森岡賢一郎
森岡 賢一郎 | |
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生誕 | 1934年3月4日 |
出身地 | 日本 熊本県八代市 |
死没 | 2018年8月19日(84歳没) |
学歴 | 熊本県立八代高等学校 |
職業 | 作曲家・編曲家 |
活動期間 | 1960年代 - 2018年 |
森岡 賢一郎(もりおか けんいちろう、1934年3月4日 - 2018年8月19日[1] )は、日本の作曲家、編曲家。
概要
[編集]熊本県八代市出身。熊本県立八代高等学校卒業。指揮を平井哲三郎、高階正光、ピアノをポール・ヴィノグラドフ、作曲を團伊玖磨にそれぞれ師事。
「君といつまでも」「恋のしずく」「ブルー・シャトウ」「今日でお別れ」[2]で日本レコード大賞編曲賞を受賞。作・編曲の傍ら、映画やテレビ番組の音楽監督・プロデューサーとして活動。主な作品に、映画音楽「若大将シリーズ」「宇宙からのメッセージ」「山下少年物語」「典子は、今」など。
またカーティア・リッチャレッリのレコーディング、サルバトール・アダモのコンサートのプロデュースなど外人アーティストの音楽制作プロデュースも積極的に手がける。新日本フィルハーモニー、N響団友オーケストラなど数々のオーケストラの指揮のほかに、ピアニストとして、バイオリニスト佐藤陽子とジョイントリサイタルなどの活動も行った。
往年の歌謡曲にしばしばクレジットされている、ケニー・ウッド・オーケストラとは、彼が率いていた楽団である(ケニー=賢一郎、ウッド=森岡のもじりである)。またスマイリー小原とスカイライナーズでは首藤邦彦、鈴木庸一と共にピアノも担当していた。
2018年8月19日午前5時45分に肺炎のため死去。84歳没[3]。
家族
[編集]- 長女は現代美術家の森岡寿里。
- 三男は元SOFT BALLETのキーボーディスト・森岡賢。
- 四男はギタリストの森岡慶。
主な楽曲
[編集]- あ行
- 梓みちよ
- 「二人でお酒を」
- 「淋しがりや」
- 天地真理
- 「水色の恋」
- 「初めての涙」
- 「矢車草」
- 「愛の渚」
- 「夢ほのぼの」
- いしだあゆみ
- 「喧嘩のあとでくちづけを」
- 「砂漠のような東京で」
- 「渚にて」
- いずみたくシンガーズ
- 「帰らざる日のために」
- 伊東ゆかり
- 内山田洋とクール・ファイブ
- 「長崎は今日も雨だった」
- 「わかれ雨」
- 「逢わずに愛して」
- 「愛の旅路を」
- 「愛のいたずら」
- 「すべてを愛して」
- 「女のくやしさ」
- 「悲恋」
- 「そして、神戸」
- 「男泣き」
- 「出船」
- 「雨のしのび逢い」
- 「うわさ」
- 「中の島ブルース」
- 「気まぐれ雨」
- 「東京砂漠」
- 「西海ブルース」
- 「昔があるから」
- 「夢酒場」
- 「おんなの愛はブルース」
- 大塚博堂
- 小川知子
- 「ゆうべの秘密」
- 「恋のときめき」
- 「銀色の雨」
- 「あなたに夢中なの」
- 奥村チヨ
- 「私の胸をノックして」
- 「いつかの約束」(作曲・編曲)
- 「泣いて京都へ」
- 「何かありそな西銀座」
- か行
- さ行
- ザ・ドリフターズ
- ドリフのバイのバイのバイ(編曲)
- 堺正章
- 「街の灯り」
- ジャッキー吉川とブルーコメッツ
- 菅原洋一
- 「今日でお別れ」
- 「忘れな草をあなたに」
- 園まり
- 「逢いたくて逢いたくて」
- た行
- 千葉真一
- 「白いワゴン」(編曲)
- 千葉紘子
- 「折鶴」(編曲)
- テレサ・テン
- 「空港」(編曲)
- 豊川誕
- 「汚れなき悪戯」(編曲)
- 「星めぐり」(編曲)
- 「生きるってすばらしい」(編曲)
- 「ほどけた靴ひも」(編曲)
- 「ぼくの消息」(編曲)
- な行
- は行
- ま行
- や行以降
映画・テレビ番組の音楽
[編集]- ザ・タイガース 世界はボクらを待っている
- 突撃!ヒューマン!!
- 宇宙円盤大戦争(主題歌・挿入歌編曲)
- UFOロボ グレンダイザー(エンディングテーマ「宇宙の王者 グレンダイザー」歌・ささきいさお・編曲)
- 宇宙からのメッセージ
- 宇宙からのメッセージ・銀河大戦(エンディング曲のみ)
- 山下少年物語
- 典子は、今
特記事項
[編集]- 1949年(昭和24年)9月3日、東京青年商工会議所(現、東京青年会議所)の発足に参画。発足当初のチャーター・メンバー48名のひとりとなる。
- 昭和九年会のメンバー。
- 2013年 (平成25年)大衆音楽の殿堂入り。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “編曲家の森岡賢一郎さん死去 「君といつまでも」”. 朝日新聞デジタル. (2018年8月28日) 2020年2月15日閲覧。
- ^ 1969年に菅原洋一が再発売したバージョン
- ^ “森岡賢一郎さん84歳=「瀬戸の花嫁」など編曲”. 毎日新聞デジタル. 毎日新聞社. (2018年8月28日) 2018年8月28日閲覧。