アメリカ陸軍工兵隊(アメリカりくぐんこうへいたい、英: United States Army Corps of Engineers, USACE)は、アメリカ合衆国政府の機関の一つであり、下記の業務を含むエンジニアリングを行う。 * ダムなど土木工事プロジェクトの計画、設計、施工および運転 * アメリカ陸軍とアメリカ空軍の軍事施設の設計と施工監理 * 他の国防部局など連邦政府の施設の設計と施工監理の支援 * 放射能汚染地域の管理・除染 (FUSRAP) 工兵隊には34,600名の軍属と650名の軍人が勤めている。通常は工兵隊(the Corps of Engineers)と呼ばれる。 工兵隊の歴史は1775年のアメリカ独立戦争時、大陸会議がリチャード・グリドリーを最初の技師長に任命したときに始まった。その最初の任務はボストン市に近いバンカーヒルの防御線を造ることであった。工兵隊としてはフランス王ルイ16世に仕えていた中からジョージ・ワシントンに雇用されたフランス人技師で大半が構成されていた。1802年、工兵隊はウエストポイントに駐在することとなり、アメリカでは最初の陸軍士官学校を造った。