松本竜也 (右投手)
松本 竜也(まつもと りゅうや、1999年9月18日 - )は、奈良県桜井市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。広島東洋カープ所属。
広島東洋カープ #45 | |
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2022年3月29日 マツダスタジアム | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 奈良県桜井市 |
生年月日 | 1999年9月18日(25歳) |
身長 体重 |
178 cm 98 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2021年 ドラフト5位 |
初出場 | 2022年3月26日 |
年俸 | 1400万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集桜井市立桜井中学校・智辯学園高等学校卒。2学年上に廣岡大志、1学年上に村上頌樹、同学年に福元悠真がいる。
高校卒業後はHonda鈴鹿硬式野球部に所属。
トヨタ自動車に補強されて出場した都市対抗野球では、のちにチームメイトになる栗林良吏がいた。
2021年10月11日に行われたドラフト会議で広島東洋カープから5位指名を受け[2]、12月8日に契約金2500万円、年俸770万円で仮契約を結んだ(金額は推定)[3]。背番号は45[4]。
広島時代
編集2022年のオープン戦では4登板4回1失点と結果を出し開幕一軍を勝ち取ると[5]、3月26日の対横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)にてプロ初登板(1回3安打2失点)[6]、6月22日の対阪神タイガース戦(マツダスタジアム)でプロ初勝利を挙げた[7]。9月13日の対阪神戦(甲子園)では4点リードの6回に登板し無失点に抑えたが、翌日14日にこの試合の勝利投手のNPB公式記録が、森浦大輔から松本に訂正される珍事があった[8]。この年は最終的にチーム2位の50登板、4勝2敗4ホールドの成績を残し、オフに900万円増となる推定年俸1600万円で契約更改した[9]。
2023年も開幕一軍を掴み[10]、5月11日の対中日ドラゴンズ戦(バンデリンドーム)でプロ初セーブを記録[11]。一方で、2度のサヨナラ打を献上するなど4月末から投球内容が安定せず、5月15日に二軍降格[12][13]。その後は一軍登板が無いまま、最終的に13登板0勝3敗8ホールド1セーブの成績でシーズンを終了した。
2024年は二軍スタートとなった。シーズン中盤には二軍で15試合連続無失点投球をするなど好調を見せ、8月12日にシーズン一軍初昇格[14]。
選手としての特徴・人物
編集力感のないリラックスしたフォームが特徴[15]。打者の内角を突ける強気の投球も魅力[15]。最速150km/hを越える速球は数字以上にキレとノビがある[15]。変化球はスライダー、カーブ、フォークを投じる[16]。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2022 | 広島 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 4 | .667 | 240 | 55.2 | 58 | 5 | 15 | 1 | 3 | 54 | 0 | 0 | 23 | 22 | 3.56 | 1.31 |
2023 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 8 | .000 | 50 | 10.1 | 13 | 2 | 7 | 1 | 0 | 6 | 0 | 0 | 6 | 5 | 4.35 | 1.94 | |
通算:2年 | 63 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 | 1 | 12 | .444 | 290 | 66.0 | 71 | 7 | 22 | 2 | 3 | 60 | 0 | 0 | 29 | 27 | 3.68 | 1.41 |
- 2023年シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2022 | 広島 | 50 | 4 | 4 | 0 | 0 | 1.000 |
2023 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
通算 | 63 | 4 | 4 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2023年度シーズン終了時
記録
編集- 初記録
- 初登板:2022年3月26日、対横浜DeNAベイスターズ2回戦(横浜スタジアム)、9回裏に2番手で救援登板・完了 1回2失点
- 初奪三振:同上、柴田竜拓から空振り三振
- 初勝利:2022年6月22日、対阪神タイガース10回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、10回表に6番手で救援登板・完了、2回1失点
- 初ホールド:2022年8月3日、対横浜DeNAベイスターズ17回戦(横浜スタジアム)、10回裏に7番手で救援登板、1回無失点
- 初セーブ:2023年5月11日、対中日ドラゴンズ7回戦(バンテリンドームナゴヤ)、11回裏一死に7番手で救援登板・完了、2/3回無失点
背番号
編集- 45(2022年 - )
脚注
編集出典
編集- ^ 「広島 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年10月30日閲覧。
- ^ 「ホンダ鈴鹿の松本が広島から5位指名「開幕1軍を目指したい」/ドラフト」『サンケイスポーツ』2021年10月11日。2021年12月10日閲覧。
- ^ 「広島5位のホンダ鈴鹿・松本竜也が仮契約「子供たちに夢与えられる選手に」」『日刊スポーツ』2021年12月8日。2021年12月10日閲覧。
- ^ 「広島1位黒原拓未は大野豊氏「24」継承、2位森翔平「16」背番号発表」『日刊スポーツ』2021年12月10日。2021年12月10日閲覧。
- ^ 「【広島】ドラ1左腕・黒原拓未&ドラ5右腕・松本竜也の開幕1軍内定 佐々岡監督「結果も出ている」」『スポーツ報知』2022年3月14日。2024年8月26日閲覧。
- ^ 「広島ドラ5ルーキー松本竜也 1回2失点デビューに「自分のタフさを発揮したかったが…」」『東スポWEB』2022年3月26日。2024年8月26日閲覧。
- ^ 「広島、阪神戦9連勝で3位キープ 宇草のサヨナラ弾でドラ5松本プロ初勝利!」『BASEBALL KING』2022年6月22日。2022年6月23日閲覧。
- ^ 「広島の勝利投手が森浦から松本に変更 13日の阪神戦」『デイリースポーツ』2022年9月14日。2024年8月26日閲覧。
- ^ 「松本竜也、900万円増の1600万円でサイン 中継ぎでチーム2位の50試合に登板」『中国新聞デジタル』2022年11月8日。2024年8月26日閲覧。
- ^ 「23年度「開幕一軍」の登録公示 新井監督率いる広島はルーキー含む29名」『BASEBALL KING』2023年3月30日。2024年8月26日閲覧。
- ^ 「広島2年目右腕の松本がプロ初セーブ 故障離脱の守護神栗林の代役を見事に務める「もの凄くいい経験」」『Sponichi Annex』2023年5月11日。2024年8月26日閲覧。
- ^ 「【広島】サヨナラ負けで借金1 サインに首振り決勝被弾の松本竜也は猛省「結果を受け止めたい」」『日刊スポーツ』2023年5月4日。2024年8月26日閲覧。
- ^ 「逆転サヨナラ負けの松本竜也、出場選手登録抹消 大盛も」『中国新聞デジタル』2023年5月15日。2024年8月26日閲覧。
- ^ 「広島 松本竜也が今季1軍初合流「任されたところで抑えるだけ」ウエスタンでは15試合連続無失点継続中」『デイリースポーツ』2024年8月12日。2024年8月26日閲覧。
- ^ a b c 「松本竜也 | 広島東洋カープ | 選手」『週刊ベースボールONLINE』。2022年3月10日閲覧。
- ^ 「2020年ドラフトを1人で予想1/3。12球団×上位3人の36人リスト。(安倍昌彦)」『Number Web』2020年4月13日。2022年3月10日閲覧。
- ^ 「ルーキー松本竜也、呼び名は「フト松やな」【こぼれ球】 | 広島東洋カープ」『中国新聞デジタル』2022年2月21日。2022年3月10日閲覧。
- ^ a b 「妻が三行半 広島カープ人気投手「浮気と性病」」『週刊文春 電子版』文藝春秋、2023年8月2日。2023年8月8日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 松本竜也 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 選手プロフィール - 広島東洋カープ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE