キサントモナス属
キサントモナス属はキサントモナス科の基準属で、グラム陰性の極鞭毛を持ち運動性を有する非芽胞形成偏性好気性桿菌。基準種はキサントモナス・キャンペストリス。属名は黄色い個体を意味する。かつてはフィトモナスと呼ばれたこともある。
キサントモナス属 | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Xanthomonas Dowson 1939 | ||||||||||||||||||
下位分類(種) | ||||||||||||||||||
他 |
黒腐病や萎凋などの植物の病原菌として知られる。キサントモナジンという黄色の色素を生産し、属名の由来となっている。また、増粘剤として用いられるキサンタンガムを生産するため工業的に利用される。
参考文献
編集- Michael T. Madiganほか著、室伏きみ子、関啓子監訳『Brock微生物学』オーム社、2003年4月。ISBN 9784274024887。 NCID BA61734511。
- 発酵研究所監修、大嶋泰治ほか編『IFO微生物学概論』培風館、2010年12月。ISBN 9784563078119。 NCID BB04312618。