タコの山(タコのやま)とは、滑り台を主としながら迷路や秘密基地のような構造を併せ持つ、コンクリート製・人造石研ぎ出し仕上げの屋外公園遊具で、造形上、タコ(蛸)の姿を模していることからその名で呼ばれている。「タコ山」「タコの滑り台」「タコさんすべり台」「タコの山のすべり台(※開発企業の後身に当たるが用いる名称の一つ)」「タコ遊具」「タコスライダー」など様々な別名でも親しまれている。 1965年(昭和40年)に日本の東京都足立区西新井にあるに初めて設置されて以来、日本各地に数多く設置されるようになったとも、1968年(昭和43年)に東京都品川区の神明児童遊園に設置されたのを先駆けとして広がったともいわれている。いずれにしても、そのころ以来、タコの山はほぼ日本国内に限って広く普及していった。 造形に愛嬌と不思議さがあって人気なのもさることながら、業者の言うことには、小さな子供は遊んでいるうちに自分がどこにいるのかよく分からなくなるという迷路性があって楽しいらしい。