硫黄島の星条旗(いおうじまのせいじょうき、Raising the Flag on Iwojima)は、第二次世界大戦中の1945年2月23日にジョー・ローゼンタールによって硫黄島(いおうとう)で撮影された報道写真である。 5人のアメリカ海兵隊員と1人のアメリカ海軍兵が硫黄島の戦いの最中、摺鉢山の頂上に星条旗を立てる姿を撮影したもので、史上もっとも有名な報道写真の一つである。映画『父親たちの星条旗』が公開された2006年にいたるまで太平洋戦争のイメージとしてよく知られたものとなり、1945年度のピューリッツァー賞の写真部門を受賞した唯一の写真となった。写真に写っている6人のうち、3人は硫黄島で戦死したが、他の3人は生き残って一躍有名人となった。後に、この写真をもとにアーリントン国立墓地近くに海兵隊戦争記念碑が造られた。