@@ -237,11 +237,11 @@ <h2><a class="header" href="#rustツールチェインやクレートの内容
237
237
< li > Rust 1.35.0</ li >
238
238
< li > インストールするクレート:< a href ="https://github.com/rust-lang-ja/atcoder-rust-resources/wiki/Crates-2019 "> このページ</ a > を参照</ li >
239
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</ ul >
240
- < h2 > < a class ="header " href ="#素のrust設定について " id ="素のrust設定について " > 素のRust設定について </ a > </ h2 >
240
+ < h2 > < a class ="header " href ="#素のrust環境について " id ="素のrust環境について " > 素のRust環境について </ a > </ h2 >
241
241
< p > < a href ="https://docs.google.com/spreadsheets/d/1PmsqufkF3wjKN6g1L0STS80yP4a6u-VdGiEv5uOHe0M/edit "> AtCoder 2019/7 Language Updateのスプレッドシート</ a > では、従来のようにクレートがインストールされていない「素のRust環境」の併設を望む声もあるようです。</ p >
242
242
< p > 本章の内容に従って環境をセットアップした場合に、ユーザプログラム(選手が提出したプログラム)が従来のようにクレートを使用しないなら、インストールしたクレートはないものと同じになります。
243
- 使用しないクレートはユーザプログラムの実行ファイルになんら影響も与えません 。
244
- 素のRust環境を別途用意する必要はなさそうに思えます 。</ p >
243
+ 使用しないクレートはユーザプログラムの実行ファイルになんら影響を与えません 。
244
+ このことから素のRust環境を別途用意する必要はなさそうに思えます 。</ p >
245
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< p > もしそれでも心配という声があるようなら、素のRust環境を別途用意することも可能です。
246
246
その場合は以下の環境変数の値を変える(または< code > unset</ code > する)ことで、本章でセットアップする環境と、素のRust環境を切り替えることができます。</ p >
247
247
< table > < thead > < tr > < th align ="left "> 環境変数</ th > < th align ="left "> 本章でセットアップする環境(クレートを使用できる環境)を使用する場合</ th > < th align ="left "> 素のRust環境を使用する場合</ th > </ tr > </ thead > < tbody >
@@ -348,7 +348,12 @@ <h2><a class="header" href="#一般的なrustプログラム開発環境との
348
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< li > コンパイルしてできた< code > rlib</ code > ファイルをジャッジサーバ上の全Linuxユーザがread-onlyでアクセスできる場所に保存する</ li >
349
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</ ul >
350
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</ li >
351
- < li > ジャッジの際にはユーザプログラムのコンパイルに< code > cargo</ code > を介さずに< code > rustc</ code > を直接実行することで、クレートが毎回コンパイルされることを防ぐ</ li >
351
+ < li > ジャッジの際にはユーザプログラムのコンパイルに< code > cargo</ code > を介さずに< code > rustc</ code > を直接実行する
352
+ < ul >
353
+ < li > ジャッジの際にクレートのソースファイルがダウンロードされることがないので、選手が使用するクレートを制限できる</ li >
354
+ < li > クレートが毎回コンパイルされることが防げる</ li >
355
+ </ ul >
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+ </ li >
352
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</ ul >
353
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< p > Rustツールチェインや< code > rlib</ code > ファイルは< code > /usr/local/lib/rust</ code > ディレクトリ配下に置きます。</ p >
354
359
< p > なお、選手が使用するクレートを制限することは、本章で用いる方法の他に、< a href ="https://crates.io/crates/cargo-vendor "> < code > cargo-vendor</ code > </ a > という< code > cargo</ code > の拡張コマンドを使うことでも実現できます。しかしその方法ではジャッジの際にクレートが毎回コンパイルされることは防げません。</ p >
@@ -365,8 +370,8 @@ <h1><a class="header" href="#rustツールチェインのインストール" id=
365
370
< p > このページではAtCoderのジャッジサーバにRustツールチェインをインストールする手順を説明します。</ p >
366
371
< h2 > < a class ="header " href ="#rustバージョン " id ="rustバージョン "> Rustバージョン</ a > </ h2 >
367
372
< p > 今回の言語アップデートでは2019年5月20日にリリースされた1.35.0をインストールします。</ p >
368
- < p > Rustの安定版(stable版)は6週間ごとにリリースされますので、次の1 .36.0は7月4日にリリースされます 。
369
- 言語アップデート作業は2019年7月から始まりましたので 、1.36.0をインストールすることも可能です。
373
+ < p > Rustの安定版(stable版)は6週間ごとにリリースされますので、次のバージョンの1 .36.0のリリース日は7月4日になります 。
374
+ 言語アップデート作業は2019年7月初旬から始まりましたので 、1.36.0をインストールすることも可能です。
370
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しかし今回は安全のために、リリースされてから少し日が経っている1.35.0を選択します。</ p >
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< p > ツールチェインのインストールには< code > rustup</ code > というRustプロジェクト公式のコマンドラインツールを使います。
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これにより特定のバージョンのRustをインストールすることが可能になります。</ p >
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