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{{基礎情報 中国君主
|名 = 景帝 劉啓
|代数 = 第6代
|呼称 = 皇帝
|画像 = [[File:HanLiu JingdiQi (Emperor Jing of Han).jpgpng|240px250px|]]
|説明 =景帝肖 聖君賢臣全身冊([[国立故宮博物院]]蔵)より
|王朝 = 前漢
|在位期間 = [[文帝 (漢)|文帝]]後7年[[6月9日 (旧暦)|6月9日]] - 景帝後3年[[1月27日 (旧暦)|1月27日]]<br/>([[紀元前157年|前157年]][[7月14日]] - [[紀元前141年|前141年]][[3月9日]]
|都城 = [[長安]]
|諱 = 劉啓
|字 =
|諡号 = 孝景皇帝
|廟号 =
|生年 = [[恵帝 (漢)|恵帝]]7年([[紀元前188年|前188年]]
|没年 = 景帝後3年[[1月27日 (旧暦)|1月27日]]<br/>([[紀元前141年|前141年]][[3月9日]](旧暦1月28日
|父 = [[文帝 (漢)|文帝]]
|母 = [[孝文竇皇后|竇皇后]]
|皇后 = [[薄皇后 (漢景帝)|薄皇后]]<br/>[[孝景王皇后|王皇后]]
|陵墓 = 陽陵
|年号 =
|注釈 =
}}
'''景帝'''(けいてい)は、[[前漢]]の第6代[[皇帝]]。中国皇帝の中で名君とされる一人である
 
[[文帝 (漢)|文帝]]と同様に漢の基盤を固める善政を行い、その治世は「[[文景の治]]」と賞賛された。また、[[後漢]]の創始者である[[光武帝]]劉秀と[[蜀漢]]の創始者である昭烈帝[[劉備]]は景帝の末裔と称した。
 
== 生涯 ==
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=== 呉楚七国の乱 ===
{{See also|呉楚七国の乱}}
この時代に、[[皇族]]・[[宗室]]である[[劉氏|劉一門]]が封じられた[[諸侯王]]は領内の徴税・官吏の任命権などを掌握し、分国は半独立国の様相を呈していた。この問題は前代以来のことであり、文帝も対策を徐々に行ってはいたものの、この問題に対しても消極的な対応であり(文帝自身が諸侯王である代王から皇帝になっている)、[[中郎将]]の[[袁オウ|袁盎]]の諫言もあって抜本的な対策は先送りにされていた。
 
基本的には文帝の方針を継承した景帝であるが、分国問題に関しては袁盎と犬猿の仲である[[御史大夫]]の[[晁錯|鼂錯]]の献言に従って、諸侯王の権力削減に着手し、諸侯王の些細な過失を理由に封土を没収し、中央集権体制を構築して行った。これに反発した諸侯王は密かに連携し、[[紀元前154年]]に呉王[[劉ビ|劉濞]]を中心とした反乱が発生した([[呉楚七国の乱]])。当初は反乱軍が優勢であったが、[[周亜夫]]の活躍によりこの反乱は鎮圧されている。
 
呉楚七国の乱の鎮圧以降、諸侯王の封土は官僚である相([[諸侯相]])を派遣して統治させ、諸侯王は徴税される税を受け取るのみとし、当初計画していた諸侯王の権力削減は成功した。
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== 宗室 ==
{{漢王朝系図}}
*后妃
**正室:[[薄皇后 (漢景帝)|薄皇后]](廃) - 祖母[[薄姫|薄氏]]の同族
**皇后継室:[[王皇后 (漢景帝)|王{{lang|zh|娡}}]] - 王仲と臧児(燕王[[臧荼]]の孫娘)のあいだの娘
**皇女:{{仮リンク|平陽公主 (漢景帝の娘)|label=平陽公主|zh|平陽公主 (漢景帝之女)}} (母:王皇后。 - 平陽侯曹寿・汝陰侯夏侯頗・[[衛青]]に降嫁した)とついだ
**夫人王児{{lang|zh|姁}} - 王皇后の妹
**皇女:南宮公主 (母:王皇后。- 南宮侯張生・張侯耏申に降嫁した)とついだ
**賈夫人
**皇女:隆慮公主 (母:王皇后。- 隆慮侯陳蟜([[陳皇后 (漢武帝)|陳皇后]]の兄弟)に降嫁した)とついだ
**{{仮リンク|栗姫|zh|栗姬}}
*#*十一男:武帝 [[武帝 (漢)|劉徹]] (母:王皇后。- はじめ膠東王、第7代皇帝
**程姫
**側室:夫人 王児{{lang|zh|姁}} - 王皇后の妹
**唐姫
*#*十男:広川恵王 [[劉越]] (母:王夫人)
*#*十二男:膠東康王 [[劉寄]] (母:王夫人)
*#*十三男:清河哀王 [[劉乗]] (母:王夫人)
*#*十四男:常山憲王 [[劉舜 (常山王)|劉舜]] (母:王夫人。- 真定王[[劉楊]]の祖
**側室:賈夫人
*#*五男:趙敬粛王 [[劉彭祖]] (母:賈夫人。- はじめ広川王
*#*九男:中山靖王 [[劉勝]] (母:賈夫人。前述- 間男昭烈帝[[劉備]]の祖<ref>『三国志』蜀書「先主伝」</ref>
**側室:{{仮リンク|栗姫|zh|栗姬}}
**長男:臨江閔王 [[劉栄]]
*#*次男:河間献王 [[劉徳]] (母:栗姫)
*#*三男:臨江哀王 [[劉閼于]] (母:栗姫)
**側室:程姫
*#*四男:魯恭王<ref>『[[漢書]]』王子侯表、『[[後漢書]]』劉表伝より。『[[史記]]』五宗世家では共王。</ref> [[劉余]] (母:程姫。 - はじめ[[淮陽県|淮陽]]王、[[劉焉]]<ref>『[[三国志 (歴史書)|三国志]]』蜀書「劉焉伝」</ref>と[[劉表]]<ref>『後漢書』劉表伝</ref>と[[劉洪]]の祖
*#*六男:江都易王 [[劉非 (前漢)|劉非]] (母:程姫。 - はじめ汝南王、前168年 - 前128年と生没年が明確
*#*八男:膠西王 [[劉端 (前漢)|劉端]] (母:程姫)
**側室:唐姫
*#*七男:長沙定王 [[劉発]] (母:唐姫。 - [[光武帝]]劉秀の祖。前述の昭烈帝[[劉備]]の祖<ref>『三国志』蜀書「先主伝」が引く『[[魏略|典略]]』</ref>
 
== 登場作品 ==
*子女
;テレビドラマ
*#臨江閔王 [[劉栄]] (母:栗姫。栗太子と呼ばれる)
* 『[[漢武大帝]]』(2004年、中国、演:[[焦晃|ジアオ・ホアン]])
*#河間献王 [[劉徳]] (母:栗姫)
* 『[[劉邦の大風歌 -漢建国記-]]』(2009年、中国、演:[[樊営]])
*#臨江哀王 [[劉閼于]] (母:栗姫)
* 『[[美人心計〜一人の妃と二人の皇帝〜]]』(2012年、中国、演:{{仮リンク|高昊|zh|高昊|label=ガオ・ハオ}})
*#魯恭王<ref>『[[漢書]]』王子侯表、『[[後漢書]]』劉表伝より。『[[史記]]』五宗世家では共王。</ref> [[劉余]] (母:程姫。はじめ[[淮陽県|淮陽]]王、[[劉焉]]<ref>『[[三国志 (歴史書)|三国志]]』蜀書「劉焉伝」</ref>と[[劉表]]<ref>『後漢書』劉表伝</ref>と[[劉洪]]の祖)
*#趙敬粛王 [[劉彭祖]] (母:賈夫人。はじめ広川王)
*#江都易王 [[劉非 (前漢)|劉非]] (母:程姫。はじめ汝南王、前168年 - 前128年と生没年が明確)
*#長沙定王 [[劉発]] (母:唐姫。[[光武帝]]劉秀の祖。昭烈帝[[劉備]]の祖<ref>『三国志』蜀書「先主伝」が引く『[[魏略|典略]]』</ref>)
*#膠西于王 [[劉端 (前漢)|劉端]] (母:程姫)
*#中山靖王 [[劉勝]] (母:賈夫人。前述の昭烈帝の祖<ref>『三国志』蜀書「先主伝」</ref>)
*#武帝 [[武帝 (漢)|劉徹]] (母:王皇后。はじめ膠東王)
*#広川恵王 [[劉越]] (母:王夫人)
*#膠東康王 [[劉寄]] (母:王夫人)
*#清河哀王 [[劉乗]] (母:王夫人)
*#常山憲王 [[劉舜 (常山王)|劉舜]] (母:王夫人。真定王[[劉楊]]の祖)
**{{仮リンク|平陽公主 (漢景帝の娘)|label=平陽公主|zh|平陽公主 (漢景帝之女)}} (母:王皇后。平陽侯曹寿・汝陰侯夏侯頗・[[衛青]]に降嫁した)
**南宮公主 (母:王皇后。南宮侯張生・張侯耏申に降嫁した)
**隆慮公主 (母:王皇后。隆慮侯陳蟜([[陳皇后 (漢武帝)|陳皇后]]の兄弟)に降嫁した)
 
== 脚注 ==
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{{前漢の皇帝|前157年 - 前141年|第6代}}
 
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:けいてい}}
[[Category:前漢の皇帝]]
[[Category:紀元前188年生]]
[[Category:紀元前141年没]]
[[Category:前漢景帝期の人物|*]]
[[Category:紀元前2世紀中国の君主]]
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