ケネス・ストロング
ケネス・ストロング(Kenneth Lionel Chatterton Strong、1925年 - )は、英国の日本文学研究者、翻訳家。
略歴
編集ロンドン生まれ。オックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジおよびロンドン大学で日本文学を学ぶ。1946年連合軍の一員として来日。1959-1962年東京女子大学で英文学助教授を務める。その後オーストラリア・シドニーで日本語教師。1964年からロンドン大学東洋アフリカ研究学部講師。1980年からフリーの翻訳家として活躍。日本現代文学を中心に研究し、島崎藤村、徳富蘆花、丹羽文雄、有島武郎などの作品を翻訳。その後田中正造について研究する[1]。
著書
編集- Ox Against the Storm : A Biography of Tanaka Shozo, Japan's Conservationist Pioneer/ Tenterden, Kent : Paul Norbury Publications 1977
翻訳
編集- The Buddha Tree : a novel (丹羽文雄「菩提樹」) Tokyo : C.E. Tuttle 1968, c1966
- Footprints in the Snow (徳冨蘆花「雪の足跡」 Tokyo : Tuttle , c1970 .
- Pillar of Fire : Hi no hashira (木下尚江「火の柱」 London : Allen and Unwin , 1972
- The Broken Commandment (島崎藤村「破戒」) University of Tokyo Press , c1974
- A Certain Woman(有島武郎「或る女」)Tokyo : University of Tokyo Press. c1978
脚注
編集- ^ 『田中正造伝』訳者あとがき、著者紹介、なおコトバンクに1930年生まれとあるが、1946年に米軍に属して来日とあるから間違い。