義本(ぎほん、1206年(開禧2年) - 没年不詳)は、舜天王統最後(3代目)にして、第3代琉球国王とされる人物である。在位11年(1249年(淳祐9年) - 1259年(開慶元年))。神号は不伝。 父・舜馬順煕の死後、44歳で即位したが、国内に飢饉や疫病が流行した。群臣の薦めで英祖に政治を任せたところ、災厄は収まったため、英祖に王位を譲ったとされる。これにより、英祖を祖とする英祖王統が始まり、舜天王統は滅亡した。 退位後の義本の消息は不明であるが、沖縄本島や奄美群島各地に彼を葬ったと伝えられる墓が存在している。 先代の舜天王統各王と同様に、「琉球国中山王」は史書による追封号である。