木曽川堤駅
愛知県一宮市にある名古屋鉄道の駅
木曽川堤駅(きそがわづつみえき)は、愛知県一宮市北方町北方畑下裏にある名古屋鉄道名古屋本線の駅。駅番号はNH55。名鉄名古屋本線の愛知県内の駅の中で最も北に位置する。
木曽川堤駅 | |
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築堤上にある駅舎(2022年1月) | |
きそがわづつみ KISOGAWA-ZUTSUMI | |
◄NH54 黒田 (1.8 km) (1.2 km) 笠松 NH56► | |
所在地 | 愛知県一宮市北方町北方畑下裏34 |
駅番号 | NH 55 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 名古屋本線 |
キロ程 | 93.9 km(豊橋起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
701人/日 -2022年[1]- |
開業年月日 | 1939年(昭和14年)3月1日 |
備考 | 無人駅(駅集中管理システム導入駅) |
歴史
編集- 1939年(昭和14年)3月1日 - 開業[2]。
- 日付不明(1948年(昭和23年)11月1日以前) - 無人化[2]。
- 2001年(平成13年)10月1日 - ダイヤ改正に伴い、1時間あたりの停車本数が2本から4本に増加。
- 2007年(平成19年)3月14日 - トランパス導入。名古屋本線では最後のトランパス導入駅となる。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
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駅入口 (豊橋方面)
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プラットホーム
駅構造
編集愛知県内の名鉄名古屋本線の駅では最も北に位置する。4両編成対応の2面2線の相対式ホームを持つ築堤上にある地上駅。高架駅のような趣がある。無人駅であり、2007年3月14日より駅集中管理システムが導入されている(管理元は名鉄一宮駅)。駅舎はシステム導入時に新設された[3]。それまでは、踏切脇で堤防道路から直接ホームに入れる構造になっていた。
駅周辺の線路には堤防への勾配があるため、駅ホームも斜めになっている。駅のすぐ岐阜方に堤防道路があり、堤防道路を過ぎるとすぐに名鉄最長の木曽川橋梁を渡る事になる。かつては、この木曽川橋梁を渡りきるとすぐに東笠松駅があったが、利用者の減少とトランパス導入に伴う経費削減のため2005年1月29日に廃止された。
120km/h区間の北端であるが、岐阜行き通過列車は当駅南方のカーブ(半径800m、制限110km/h)で減速してから当駅を通過する。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | NH 名古屋本線 | 下り | 名鉄岐阜ゆき[4] |
2 | 上り | 名鉄一宮・名鉄名古屋・金山方面[4] |
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駅舎入口
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ホーム
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ホーム上にある勾配標
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駅名標
配線図
編集 ← 一宮・ 名古屋方面 |
→ 岐阜方面 |
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凡例 出典:[5] |
利用状況
編集- 「移動等円滑化取組報告書」によると、2020年度の1日平均乗降人員は601人であった[6]。
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は691人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中248位、名古屋本線(60駅)中54位であった[7]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は770人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中247位、 名古屋本線(61駅)中54位であった[8]。
- 愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員は、2007年度264人、2008年度267人であり、愛知県内の名古屋本線の駅では小田渕駅、名電長沢駅に次いで利用客が少ない。
駅周辺
編集- 木曽川
- かつて、駅東方すぐに小さな商店があり切符を発売していたが、木曽川左岸の堤防改良工事によりその商店はなくなっている。
その他
編集2006年まで開催されていた一宮市民花火大会は、当駅が最寄り駅であった。このため、開催日には快速急行以下の列車が臨時停車していた。
トランパスは、名古屋本線では2007年3月13日まで当駅のみが導入していなかったが、同線最後の駅として翌14日から利用できる様になった。これは当駅が木曽川の堤防の上にあるため、施設を建設する際の様々な条件や制約があったからである。また、堤防の改良工事が行われていた事も遅れた理由である。
隣の駅
編集かつては当駅 - 笠松駅間に、東笠松駅が存在した。
脚注
編集- ^ “令和4年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部 1994, p. 867.
- ^ 服部重敬『名古屋本線西部・津島線・尾西線』 2巻、フォト・パブリッシング〈昭和-平成時代の名古屋鉄道〉、2024年、122頁。ISBN 978-4802134637。
- ^ a b “木曽川堤(NH55)(きそがわづつみ) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ “令和2年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局 2014, pp. 160–162.
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部 1994, pp. 651–653.
参考文献
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 木曽川堤駅 - 名古屋鉄道