エウマイオス(古希: Εὔμαιος, Eumaios, 英: Eumaeus)は、ギリシア神話の人物である。ホメーロスの叙事詩『オデュッセイアー』の登場人物で、シュリエー島(現在のシロス島)の王オルメノスの息子クテーシオスの子。イタケー島の王オデュッセウスに仕える忠実な豚飼いで、オデュッセウスと息子テーレマコスの邂逅はエウマイオスが暮らす豚飼いたちの小屋で成された。 エウマイオスは『オデュッセイアー』において、ホメーロスがアポストロペー(物語の中で突然、登場人物に呼びかける手法)を用いて語る唯一の人物である。