浅井 春夫(あさい はるお、1951年8月 - )は、日本の社会学者立教大学教授[1]

専門分野は、児童福祉論セクソロジー人間と性"教育研究協議会代表幹事、全国保育団体連絡会副会長、「こころとからだの学習裁判」全国連絡会代表委員、公立保育園民営化問題保護者の運動交流ネットワーク(略称:ほうんネット)代表世話人、『子ども白書』編集委員。

人物・来歴

編集

京都府生まれ。1974年龍谷大学法学部法律学科卒業、1976年日本福祉大学社会福祉学部卒業、1978年同大学院社会福祉学研究科修士課程修了[2]。東京の児童養護施設で12年間、児童指導員として勤務。1998年立教大学コミュニティ福祉学部助教授、2002年教授[2]

著書

編集
  • 『児童養護の新たな展開 明日をひらく養護実践をめざして』(あいわ出版) 1987
  • 『性をはぐくむ』(あゆみ出版) 1993
  • 子ども虐待と性教育』(大修館書店) 1995
  • 『児童福祉改革と実践の課題 児童福祉・保育の新時代への提言』(日本評論社) 1998
  • 『社会福祉基礎構造改革でどうなる日本の福祉』(日本評論社) 1999
  • 『この国の子どもたちのゆくえ 子どもの現実・虐待・援助の課題』(かもがわ出版) 2000
  • 『新自由主義と非福祉国家への道 社会福祉基礎構造改革のねらいとゆくえ』(あけび書房) 2000
  • 『セクシュアル・ライツ入門 子どもの性的人権と性教育のための20章』(十月舎) 2000
  • 『子ども虐待の福祉学 子どもの権利擁護のためのネットワーク』(小学館) 2002
  • 『市場原理と弱肉強食の福祉への道 「構造改革」は日本の福祉をどこに導くか』(あけび書房) 2002
  • 子どもの権利と「保育の質」 保育問題最前線からの提起』(かもがわ出版) 2003
  • 『「次世代育成支援」で変わる、変える子どもの未来 子育てを応援する「行動計画」づくり』(山吹書店) 2004
  • 『子どもの性的発達論「入門」 性教育の課題にチャレンジする試論10章』(十月舎) 2005
  • 『子どもを大切にする国・しない国 子育てのなかのしあわせ格差を考える』(新日本出版社) 2006
  • 『保育の底力 子どもを大切にするためのミニマム・エッセンス』(新日本出版社) 2007
  • ヨカッタさがしの子育て論 「子どものしあわせ」格差か平等か』(草土文化) 2007
  • 『社会保障と保育は「子どもの貧困」にどう応えるか 子育てのセーフティネットを提案する』(自治体研究社) 2009
  • 『脱「子どもの貧困」への処方箋』(新日本出版社) 2010
  • 『沖縄戦と孤児院 戦場の子どもたち』(吉川弘文館) 2016
  • 『戦争をする国・しない国 ふくしの思想と福死の国策』(新日本出版社) 2016.4
  • 『「子どもの貧困」解決への道 実践と政策からのアプローチ』(自治体研究社) 2017.2
  • 『子どもの未来図 子ども期の危機と貧困化に抗する政策的課題』(自治体研究社) 2020.10
  • 『包括的性教育 人権、性の多様性、ジェンダー平等を柱に』(大月書店) 2020.10
  • 『性のおはなしQ&A 幼児・学童に伝えたい30のこと』(エイデル研究所) 2020.10

共編著

編集
  • 『汚れなき戦士たち 子どもたちの愛と自立 養護施設からのレポート』(編著、あいわ出版、シリーズ・十代の性を考える) 1984
  • 『時代と子どものニーズに応える性教育 統一協会の「新純潔教育」総批判』(編著、あゆみ出版) 1993
  • 『子ども虐待シンドローム 養護施設から日本の現状がみえる』(編著、恒友出版) 1995
  • 障害者マイノリティの性と性教育』(編、あゆみ出版、シリーズ科学・人権・自立・共生の性教育 21世紀へのヒューマン・セクソロジー) 1995
  • 『養護原理総論』(編著、保育出版社) 1997
  • 『児童養護の変革 児童福祉改革の視点』(木下茂幸監修、編著、朱鷲書房) 1997
  • 『日本の保育をどう変えるか 児童福祉法「改正」への緊急提言』(村山祐一, 吉田恒雄共編、かもがわ出版) 1997
  • 『保育者・教師のための子ども虐待防止マニュアル』(奥山眞紀子共編、ひとなる書房) 1997
  • 『「社会福死」への道 社会福祉基礎構造改革の問題点』(真田是, 小川政亮共著、かもがわブックレット) 1999
  • 石原慎太郎の「福祉改革」を徹底解剖する 国の政策を先取りする「東京発!市場原理福祉」』(編著、あけび書房) 2002
  • 『現代の社会福祉入門』(佐野英司共編著、保育出版社) 2003
  • 『社会福祉運動とはなにか』(小賀久, 真田是共編、かもがわ出版、講座・21世紀の社会福祉) 2003
  • 『ジェンダー / セクシュアリティの教育を創る バッシングを超える知の経験』(子安潤, 鶴田敦子, 山田綾, 吉田和子共著、明石書店) 2006
  • 『希望としての保育 子どもの輝き、親の思い、保育者の願い』(清水玲子, 牧裕子、埼玉県保育問題協議会共編、新読書社) 2007
  • 『子どもと性』(編著、日本図書センター、リーディングス日本の教育と社会) 2007
  • 『子ども福祉』(編著、建帛社、シードブック) 2007
  • 『子どもの貧困 子ども時代のしあわせ平等のために』(松本伊智朗, 湯澤直美共編、明石書店) 2008
  • 『保育者と保護者がはぐくむ「対話のちから」Q&A 55 モンスターペアレント論をこえて!』(石川幸枝, 樋口和恵共編著、かもがわ出版) 2008
  • 『性の貧困と希望としての性教育 その現実とこれからの課題』(杉田聡, 村瀬幸浩共編著、十月舎) 2009
  • 『福祉・保育現場の貧困 人間の安全保障を求めて』(金澤誠一共編著、明石書店) 2009
  • 『保育の質と保育内容 保育者の専門性とは何か』(渡邉保博共編著、新日本出版社、保育の理論と実践講座2) 2009
  • 『子ども・家族の実態と子育て支援 保育ニーズをどう捉えるか』(丸山美和子共編著、新日本出版社、保育の理論と実践講座3) 2009
  • 『保育・子育て政策づくり入門 保育者と保護者がつくる希望のプラン』(高橋光幸, 中村強士共編、自治体研究社) 2010
  • 『子ども家庭福祉』(編著、建帛社、シードブック) 2011
  • 『子どもの暴力対応実践マニュアル 児童福祉施設・児童相談所・学校』(編著、茂木健司ほか共著、建帛社) 2011
  • 『はじめよう! 性教育 すべての子どもが性を学ぶための入門書』(編、ボーダーインク) 2012
  • 『戦争孤児たちの戦後史1 総論編』(川満彰共編、吉川弘文館) 2020年
  • 『〈施設養護か里親制度か〉の対立軸を超えて 「新しい社会的養育ビジョン」とこれからの社会的養護を展望する』(黒田邦夫共編著、明石書店) 2018.5
  • 『性教育はどうして必要なんだろう? 包括的性教育をすすめるための50のQ&A』(艮香織, 鶴田敦子共編著、大月書店) 2018.8
  • 『子ども家庭支援論 家族の多様性とジェンダーの理解』(所貞之共編著、建帛社) 2019.11
  • 『乳幼児期の性教育ハンドブック』("人間と性"教育研究協議会乳幼児の性と性教育サークル、浅井春夫, 安達倭雅子, 艮香織, 北山ひと美共編著、かもがわ出版) 2021.4

翻訳

編集
  • 『国際セクシュアリティ教育ガイダンス 教育・福祉・医療・保健現場で活かすために』(艮香織, 田代美江子, 渡辺大輔共訳、ユネスコ編、明石書店) 2017.6

脚注

編集
  1. ^ 浅井 春夫 ASAI Haruo”. KAKEN. 2023年1月22日閲覧。
  2. ^ a b 浅井 春夫”. J-GLOBAL. 2023年1月22日閲覧。

参考

編集
pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy