ティッカネン
ティッカネン | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
欧字表記 | Tikkanen | |||||||||||
品種 | サラブレッド | |||||||||||
性別 | 牡 | |||||||||||
毛色 | 芦毛 | |||||||||||
生誕 | 1991年 | |||||||||||
父 | Cozzene | |||||||||||
母 | Reiko | |||||||||||
母の父 | Targowice | |||||||||||
生国 | アメリカ合衆国 | |||||||||||
生産者 | George W.Strawbridge Jr. | |||||||||||
馬主 | Augustin Stable | |||||||||||
調教師 |
Jonathan Pease(フランス) →Chirstophe Clement(アメリカ) | |||||||||||
競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 | 17戦4勝 | |||||||||||
獲得賞金 | 1,599,335ドル | |||||||||||
|
ティッカネン(Tikkanen、1991年 - )はフランスの競走馬、種牡馬。1994年のブリーダーズカップ・ターフを制した。馬名はフィンランドのアイスホッケープレイヤー、イーサ・ティッカネン (Esa Tikkanen) から。
戦績
[編集]1993年10月にデビューし初戦を勝利。その後G1クリテリウムドサンクルーに出走し3着となり、2歳シーズンを終える。
1994年は準重賞で3着となったのちG2グレフュール賞に勝利し重賞初勝利。しかしその後は入着はするものの勝てなくなり、イタリア大賞4着を最後にアメリカ合衆国に移籍する。
アメリカ初戦はターフクラシック招待ステークス。6番人気と注目されなかったが、クビ差で制しG1競走初勝利を挙げる。次に陣営が選んだ競走はブリーダーズカップ・ターフ。ここで鞍上に名手マイク・スミスを起用。今年9戦8勝のパラダイスクリークをはじめ名牝ハトゥーフやティッカネンが敗れたリュパン賞、ジョッケクルブ賞の勝ち馬セルティックアームズなどが出走し、この年最高とも言われるメンバーが揃いティッカネンは6番人気になっていた。しかしレースではハトゥーフに1馬身1/2をつけレコードタイムで勝利、G1競走2連勝となった。
4歳になったティッカネンは初戦をジョッキークラブステークスとし1番人気で出走するがクビ差の2着に敗れる。続くコロネーションカップも1番人気に推されるが4着となり、結局ブリーダーズカップ・ターフ後は1勝も出来ずにハリウッドターフカップ7着を最後に引退した。
競走成績
[編集]出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1993年10月07日 | エヴリ | サンピエールアジフ賞 | 芝1600m | 1着 | G.ギニャール | (Turbo Fan) | ||
1993年10月13日 | サンクルー | クリテリウムドサンクルー | G1 | 芝2000m | 3着 | G.ギニャール | 5 1/2馬身 | Sanshack |
1994年 | 4月04日ロンシャン | クールセル賞 | LR | 芝2100m | 3着 | C.アスムッセン | 2 3/4馬身 | Rainbow Dancer |
1994年 | 4月24日ロンシャン | グレフュール賞 | G2 | 芝2100m | 1着 | C.アスムッセン | ハナ | (Solid Illusion) |
1994年 | 5月15日ロンシャン | リュパン賞 | G1 | 芝2100m | 3着 | C.アスムッセン | 1 3/4馬身 | Cletic Arms |
1994年 | 6月 5日シャンティイ | ジョッケクルブ賞 | G1 | 芝2400m | 4着 | C.アスムッセン | 2 3/4馬身 | Cletic Arms |
1994年 | 6月26日カラ | アイリッシュダービー | G1 | 芝12f | 5着 | W.スウィンバーン | 14馬身 | Balanchine |
1994年 | 8月28日バーデンバーデン | フュルシュテンベルクレネン | G3 | 芝2200m | 2着 | R.コクレーン | ハナ | Twen |
1994年 | 9月18日サンシーロ | イタリア大賞 | G1 | 芝2400m | 4着 | L.デットーリ | 1馬身 | Close Conflict |
1994年10月 | 8日ベルモントパーク | ターフクラシック招待S | G1 | 芝12f | 1着 | C.アスムッセン | クビ | (Vaudeville) |
1994年11月 | 5日チャーチルダウンズ | ブリーダーズカップ・ターフ | G1 | 芝12f | 1着 | M.スミス | 1 1/2馬身 | (Hatoof) |
1995年 | 5月 5日ニューマーケット | ジョッキークラブS | G2 | 芝12f | 2着 | C.アスムッセン | クビ | Only Royale |
1995年 | 6月10日エプソム | コロネーションカップ | G1 | 芝12f10y | 4着 | C.アスムッセン | 3馬身 | Sunshack |
1995年 | 7月 2日サンクルー | サンクルー大賞 | G1 | 芝12f | 4着 | C.アスムッセン | 4馬身 | Camegie |
1995年 | 9月16日ベルモントパーク | マンノウォーステークス | G1 | 芝11f | 8着 | M.スミス | 7馬身 | Milkom |
1995年10月 | 7日ベルモントパーク | ターフクラシック招待S | G1 | 芝12f | 6着 | M.スミス | 9馬身 | Turk Passer |
1995年12月10日 | ハリウッドパーク | ハリウッドターフカップ | G1 | 芝12f | 7着 | C.アスムッセン | 3馬身 | Royal Chariot |
引退後
[編集]引退後は日本に輸入され、アロースタッドで種牡馬として繋養されていた。血統内にノーザンダンサーもサンデーサイレンスも入っていないことから期待されていたが、活躍馬は出ず2003年にアイルランドに売却された。
主な産駒
[編集]ブルードメアサイアーとしての主な産駒
[編集]血統表
[編集]ティッカネン (Tikkanen)の血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | カロ系 |
[§ 2] | ||
父 Cozzene 1980 芦毛 |
父の父 Caro1967 芦毛 |
*フォルティノ | Grey Sovereign | |
Ranavalo | ||||
Chambord | Chamossaire | |||
Life Hill | ||||
父の母 Ride the Trails1971 鹿毛 |
Prince John | Princequillo | ||
Not Afraid | ||||
Wildwook | Sir Gaylord | |||
Blue Canoe | ||||
母 Reiko 1979 栗毛 |
*ターゴワイス 1970 鹿毛 |
Round Table | Princequillo | |
Knight's Daughter | ||||
Matriarch | Bold Ruler | |||
Lyceum | ||||
母の母 Beronaire1974 栗毛 |
*リベロ | Ribot | ||
Libra | ||||
*ノーラツク | Lucky Debonair | |||
No Teasing (1-x) | ||||
母系(F-No.) | 1号族(FN:1-s) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Princequillo 4×4=12.50%、Nasrullah 5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
- 母Reikoは和田共弘の生産馬。
- 半兄にTurgeon(アイリッシュセントレジャー、ロワイヤルオーク賞)[4]
- 祖母Beronarieの半弟にモガミ、近親にメジロパーマー、Regal Gleam[5]
脚注
[編集]- ^ “サクセスストレイン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月2日閲覧。
- ^ “サンバビーン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年8月3日閲覧。
- ^ a b “ティッカネン(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月2日閲覧。
- ^ a b c “ティッカネンの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月2日閲覧。
- ^ “ノーラツク(USA) 血統情報:牝系情報”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月2日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post