Mdm2はがん抑制因子であるp53の活動を抑制的に調節するタンパク質で、ヒトではMDM2遺伝子にコードされる。Mdm2タンパク質は、p53のN末端のトランスアクティベーションドメイン(TAD)を認識するE3ユビキチンリガーゼとして、またp53の転写活性化の阻害因子として機能する。