燐灰ウラン石
燐灰ウラン石(りんかいうらんせき、autunite)は、鉱物(リン酸塩鉱物)の一種。ウランの主要な鉱石鉱物。化学組成は Ca(UO2)2(PO4)2・10-12H2O。正方晶系。紫外線を照射すると、黄緑色の蛍光を発する。
燐灰ウラン石 | |
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分類 | リン酸塩鉱物 |
化学式 | Ca(UO2)2(PO4)2・10-12H2O |
結晶系 | 正方晶系 |
へき開 | 一方向に完全 |
モース硬度 | 2.5 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 黄色、淡緑色 |
条痕 | 淡黄色 |
比重 | 3.2 |
蛍光 | 黄緑色 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
板状あるいは鱗片状をしているため、燐重土ウラン石、燐銅ウラン石などとともに、ウラン雲母(uranmica)ともいわれる。
燐灰ウラン石グループ
編集関連項目
編集参考文献
編集- 沼野忠之 『岡山の鉱物』 日本文教出版〈岡山文庫〉、1980年、ISBN 4-8212-5092-6。
- 豊遙秋・青木正博 『検索入門 鉱物・岩石』 保育社、1996年、ISBN 4-586-31040-5。
- 松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003年、ISBN 4-05-402013-5。
- 松原聰・宮脇律郎 『国立科学博物館叢書5 日本産鉱物型録』 東海大学出版会、2006年、ISBN 978-4-486-03157-4。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
外部リンク
編集- Autunite(mindat.org)
- Autunite Mineral Data(webmineral.com)
- Autuniteグループ(地球資源論研究室)