スクレイピー(英:scrapie)は、ヒツジやヤギ類の神経系を冒す、致死性の高い変性疾患である。この病気は伝達性海綿状脳症(TSE)の一つで、TSEの中には牛海綿状脳症(BSE)・慢性消耗病(CWD。野生鹿の一部に発症していた事が米国ケンタッキー大学により確認されている)が含まれる。他のTSE同様、スクレイピーはプリオンが原因と信じられている。スクレイピーは18世紀(1732年)から知られており、ヒトには伝染しないと考えられている。