レベル・ウィルソン (Rebel Wilson) こと、メラニー・エリザベス・バウンズMelanie Elizabeth Bownds1980年3月2日 - )は、オーストラリア出身の女優。[1]

レベル・ウィルソン
Rebel Wilson
Rebel Wilson
2012年
本名 Melanie Elizabeth Bownds
生年月日 (1980-03-02) 1980年3月2日(44歳)
出生地 オーストラリアの旗 オーストラリア
ニューサウスウェールズ州シドニー
職業 女優
コメディエンヌ
活動期間 2003年 - 現在
主な作品
バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!
ピッチ・パーフェクト』シリーズ
ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密
ジョジョ・ラビット
受賞
MTVムービー・アワード
ブレイクアウト・スター賞
2013年ピッチ・パーフェクト
ゴールデンラズベリー賞
最低助演女優賞
2019年キャッツ
その他の賞
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来歴

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1980年にオーストラリアシドニーに生まれる。3人兄弟がおり、両親はプロの犬の調教師だった。数字に強かったことからもともとは数学者になるつもりだったが、進学したニューサウスウェールズ大学において法学と演劇を専攻。国際ロータリーの会員でもあり、アンバサダーとして南アフリカ共和国にも1年滞在した。しかし、マラリアにかかってしまったことで帰国。地元の「Australian Theatre for Young People」でさらに演劇を学び、ニコール・キッドマンが設立した若き俳優志望の学生への奨学金を得たことで2003年ニューヨークへ渡る。ニューヨーク滞在中は即興コメディ集団のセカンド・シティへ所属。また、持ち前のコメディセンスを生かし、脚本・プロデュース・スタンダップコメディアンと様々な能力を発揮。後に自身が執筆した脚本のミュージカルメルボルンで上演したあたりから好評を得始め、太った体格を生かしてオーストラリア国内のシットコムやテレビドラマなどへ出演を重ねる。中でもオーストラリア国内ではコメディドラマ『PIZZA』への出演で知られており、その他にもオーストラリアがロケ地となったニコラス・ケイジ主演の『ゴーストライダー』へ出演するなどして着々とキャリアを重ねていった。2009年にはショートフィルムフェスティバルのTropfestにおいて最優秀女優賞を獲得している。

後に活動の場をアメリカへ移し、ウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテイメントと契約。渡米後に出演した『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』でクリステン・ウィグ演じる主人公のだらしないルームメイトを演じた。同作は大ヒットを記録し、ウィルソン自身もシットコムやテレビへの露出も徐々に増えていき、ARIAミュージック・アワードではホストを務めたほか、イベントなどにおける露出も増え、アメリカ国内でのキャリアも順調に重ねている。太った体格を生かすキャラクターを演じることが多く、キルステン・ダンスト主演の『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』では、仲良し同級生の美女を差し置いて一番初めに結婚してしまう主人公の友人をユーモラスに演じている。2013年MTVムービー・アワード2013ではホストを務めた。2013年から米国で放映されたコメディ・シリーズ・ドラマ『Super Fun Night』では主演に抜擢された。また2011年には有名ダイエット会社のJenny Craigのオーストラリア部門におけるスポークスマンに任命されている。

2019年ジェニエニドッツ役で出演したミュージカル映画キャッツ』でデジタルテクノロジーによって猫化したキャストのビジュアルなどが酷評されると、第92回アカデミー賞授賞式では共演者のジェームズ・コーデンとともに猫の姿で視覚効果賞のプレゼンターを務めたことが話題となったほか、第40回ゴールデンラズベリー賞では最低助演女優賞を受賞した[2]

私生活

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2012年から2015年まで、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』で兄を演じたイギリス出身のコメディアンマット・ルーカスウェスト・ハリウッドのアパートをシェアしていた[3]。ルーカス主演の2012年の『スモール・アパートメント ワケアリ物件の隣人たち』へも出演している。

2022年6月9日、ラモーナ・アグルマと交際していることを自身のInstagramで公表した[4][5]。しかしこれは、シドニー・モーニング・ヘラルド紙が同性の恋人の存在を記事にすると事前に連絡したため、アウティングされる前にウィルソンが自ら公表に踏み切ったのだと後に明らかになった[6][7]

フィルモグラフィ

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映画

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邦題
原題
役名 備考 吹き替え
2007 ゴーストライダー
Ghost Rider
小道の女性 カメオ出演 TBA
2011 ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン
Bridesmaids
ブリン
2012 バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!
Bachelorette
ベッキー ふしだ里穂
スモール・アパートメント ワケアリ物件の隣人たち
Small Apartments
ロッキー TBA
Black & White/ブラック & ホワイト
This Means War
カメオ出演
恋愛だけじゃダメかしら?
What to Expect When You're Expecting
ジャニス TBA
アイス・エイジ4/パイレーツ大冒険
Ice Age: Continental Drift
ラズ 声の出演 高乃麗
ピッチ・パーフェクト
Pitch Perfect
ファット・エイミー *MTVムービー・アワード: 新人賞 (2013)
*ティーン・チョイス・アワード 映画部門: コメディ女優賞 (2013)
*ノミネート - デトロイト映画批評家協会賞: 新人賞 (2012)
*ノミネート - MTVムービー・アワード: 主演女優賞 (2013)
*ノミネート - サンディエゴ映画批評家協会賞: 助演女優賞 (2013)
平井まみ(日本盤ソフト版)
品田美穂(海外盤ソフト版)
2013 ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金
Pain & Gain
ロビン・ペック 品田美穂
2014 ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密
Night at the Museum: Secret of the Tomb
ティリー 渡辺直美
2015 ピッチ・パーフェクト2
Pitch Perfect 2
ファット・エイミー 品田美穂
2016 ワタシが私を見つけるまで
How to be single
ロビン (吹き替え版なし)
2017 ピッチ・パーフェクト ラストステージ
Pitch Perfect 3
ファット・エイミー 品田美穂
2019 ロマンティックじゃない?
Isn't It Romantic?
ナタリー Netflixオリジナル映画
ザ・ハッスル
The Hustle
ペニー・ラスト 兼製作
ジョジョ・ラビット
Jojo Rabbit
フロイライン・ラム 斉藤貴美子
キャッツ
Cats
ジェニエニドッツ 第40回ゴールデンラズベリー賞: 最低助演女優賞 浦嶋りんこ
2022 シニアイヤー
Senior Year
ステファニー・コンウェイ Netflixオリジナル映画 松井茜

The Almond and the Seahorse
サラ
2024
The Deb
ジュリエット 兼監督・製作・脚本
TBA
Bride Hard
サム ポストプロダクション

テレビシリーズ

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邦題
原題
役名 備考 吹き替え
2019
Les Norton
モリーン レギュラー出演
2021 ブレイン・ゲーム スターの頭脳チャレンジ
Brain Games
ゲスト ナショナル ジオグラフィックで放送 品田美穂
アニマル -自然界の実力者たち-
Animal
本人 / ナレーター Netflixオリジナルシリーズ
第1シーズン第3話「有袋類

出典

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  1. ^ Rebel Wilson” (英語). IMDb. 2020年3月18日閲覧。
  2. ^ 市川遥 (2020年3月17日). “最低映画を決めるラジー賞『キャッツ』が最多6冠!他を寄せ付けぬ強さ”. シネマトゥデイ. https://www.cinematoday.jp/news/N0114757 2020年3月18日閲覧。 
  3. ^ “Matt Lucas on Rebel Wilson moving out and being the boss” (英語). BBC News. (2015年9月29日). https://www.bbc.com/news/newsbeat-34384678 2022年6月11日閲覧。 
  4. ^ rebelwilson • Instagram ‐ I thought I was searching for a Disney Prince… but maybe what I really needed all this time was a Disney Princess 💗🌈💗#loveislove”. www.instagram.com. 2022年6月11日閲覧。
  5. ^ VanHoose, Benjamin. “Rebel Wilson Reveals the New Love in Her Life: I Found My 'Disney Princess'” (英語). PEOPLE.com. 2022年6月11日閲覧。
  6. ^ Hornery, Andrew (2022年6月10日). “Rebel starts spreading the news of relationship” (英語). The Sydney Morning Herald. 2022年6月11日閲覧。
  7. ^ レベル・ウィルソンのアウティング騒動で記者が謝罪、新聞から記事を削除”. フロントロウ (2022年6月14日). 2022年6月21日閲覧。

外部リンク

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