美月ノア
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(美月亜優から転送)
美月 ノア(みつき ノア、5月29日 - )は、女優、元宝塚歌劇団花組の娘役。宝塚歌劇団での芸名は、美月 亜優(みつき あゆ)。大阪府豊中市出身。161cm。愛称は、「ゆかし」、「ゆかり」。大阪成蹊短期大学グローバルコミュニケーション学科講師。
略歴
[編集]- 1981年、69期生として宝塚音楽学校へ入学。同期生に元星組トップスターの麻路さき、元月組トップスターの久世星佳、元雪組トップスターの高嶺ふぶき、元雪組トップ娘役の神奈美帆、元花組男役スターの海峡ひろき、元月組男役スターの若央りさ、元星組男役スターのちあきしん、元月組組長の出雲綾らがいる。
- 1983年4月、宝塚歌劇団入団。入団時の成績は44人中4番[1]。月組『春の踊り/ムーンライト・ロマンス』にて初舞台を踏み、同年5月2日[1]に高嶺らとともに雪組に配属される。組配属後の初の出演作である『ブルー・ジャスミン』の新人公演で役がつく。
- 1985年、『愛のカレードスコープ』で新人公演初ヒロインを務める。
- 1986年、『ヴァレンチノ』でバウホール公演初ヒロインを務める。
- 1989年、ニューヨーク公演に参加する。
- 1992年、花組に組替え。
- 1997年6月30日[1]、『失われた楽園 -ハリウッド・バビロン-』/『サザンクロス・レビュー』の千秋楽をもち宝塚歌劇団を退団。千秋楽には、同じ公演で退団した海峡ひろきと共にサヨナラショーが催された。
- 退団後は、芸名を美月 ノアと変更し、舞台を中心に活動した。
宝塚時代の主な舞台出演
[編集]雪組時代
[編集]- 1983年8月、『ブルー・ジャスミン』新人公演:アナベラ(本役:北いずみ)/『ハッピーエンド物語』
- 1984年3月、『風と共に去りぬ』新人公演:メラニー・ハミルトン(本役:鳩笛真希)
- 1984年9月、『千太郎纏しぐれ』新人公演:八重(本役:美風りざ)/『フル・ビート』
- 1985年1月、『花夢幻』/『はばたけ黄金の翼よ』新人公演:カタリーナ(本役:鳩笛真希)
- 1985年6月、『愛のカレードスコープ』新人公演:クリスティーナ(本役:神奈美帆)/『アンド・ナウ!』 *新人公演初ヒロイン
- 1986年4月、『ヴァレンチノ』(バウ)ジューン・マシス *バウホール初ヒロイン
- 1986年8月、『三つのワルツ』新人公演:シャルロッテ・ピクラー(本役:神奈美帆) *新人公演ヒロイン
- 1986年10月、『恋のチェッカー・フラッグ』(バウ)カプラン
- 1987年3月、『宝塚をどり讃歌』/『サマルカンドの赤いばら』新人公演:ハビーバ(本役:明都ゆたか)
- 1987年5月、『リプライズ!』(バウ・東京特別)
- 1987年9月、『梨花 王城に舞う』小宝、新人公演:麗妃(本役:仁科有理)/『ザ・レビュースコープ』
- 1988年1月、『風と共に去りぬ』新人公演:スカーレットII(本役:神奈美帆・一路真輝)
- 1988年7月、『たまゆらの記』新人公演:元正天皇(本役:真咲佳子)/『ダイナモ!』
- 1989年2月、『ムッシュ・ド・巴里』ミス・タバリー、新人公演:マーガレット・ド・ランカスター王妃(本役:仁科有理)/『ラ・パッション!』
- 1989年8月、『ベルサイユのばら - アンドレとオスカル編- 』令嬢
- 1989年10月、『宝塚をどり賛歌』/『タカラヅカ・フォーエバー』(ニューヨーク公演)
- 1990年1月、『天守に花匂い立つ』時姫/『ブライト・ディライト・タイム』
- 1990年6月、『黄昏色のハーフムーン』ロレッタ/『パラダイス・トロピカーナ』
- 1990年8月、『微笑みをもう一度』(バウ)
- 1991年8月、『華麗なるギャツビー』マートル/『ラバーズ・コンチェルト』
- 1991年10月、『スポットライト・マジック』(バウ)
花組時代
[編集]- 1992年2月、『白扇花集』/『スパルタカス』ポーシャ
- 1992年8月、『心の旅路』カーラ/『ファンシー・タッチ』
- 1992年10月、『It's my party』(バウ)
- 1993年2月、『メランコリック・ジゴロ -あぶない相続人-』レジーナ/『ラ・ノーバ!』
- 1993年8月、『ベイシティ・ブルース』グロリア/『イッツ・ア・ラブ・ストーリー』
- 1993年10月、『ワン・タッチ・オブ・ヴィーナス』(東京特別・バウ)サリー
- 1994年3月、『ブラック・ジャック 危険な賭け』ベリンダ/『火の鳥』
- 1994年5月、『たけくらべ』(東京特別・名古屋特別)大巻
- 1994年9月、『冬の嵐、ペテルブルグに死す』アンナ・フェドトヴナ伯爵夫人/『ハイパー・ステージ!』
- 1995年1月、『哀しみのコルドバ』リサ/『メガ・ヴィジョン -はてしなき幻想-』
- 1995年2月、『LAST DANCE』(バウ・東京特別)マダム・サティ
- 1995年4月、『エデンの東』ケイト/『ダンディズム!』
- 1995年9月、『チャンピオン! -蘇る伝説-』(バウ)ヴィクトリア・カザレス
- 1996年6月、『ハウ・トゥー・サクシード -努力しないで出世する方法-』ミス・ジョーンズ
- 1996年12月、『RYOMA -硬派・坂本竜馬!II-』(シアタードラマシティ)お登勢
- 1997年2月、『失われた楽園 -ハリウッド・バビロン-』マーガレット・ロス/『サザンクロス・レビュー』 *退団公演
- 1997年4月、『君に恋してラビリンス!』(バウ)アンナ
宝塚退団後の主な舞台出演
[編集]- 『カンパニー -結婚しない男-』(1999年)
- 『スタート!』(2001年)
脚注
[編集]- ^ a b c 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』P.95 小林公一・監修 阪急コミュニケーションズ 2014年4月1日。ISBN 9784484146010
外部リンク
[編集]- 大阪成蹊短期大学グローバルコミュニケーション学科シラバス(舞台パフォーマンスI・II、舞台表現演習)
- 大阪成蹊短期大学グローバルコミュニケーション学科「学科ニュース」第4号(2016年8月20日号)
- 大阪成蹊短期大学グローバルコミュニケーション学科「学科ニュース」第5号(2016年8月27日号)
- 大阪成蹊短期大学グローバルコミュニケーション学科「学科ニュース」第6号(2016年8月28日号)