モヨウウチキトラザメ Haploblepharus edwardsii はに属するサメの一種。南アフリカの温帯域沿岸の固有種で、深度0-130mの砂地や岩礁で見られる。全長60cmに達し、体は細い。背面には明るい橙色の鞍状模様が並び、無数の白点が散らばる。Haploblepharus kistnasamyi は本種の地域変異とされていたが、2006年に別種とされた。 ウチキトラザメ属に共通の性質として、外敵に対して体を丸め、尾で頭を覆う。餌は甲殻類・多毛類・硬骨魚など。卵生で、卵殻に包まれた卵を1回に1-2個、水中の構造物に産み付ける。人には無害で、漁業価値もない。分布域での漁業が活発であるため、IUCNは保全状況を絶滅危惧としている。