ミールザー・ムハンマド・ハイダル・ドゥグラト(Mirza Muhammad Haidar Dughlat Beg, 1499年/1500年 - 1551年)は、モグーリスタン・ハン国(東チャガタイ・ハン国)の貴族、歴史家。テュルク系のドゥグラト部の出身でムガル帝国の創始者バーブルの従弟にあたる。著作の『ターリーヒ・ラシーディー』は14世紀から16世紀にかけての中央アジア史、特にモグーリスタン・ハン国史についての重要な史料で、バーブルの著書『バーブル・ナーマ』に比肩する歴史書として評価されている。