自転車競技におけるアシストとは、チームとエース(主力選手)の利益のために働く自転車ロードレース選手である。英語圏ではフランス語で「下僕」を意味するドメスティーク(仏: domestique)、イタリアおよびスペインでは、グレガリオ(伊: gregario、「集団の中の1人」を意味するローマ時代の戦士)と呼び、ベルギーとオランダではそれぞれクネフト(蘭: knecht、下僕、助力者)と呼ぶなど、欧米では球技で用いられる「アシスト」と言う言葉を自転車競技に用いるのは一般的ではない。ドメスティークという言葉が最初に使われたのは1911年だが、それ以前もこの役割の選手は存在した。