2016年の台風(2016ねんのたいふう、太平洋北西部及び南シナ海で発生した熱帯低気圧)のデータ。データは基本的に気象庁の情報に基づくが、気象庁が熱帯低気圧としていないものについては、合同台風警報センター(JTWC)のみに因る。 2015年12月23日に熱帯低気圧が消滅して以来、2016年5月26日までおよそ5か月間に渡って熱帯低気圧が発生しなかった。2016年はエルニーニョ現象が終息に向かっていたため、北西太平洋では例年より非常に強い太平洋高気圧に覆われ、熱帯低気圧が発生しにくい状況が続いていた。 日本への影響においては、接近数が平年並みの11個、上陸数は統計史上2位タイの多さとなる6個であった(7号・9号・10号・11号・12号・16号)。 なお、台風10号において事後解析で発生日が速報値より大幅に後倒しに修正されたため、その結果台風11号のほうが発生が先だったという、台風番号と発生日時の逆転現象が2009年の台風7号と台風8号のケース以来7年ぶりに発生した。