レジオン・オブ・メリット
レジオン・オブ・メリット [1](Legion of Merit)はアメリカ合衆国五軍の将兵に授与される勲章。日本語では、勲功章[1]、功績軍団章[2]、殊勲章[3]、レジヨン・オブ・メリット勲章[4]、レジオン・オブ・メリット章[5]などの様々な表記がある。
概要
編集戦功章の一つで、敵との戦闘において功績を挙げた軍人に対して授与される。レジオヌール、オフィサー、コマンダー、チーフコマンダーの4つの等級に分かれており、うち上位の3等級は外国高官にのみ授与される。第二次世界大戦中の1942年7月20日に第77回議会(公法671)によって制定され、10月29日にフランクリン・ルーズベルト大統領の大統領令9260号によって確立された。
ディフェンス・スーピアリアサービスメダルの下位、殊勲飛行十字章の上位に位置し、その順に佩用する[6]。陸・空軍ではメスジャケット着用時、海軍ではブラックタイ相当の服装時 にはミニチュアメダルを着用する[7][8]。
平時においても授与され、困難な任務に格別の功績をあげた軍人に対して授与される。複数回授与することも可能で、2回目の授与からは陸軍・空軍では柏葉を模したクラスター(oak leaf cluster)が、海軍・海兵隊・沿岸警備隊では星型のアワード・スター(award star)が付属する。また、特に戦闘時の功績に対して授与される場合には、ヴァロー・デバイス(コンバット・ヴイ)と呼ばれるV字型の飾りが付けられる。
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チーフコマンダー
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コマンダー
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オフィサー
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レジオヌール
脚注
編集参考資料
編集- American Forces Information (1992).Armed Forces DECORATION AND AWARDS. Department of Defense.
- 小川賢治『勲章の社会学』晃洋書房、2009年3月。ISBN 978-4-7710-2039-9。
- 上田信『Combat Bible(コンバット・バイブル)2』日本出版社、1993年8月。ISBN 978-4-89048-329-7。
- 上田信『U.S.マリーンズ ザ・レザーネック』大日本絵画、1996年9月。ISBN 978-4-499-22665-3。
- 矢野庄介訳『ワイド版/第二次世界大戦全史 別冊1 - 勲章記章軍装』ツル・インターナショナル社、1968年。
- 岩倉規夫、藤樫準二『日本の勲章-日本の表彰制度-』第一法規出版、1965年1月。