海保博之

日本の心理学者 (1942-2021)

海保 博之(かいほ ひろゆき、1942年10月1日 - 2021年8月9日)は、日本心理学者筑波大学名誉教授。専門は認知心理学[1]

来歴

編集

千葉県出身[2]。1961年千葉県立第一高等学校[3]卒業、1965年東京教育大学教育学部心理学科卒業[1] 、1968年東京教育大学大学院博士課程中退[1]

1968年、徳島大学教育学部助手に就任[4]、講師、助教授を経て、1975年7月に筑波大学に転任[5]、1985年3月25日教育学博士、1991年心理学系教授となる[4]。筑波大学では心理学研究科長を務め[5]、加えて2002年から2005年まで筑波大学附属高等学校校長を務めた[6]。2006年3月をもって筑波大学を定年退職する[5]

2006年4月、東京成徳大学応用心理学部教授に就任。同年5月23日、筑波大学より名誉教授の称号を授与される[7]

2011年4月1日、東京成徳大学の副学長に就任[8]。2013年4月より2017年まで同大学学長。 2017年4月、東京成徳大学名誉教授および学術顧問。

2021年8月9日、S状結腸がんのため死去[9]。78歳没。死没日をもって従四位に叙され、瑞宝中綬章を追贈される[10]

著書

編集

単著

編集

共著

編集

編集

編集

共編

編集

監修

編集

翻訳

編集
  • 『認知革命 知の科学の誕生と展開』(ハワード・ガードナー、佐伯胖共訳、産業図書) 1987.8
  • 『心のシミュレーション ジョンソン・レアードの認知科学入門』(フィリップ・ジョンソン=レアード、横山昭一, 中溝幸夫, 守一雄共訳、新曜社) 1989.11
  • 『インタフェースの認知工学 人と機械の知的かかわりの科学』(J・ラスムッセン、赤井真喜, 加藤隆, 田辺文也共訳、啓学出版) 1990.2
  • 『認知科学通論』(N・A・スティリングス, J・L・ガーフィールド, D・A・ローゼンバウム, L・B・ベーカー・ワード, M・H・ファインシュタイン, E・L・リスランド, S・E・ワイスラー、新曜社) 1991.2
  • 『頭の働きを科学する 学習・記憶・脳』(P・チャンス, T・G・ハリス、村越真, 高田理孝, 古川聡共訳、マグロウヒル出版) 1991.10
  • 『心の働きを科学する 感情・性格・心理療法』(P・チャンス, T・G・ハリス、村越真, 次良丸睦子, 渡辺弥生共訳、マグロウヒル出版) 1991

社会的活動

編集

脚注

編集

注釈

編集

出典

編集
  1. ^ a b c 25歳からのお仕事クリニック”. COBS ONLINE. マイナビ. 2012年7月13日閲覧。
  2. ^ 学長メッセージ”. 東京成徳大学. 2013年6月27日閲覧。
  3. ^ 副学長メッセージ”. 東京成徳大学. 2012年7月13日閲覧。
  4. ^ a b 海保博之の「心を元気にする習慣づくり」”. Nikkei BPnet. 日経BP. 2012年7月13日閲覧。
  5. ^ a b c 海保博之 (2006年2月28日). “定年あいさつ”. 認知的体験. 2012年7月13日閲覧。
  6. ^ できる子は「一点集中力」が違う”. プレジデントファミリー公式サイト. プレジデント社. 2012年7月13日閲覧。
  7. ^ 名誉教授称号授与式”. 速報つくば1126号. 筑波大学. 2012年7月13日閲覧。
  8. ^ 本学副学長に海保博之教授が就任 國分康孝教授は名誉教授に。”. 東京成徳大学 (2011年4月2日). 2012年7月13日閲覧。
  9. ^ 海保博之さん死去 筑波大名誉教授、東京成徳大名誉教授、認知心理学 - 東京新聞 TOKYO Web 2021年8月22日
  10. ^ 『官報』第578号6頁 令和3年9月17日号
  11. ^ ヒューマン・エラー 誤りからみる人と社会の深層”. 新曜社. 2012年7月13日閲覧。
  12. ^ ポジティブマインド スポーツと健康、積極的な生き方の心理学”. 新曜社. 2012年7月13日閲覧。
  13. ^ 学園概要”. 東京成徳学園. 2012年7月13日閲覧。
  14. ^ 専門委員名簿(平成12年度)”. 文部科学省 (2001年3月27日). 2012年7月13日閲覧。
  15. ^ 専門委員名簿(平成13年度)”. 文部科学省 (2002年4月1日). 2012年7月13日閲覧。
  16. ^ 専門委員名簿(平成14年度)”. 文部科学省 (2003年5月30日). 2012年7月13日閲覧。
  17. ^ 理事会および各委員会の紹介”. 日本教育心理学会. 2012年7月13日閲覧。

外部リンク

編集
pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy