ひさき、計画名SPRINT-A(英語: Small scientific satellite Platform for Rapid Investigationand Test - A)、旧称TOPS(英語: Telescope Observatory for Planets on Small-satellite)は、東京大学、東北大学が中心になって計画した惑星観測専用の宇宙望遠鏡で、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が開発したイプシロンロケットで打ち上げる小型科学衛星 (SPRINT) シリーズの1号機。太陽系内の惑星観測専用の人工衛星としては世界初となる。 当初は、2013年8月22日に打上げを予定していたが、8月27日に延期され、27日の打上げ直前に当日の打上げを中止した。9月14日に打ち上げが延期され、最終的に同日14時00分に打ち上げられ、約1時間後に軌道に無事投入された。これを受けてJAXAはSPRINT-Aの愛称として「ひさき」(太陽(ひ)の先(さき)、内之浦のある津代半島の先端の地名の火崎に由来)と命名した。11月19日に分光観測を行い、定常観測運用を開始することができることを確認した。