津山登志子
日本の女優 (1954-2023)
津山 登志子(つやま としこ、1954年1月25日 - 2023年3月12日)は、日本の女優。本名は鈴木 登志子。東京都出身。身長153cm。
つやま としこ 津山 登志子 | |
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本名 | 鈴木 登志子 |
生年月日 | 1954年1月25日 |
没年月日 | 2023年3月12日(69歳没) |
出生地 | 日本・東京都 |
死没地 | マレーシア・クアラルンプール |
血液型 | B |
職業 | 女優 |
ジャンル | テレビドラマ、映画 |
活動期間 | 1971年 - 2022年 |
事務所 | アクターズプレイヤー |
主な作品 | |
テレビドラマ 「泣かないで・かあちゃん」(1970年) | |
備考 | |
身長:153cm 体重:38kg |
来歴・人物
編集文化学院卒業。
少女雑誌のモデルを経て、1970年の16歳時の劇団若草在籍中にオーディションを受けてドラマ『泣かないで!かあちゃん』(NETテレビ)でデビュー[1]。
昭和50年代に「トランジスタ女優」と呼ばれ、チャキチャキした町娘から気風のいい女房、サスペンスでは陰のある未亡人役と幅広く活躍。
1996年、角川と離婚。
離婚後、1999年と2001年に40代でヘアヌード写真集を2冊発表して話題になった。
2022年まで俳優活動をしていたが、同年8月に持病の悪化で同年10月まで入院。その後2023年2月上旬に娘が在住するマレーシアへ移住し、現地の病院に入院し療養していた[2]。同年3月12日、血栓による心臓発作のため、クアラルンプールの病院で死去した[2][3]。69歳没。
出演
編集テレビドラマ
編集- 泣かないで!かあちゃん(1970年、NET・東映)
- おれは男だ! 第6話「号砲一発まっしぐら!」(1971年、NTV)
- おひかえあそばせ(1971年、NTV) - 池西つぼみ
- 刑事くん(1971年、TBS) - 立花美和子(第1・2部)
- 気になる嫁さん(1971年、NTV) - 安子
- 天下御免(1971年 - 1972年、NHK) - 桜
- パパと呼ばないで(1972年、NTV) - としこ
- おんな組アクション控(1972年、12ch・C.A.L.) - おつた
- がんばれ!兄ちゃん(1973年、TBS)
- 銀座わが町(1973年、NHK) - 雅子
- 大岡越前 第3部 第8話「越前の娘」(1972年7月31日、TBS / C.A.L) - おしん
- 江戸を斬るシリーズ(TBS)
- 江戸を斬る 梓右近隠密帳(1973-1974年) - お仲
- 江戸を斬るII 第8話「お小夜のゆくえ」(1975年) - お民
- どっこい大作(1973年 - 1974年、NET) - 日向早苗
- 唖侍鬼一法眼 第3話「火炎の街道」(1973年、NTV)
- 次郎長三国志 第4話(1974年、NET・東映)
- 子連れ狼 第2シリーズ 第17話「まろほし豆庄」(1974年、NTV)
- 母の鈴(1974年、TBS)
- 丹下左膳(1974年、YTV)
- がんばれ!!ロボコン 第4話「ギャギャ! すごい女が来たぞ!!」(1974年、NET、東映) - アイ子
- 伝七捕物帳(NTV)
- 第55話「孝心 涙のさばき」(1975年) - お初
- 第104話「無実の獄門」(1976年) - お吉
- 第111話「はぐれ鳥が風に泣く」(1976年) - おはな
- 第118話「飛び込んできた女狐」(1976年) - お美代
- 第140話「命を賭けた待ッタナシ」(1977年) - お夏
- 座頭市物語 第21話「湖に咲いたこぼれ花」(1975年、CX) - お妙
- ポーラ名作劇場 「秘密」(1975年、NET)
- 賞金稼ぎ 第15話「三姉妹のターゲット」(1975年、NET・東映) - はな
- 銀河テレビ小説 「青春のいたみ」(1975年、NHK) - 浅沼愛子
- はぐれ刑事 第3話「復讐」(1975年、NTV) - 杉森ミコ
- 痛快!河内山宗俊 第4話「祭ばやしに男が賭けた」(1975年、CX)
- 徳川三国志(1975年、NET) - お仲
- 夫婦旅日記 さらば浪人(1976年、CX)
- 破れ傘刀舟 悪人狩り(NET)
- 第84話「炎の巡りあい」(1976年) - お照
- 第96話「怒濤佐渡の嵐(前編)」(1976年) - お雪
- 第97話「怒濤佐渡の嵐(後編)」(1976年) - お雪
- 同心部屋御用帳 江戸の旋風II 第18話「黒い狐狩り」(1976年、CX)
- 俺たちの旅 第33話「妹の涙をある日みたのです」(1976年、NTV) - ウェイトレス
- 夫婦旅日記 さらば浪人 第5話「母の峠路」(1976年、CX)
- グッドバイ・ママ(1976年、TBS)
- 大江戸捜査網 (12ch)
- 第211話「幻の殺人者」(1975年) - おちか
- 第261話「悲しき泥棒稼業」(1976年) - おひさ
- 第313話「大暴れ!魚河岸の伊達男」(1977年) - お菊
- 気まぐれ天使(1976年、NTV)
- Gメン'75 第81話「灰色高官殺人事件」(1976年、TBS)
- 五街道まっしぐら! 第11話「河童と美女といたずら小僧」(1976年、NET・東映)
- 特捜最前線(ANB)
- 第3話「禁じられた愛の詩」(1977年)
- 第38話「バスジャック・光なき娘へのハレルヤ」(1977年)
- 第82話「望郷殺人カルテット!」(1978年)
- 第113話「若者狩り・恐怖のラブレター!」(1979年)
- 桃太郎侍(NTV)
- 第30話「瑪瑙に命を賭けたやつ」(1977年) - おみつ
- 第127話「あらくれ女大学」(1979年)
- 新幹線公安官 第3話「恐怖が見えますか」(1977年、ANB) - 石上アキコ
- 土曜ドラマ 「虹の花」(1978年、NHK)
- 俺たちの祭(1977年、NTV) - 小野静香
- 横溝正史シリーズII / 八つ墓村(1978年、MBS) - 旅館の娘・かづ
- かあちゃんの勲章(1978年、CX)
- 江戸の鷹 御用部屋犯科帖 第17話「さすらいの聖少女」(1978年、NET)
- 日立スペシャル 「獅子のごとく」(1978年、TBS)
- 土曜ワイド劇場
- ある誘拐(1978年、ANB)
- 戦後最大の誘拐・吉展ちゃん事件(1979年、ANB)
- 森村誠一の終着駅シリーズ(17) 霧笛の余韻(2004年、EX)
- 西遊記 第3話「三兄弟・天竺への誓い」(1978年、NTV)
- 銭形平次(CX)
- 第649話「奇妙な誘拐」(1978年) - おとし
- 第677話「おかめが泣いた」(1979年) - おくに
- 遠山の金さん 第2シリーズ 第2話「黄金鳥の謎をとけ」(1979年、ANB) - おかよ
- 半七捕物帳 第17話「化け銀杏」(1979年、ANB / 歌舞伎座テレビ)
- 七瀬ふたたび(1979年、NHK)
- そば屋梅吉捕物帳 第1話「闇を斬る江戸の月」(1979年、12ch / 国際放映) - 美沙
- 必殺仕事人 第25話「裏の裏のそのまた裏には何があるのか?」(1979年、ABC / 松竹) - 佐和
- 平岩弓枝ドラマシリーズ / 日蔭の女(1979年、CX)
- NHK大河ドラマ / 春日局(1989年、NHK) - ユミ
- 月曜ドラマスペシャル / 早乙女千春の添乗報告書2(1996年、TBS)
- 火曜サスペンス劇場 / 当番弁護士8(1999年、NTV) - 北尾桐子
- 女と愛とミステリー (TX)
- 信濃のコロンボ事件ファイル(2002年) - 谷永 和子
- 古都奈良殺人ライン〜八木沢警部補の捜査(2004年)
- 旅の終りに(2002年、TX)
- 月曜ミステリー劇場 / 血痕 警科研・湯川愛子の鑑定ファイル1(2004年、TBS) - 川上佐千代
- Deep Love(TX)/『Deep Love 〜アユの物語〜』(2004年) - 義之の継母、『Deep Love 〜ホスト〜』(2005年)第9話
- 音女 11-12回(2008年、TX)
- 孤独のグルメ Season9 第8話(2021年8月28日、テレビ東京) - 高崎 焼まんじゅう店『オリタ』店主 役
- 愛しい嘘〜優しい闇〜 第3話・第4話(2022年1月28日・2月4日、テレビ朝日) - 小池照子 役
- 今度生まれたら 第5話(2022年6月5日、NHK BSプレミアム・BS4K) - 同級生 役
映画
編集- 正午なり(1978年、ATG)
- 十九歳の地図(1979年、プロダクション群狼)
- ドラッグストア・ガール(2003年、松竹)
- るにん(2004年、奥田瑛二監督 2004東京国際映画フェスティバル参加作品)
- ミナゾコ(2004年、ショートフィルムスタジアム)
- The Passengers(2006年、日仏合作映画)
- レット・イット・ビー 〜怖いものは、やはり怖い〜(2023年5月12日、ARI Production)- 稲荷神社の高齢女性 役 ※遺作[4]
オリジナルビデオ
編集- 淫熟母(2000年 オールインエンタテインメント)
舞台
編集- 春告鳥
- 毛皮のマリー(2008年、俳優座にて 演出:森崎偏陸)
- 永遠の一秒(2010年、グローブ座にて 演出:畠山貴憲)
ラジオ
編集イベント
編集- 品川パシフィックホテルにて「ディナーショー」(2005年)
- 青山D'sバーにて「ワンマンライブ」(2007年7月、8月)
TVコマーシャル
編集- 栄太楼本舗(1969年)
- 共石 / 雑誌媒体(1970年)
- トクホン(1971年)
- にこにこ海苔(1975年)
- ニュータッチヌードル(1973-75年)
ネット配信&TV放映
編集バラエティ・その他
編集写真集
編集- 『INNOCENT -無垢な- 』(バウハウス、1999年)
- 『哀 -ai- 津山登志子x荒木経惟』(双葉社、2001年)
脚注
編集- ^ “女優津山登志子さん死去 69歳、心臓発作 角川博の元妻 娘が暮らす静養先のマレーシアで”. 日刊スポーツ (2023年3月15日). 2023年10月22日閲覧。
- ^ a b “津山登志子さん死去 マレーシアで、69歳 角川博の元妻”. デイリースポーツ online. デイリースポーツ (2023年3月15日). 2023年3月15日閲覧。
- ^ 俳優の津山登志子さん死去 - 時事ドットコム 2023年3月15日
- ^ “3月急逝の津山登志子さん、大川隆法さん企画映画が遺作だった…舞台あいさつでの説明にどよめき”. 日刊スポーツ. (2023年5月12日) 2023年5月12日閲覧。
外部リンク
編集- アクターズプレイヤー - 公式プロフィール
- 津山登志子のブログ - Ameba Blog
- Yahoo! JAPAN 津山登志子のプロフィール - ウェイバックマシン(2008年10月13日アーカイブ分)
- 津山登志子(ベテラン女優)やっと自分も寺山さんのお芝居に出られるように… [リンク切れ]