゲロイヤー
- 声 - 立壁和也(後のたてかべ和也)
- オルバン派のバーム星人であり、秘密警察隊を率いる参謀長。地球人を奴隷として連れ去ると同時に、和平派のバーム星人も奴隷としていた。オルバンの腹心であり、リオン大元帥毒殺と竜崎博士殺害の張本人。反オルバン勢力の大量虐殺を直接指揮し、謀反人の親類縁者という理由で人工冬眠中の民をも次々と焼却処分にした殺人鬼で、大量洗脳施設の建設にも関わっていると思われる。
- 秘かに小バームに潜入していたリヒテルによって、施設落成の式典の最中に襲われながらも放った短剣をリヒテルに投げ返されて死亡した。殺される前に「自分はオルバンに命令されただけで…」と命乞いをしていた。
- ヒムレー
- 声 - 中尾隆聖
- バルバスの弟。オルバン大元帥の陰謀とリヨン大元帥暗殺事件の真相を知って叛乱を起こしたが失敗し、小バームを脱出してそのことをリヒテルや兄のバルバスに知らせるために海底城へ逃亡する。リオン暗殺の真相をリヒテルらに伝えることができたものの、すでに海底城司令部に潜入配置されていたゲロイヤー傘下の秘密警察隊に射殺され、「無念・・・」の言葉を残し、ライザに見取られて息絶える。
- ザウロ
- 声 - 宮村義人
- オルバン派のバーム星人としてバルバスの部下に配置されていた元親衛隊長。新司令官となったゲロイヤーの命を受け、兵士を使い一矢もろともバルバスを襲撃するが、激闘している間に姿を消してしまう。
- グルメン
- 声 - 飯塚昭三
- オルバン派のバーム星人でありゲロイヤーの部下。秘密警察隊を率いライザの反逆計画の真相を知るため、強制捜索を担った。
- ギルド
- 声 - 寺島幹夫
- オルバン大元帥の部下。エリカの陰謀を暴くために目付け役を命じられる。エリカが一矢に彼女の真意を伝えるために託そうとしたマイクロフィルム付きの麻酔弾を用意していたところを盗み見し、その麻酔弾を実弾とすり替えて、一矢に瀕死の重傷を負わせる。このことが一矢のエリカへの誤解を招くきっかけとなった。エリカを脅迫し、オルバンをも出し抜く野心を見せ、負傷を振り切った一矢をダイモスもろともメカ戦士・ガドルスを操って攻めるが、あと一歩のところでエリカに射殺される。
- ヤホバ
- 声 - 藤本譲
- 小バームの大僧正。リオン大元帥の恩義を受けていた人物で、メルビ亡き後、小バーム社会におけるリオン大元帥派の重要人物としては最後まで健在だったが、激化したオルバンの暴政の前に孤立しつつあった。オルバンに従順を装いつつも、各所に張り巡らせた部下たちの働きで捕えられたリヒテルを秘かに脱出させ、オルバンとエリカの結婚式場に潜り込ませることに成功する。結婚式場からの乱戦においても、建物の下敷きになりかけたリヒテルとエリカを救出するなど、オルバン打倒の重要な援護を果たす。
- 参謀総長
- 声 - 飯塚昭三
- 本名不明。ゲロイヤー亡き後に登場したオルバン大元帥の側近。バーム星で最後の指揮官。ダイモビックに小バームへの侵入を防ぐため監視していた際、ダイモスに小バームのバリアのエネルギーシステムの仕組みを逆用された上で、突破され進入を許してしまう。オルバンを援護するためにリヒテルと戦う。最期はオルバンを救うことができず、リヒテルに短剣で刺殺される。
- オルバン大元帥
- 声 - 勝田久
- この物語の全ての元凶であり黒幕。自分の筋書き通りに、暗殺されたリオンの後を継いで大元帥となったバーム星人。実はリオンの平和共存主義に反発しており、暗殺はバームの武力行使の言い訳としても平和路線の転換としても、恰好の機会だった。そのためゲロイヤーを使って暗殺事件を起こさせ、大元帥の地位を手に入れた。
- また事件の真相を知った場合、多くの武人たちを率いて刃向かう恐れのあるリヒテルを小バームから引き離すべく、地球攻撃の総司令官に任命して中央の情勢から遮断し、そのまま彼には地球人が父を暗殺したように思わせていた。その上で反対勢力を次々と粛清し、人工冬眠をしていた10億のバーム星人の脳に手術を施し、従順な奴隷とする計略までも進め、手ひどい圧制を行ったため、多くの離反者を出し、甥のメルビやバルバスの弟ヒムレーにまで反旗を翻されるようになる。
- 事態の打開も兼ねて、リオンの遺児エリカを脅迫して妻に娶ろうとするが、大僧正に成りすましてその式場に潜入していたリヒテルに詰め寄られ、また小バームに乗り込んだダイモスとダイモビックの戦闘部隊により、小バーム内の治安・軍事組織を壊滅させられて一挙に追い詰められる。体内に心臓と連動した小バームの自滅指令用制御装置を埋め込んでおり、自分の死と共にバーム星人10億人を道連れにしようとした。
登場メカ
ダイモス
ダイモス | |
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分類 | スーパーロボット |
所属 | ダイモビック |
設計 | 竜崎勇、和泉振一郎 |
開発 | 竜崎勇、和泉振一郎 |
製造 | 竜崎勇、和泉振一郎 |
生産形態 | ワンオフモデル |
全高 | 45m |
重量 | 150t |
装甲材質 | ダイモニウム |
動力源 | ダイモライト |
武装 | スネークロック ファイブシューター 双竜剣 ダイモシャフト 三竜棍 バトルブレイク クロスブーメラン ダイモガン ダイモロケット ドリルアンカー チェーンシャーク フットカッター ダブル・ブリザード ファイヤー・ブリザード フリーザー・ストーム |
技 | 真空回し蹴り |
必殺技 | 必殺烈風ダイモキック 烈風正拳突き |
乗員人数 | 1人 |
搭乗者 | 竜崎一矢 |
トランザー | |
分類 | 惑星開発用巨大トレーラー |
武装 | 機銃 |
乗員人数 | 1人 |
搭乗者 | 竜崎一矢 |
竜崎博士と和泉博士が設計した、惑星開発用巨大トレーラー・トランザーが変形するスーパーロボット。動力源はダイモライト、装甲材質はダイモニウム。ダイモライトは惑星探査の結果持ち帰られた人類にとっては未知の新エネルギー源である。操縦者は、博士の息子・竜崎一矢。もともと一矢専用に開発されたようで脳波が登録されており、一矢の空手を活かして操縦者の筋電流を増幅することで操縦者の動きをそのままトレースするように作られている。そのため操縦桿は無く、上半身にチューブ状のトレーサーが付着して操縦するしくみになっている。下半身の制御は脳波コントロールシステムで動かす。ダイモスの受けたダメージもフィードバックするのか、一矢はやられるたびに苦しんでいた。またダイモスは表情があるロボットでもあり、口が技名の連呼にあわせて開く。身長45m、体重150tと前2作の超電磁ロボに比べて小ぶりであり、変形はするが大きな合体はしない。また、シリーズの登録商標だった「超電磁」を冠していないことも特徴の一つである。
もともとは他星のテラフォーミングのための地下都市建設用として設計され、バーム星人との戦いに備えて改造された。そのため固定武装は少なく、戦闘は操縦者の体術に負うところが多い。両脚になる部分は空洞の貨物室となっており、武装や資材を運ぶことが出来た。
主な武装・必殺技
- 手持ち武器
-
- スネークロック
- ダイモスの肘部分の円形パーツが変形する投擲武器。円形パーツから刃のついた3本の鞭が飛び出し敵に絡みつかせて切り付ける。ブーメランのように戻って肘に再装填させることが出来るが、そのまま敵に投げつけて爆発させることもある。
- ファイブシューター
- ダイモスのすねにあたる部分の装甲板が分離して5枚の投げナイフになる。
- 双竜剣
- 胸のダブル・ブリザード用カバーが分離して4枚の刃が展開、手持ちの武器となる。カバーは上下にあり分離した場合両手にそれぞれ持つ短剣になるが、放送当時の玩具では単体の長剣で再現された。
- ダイモシャフト
- 脚部の貨物室(?)に格納されている薙刀状の武器で片足に1本ずつ収納されている。2本を連結させる、あるいはばらばらに投げるなどして使用。
- 三竜棍
- 腰の黄色いベルト状部分が分離した武器。通常は三節棍として多用されるが、連結して棍として使用することもある。
- バトルブレイク
- 手甲から現れるトンファー状の剣。攻防一体の武装で回転させて使用する。
- クロスブーメラン
- 手甲から射出される手裏剣。左右2枚のS字型の手裏剣を十字状に組み合わせて投擲する。ブーメランと付いてはいるが、投げた後は戻ってこない。
- 内蔵武器
-
- ダイモガン
- ダイモスの腰から出てくる収納式の2連機関砲。
- ダイモロケット
- 左右脚部から発射されるミサイル。劇中呼称は「ダイモミサイル」の時も。トランザー時にも使用可能。
- ドリルアンカー
- 背部から発射されるドリルミサイル。
- チェーンシャーク
- 手甲から発射される。鎖付きの鰐口クリップ(?)。
- フットカッター
- 踝から鋭利なカッターを出し、回し蹴りの要領で足を繰り出して切り裂く武器。劇中呼称では「ダイモスカッター」または「ダイモカッター」の時も。こちらもトランザー時にも使用可能だが、蹴り技と併用させることで破壊力を倍増させる。その際は蹴り技の名称を呼ぶことが多い。
- ダブル・ブリザード
- 胸のカバーが開いて大型のファンが露出、相手を吹き飛ばす。ダイモス強化改造前のシリーズ前半で、決め技の前に敵ロボットを吹き飛ばすのに使われた。後半には後述のファイヤー・ブリザードに改造されたが、一度だけ使用はされている。
- ファイヤー・ブリザード
- アイザムの発明した超弾性金属により打撃が一切きかなくなった戦闘ロボを倒すためにダブル・ブリザードを改造して装備された。アイザロン粒子により出力を上げたダイモライトにより胸のファンから高熱の火炎を噴出する。シリーズ後半で、専らダブル・ブリザードの代わりに烈風正拳突きの前段階に使われることが多かった。
- フリーザー・ストーム
- 頭部横に設置されている冷凍ビームでファイヤー・ブリザードと対になる装備。超弾性金属装備の戦闘ロボを超低温で瞬時に冷却し、即座にファイヤー・ブリザードで加熱することで金属の弾性を失わせることで打撃を有効にする。番組終盤では水面を凍り付かせるなどトリッキーな使用例もある。
- 技
-
- 真空回し蹴り
- 第1話で使用された、豪快な回し蹴り。ズバンザー3体を一度に破壊した。
- 必殺烈風ダイモキック
- 別名・必殺ダイモキック。必殺技として使用した強力なダイモキック。第33・39話で使用され、33話ではフットカッターを併用していた。
- スーパーロボット大戦シリーズでは「必殺烈風ダイモキック」の方が使われている。
- 烈風正拳突き
- ダイモスの必殺技として最も多用された技。ダブル・ブリザードで敵ロボットを上空へ吹き飛ばし、落ちてきたところを正拳で貫く。技名としては「必殺・烈風正拳突き」となる。シリーズ前期では敵を吹き飛ばすところまでは同じながら、最終的なとどめの一撃は他の技の場合も少なくない。アイザムの超弾性金属に対抗してフリーザー・ストームとファイヤー・ブリザードが装備されてからは毎回固定の必殺技として最後のとどめに用いられた。その技はスーパーロボット大戦シリーズでは「必殺烈風正拳突き・改」と呼称される。宇宙で使えない設定のゲームもあるが、実は原作では宇宙でも使ったことがある。
トランザー
惑星開発用大型トレーラー。普段はガード・ダイモビック近くの竜神岩内部に格納されている。一矢のコールサイン「トランザー!ゴー!」によってダイモライトのエネルギーが呼び覚まされて起動し、コールサイン「ダイモス!バトルターン!」でダイモスへと変形する。車体最後部(ダイモスの足の裏)にトライパー収納口がある。その変形プロセスは長く、一矢がダイモビック内のシューターに飛び込んでからダイモスに変形するまでフルバージョンで2分以上あった。最終回では小バームの制御室へ突入し大破した。ダイモス時の頭部にあたる箇所には機銃を装備(変形時には砲身は収納される)、敵メカとの戦闘で使用した。
デザインした村上克司によると、自身が子供の頃に好きだったアメリカントレーラーをモチーフにしたとのこと[2]。
トライパー75S(トライパーななごーえす)
一矢が搭乗する高性能スポーツカー。通常は単座だが、ボタン操作により助手席を展開させる事も出来る。ガード・ダイモビックの先端部から発進して一矢のコールサイン「ジャスティーン!(Just In)」と共にトランザーと合体、操縦席のみが頭部に移動してダイモスのコクピットとなる。ダイモビックからの発進時やトランザーとの合体時には車体後部にあるウィングが左右に展開し、中央からトランザーとの連結装置を兼ねたジェットエンジンがせり上がる。ドアはなく、キャノピー(フロントガラス)が丸ごとポップアップして乗り込む。車体に何らかの異常が生じた場合、ガード・ダイモビックへ向けて異常を知らせる信号が発信される仕組みになっている。 なお、「ジャスティーン!」の掛け声は一矢を演じる神谷明だけでなく、予告編のナレーターを務めるリヒテル役の市川治も、「次回、『○○○(サブタイトル)』に、ジャスティーン!」と毎回叫んでいた。
その他の登場メカ
- ガルバーFXII(ガルバーえふえっくすつー)
- ダイモビック基地の小型支援戦闘機。複数配備されておりダイモスの支援に活躍した。並列複座式でメインパイロットは夕月京四郎と和泉ナナ。武装はコクピット脇の機関砲と主翼下のミサイル4基、機首下部から伸びた角から発するビーム。バーム星の戦闘ロボに地球防衛軍が毎回壊滅的にやられる中で最期まで戦い抜いた。初期は三角形のデザインの戦闘機だった。
- ダイモビック
- 惑星間航行のために建造された巨大宇宙母艦「スペース・ダイモビック」は、第1話で新エネルギー「ダイモライト」を探す旅を終え地球に帰還、主翼を折りたたみ地上の施設と連結して「ガード・ダイモビック」基地となった。一矢たちは普段ここで生活している。物語終盤に再び宇宙へと乗り出す。初期デザインは『無敵超人ザンボット3』のキングビアルを思わせるデザインだった。
- 戦闘ロボ
- 第1話 - 第25話まで登場。バーム星軍の巨大戦闘ロボット。ロボットなのに怪獣の声を出す。
- メカ戦士
- 第26話 - 第41話まで登場。バーム星の天才科学者にしてリヒテルの親友であるアイザムが開発した新世代型の戦闘ロボット兵器。
- それまで運用されていた戦闘ロボと比べると全体的な性能が底上げされた上、新開発の特殊合金、超弾性金属の採用によって防御力を飛躍的に向上させている。
- ガルンロール
- リヒテルやバルバスが座乗し、前線指揮を執るバーム軍の戦闘指揮艦。かなりの大型艦だが、胴体四方から刃を突き出して回転斬りを行える格闘モードを持つ。戦闘ロボの搭載能力はない。
- コブラード
- ガルンロールに代わる新型戦闘指揮艦。ピラミッド状のフォルムを持つ。
- 海底魔城
- バーム星の地球侵略前線基地。戦闘ロボはここから発進する。リヒテルたちの居住スペースだけでなく礼拝堂や病院、水耕農場まで備えている。第40話では突如として起こった海底火山の爆発により移動を余儀なくされ変形して浮上、防衛軍との戦闘を繰り広げた。ダイモスとダイモビックの連携攻撃により破壊される。
- 小バーム
- 惑星の衝突で失われたバーム本星の環境を再現した恒星間航行宇宙要塞。最高指導者が大元帥というバームは軍事国家であるらしく、戦闘ロボを開発し放浪を続けていた。内部に十億人のバーム星人を冷凍睡眠させている。何割かのメンバーで維持管理を行ない移住可能な星を探していた。
最終回
本作品は打ち切りによる話数削減を余儀なくされたとされており、アニメ最終回はオルバン大元帥が倒され小バームの木星落下を止めたところで終わっている。ラストに至るまでのストーリー展開はかなりあわただしく、各キャラクターの最期もあっさりとした描写となっている(一例として、ライザは小バームであっさりと銃弾に倒れるが、放送が続いていれば別の結末があったとも言われる)。
長浜監督が『ロマンロボアニメ・クライマックス・セレクション』(株式会社マジックボックス刊)に寄せた文章によれば、打ち切りが無ければさらにその続きを描く構想があったことを明かしており、最終回はバームと地球の友好が実現し、バーム星人の移住先を確保するために火星をテラフォーミングする開拓団が出発する構成とするつもりだった。ラストカットは概ね下記の様にする予定であったという。
開拓団の団長・副団長は竜崎一矢・エリカ夫妻だった。その胸にはリヒテルの遺影も抱かれている。出発セレモニーがクライマックスを迎え両星の群衆が狂喜する中、1人の男がたどたどしく、「…ばーむちぇいじんはコロセ!…ばーむちぇいじんはミナゴロシダ!…」とつぶやく。ぼろぼろの衣服で一目で浮浪者とわかる男は、電池の切れ掛かった耳障りな音を出すおもちゃの銃を振り回しながら群集の中に消える。彼こそ元国連地球防衛軍太平洋本部司令長官、三輪防人その人だったが、気づく者は誰一人いなかった…。
スタッフ
- 企画 - 落合兼武、飯島敬、鈴木武幸
- 原作 - 八手三郎(連載誌 - 『テレビランド』、『てれびくん』、『小学館学習雑誌』)
- 音楽 - 菊池俊輔
- 企画協力 - 秋野紅葉
- キャラクターデザイン - 聖悠紀
- メカニックデザイン - スタジオぬえ、出渕裕(デビュー作)
- アニメーションキャラクター - 金山明博
- 総監督 - 長浜忠夫
- 製作担当 - 岩崎正美、中川欣徳
- ナレーター - 槙大輔
- 作画 - 佐々門信芳、塩山紀生、村中博美、谷口守泰、山崎和男、高橋資祐 他
- タイトル - 多々良正春 → 橋爪朋二
- 音響演出 - 長浜忠夫、河村常平
- 美術監督 - 宮野隆
- 擬斗 - 高橋一俊
- 製作協力 - 東北新社、日本サンライズ
- 制作 - テレビ朝日、東映、東映エージエンシー
音楽
前二作を手がけた筒井広志に代わり、本作品では菊池俊輔がBGMおよび主題歌・挿入歌の作曲を担当した。また、挿入歌の編曲には東海林修や小笠原寛も参加した。
菊池はそれまで手がけていたほとんどの作品において、主題歌・挿入歌の作・編曲およびBGMの作・編曲をセットで引き受けていたが、本作品を手掛けた頃より分業での受注も増えるようになる(『円卓の騎士物語 燃えろアーサー』、『仮面ライダー (スカイライダー)』も参照)。
番組放送時に発売されたLPには主題歌・挿入歌に加え、同LP用に書き下ろされた脚本によるミニ・ドラマが曲間に収録され、相互に補佐する構成になっていた。なお、挿入歌のコーラスを担当した神代ユースコーラスは『SF西遊記スタージンガー』でも菊池俊輔と組んでいる。
ちなみに、EDや挿入歌をかおりくみことデュエットした大倉正丈はこおろぎ'73のメンバーである。
主題歌
- オープニングテーマ「立て! 闘将ダイモス」
- 作詞 - 八手三郎 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお、コロムビアゆりかご会
- 池田鴻によるカヴァー・ヴァージョンがキングレコードから発売されていた。
- エンディングテーマ「エリカのバラード」
- 作詞 - あおいあきら / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - かおりくみこ、大倉正丈
挿入歌・イメージソング
- 「心の握手をさあ君も」
- 作詞 - 山川啓介 / 作曲 - 菊池俊輔 / 編曲 - 東海林修 / 歌 - 神代ユースコーラス、こおろぎ'73
- 「二人の祈り」
- 作詞 - 八手三郎 / 作曲 - 菊池俊輔 / 編曲 - 小笠原寛 / 歌 - かおりくみこ、大倉正丈、神代ユースコーラス
- 「ぼくらのダイモス」
- 作詞 - 北沢三五 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお、たかの羽児童合唱団
- 「おれは生きている」
- 作詞 - 山川啓介 / 作曲 - 菊池俊輔 / 編曲 - 小笠原寛 / 歌 - ささきいさお
- 「愛の神話」
- 作詞 - 山川啓介 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - かおりくみこ、大倉正丈
各話リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | バームロボット |
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第1話 | 1978年 4月1日 |
宿命の出あいは戦火の中 | 田口章一 | 安彦良和 | 横山裕一郎 | 金山明博 佐々門信芳 |
戦闘ロボ ズバンザー |
第2話 | 4月8日 | 謎の美少女エリカ | 辻真先 | 磯浜太郎 | 菊池一仁 | 金山明博 塩山紀生 |
戦闘ロボ ダリ |
第3話 | 4月15日 | 白いつばさの記憶 | 五武冬史 | 安彦良和 | 佐々木勝利 | 金山明博 | 戦闘ロボ ガイオス |
第4話 | 4月22日 | 悪夢! 私の兄は地球の敵 | 桜井正明 | 寺田和男 | 佐々門信芳 | 戦闘ロボ ムーンソルト | |
第5話 | 4月29日 | 悲しい罪は涙で消えない | 田口章一 | 高橋資祐 | 横山裕一郎 | 金山明博 | 戦闘ロボ グルモング |
第6話 | 5月6日 | 涙をふいて立ち上れ | 高浜千鶴 | 寺田和男 | 林信夫 金山明博 |
戦闘ロボ メテオロ | |
第7話 | 5月13日 | ナナは優しい地球の戦士 | 五武冬史 | 阿佐みなみ | 菊池一仁 | 塩山紀生 | 戦闘ロボ デスフォーク |
第8話 | 5月20日 | 地球を守れ! 戦え一矢! | 桜井正明 | 高橋資祐 | 佐々木勝利 | 坂本三郎 | 戦闘ロボ バトルダ |
第9話 | 5月27日 | 母星の誇りを賭けた勇士 | 高浜千鶴 | 寺田和男 | 金山明博 | 戦闘ロボ シャイフルド | |
第10話 | 6月3日 | 正義の空手を見せてやれ! | 田口章一 | 磯浜太郎 | 横山裕一郎 | 佐々門信芳 | 戦闘ロボ ダングル |
第11話 | 6月10日 | 愛と裏切りのバラード | 高浜千鶴 | 高橋資祐 | 菊池一仁 | 林信夫 金山明博 |
戦闘ロボ ベムスター |
第12話 | 6月17日 | まやかしの平和は要らない | 辻真先 | 柳弘通 | 佐々木勝利 | 金山明博 | 戦闘ロボ ガボット |
第13話 | 6月24日 | とび出せエリカ命をかけて | 寺田和男 | 加瀬充子 | 塩山紀生 | 戦闘ロボ ダムダ | |
第14話 | 7月1日 | エリカとダイモス涙の戦い | 阿佐みなみ | 佐々木勝利 | 坂本三郎 | 戦闘ロボ クライン | |
第15話 | 7月8日 | 輝く真実は戦う勇気の中に | 田口章一 | 菊池一仁 | 佐々門信芳 | 戦闘ロボ ハザンガー | |
第16話 | 7月15日 | 極楽島は非情の島 | 磯浜太郎 | 横山裕一郎 | 金山明博 | 戦闘ロボ ゴンザルド | |
第17話 | 7月22日 | エリカ! 死刑台を登る!! | 高橋資祐 | 高浪葉一 | 高橋資祐 金山明博 |
戦闘ロボ ガガドス | |
第18話 | 7月29日 | エリカが三輪に殺される | 佐々木勝利 | 塩山紀生 | 戦闘ロボ ビックガンド | ||
第19話 | 8月5日 | 宇宙からの使者 | 五武冬史 | 菊池一仁 | 坂本三郎 | 戦闘ロボ ガツール | |
第20話 | 8月12日 | 秘かなる平和への戦い | 安彦良和 | 高浪葉一 | 佐々門信芳 | 戦闘ロボ ゴリオス | |
第21話 | 8月19日 | 誇り高き別離 | 田口章一 | 佐々木勝利 | 戦闘ロボ メドルス | ||
第22話 | 8月26日 | 京四郎決死の激突! | 高浜千鶴 | 小泉謙三 | 横山裕一郎 加瀬充子 |
塩山紀生 | 戦闘ロボ ザルキムス |
第23話 | 9月2日 | おかねを狙うキューピット | 桜井正明 | 菊池一仁 | 金山明博 | 戦闘ロボ バイオロン | |
第24話 | 9月9日 | ド根性カイロの秘密兵器 | 辻真先 | 高橋資祐 | 高浪葉一 | 高橋資祐 | 戦闘ロボ ゼロンN 戦闘ロボ ゼロンS |
第25話 | 9月16日 | 誇り高き若獅子リヒテル | 高浜千鶴 | 安彦良和 | 佐々木勝利 | 金山明博 | 戦闘ロボ グランゲイル |
第26話 | 9月23日 | ダイモス! 危機一髪!! | 田口章一 | 菊池一仁 | 坂本三郎 | メカ戦士ゾンネカイザー 名称不明の戦闘ロボ | |
第27話 | 9月30日 | ダイモスパワーアップ作戦 | 五武冬史 | 小泉謙三 | 高浪葉一 | 塩山紀生 | メカ戦士ビッグフラッシャー |
第28話 | 10月7日 | 天才科学者アイザムの挑戦 | 高浜千鶴 | 佐々木勝利 | 佐々門信芳 | メカ戦士ギメリア | |
第29話 | 10月14日 | ダイモビック爆発一秒前! | 田口章一 | 菊池一仁 | 金山明博 | メカ戦士デスカルゴ メカ戦士タカブルド | |
第30話 | 10月21日 | 危うし!! 和泉博士の命 | 生頼昭憲 | 広川和之 | 坂本三郎 | メカ戦士ズロッド | |
第31話 | 10月28日 | 悲しきバランドークの最期 | 五武冬史 | 安彦良和 | 佐々木勝利 | 金山明博 | メカ戦士ダルダス |
第32話 | 11月4日 | 新たなる平和への旅立 | 高浜千鶴 | 高橋資祐 | 高浪葉一 | 高橋資祐 | メカ戦士ゲルガーダ |
第33話 | 11月11日 | ダイモビッグの豆台風!! | 五武冬史 | 佐々木勝利 | 佐々門信芳 | メカ戦士ダリウス | |
第34話 | 11月18日 | 殺し屋ゲロイヤーの襲撃! | 田口章一 | 菊池一仁 | 塩山紀生 | メカ戦士レアギンド メカ戦士ゴムレイ | |
第35話 | 11月25日 | 猛将バルバス翼たたむとき | 高浜千鶴 | 広川和之 | 金山明博 | メカ戦士ゲシュトル | |
第36話 | 12月2日 | ああリヒテル! 絶体絶命! | 田口章一 | 佐々木勝利 | 坂本三郎 | メカ戦士ドボーグ | |
第37話 | 12月9日 | 花嫁になるエリカ | 五武冬史 | 生頼昭憲 | 高浪葉一 | 佐々門信芳 | メカ戦士アグーダ |
第38話 | 12月16日 | 渡すものか! 俺のダイモス | 高浜千鶴 | 菊池一仁 | 金山明博 | メカ戦士グランド | |
第39話 | 12月23日 | 罠にはまった一矢 | 五武冬史 | 佐々木勝利 | 塩山紀生 | メカ戦士ゾルバス | |
第40話 | 12月30日 | 海底城! 大攻撃開始!! | 田口章一 | 高橋資祐 | 広川和之 | 高橋資祐 | 海底魔城 |
第41話 | 1979年 1月6日 |
一矢を襲うエリカの弾丸! | 高浜千鶴 | 菊池一仁 | 佐々門信芳 | メカ戦士ガドルス | |
第42話 | 1月13日 | 敵バームへ出撃開始!! | 田口章一 | 安彦良和 | 高浪葉一 | 金山明博 | |
第43話 | 1月20日 | 小バームの大攻防戦 | 五武冬史 | 佐々木勝利 | 坂本三郎 | メカ戦士ゴッドアーモン(コブラ獣) | |
第44話 | 1月27日 | 明日への驀進 | 高橋資祐 | 広川和之 | 高橋資祐 金山明博 |
劇場版
1979年3月17日封切りの「東映まんがまつり」内で、本作品の第24話のブローアップ版が公開された。同時上映は、『龍の子太郎』・『SF西遊記スタージンガー』・『キャプテン・フューチャー』・『ピンク・レディーと春休み』の計4本。
漫画
ゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」
ダイモスは、以下のスーパーロボット大戦シリーズ作品に登場(参戦)している。
- 第4次スーパーロボット大戦(第4次スーパーロボット大戦S)
- スーパーロボット大戦COMPACT
- スーパーロボット大戦A
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- スーパーロボット大戦MX
このうち『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』では、『超電磁ロボ コン・バトラーV』と『超電磁マシーン ボルテスV』との3体による合体攻撃「超電磁烈風正拳突き」が使用可能である。
補足
脚注
テレビ朝日系列 土曜18:00 - 18:30 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
超電磁マシーン ボルテスV
(1977.6.4 ‐ 1978.3.25) |