ドゥニエ(フランス語: denier)はかつてフランスで使われていた通貨単位。シャルルマーニュ(在位:768年 - 814年)の先代ピピン3世が着手した改革により、フランク王国はソリドゥス金貨を通貨単位とした金本位制と決別し、銀本位制へ舵をきった。ここで採用されたのがデナリウス銀貨(ラテン語: denarius)である。フランク王国はやがて分裂し、デナリウスは盛期中世には各国語で呼ばれるようになった。そのフランス語読みがドゥニエである。フランス革命期にフランス・フランが採用されると役目を終え、廃止された。日本語ではドニエ、デニエなどとも表記されるが本項ではドゥニエに統一する。