サンジェルマン
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サンジェルマン(Saint-Germain)は、フランス関連に多くの関連項目がある。
サン・ジェルマン(fr:Saint Germain)とは、元はラテン語表記の聖ゲルマヌス(en:Saint Germanus)という聖人の名に由来する。ゲルマヌス(en:Germanus、伊:ジェルマーノ、仏:ジェルマン、英:ジャーメイン)という名の聖人は数多いが、特に555年から576年にパリ司祭を務め、サン=ジェルマン=デ=プレ修道院の名の由来ともなった「パリの聖ゲルマヌス」(パリの聖ジェルマン、fr・en、496年生-576年没)や、「オセールの聖ゲルマヌス」(オセールの聖ジェルマン、fr・en、380年生-448年没)らが高名である。
地名
編集フランスをはじめベルギー、スイス、ケベック州などフランス語圏には聖ジェルマンの名を採ったサンジェルマンという地名が非常に多い。
- サンジェルマン大通り - パリセーヌ川左岸、5区、6区、7区を通る目抜き通り。
- サン=ジェルマン=デ=プレ - パリ6区にある地区 。
- フォーブール・サンジェルマン - サンジェルマン=デ=プレ地区の広く西側、サン・ジェルマン・デ・プレ教会西側界隈から、アンヴァリッドやエコール・ミリテール周辺界隈一帯までを指す。行政区分は7区になる。1500年代にはユグノーが多く住むようになったため、カトリック側とプロテスタント側の両方から「小さなジュネーヴ」と呼ばれていた[1]。かつてルイ14世が亡くなった1715年以降、幼きルイ15世の摂政オルレアン公フィリップ2世がヴェルサイユからパリに宮廷を(一時的に)移す際、貴族らの居住先としてそれまで伝統的な貴族街であるマレ地区は既に過密だった。そのため、パリ中心部に至近の、当時は森が広がるこの地域が、フォーブール・サントノレ界隈(現在のパリ右岸、8区)等と共に選ばれ、ブルボン宮殿等、王侯貴族の館が建られたことがこの地域が開けた始まりとされている。今日に至るまで洗練された高級住宅街とされ、また、それら建物に入居する官公庁や大使館等が所在する地区。
- サン=ジェルマン=アン=レー - パリ西部郊外イヴリーヌ県の都市。ルイ14世がヴェルサイユ宮殿を建造するまで、サン=ジェルマン=アン=レー城に王室の居城ないし宮殿があった地。現在は都市近郊の閑静な高級住宅街として知られている。
- サン=ジェルマン=デ=ヴォー - マンシュ県のコミューン
- サン=ジェルマン=ル=シャトレ - テリトワール・ド・ベルフォール県のコミューン
- プロガステル=サン=ジェルマン - フィニステール県のコミューン
- ベルシェール=サン=ジェルマン - ウール=エ=ロワール県のコミューン
人名その他
編集- サンジェルマン伯爵 - 時空を超えて存在していたと言われる怪人。
- クロード=ルイ (サン=ジェルマン伯爵) - オーストリア継承戦争、七年戦争の将軍
- サン=ジェルマン条約 - 第一次世界大戦後に連合国側とオーストリアの間で結ばれた条約。
- パリ・サンジェルマンFC - パリを本拠地とするサッカークラブ。リーグ・アン所属。
- サンジェルマン (カクテル) - シャルトリューズを使用したカクテル。
- サンジェルマン (製パン) - 日本の製パン業・パン販売を行っている企業。
- ポタージュ・サンジェルマン - グリーンピースを用いたポタージュスープ。
- サンジェルマン (お笑いコンビ) - 吉本興業所属のお笑いコンビ。
- 株式会社サンジェルマン - 東京都台東区の照明器具メーカー・ジェントス株式会社の旧社名。