川芎(せんきゅう)は、中国北部原産で秋に白い花をつけるセリ科の多年草Cnidium officinaleの根茎を、通例、湯通しして乾燥したものである。 本来は芎窮(きゅうきゅう)と呼ばれていたが、四川省のものが優良品であったため、この名称になったという。日本では主に北海道で栽培される。断面が淡黄色または黄褐色で、刺激性のある辛みと、セロリに似た強いにおいがある。主要成分としてリグスチリドなどがあげられる。