低アルブミン血症(ていアルブミンけっしょう)とは、医学用語のひとつで、ヒト血漿においてアルブミンの濃度が異常に下がることをいう。種々の低蛋白血症のひとつ。 アルブミンはヒト体内における主要な蛋白のひとつであり、血清においては蛋白のおよそ60%を占める。多くのホルモン、薬剤や分子化合物は血中でアルブミンと結合している。生物学的に活性を示すにはアルブミンから分離する必要がある。一例として、カルシウムはアルブミンと結合しており、低アルブミン血症は血中カルシウムイオンの増加をきたす。