バイオハザードシリーズの登場人物
バイオハザードシリーズの登場人物(バイオハザードシリーズのとうじょうじんぶつ)は、カプコンのゲーム『バイオハザード』シリーズの登場人物の一覧である。
本編の主人公および主要人物
編集- クリス・レッドフィールド (Chris Redfield)
- 年齢:25歳『1』&『CV』(1998年7月 - 12月当時)→30歳『UC』(2003年当時)→31歳『RV』(2005年当時)→32歳『5』(2006年当時)→35歳『5』(2009年3月当時)→36歳『ザ・ステージ』(2010年当時)→38歳『MD』(2012年当時)→39歳 - 40歳『6』(2012年12月 - 2013年7月当時)→41歳『VD』(2014年当時)→42歳『DI』(2015年当時)→44歳『7』(2017年7月当時)→47歳『VILLAGE』(2021年2月当時)
- 声:Scott McCulloch(『1』オリジナル版)、井上和彦(『1』DC DS ver.コンプリートディスク日本語吹替版)、ジョー・ホワイト(『1』リメイク版)、マイケル・フィリポウィッチ(『CV』)、ケビン・ドーマン(『UC』『VD』『DI』)、ロジャー・クレイグ・スミス(『5』『DC』『MVC3』『UMVC3』『RV』『6』)、デビッド・ボーン(『7』)、ジェフ・シーン(『VILLAGE』)、東地宏樹(『1(HDリマスター版)』『RV』『6』『7』『VILLAGE』『VD』『DI』『MVC3』『UMVC3』『PXZ』及び『IV』日本語吹替版)、木村昴(『WTRC』日本語吹替版)
- 映画版俳優:ウェントワース・ミラー(『IV』)、ロビー・アメル(『WTRC』)
- 『1』『CV』『5』『6』『7』『VILLAGE』『UC』『DC』『RV』『VD』『DI』『IV』『WTRC』に登場するラクーンシティ警察署(以降、「R.P.D.」)の特殊戦術および救助部隊(以降、「S.T.A.R.S.」)アルファチーム所属のポジションはポイントマン (PM) 。1998年にアークレイ山地にて洋館事件に遭遇し、以降はロックフォート島や南極でのバイオハザード等の数々に遭遇し戦いを切り抜けて解決してきた。アンブレラが倒れた2003年以降は対バイオテロ組織「BSAA」に所属。BSAAが国連直轄の機関に成長した2006年以降は北アメリカ支部に所属し、創設メンバー「オリジナル・イレブン」の1人として活動している。
- シリーズ全体における主人公的存在。詳細はリンク先を参照。
- ジル・バレンタイン (Jill Valentine)
- 年齢:23歳『1』&『3』(1998年当時)→28歳『UC』(2003年当時)→30歳『RV』(2005年当時)→31歳『5』(2006年当時)→33歳『5』(2009年当時)→40歳『DI』(2015年当時)
- 声:Una Kavanagh(『1』オリジナル版)、鶴ひろみ(『1』DC DS ver.コンプリートディスク日本語吹替版)、宮村優子(『1』ドラマCD)、Heidi Anderson(『1』リメイク版)、キャサリン・ディッシャー(『3』『MVC2』、パトリシア・ジャ・リー(『UC』『5』)、Tara Platt(『パチスロ』)、カリ・ウォールグレン(『MVC3』『UMVC3』)、ミシェル・ラフ(『RV』『OR』)、Nicole Tompkins(『RE:3』『DI』)
- 映画版俳優:シエンナ・ギロリー(『II』『IV』『V』)、ハナ・ジョン=カーメン(『WTRC』)
- 日本語吹替版声優:湯屋敦子(『1(HDリマスター版』『RV』『OR』『RE:3』『DI』『MVC3』『UMVC3』『PXZ』及び『II』『IV』『V』劇場公開/ソフト版)、岡本麻弥(『II』『IV』『V』 地上波放送版)、沢城みゆき(『WTRC』日本語吹替版)
- 『1』『3』『RE:3』『5』『UC』『RV』『OR』『DI』『II』『IV』『V』『WTRC』に登場するS.T.A.R.S.アルファチーム所属のポジションはリア・セキュリティ (RS) で、クリス・レッドフィールドと共に1998年の洋館事件に遭遇して以降は数々のバイオハザード事件や、アンブレラと戦い続けてきた。2003年以降からは対バイオハザード及び、バイオテロ組織「BSAA」に所属、BSAAが国連直属の公的機関に成長した2006年以降も、BSAAの「オリジナル・イレブン」の1人としてクリスと共に活動していた。とある事件がきっかけで消息を絶ち、2009年にクリスの前にウェスカーによって操られ、敵として立ちはだかるも、クリスによって正気を取り戻し、無事にBSAAに復帰した。詳細はリンク先を参照。
- アルバート・ウェスカー (Albert Wesker)
- 年齢:38歳『0』、『1』&『CV』(1998年当時)→42歳『DC』(2002年当時)→43歳『UC』(2003年当時)→44歳『4』(2004年当時)→45歳『5』(2006年当時)→48歳『5』(2009年当時)
- 声:Sergio Jones(『1』オリジナル版)、リチャード・ウォー (Richard Waugh) (『CV』『0』『4』)、Peter Jessop(『1』リメイク版)、D.C.ダグラス(『UC』『DC』『5』『MVC3』『UMVC3』)、Craig Burnatowski(『RE:4』)、中田譲治(『1(HDリマスター)』『0(HDリマスター)』『RE:4』『MVC3』『UMVC3』日本語吹替版)
- 映画版俳優:ジェイソン・オマラ(『III』)、ショーン・ロバーツ(『IV』『V』『FINAL』)、トム・ホッパー(『WTRC』)
- ドラマ版俳優:ランス・レディック(『Netflix』)[1]
- 映画版日本語吹替:立木文彦(『III』『IV』『V』『FINAL』劇場公開/ソフト版)、中博史(『III』地上波放送版)、大塚明夫(『IV』『V』地上波放送版)、日野聡(『WTRC』)
- 本シリーズの黒幕的人物で、かつてはS.T.A.R.S.の隊長だった。洋館事件以前はアンブレラの研究員を勤めていたが、洋館事件以降からはアンブレラから離反する。数々の事件に関与しつつ数々のウィルスや生物兵器を手に入れ、それらを使ってバイオテロを引き起こそうとしていたが2009年にクリスによって阻止され、打倒された。死後も大きな影響力を及ぼす存在となっている。詳細はリンク先を参照。
- バリー・バートン (Barry Burton)
- 年齢:38歳『1』&『3』(1998年当時)→51歳『RV2』(2011年当時)→53歳『RV2』(2013年当時)
- 声:Barry Gjerde(『1』オリジナル版)、佐藤正治(『1』DC DS ver.コンプリートディスク日本語吹替版)、Ed Smaron(『1』リメイク版)、?(『3』)、Jamieson Price(『5』)、屋良有作(『1(HDリマスター版)』、『RV2』日本語吹替版)
- 映画版俳優:ケヴィン・デュランド
- 『1』『3』『5』『RV2』『GAIDEN』『V』に登場、『UC』では小説版のみに登場する。S.T.A.R.S.アルファチーム所属。ポジションはバックアップマン (BUM) で、SWATに所属していた経験があり、クリス・レッドフィールドとは彼が空軍に所属していた頃からの親友。自他共に認める銃マニアで、愛銃はコルト・パイソンや44マグナム(コルト・アナコンダ)のほか、S.T.A.R.S.オフィスの自分の机にショルダーストックを置いていたことから、H&K VP70も所有していることがうかがえる。火炎放射器やロケットランチャーなどの重火器も所持している模様で、それら愛銃たちの整備には余念が無い。
- ケンド銃砲店のオーナーであるロバート・ケンドとは懇意にしており、非番の日には2人で釣りに出かけるほどの仲だった。そのためもあり、愛銃の1つ「サムライエッジ バリーモデル」はロバートが大口径を好むバリーの要望を請け、彼専用に制作した一点物である。また、妻のケニーや娘のモイラとポリーとは深い家族愛で結ばれているが、事件の黒幕のアルバート・ウェスカーに付け入れられる要因となってしまったこともある。
- 洋館事件では、アルファチームの面々と共に洋館へ逃げ込み、主にジル・バレンタインのパートナーとして活動する。その裏ではジルを殺害するようウェスカーに脅迫されていたが、最終的には背いてクリスやジルと共に洋館を脱出した。その後は妻子を亡命先であるカナダ某所へ送るためにラクーンシティを離れていたが、ラクーンシティでのバイオハザード発生を知ると、洋館事件の贖罪のためにも残された仲間を救おうと決意し、ラクーンシティへの核ミサイル攻撃寸前にヘリコプターで単身駆け付け、ジルとカルロス・オリヴェイラを救出した[注 1]。ラクーンシティ脱出後の消息はしばらく語られなかったが、『RV2』では対バイオテロ部隊BSAAのアドバイザーを務めていることが明らかとなっている。それと同時に初代サムライエッジが寿命を迎え、バリーも老齢を迎えたことをきっかけに、M9ベースで作成された2代目サムライエッジを新たに装備したことも明らかとなった。『RV2』では突如消息を絶った娘のモイラを救出するため、単身で孤島へ探索に向かう。島で出会った少女ナタリアから「モイラは死んだ」と聞かされるも「そんなはずはない」と娘の生存を信じ続ける。その後に遭遇したアレックス・ウェスカーから「恐怖の名の下に葬ってやった」と聞かされ、一度は絶望するが、実は生存していたモイラが自身の窮地に駆け付けてきた際には彼女の生存と成長を喜ぶと、ヘリで迎えに来たクレア・レッドフィールドと共にアレックス・ウェスカーとの決着をつけ、モイラやナタリアと共に島から脱出する。その後はナタリアを引き取り、モイラやポリーと共に家族として暮らしている。『RV2』では、災難に遇うと口癖のように「サイアクだ」という言葉を発することが多い。
- 身体的特徴については、『1』のオリジナル版では明確に肥満とわかる体形だったが、GC版ではそれよりやや細身の体形へ変更された。口周りの髭の濃さも変更されており、『1』のオリジナル版よりGC版の方が薄くなっている。
- 『5』では物語に一切関わらないが、『5』のオルタナティブエディションに収録されている『THE MERCENARIES REUNION』にはプレイヤーキャラクターとしてゲスト出演している。体術はプロレス技主体で、こちらでは初代サムライエッジおよびマグナムも健在である。
- 実写映画版『V』ではレオン・S・ケネディ率いるレジスタンスの一員として登場し、終盤では巨大リッカーに襲われて重傷を負いながらもジルたちを単独で足止めしてクローン・ワンらと銃撃戦を繰り広げ、人質に取られたエイダ・ウォンを助けようと瀕死になりながらも最後の切り札であるマグナム銃でクローン・ワンを射殺する。しかし、一矢報いた直後にクローン・カルロスたちの斉射を浴びて死亡する。
- レベッカ・チェンバース (Rebecca Chembers)
- 年齢:18歳『0』&『1』(1998年当時)→30歳『BIOHAZARD THE STAGE』(2010年8月当時)→34歳『VD』(2014年当時)→35歳『DI』(2015年当時)
- 声:Lynn Harris(『1』オリジナル版)、Hope Levy(『1』リメイク版)、Riva Di Paola(『0』)、ステファニー・シェー(『UC』『5』)、エリン・カーヒル(『VD』『DI』)、小清水亜美(『1(HDリマスター版)』、『0(HDリマスター版)』及び『VD』『DI』日本語吹替版)
- 『0』『VD』『DI』の主人公の1人であり、『1』『5』『UC』の操作キャラクター。S.T.A.R.S.ブラヴォーチームに所属する、ポジションはリア・セキュリティ (RS)。黄道特急でのバイオハザードや洋館事件を潜り抜けて以降はいくつかのバイオハザード事件でもクリスに協力している。詳細はリンク先を参照。
- レオン・S・ケネディ (Leon Scott Kennedy)
- 年齢:21歳『2』(1998年当時)→25歳『DC』(2002年当時)→27歳『4』(2004年当時)→28歳『DG』(2005年当時)→29歳『ID』(2006年当時)→34歳『DM』(2011年当時)→36歳『6』(2013年当時)→37歳『VD』(2014年当時)→38歳『DI』(2015年当時)
- 実写俳優:ブラッド・レンフロ(『2』のテレビCM)、ヨハン・アーブ(『V』)、アヴァン・ジョーギア(『WTRC』)
- 声:ポール・ハダド(『2』)、前田剛(『2』ドラマCD)、ポール・メルスィエ(『4』『DC』『DG』)、Christian Lanz(『OR』)、Matthew mercer(『6』『DM』『VD』『DI』)、Nick Apostolides(『RE:2』『RE:4』『ID』)、山野井仁(『DG』日本語吹替版)、森川智之(『6』『RE:2』『RE:4』『OR』『DM』『VD』『ID』『DI』『V(地上波放送)』日本語吹替版)、宮内敦士(『V』劇場公開/ソフト版日本語吹替)、梶裕貴(『WTRC』日本語吹替版)
- モーションキャプチャー:小川輝晃(『4』)
- 『2』『RE:2』『4』『RE:4』『6』『DC』『OR』『DG』『DM』『VD』『ID』『DI』『GAIDEN』『V』『WTRC』の登場人物で、『UC』ではエイダ・ウォンの回想シーンと小説版にのみ登場するラクーンシティの猟奇事件に興味を持ち、警察学校卒業後に自らR.P.D.への配属を志願した若き警官で、1998年にラクーンシティでのバイオハザードに遭遇し切り抜けて以降は数々のバイオハザード事件を解決させてきており、2005年以降はホワイトハウス直属のエージェントになっており、2011年以降からは、合衆国直轄のエージェント組織『DSO』のメンバーとなっている。
- クリス・レッドフィールドと双璧を成すシリーズ全体における主人公的存在。詳細はリンク先を参照。
- クレア・レッドフィールド (Claire Redfield)
- 年齢:19歳『2』&『CV』(1998年当時)→26歳『DG』(2005年当時)→27歳『ID』(2006年当時)→32歳『RV2』(2011年当時)→36歳『DI』(2015年当時)
- 声:アリソン・コート(『2』『CV』『GS2』『DC』『OR』『DG』)、James Baker(『RV2』)、Stephanie Panisello(『RE:2』『ID』『DI』)、甲斐田裕子(『RE:2』『OR』『RV2』『DG』『ID』『DI』日本語吹替版)
- 映画版俳優:アリ・ラーター(『III』『IV』『FINAL』)、カヤ・スコデラリオ(『WTRC』)
- 映画版日本語吹替:岡寛恵(『III』『IV』『FINAL』劇場公開/ソフト版)、林真里花(『III』『IV』地上波放送版)、ファイルーズあい(『WTRC』日本語吹替版)
- 『2』『RE:2』『CV』『RV2』『DC』『OR』『GS2』『DG』『ID』『DI』『III』『IV』『FINAL』『WTRC』の登場人物で、クリス・レッドフィールドの妹で、レオン・S・ケネディと共に1998年に発生したラクーンシティでのバイオハザードに遭遇、レオンと共に切り抜け、2005年以降はNGO団体「テラセイブ」に所属し、クリスやレオンとは違う方法でバイオテロと戦っている。詳細はリンク先を参照。
- シェリー・バーキン (Sherry Birkin)
- 年齢:12歳『2』(1998年当時)→26歳 - 27歳『6』(2012年および2013年当時)
- 声:Lisa Yamanaka(『2』)、飯塚雅弓(『2』ドラマCD)、ローラ・ベイリー(『DC』)、Eden Riegel(『OR』『6』)、Eliza Pryor(『RE:2』)、金元寿子(『OR』日本語吹替版)、坂本真綾(『6』日本語吹替版)、佐々木りお(『RE:2』日本語吹替版)、井上ほの花(『WTRC』日本語吹替版)
- 映画版俳優:ホリー・デ・バロス(『WTRC』)
- 『2』『RE:2』『6』『DC』『OR』『WTRC』に登場するG-ウイルス開発者のウィリアム・バーキンと彼の妻のアネット・バーキンとの間に生まれた一人娘。1998年に発生したラクーンシティ事件に巻き込まれてしまうが、レオンとクレアに救出される。以降は長らく政府の監視下に置かれ、軟禁生活が続いたが、2009年にアルバート・ウェスカーの死亡がきっかけで軟禁生活から解放され、合衆国のエージェントとなる。詳細はリンク先を参照。
- エイダ・ウォン (Ada Wong)
- 年齢:24歳(推定)『2』(1998年当時)→30歳(推定)『4』(2004年当時)→37歳(推定)『DM』(2011年当時)→38 - 39歳(推定)『6』(2013年当時)
- 声:サリー・カヒル (Sally Cahill) (『2』『4』『DC』)、水谷優子(『2』ドラマCD)、Courtenay Taylor(『OR』『6』『DM』)、Megan Hollingshead(『UC』)、Jolene Andersen(『RE:2』)、皆川純子(『6』『RE:2』『RE:4』『OR』『DM』『V(地上波放送)』日本語吹替版)、岡本麻弥(『V』劇場公開/ソフト版日本語吹替)、田中理恵(『WTRC』日本語吹替版)
- 映画版俳優 : リー・ビンビン(『V』)、リリー・ガオ(『WTRC』『RE:4(英語ボイス)』)
- 『2』『RE:2』『4』『RE:4』『6』『UC』『DC』『OR』『DM』『V』『WTRC』に登場する東洋系の風貌を持つ美女。詳細はリンク先を参照。
- ハンク (Hunk)
- 年齢:不明
- 声:キース・シルバーシュタイン(『UC』以降の作品)、てらそままさき(『OR』『RV』『RE:2』日本語吹替版)
- 『2』『RE:2』『4』『UC』『DC』『OR』『RV』『RV2』に登場するアンブレラ特殊工作部隊(以降、「U.S.S.」)アルファチームに所属する特殊工作員。詳細はリンク先を参照。
- カルロス・オリヴェイラ (Carlos Oliveira)
- 年齢:21歳『3』(1998年当時)
- 声:ヴィンス・コラッザ(『3』)、キム・ストラウス(『UC』)、ギデオン・エメリー(『OR』)、ジェフ・シーン(『RE:3』)、安元洋貴(『OR』『RE:3』日本語吹替版)
- 映画版俳優:オデッド・フェール
- 映画版日本語吹替:寺杣昌紀(劇場公開/ソフト版)、江原正士(地上波放送版)
- 『3』『RE:3』『UC』『OR』『II』『III』『V』に登場するアンブレラバイオハザード対策部隊(以降、「U.B.C.S.」)D小隊A分隊所属。詳細はリンク先を参照。
- ビリー・コーエン (Billy Coen)
- 年齢:26歳『0』(1998年当時)
- 声:David Webster(『0』)、スティーブ・ヴァン・ワーマー(『UC』)、小西克幸(『0(HDリマスター)』日本語吹替版)
- 『0』『UC』の操作キャラクターで、元は海兵隊少尉だったが、濡れ衣によって死刑囚とされてしまった。無口で凄みのある男だが、その罪状とは裏腹に言動から残虐性は感じられず、本来自分を捕える立場のレベッカを何度も助けるなど義理堅く正義感が強い。事件後、レベッカの独断で逃がされ、死亡したと報告される。以後の消息は不明。
- スティーブ・バーンサイド (Steve Burnside)
- 年齢:17歳(1998年当時)、血液型:AB型
- 声:ビル・ホウストン(『CV』『GS2』)、サム・リーゲル(『DC』)
- 『CV』『DC』『GS2』に登場するロックフォート島へ投獄されていた少年。
- 特別な訓練を受けていない一般人でありながらも、身体能力とサバイバル能力は著しく高く、銃の扱いに長け、クリーチャーに動じない精神力をもっている。
- アンブレラ社員であった父親の裏切りが原因で母親を殺され、自分は父親共々投獄されてしまったため、やや人間不信に陥っており、家族の絆という物に嫌悪感を示す。そのためか、力の象徴である銃に対し、並々ならぬこだわりを持つが、心の底から父親を憎んでいたわけではなく、ゾンビと化した父親と対峙した際には攻撃を躊躇していた。クレアと行動するうち、段々と心を開き、信頼を寄せるようになる。オリジナル版と完全版では髪型が異なり、オリジナル版ではレオンに似た髪形である。
- 後に南極のアンブレラの施設内で捕らえられ、アレクシアにT-Veronicaを投与されてモンスター化させられ、そのままクレア[注 2]に襲いかかり、それでも一時的に理性を取り戻してクレアを助けるが、アレクシアの操る触手により致命傷を負わされ[注 3]、最後はクレアに愛を告げて静かに息を引き取った。彼の遺体は体内に残留していたT-Veronicaに目を付けたアルバート・ウェスカーによって持ち去られる。
- アシュリー・グラハム (Ashley Graham)
- 年齢:20歳『4』(2004年当時)
- 声:キャロリン・ローレンス / 日本語吹替版:鬼頭明里(RE:4)[2]
- 『4』に登場するアメリカ合衆国の大統領であるグラハムの娘で、マサチューセッツ州にある大学へ通う大学生。明るくも我が儘で、勝気なところがあるが、レオンの指示でゴミ箱に隠れることも辞さないことから柔軟性はあるようで、かなり活動的であるが故に危機に直面しても自力で突破口を探してレオンの危機を救ったこともあり、またショベルカーを操縦できるなど意外な一面を見せていた。また、童顔にルイス・セラから「巨乳」と評されるほどの抜群のプロポーションを持っている。ある日の帰宅途中にジャック・クラウザー率いるロス・イルミナドス教の集団によって拉致されてしまい、ロス・イルミナドス教によってプラーガに寄生させられて村落の教会に拉致されていたが、レオンに救助される。その後、ロス・イルミナドス教からも重要視されているために再び拉致されてはレオンに救助されることが繰り返されてしまい、更にはレオンより先にプラーガに寄生されたことから症状の進行は彼よりも早いために一時はサドラーに操られてしまうほどに悪化したが、最後にはレオンと共に体内のプラーガを除去し、ようやく脱出に成功した。
- シェバ・アローマ (Sheva Alomar)
- 年齢:23歳『5』(2009年当時)
- 声:カレン・ダイヤー
- 『5』に登場する左利き[注 4]のアフリカ出身の黒人女性で、『5』においてクリスのパートナーとなるBSAA西部アフリカ支部に所属するエージェント。厳しい訓練に耐えてきただけあって射撃の腕前はクリスに劣らず、彼には真似できない動きも軽々とこなし、体術はバネのような肢体を活かした足技を得意とする。
- クリスにも劣らない強い正義感と、明朗で優しい性格の持ち主[注 5]。さらに仲間や相棒を思う想いは人一倍強く、その想いがジルを失って仲間を求めなくなったクリスの心情を徐々に変化させていく。
- 8歳の頃、アンブレラが生物兵器の実験を隠蔽するために引き起こした事故に巻き込まれ、両親と弟を失って以来、バイオテロに対して憤りを抱いてきた。その後、補助金目当ての遠縁の叔父夫婦に無理矢理引き取られるが、補助金が出ないと知った彼らに虐待されて逃げ出し、行き倒れていたところを反政府のゲリラ組織に救われた。その後はアンブレラと癒着している政府への反感に共感し、しばらくはゲリラ組織での活動に参加していた。しかし、15歳の頃、突如アメリカ政府の職員と名乗る男からの接触を受け、ゲリラがアンブレラと組んでバイオテロによる政府転覆を目論み始めていた事を知り、ゲリラ仲間をテロ容疑の罪に問わない事を条件に取引の情報をリークし、バイオテロを未然に防ぎ、これを機にゲリラとの決別をし、アメリカ政府の支援下での万全の教育を受ける事になる。元々、聡明だったようで半年で英語をマスターした後に2年後には大学へ進学、卒業、その後は政府職員の男からの勧めもあって、BSAAへの入隊を果たした。
- キジュジュでクリスと対面して以降は行動を共にし、途中で自分の身を案じて帰らされる事もありながらも、彼を説得してそれでも同行、クリスに仲間の大切さを気付かせていく事になる。その後は様々なB.O.W.を退け、遂にクリスの因縁の相手であるウェスカーを彼と共に倒すと、ジョッシュ、ジルに救助されて無事に帰還した。
- 『6』ではファイルの追記にて本人のコメントがあり、行方不明になったクリスの安否についてピアーズに連絡を行っている。西部アフリカ支部と共にクリスに恩を感じており、捜索の協力は惜しまないと述べていた。
- ヘレナ・ハーパー (Helena Harper)
- 年齢:24歳『6』(2013年当時)
- 声:ローラ・ベイリー、佐古真弓(日本語吹替版)
- 『6』に登場するアメリカ合衆国エージェントで、『6』においてレオンのパートナーとなる。感情に流されて冷静さを失いやすいところもあり、組織内では鼻つまみ者のように扱われているが、実力と正義感は本物であり、バイオテロに動じない行動力の源となった。本編開始直前には妹のデボラの恋人が、別れ話の縺れから彼女を傷つけた事に激昂し、銃を発砲して報復(幸いにもデボラの恋人は一命を取り留めた)するという不祥事を起こし、その咎でUSSSに出向という形で左遷させられていた。
- トールオークスにて行われる合衆国大統領による講演会の際、大統領警護の一端を任されていたものの、講演当日にバイオテロが発生し、ゾンビ化した大統領に襲われかけるが、レオンによって助けられた。しかし、事態を把握しようとする彼に対し、この事件は自分が起こしたのだと告白するが(実際は良心の呵責に耐えられず、レオンに告白する以前にUSSSの同僚に告白していたが、取り乱した語り口や彼女の悪評によって真剣に耳を傾ける者は皆無だった)、実際には妹のデボラを人質に取られ、シモンズに言われるがままにバイオテロに加担しただけで、彼女自身に悪意などはなく、その加担行為もUSSSの警護体勢に若干の隙を生じさせるという補助的な行為であり、バイオテロ自体には直接加担したわけではない。
- その後、デボラ救出をレオンに手伝ってもらおうと、真実はトールオークス教会にあると告げて共に行動、教会到着後はシモンズの地下研究室でデボラを発見したが、彼女は既に投与されていたC-ウィルスによって脱出する道中で変異してしまい、悲しみつつ、戸惑いながらもレオン、エイダの共闘の末、自身の手で彼女を倒すこととなる。その後はシモンズからレオンと共にバイオテロの容疑を掛けられてしまい、仇を取ることを決意すると同時にシモンズを止めることを決意、レオンの一計によって自分たちを死亡したことにしてシモンズを追って中国へ向かう途中で自分たちの生存と追跡を知ったシモンズからの妨害や、中国で発生していたバイオテロに巻き込まれながらも、どうにかシモンズの元にたどり着き、強化型C-ウィルスで変異した彼を一度は打倒するも、達芝に放たれたガスによるバイオハザードに巻き込まれてしまう。
- BSAAの協力を受けてレオンと共にゾンビの大群を潜り抜けた末にたどり着いたタワーではシモンズと再び戦闘となり、レオンやエイダとの共闘の末にシモンズを倒してデボラの仇を討つと中国を脱出する。帰国後はエイダが残してくれたデータでシモンズの犯行とレオンの無罪を証明し、自らは逮捕される覚悟でいたが、レオンやハニガンたちの口添えで彼女のバイオテロ加担に関しても不問という形となり、レオンと共にエージェントへ復帰した。
- 当初は能天気に見えるレオンを疎んでいる様子を見せていたが、次第にレオンが強い正義感と信念の持ち主だと理解して好感を抱くようになる。また、パートナーとして、レオンをしきりに心配したりする一面も見せている。
- ピアーズ・ニヴァンス (Piers Nivans)
- 年齢:24歳『ザ・ステージ』→(2010年当時)26歳 - 27歳『MD』&『6』(2012年および2013年当時)
- 声:クリストファー・エマーソン、阪口周平(日本語吹替版)
- 『6』に登場するBSAA北米支部に所属する若き隊員で、『6』においてクリスのパートナーとなる。左利き。優れた動体視力と集中力から標的は確実に外さないと言われる天性の狙撃手でクリスからも「将来はBSAAを背負って立つ存在になる」とも言われている。
- クリスを尊敬してはいるが、気が高ぶると呼び捨てするなど感情の起伏が激しい性格(吹き替え版では、声は荒らげているものの、理性的な物の言い方になっている)であり、また敵対する立場で実際に侮蔑的な態度をとってきたジェイクに語気を荒らげ(吹き替え版では、少し落ち着いた言葉遣いで言い寄っている)、痛いところを突いたフィンに皮肉な言い方で新人扱いするなど、喧嘩っぱやく、気性の荒い一面がある(ジェイクに対しては性格の不一致という理由もある)。
- 記憶を失い、治療中だったにもかかわらず姿を消したクリスを捜索、東欧の酒場で発見して連れ戻し、国連長官を救出するため共に中国へと向かうが、記憶を取り戻したクリスがエイダ(カーラ)への敵討ちに固執する余り周りが見えず、半ば暴走気味になっている姿に振り回され、一時期に対立する。だが、最後まで使命を投げ出すことなくクリスをサポート、レオンの言葉を受けて正気を取り戻したクリスと和解を果たした後は、共に協力し合いながら敵やB.O.W.を退け、エイダ(カーラ)を追跡し続けた。その後は外海にてエイダ(カーラ)の仕掛けたミサイルを阻止し(そのうちの一発は、中国の達芝へ発射された)、クリスと共に、ジェイクたちを救出しにネオアンブレラの本拠地である海底プラントに向かうが、その途中でクリスからこの任務を終えた後に引退する意向を聞かされ、この先のBSAAの事を託される。
- その後、ジェイクたちとの共闘を経てネオアンブレラの最終兵器であるB.O.W.「ハオス」と対峙するが、クリスを庇った事で右腕を失い、大きな深手を負ってしまう。しかし、窮地に立たされたクリスを救うために欠損した右腕に強化型C-ウィルスを投与する事でモンスターピアーズと化し、知能と意識を保ちながらもクリスと共に奮闘、遂にハオスを倒した。しかし、一時的にクリスの危機が去ったことから、爆発的にウィルスの侵食が進み、肉体がさらに異形化してしまう。
- クリスは彼を見捨てず助けようとしたが、ピアーズ自身は自分がもう普通の人間には戻れないと判断し、クリス一人を脱出ポッドに乗せて脱出させ、なおも襲いかかるハオスから最後の攻撃でクリスを助け、自身は海底プラント諸共爆発に飲まれていった。
- 『RV2』では、クレア・レッドフィールドの会話の中で名前が出ており、シークレットファイルでは彼がクレアへ宛てた手紙が存在するなど、クリスの妹であるクレアとも関わりがあったことが明らかになった。
- ジェイク・ミューラー (Jake Muller)
- 年齢:20歳 - 21歳『6』(2012年および2013年当時)
- 声:トロイ・ベイカー、浪川大輔(日本語吹替版)
- 『6』に登場する東欧の紛争地域であるイドニア共和国で反政府軍の傭兵として生きる青年で、当初は本人も認知していなかったが、アルバート・ウェスカーの実の息子である。そのため、クリスが顔立ちに違和感を覚えるほどに父の面影があり、劇中ではシェリーが一度だけジェイク・ウェスカーと呼称している。
- 波乱に満ちた人生を送って来たが故に少々捻くれた性格の持ち主で、常に憎まれ口を叩くが、内面では愛情に飢えている。冷酷非情な父と違い、感情的で根は善人でもある。また、父親譲りの体術の持ち主で、格闘技はもちろん常人ができないようなアクロバットで移動をしたり、B.O.W.を相手に素手で渡り合うなどもできる他、知性と精神力も非常に高く、情報を集めるために半年もの間あえて囚われの身でいたり、その間に広東語をマスターしたりした。シェリーも弾けないピアノを華麗に弾くなどの腕前を見せるほどに芸達者でもある。ただし、素手での戦闘に関しては父親から受け継いだ才能だけでなく、イドニア紛争の3年前(2009年頃)、かつて傭兵として南米へ赴いた際に部隊が自分を除いて全滅し、弾薬も底をついたという状況下で素手による死に物狂いの反撃を行い、満身創痍になりながらも味方の増援が到着するまで戦い続けたという壮絶な経験による部分も大きい。
- 食糧を手に入れる事すらままならず、頼れるモノもいないという傭兵としての死と隣り合わせの日々が、彼を精神的に荒ませていき、「信じられるのは己の力と金だけ」という信条を作り上げていった。また、かつて入隊した傭兵部隊の上官から、厳しくも部下の人命を第一にした方針の指導を受けた事で、上官を母親以外で唯一心から信頼できる存在と見なしていたが、実は敵側のスパイだった上官の裏切りで部隊は壊滅、更に人間不信に陥るきっかけとなった。
- そして作中、イドニアの戦場でシェリーと出会い、高額な報酬と引き換えにC-ウィルスに抗体を持つ自身の血液を提供する事になる。その後はBSAAの協力を受けてイドニアからの脱出を目指すが、後一歩というところでエイダ(カーラ)に捕まり、そのままシェリーと共に中国にあるネオアンブレラ研究施設に半年間収容され、その間に自身がアルバート・ウェスカーという男の"呪われた血"を引き継いでいるという現実に向き合うことになる。一度はそんな自分を悲観するも、同じくバイオハザードを引き起こす原因となった父親を持つシェリーに叱咤激励される。その後、警備の隙を付いてシェリーを救出しつつ施設を脱出し、時にはクリスたちとエイダからの援護を受けながら様々なB.O.W.を退けていく中で、次第に自らの意思でバイオテロから救おうと考えるようになり、シェリーと共に奔走する、レオンたちと共にシモンズと対峙するも、再度監禁される形で達芝沖の海上プラントに偽装されたネオアンブレラ海底研究所に収容されてしまう。
- その後はシモンズに騙されていた事にショックを隠せなかったシェリーを今度は逆に激励し、共に再び研究所からの脱出を目指して行動を開始する。その途中でクリスと再会、彼から自分が父親の仇であることを打ち明けられ、クリスに銃を向ける。結果的にわだかまりを残しつつ和解を果たせなかったものの、一時的に共闘する形で脱出に向かい、脱出途中に襲撃してきたウスタナクにシェリーと共に決着をつけると、自分に優しく接し助けてくれた事をシェリーに礼を言いながら見事に脱出に成功した。
- 脱出後はBSAA上層部やシェリーの取り計らいにより、ジェイクに関する情報は機密とされ、シェリーとも別れを告げて父・アルバートを思わせる黒いサングラスをかけ、再び傭兵として各地の戦場へとバイクで旅立って行った。また、物語を通してのシェリーとの行動が彼の心境を変えたようであり、当初、自らのウィルス抗体と引き換えに5000万ドルを要求していたが、エンディング後のシェリーとのメールのやり取りで「50ドルにまけといてやった」というメールを送信している。
- エイダ編のエンディング後ではジェイク自身のその後が描かれており、とある戦場にて傭兵としてB.O.W.と戦う姿が見られ、その際に報酬として少年にリンゴ1個を要求し、受け取っている。
- モイラ・バートン (Moira Burton)
- 声 - 藤村歩
- 年齢:7歳(『1』『3』〈1998年当時〉)→20歳→22歳(『RV2』〈2011年当時 - 2013年当時〉)
- 『RV2』の主人公の1人。バリー・バートンの娘。『1』では「バリーの写真」で姿を確認できるが、バリーのもう一人の娘ポリーも写っているためどちらがモイラかは不明だった。『3』には設定のみ登場。成長後の『RV2』ではNGO団体「テラセイブ」の新人職員となり、先輩に当たるクレアとも知人になっていたが、謎の特殊部隊によって彼女とともに孤島の収容所へ収監されてしまう。父親であるバリーからは、殉職率の高いテラセイブの一員であることは快く思われておらず、それゆえにあまり仲は良くない。
- 過去に妹であるポリーと遊んでいたところ、バリーが不用意に置いていた本物の銃を手に取って暴発させ、ポリーを撃ってしまう事故を起こしている。ポリーは軽傷を負っただけで済んだが。それ以来銃を使えずにいた。グッドエンディングルートの場合は、B.O.W.との戦いの中クレアがピンチに陥っていたところを銃を使って救出し、トラウマを克服した。その後、孤島にある塔からの脱出中にクレアを庇って瓦礫に挟まれたまま塔が爆発したため、死亡したと思われていたが、古くから孤島に暮らすエフゲニー・レビックによって救出されており生存していた。島で再会した自身の父バリーとナタリアと共にクレアのヘリで脱出するまでの間、半年間孤島でエフゲニーと共に彼の隠れ家で暮らし、自足自給のサバイバル生活を送っていた。彼との出会いで父親への考えが改まったこともあり、バリーが自分のために島へ救出に来てくれた事を知ってバリーとの仲は回復したようである。バッドエンディングルートではクレアを庇い瓦礫の下敷きになり、そのまま息絶えたかのようなシーンが追加される。父親のバリーと同じく、災難に遇うと口癖のように「サイアク」という言葉を発することが多い。
- ナタリア・コルダ (Natalia Korda)
- 声 - 悠木碧
- 年齢:10歳→12歳(『RV2』〈2011年当時 - 2013年当時〉)
- 『RV2』に登場する主要人物の一人。強い感受能力を持つ小さな少女。テラグリジアパニックの被害者で、事件当時目の前で両親をなくしており、その時のショックで恐怖というものを感じなくなった。彼女自身は自分の命に対する不安こそ感じるものの、恐怖というものは全く感じず、テラグリジアの惨状を「きれいだった」と述べている。その点をアレックスに目をつけられ、自身の新たな器と選定される。一方で、スチュアート(アレックスの助手)はナタリアの強靭過ぎる精神力を危惧(逆にアレックスの精神が取り込まれてしまう可能性)していたようである。
- アレックスの研究所から脱走後、一時はクレアとモイラと行動を共にするが、ニールに保護され再度アレックスの元に送られる。半年後に再度黒ナタリアの導きで脱走に成功し、やがて埠頭に到着し、バリーと行動を共にする。バッドエンディングの場合は、アレックスに完全に乗っ取られてしまいバリーの前から去る。グッドエンディングの場合は、家族としてバリーらバートン一家とともに住んでいるようだが、最後に不気味な笑みを浮かべて終わる。これがアレックスの覚醒なのか、ナタリア自身の覚醒を意味するのかは不明。彼女が所有するクマのぬいぐるみのロッティはニールが贈ったものである。ニールに対しては優しいおじさんと評し、慕っていたようである。
- イーサン・ウィンターズ (Ethan Winters)
- 声 - トッド・ソリー、木内秀信(日本語吹替版)
- 『7』『VILLAGE』の主人公。職業はシステムエンジニア[3]。作中では顔が明かされていない部分が多く、説明書等でも黒くぼかされており、ムービーやミアの視点からでも顔が隠れている。3年前に謎の失踪を遂げた妻のミアからのメッセージを見て単身でベイカー邸へ向かい、そこで一度はジャック・ベイカーの襲撃により死亡するが、一家を支配していた元凶であるエヴリンの特異菌の力によって転生し、同時に姿や自我や人間の血を保ったまま再生を繰り返したり、腕や足を切断されても簡単な処置だけで再接合できる力や液状の治療薬をかけただけで完全に回復するなどの異常な再生能力を手に入れた。その後、ジャックの手でベイカー邸に拉致され、隙を見て脱出すべく行動を起こす。これといったスポーツの経歴もないにもかかわらず、高い再生力に加え、探索のわずかな間で天賦の才というべきサバイバル能力を開花させたことで、ベイカー一家との死闘や困難を乗り越えた末に全ての真相を知り、遂にはエヴリンを倒して脱出に成功し、最終的にはクリス・レッドフィールド及び彼の特殊部隊に救出されてミア(彼女に血清を使用した場合のエンディング)と共に生還を果たした。
- 『VILLAGE』では対バイオテロ国際組織「BSAA」の保護の下で妻のミアや愛娘のローズマリーと共にヨーロッパへ移住し、平穏な日々を過ごしていたが、ある日クリスの襲撃によって安寧の時を奪われ、ローズ共々謎の村に拉致されてしまう。その後はローズを取り戻すため、村を統べるマザー・ミランダと彼女に仕える四貴族に挑んでいく。クリスの下で受けた戦闘訓練と独学で学んだ銃の知識でより逞しくなっており、クリーチャーを腕力で突き飛ばすなど新しい戦い方も覚え、ベイカー事件で得た再生力とサバイバル能力も健在、数々の困難を潜り抜けていく。その後、四貴族のハイゼンベルクを倒した後は現れたミランダにより一度は殺されてしまうが、意識の中で再会したエヴリンから上記の真相を知らされ、それでもローズを取り戻したい執念から蘇生を果たし、ミランダと対峙する。その後は戦いの末になんとかミランダを倒すが、度重なる負傷で特異菌による再生能力が追いつかなくなったことで右手が崩れてしまい、遂に自身の命の限界を悟ったことでクリスにローズを託して脱出させ、最後は自分を犠牲に菌根に仕掛けられた爆弾を爆破して菌根もろとも最期を遂げた。
- ミア・ウィンターズ (Mia Winters)
- 声 - ケイティ・オハガン、樋口あかり(日本語吹替版)
- 『7』『VILLAGE』に登場するイーサンの妻だが、正体はエヴリンを開発した組織に所属する工作員である。工作員であるが故に銃や武器の扱いに長けており、劇中でも様々な場面で使いこなしている。また、自分が工作員であることをイーサンに隠しており、仕事自体も秘密にしていた。3年前に生物兵器であるエヴリンを護送するためタンカーに便乗しており、彼女が船上で引き起こしたバイオハザードから唯一生き残ってエヴリンと共にベイカー一家に保護されたが、その際に記憶の一部を失った上にエヴリンの支配を止められず、ベイカー一家共々彼女の特異菌に感染してしまう。その後、イーサンに謎のメッセージを送るが、既に症状が進行しているために血清を使わないと脱出ができないほどに悪化。三年後、探しに来たイーサンと再会した時には、エヴリンの影響も受けているために彼女に唆されるという形で彼に襲いかかり、いったん撃退される。その後はベイカー一家の長男であるルーカスに捕らえられるが、イーサンに救助されて同時に血清を打たれたことで回復を遂げた。その後タンカーの残骸の中でエヴリンの幻覚に囚われ、過去の記憶を垣間見た末に完全に記憶を取り戻すが、イーサンを巻き込んでしまったという罪悪感から彼に対して一人だけ脱出するように促し、自らはその場に残った。その後はイーサンがエヴリンを倒したことで彼共々幻覚や支配から解放され、最終的にはクリス及び彼の特殊部隊によって救助される。
- 『VILLAGE』では愛娘のローズを出産し、イーサンと共にヨーロッパに移住して平穏な生活を送るが、本編開始前にローズを狙うミランダに拉致され、ミランダの研究所に囚われる。その後、ミランダに実験体とさせられたが、終盤でクリスによって救出された。その後はローズを連れて来たクリスと共にヘリで村を脱出するが、イーサンが菌根を破壊するために身を犠牲にしたとクリスから聞かされ、夫の死に悲しみの涙を流す。
- ローズマリー・ウィンターズ (Rosemary Winters)
- 声 - ジーニー・ティラド、イブ優里安(成年)(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場するイーサンとミアの一人娘。愛称として「ローズ」と呼ばれている。イーサンとミアを介してエヴリンの能力を凌駕する形で受け継いでおり、それ故に特殊な能力を持っていたために娘の蘇生の宿主としてマザー・ミランダに狙われ、その途中でクリスの手によって保護されるが、ミランダの襲撃によりイーサンと共に連れ去られた。その後、一度は体を4つのフラスクに分割されるもイーサンに救われ、生き残った後はクリスの手でミア共々救助された。その後のエピローグでは成長した姿で登場し、イーサンの墓参りをしている様子が描かれた。また、車で迎えに来た黒服のエージェントに「エヴリン」と呼ばれた際は「二度とその名前で呼ばないで!」と激昂し、「クリスすら知らない力、使ってもいいのよ。」と詰め寄りつつも「まだコントロール出来ない。」と呟く。
実写版映画の主人公と主要人物たち
編集- アリス・アバーナシー (Alice Abernathy)
- 年齢:不明
- 映画版俳優:ミラ・ジョヴォヴィッチ
- 日本語吹替声優:本田貴子(劇場公開/ソフト版)、岡寛恵(地上波放送版)
- 『I』『II』『III』『IV』『V』『FINAL』の主人公。詳細はリンク先を参照。
- マット・アディソン (Mat Addison)
- 映画版俳優:エリック・メビウス
- 日本語吹替声優:宮本充(劇場公開/ソフト版)、内田夕夜(地上波放送版)
- 『I』『II』に登場する自然保護運動家。ハイブで働いている妹のリサに、アンブレラ社の非道を暴くための情報を調べてもらっていた。しかし、リサからの連絡が途絶えたためにラクーンシティへ着任したばかりの刑事を偽ってハイブへ向かい、その入口の洋館で出会ったアリスや特殊部隊員らと行動を共にする。
- ハイブでは、特殊部隊の壊滅やリサがゾンビ化して襲いかかってくるなどの凄惨な目に遭う。その後は何とか洋館へ生還するが、脱出する際の列車内でリッカーによって生じた傷口が変異したため、「変異したT-ウィルスの感染者」としてアンブレラ社に拘束されてしまう。
- 『II』ではアンブレラ社のネメシス計画の素体にさせられてネメシスと化し(アリスの脳裏を過ぎる記憶には、ネメシスへの改造途中に顔の右半分を剥がされた姿も登場する)、覚醒した後は本来の自我を失ってアンブレラ社の命令に従っていたが、アリスと戦わされている最中に本来の自我を取り戻す。アリスと共闘してラクーンシティ隔離部隊を蹴散らした終盤、彼女を庇ってロケットランチャーで撃墜したヘリコプターの下敷きとなり、死亡する。
- 『I』の小説版ではゾンビ化したリサに襲われたところをアリスに助けられるが、完全死を迎えていなかったリサに噛み殺される。
- リサ・アディソン (Lisa Addison)
- 映画版俳優:ハイケ・マカッシュ
- 日本語吹替声優:山川亜弥(劇場公開/ソフト版)、石塚理恵(地上波放送版)
- 『I』に登場するマット・アディソンの妹で、ハイブに勤めていた。マットに頼まれ、協力者(記憶を失う前のアリス)と共にアンブレラ社の悪事の情報を集めていたが、T-ウイルス流出を受けて放出されたハロンガスにより死亡する。その後、ハイブを訪れたマットの前にゾンビ化して現れるも、駆け付けたアリスに後頭部を鈍器で殴られ、完全に死亡する。
- スペンサー・パークス (Spence Parks)
- 映画版俳優:ジェームズ・ピュアフォイ
- 日本語吹き替え:江原正士(VHS/DVD版)、山路和弘(地上波放送)
- 『I』に登場。略称はスペンス。ハイブへ向かう列車の中でアリスと同様に記憶喪失で発見され、彼らと行動を共にする。記憶喪失時は薄着のアリスに自分の上着を貸すなど非常に優しい性格だったが、元は利己心が強い金の亡者とも呼べる人物であった。本来はアンブレラ社特殊工作員としてアリスと共にハイブの出入り口がある洋館を警備しており、彼女とも社命で洋館に暮らす夫婦に成りすますべく偽装結婚していた(着けていた結婚指輪も擬装用の小道具でしかなく、裏側にはアンブレラの所有物である旨を示す文字が刻まれている)うえ、リサへ情報を流している彼女を盗撮していたほか、関係者の口封じを目的としてハイブ内にT-ウイルスの入ったアンプルを壊して漏洩させ、自分だけがT-ウイルスと抗ウイルス剤をケースで持ち出して一儲けしようと目論んでいた。記憶が戻った後は今までの恩を仇で返す形でアリスらを裏切り、後にアンデッドの襲撃を受けてT-ウイルスに感染するも密かにケースを隠していた列車へ戻り、自らに抗ウイルス剤を注射しようとするが、その直後に現れたリッカーに襲われ、殺害される。後にアリスが現れた際にはゾンビ化して噛み付こうとしたところを彼女に斧で止めを刺された挙句、結婚指輪もその場に捨てられた。なお、小説版ではハイブ内でのバイオハザードはスペンスの故意によるものではなく、事故という設定になっている。
- アンジェラ・アシュフォード (Angela Ashford)
- 映画版俳優:ソフィー・ヴァヴァサー
- 日本語吹き替え:三村ゆうな(VHS/DVD版)、嶋村侑(地上波放送)
- 『II』に登場するチャールズ・アシュフォードの娘。愛称はアンジー。T-ウイルスの開発者を父に持つなど、立場は原作におけるシェリーに近い。生まれつき難病の筋ジストロフィーを患っていたが、T-ウイルスと抗ウィルス剤の同時接種により各細胞の変異化ではなく活性化のみが行われたことで急速に回復し、物語開始時点では治療を続けながらも、普通の健常者と同様に自力で歩ける普通の生活を送っていた。ラクーンシティのバイオハザード発生時には、アンブレラ社の手によって街から避難していたが、乗っていた車がトレーラーと衝突事故を起こしてしまったため、車から逃れて通学先の小学校に隠れていた。チャールズの手引きで訪れたアリスらと出会ってからは共に行動し、父チャールズをケインに目の前で射殺されたものの、ラクーンシティからの脱出には成功する。その後の経緯は映画では語られていないが、『III』の小説版ではアンブレラ社から人工衛星を通じて操作されたアリスに射殺されたことが述べられている。
- ベッキー
- 映画版俳優:アリアーナ・エンジニア
- 日本語吹き替え:羽飼まり(VHS/DVD版)、能登麻美子(地上波放送)
- 『V』に登場するクローン・アリスとトッド(カルロスのクローン)の娘。口での会話はできるものの聴力に障害があり、手話を交えながら話す。オリジナルのアリスを母と思い込んで行動を共にするが、その過程で自身も数多く製造されたクローンの1人に過ぎず、肉体も記憶も作り物であることを目の当たりにさせられることとなる。
ガンサバイバーシリーズの主人公たち
編集- アーク・トンプソン (Arc Thompson)
- 年齢:不明
- 声:パトリック・ハーラン(パックンマックン)
- 『GS』の主人公で、私立探偵。親友であるレオンの依頼を受け、アンブレラの施設が存在するシーナ島を調査に訪れたところ、ビンセントに見つかって逃亡中の衝撃で一時的な記憶喪失に陥るが、バイオハザードの中を単身でゾンビや生物兵器(大量のタイラント)、実弾装備のU.T.ユニットを相手に戦いながら記憶を取り戻し、最後には子供2人(ロット、リリィ)と共にシーナ島からの脱出に成功する。
- 使用武器はグロック17やCz75など。
- ブルース・マッギャヴァン (Bruce McGivern)
- 年齢:27歳(2002年当時)
- 声:Raj Ramayya / 平田広明(『NAMCO x CAPCOM』)
- 『GS4』の主人公で、アメリカ統合戦略軍 (U.S.STRATCOM) 所属の対アンブレラ追撃調査チーム工作員。2002年9月21日、アンブレラ所有の豪華客船シージャック事件の調査で客船に潜入する。正義感の強さから、自分の命を無視した無鉄砲な行動を取ることがあるが、最終的には首謀者のモーフィアスを退け、鳳鈴と別れて帰還する。
- 衣服は『4』でのレオンのノーマルコスチュームとほとんど同じで、使用武器はUS M9。
- 鳳鈴(フォンリン) (Fongling)
- 年齢:25歳(2002年当時)
- 声:Claire o' Connor / 荒木香恵(『NAMCO x CAPCOM』)
- 『GS4』の登場人物で、中華人民共和国安全部所属工作員の女性。アンブレラの所有する豪華客船シージャック事件を調査するために潜入した客船で、ブルースと出会う。政府と敵対関係にあった兄を上官の命令で逮捕した後に処刑されたという、暗い過去を持つ。政府に忠実かつ冷徹であるが、政府にとっては捨て駒に過ぎなかったらしく、そのせいで命を落としかける。ブルースの機転で救われ、最後は「アメリカに来ないか?」というブルースの誘いを嬉しく思いながらも断り、祖国へ帰還する。
- 使用武器はサイレンサーを装着したS&W M39。
アウトブレイクシリーズの主人公たち
編集『2』と『3』の舞台であるラクーンシティで、ミサイル攻撃による消滅の数日前から数時間前の中、生き残るためにラクーンシティからの脱出を図る8人の一般市民が主人公。歴代の主人公たちとは違ってT-ウィルスに対する抗体を持っていないため、ウイルスゲージが溜まるとゾンビ化してしまう。それぞれが能力や最初から持っているアイテムに個性があり、キャラ同士でも気が合う、合わないなどの相性がある。
- ケビン・ライマン (Kevin Ryman)
- 年齢:31歳(1998年当時)
- 声:カーク・ソーントン(『OB2』)
- R.P.D所属の白人男性。楽天的な性格で友人も多いが、欠勤も多く遅刻の常習犯であることなどから、S.T.A.R.S選抜試験に二度も落ちている。射撃能力が高く[注 6]、体力が高めで移動速度も8人の中で一番速いが、その分ウイルス感染速度が速い。パーソナルアイテムは「ケビン専用45オート(コルト・ガバメント)」。エクストラアイテムは「45オートのマガジン」。J'sBarの支払いのツケ常習犯でブラックリストにも名が入っており、対戦表からダーツは上手ではないことが分かる。
- ラクーンシティからの脱出後は、フロリダ州マイアミの警察署に勤務しているが、勤務態度は相変わらずでエンディングでも遅刻していた。
- デビット・キング (David King)
- 年齢不詳
- 声:ボブ・パーペンブルック(『OB2』)
- 配管工の白人男性。寡黙で必要なこと以外はあまり喋らない性格で、過去のことはあまり話さないものの、それなりに荒れていたらしい。身近にある物を使って武器や爆弾などを作ることができる他、戦闘向けで体力も高い上に、ウイルス感染にも強い。パーソナルアイテムは「工具入れ」。エクストラアイテムは「ライター」。
- ラクーンシティからの脱出後は、船で旅へ出たような描写があり、無駄話も悪くないと考えるようになっていた。
- マーク・ウィルキンス (Mark Wilkins)
- 年齢:52歳(1998年当時)
- 声:ボー・ビリングズリー(『OB2』)
- 民間警備会社に勤める黒人男性。ベトナム戦争を経験したことから戦争の虚しさを痛感し、今の平穏な暮らしが続くことを願っている。妻と息子がおり、年齢こそ50代だが、体力は8人の中で一番高い上、ハンドガンの連射速度も早い。しかし、移動速度は遅く、ウイルス進行度もかなり早い。また、立派な体格が災いして机の下やロッカーなどの狭い場所には入れない場合があるが、その代わりに2人以上で動かせるオブジェクトを1人で動かすことができる。パーソナルアイテムは「マーク専用ハンドガン」。エクストラアイテムは「ハンドガンマガジン」。
- ラクーンシティからの脱出後は、同じく脱出に成功した家族と共に平和な日々を過ごしている。
- シンディ・レノックス (Cindy Lennox)
- 年齢:24歳(1998年当時)
- 声:ジュリー・マッダレーナ(『OB2』)
- 『OB』の主人公たちが最初に集まっていた「J'sBAR」でウェイトレスとして働く白人女性。美人でサービス精神に富み、店では多くの客をその笑顔で魅了し、厳しい社会現実への慣れから、かなりの度胸の持ち主。また、趣味はハーブ栽培。体力は2番目に低く、攻撃によるウイルス進行も高いが、仲間を助けるようなアクションを取ることや、ハーブを多く持つことが可能。パーソナルアイテムは「ハーブケース」。エクストラアイテムは「止血帯」。
- ラクーンシティからの脱出後は、新しく家を購入するなど、新生活を満喫している。
- ジョージ・ハミルトン (George Hamilton)
- 年齢:39歳(1998年当時)
- 声:ボブ・バックホルツ(『OB2』)
- ラクーンシティ市内の病院で医者をしている白人男性。自然に周囲の信頼性を得ていく包容性があり、紳士的で周囲に友人が多いが、私生活ではバツイチらしい。専攻はウイルス学で、趣味は腕時計収集。また、対T-ウイルスワクチン「デイライト」の開発者であり、ラクーン大学の教員であるピーター・ジェンキンスとは友人関係。戦闘能力・体力・移動速度は平均的だが、パーソナルアイテムで様々な薬品が作り出せる。パーソナルアイテムは「メディカルキット」。エクストラアイテムは「カプセルシューター」。
- なお、実在する同名の俳優やプロデューサーとは無関係。
- ラクーンシティからの脱出後は、その仕事熱心ぶりは変わらず、飛行機で各地を飛び回る日々を送っている。
- アリッサ・アッシュクロフト (Alyssa Ashcroft)
- 年齢:28歳(1998年当時)
- 声:ジェシカ・ストラウス(『OB2』)
- 「ラクーンプレス社」の社会部に勤める新聞記者の白人女性。かなり好奇心旺盛で、押しが強く負けず嫌いな性格。また、他人と衝突しやすいが、自分を慕う者には面倒見が良く、記者としての実力は確かであり、同業者であるベン・ベルトリッチも彼女のことを一目置いている。銃の扱いは慣れており、トレーニングは欠かさなかったため、女性の中では一番戦闘向け。移動速度もケビンに次いで早く、体力も女性の中では一番高い。パーソナルアイテムは「キーピック」。エクストラアイテムは「スタンガン」。
- ラクーンシティからの脱出後は、生物兵器に関する記事を執筆し新聞に掲載された。その後、『7』では失踪事件に関する彼女の取材記事がファイルとして登場している。
- ジム・チャップマン (Jim Chapman)
- 年齢:24歳(1998年当時)
- 声:ボー・ビリングズリー(『OB2』)
- 地下鉄職員をしている黒人男性。気さくで陽気だが、少々臆病な性格で、悪気は無いが、常に一言多く、周囲の反感を買いやすい。バスケットボールと靴の趣味があり、パズルも得意で、ゾンビでさえ欺く「死んだフリ」は、役者顔負けの演技である。体力が低くウイルス感染速度が最も早い上、戦闘能力も無いが、パーソナルアイテム「コイン」を使うと、運次第で攻撃面は非常に強力なものとなる。エクストラアイテムは「幸運のコイン」。
- ラクーンシティからの脱出後は、趣味を楽しんでおり、再就職も無事に決定した。
- ヨーコ・スズキ (Yoko Suzuki)
- 年齢:20歳(1998年当時)
- 声:アリソン・コート(『OB』)、リア・サージェント(『OB2』)
- 大学生を自称する日系人女性で、ロバート・ケンドと共に、シリーズ数少ない日系人の一人。かつてアンブレラで働いていた経歴があるらしいが、実験体にされた影響でその時の記憶はほとんど失ってしまっている。物静かで控え目な性格だが、探究心は強く、コンピュータのことになると大胆な行動に出ることもある。体力・移動速度・戦闘能力は8人の中で最低だが、アイテムを多く持てる上、ウイルス感染速度も8人の中で最も遅い。パーソナルアイテムは「ナップサック」。エクストラアイテムは「お守り」。なお、彼女の隠しコスチュームは『OB』ではブルマータイプの体操着、『OB2』ではスクール水着と、前代未聞のセレクトになっている。
- ラクーンシティからの脱出直後に記憶を取り戻し、その後、同じ元アンブレラ社員であるリンダと共にアンブレラ裁判で証言台に立つ。
レジスタンスのサバイバーたち
編集- サミュエル・ジョーダン (Samuel Jordan)
- 年齢:21歳(1998年当時)
- 声 - Clayton Froning、バトリ勝悟(『RESISTANCE』日本語吹き替え)
- 『RESISTANCE』に登場するワシントン州出身の元ボクサー。気性が荒く、あらゆることを力で解決しようとするため、ダニエルからは「身体は一人前だが、脳みそはお子ちゃまレベル」と嘲笑われている。試合による重傷でボクシング人生を絶たれ、人生の目標を失う。入院中、ある薬物が自分をリングに戻せるかもしれないと聞き、人体実験に志願。その後、消息不明となる。サバイバーの中で二番目に体力が多く、ナイフの代わりに素手で戦うことができる。パーソナルスキルの「ダッシュパンチ」で敵をノックバックさせることができる。フィーバースキル「鋼の拳」はワンツー攻撃を繰り出せる。
- ジャニアリー・ヴァン・サント (January Van Sant)
- 年齢:21歳(1998年当時)
- 声 - Melanie Minichino、金田愛(『RESISTANCE』日本語吹き替え)
- 『RESISTANCE』に登場するニューヨーク州出身の優秀なハッカー。人付き合いを嫌うが、数名の記者とは利害関係が一致する仲であり、機密情報の提供や調査依頼を引き受けている。『RE:3』本編の資料にも登場したタブロイド紙「ニュース・コメット」の記者経由の依頼でアンブレラ社とラクーン市警の違法事実を調査中に住処から姿を消した。フィーバースキル「EMP」はカメラの機能を弱めてマスターマインドの行動を妨害できる。パーソナルスキル「オーバーロード」は干渉装置で監視カメラを無効化できる。
- ヴァレリー・ハーモン (Valerie Harmon)
- 年齢:23歳(1998年当時)
- 声 - Alex Ryan、鈴木陽斗実(『RESISTANCE』日本語吹き替え)
- 『RESISTANCE』に登場するカリフォルニア州出身の就学生。ダニエルが作成した資料には「ナード」と書かれている[4]。優秀な化学の成績からNEST2へのインターンが決まるが、ある研究計画に参加したルームメイトが突如、記憶喪失となってしまい、その原因の調査を始めた彼女は拉致されてしまう。体力は低いが、フィーバースキル「スプレーヒーリング」で効果時間限定の救急スプレーで付近の仲間の体力を回復させたり、強化することができる。パーソナルスキル「生存本能」は近くにあるアイテムや敵などを表示することができる。
- タイローン・ヘンリー (Tyrone Henry)
- 年齢:25歳(1998年当時)
- 声 - John Eric Bentley、綿貫竜之介(『RESISTANCE』日本語吹き替え)
- 『RESISTANCE』に登場するフロリダ州出身の消防隊員。そのリーダーシップから若くして消防司令補に就任。アンブレラ社工場の火災に応援として向かった彼は火事場に入ろうとする姿を最後に消息不明となる。死体が未発見にも拘らず、消防局は彼を殉職扱いとするが、実際には死んでおらず、実験に参加させられることになる。サバイバーの中で体力が一番高い上、ロックされた扉に対してのダメージも高い。フィーバースキル「サバイバル・エール」は一定時間自身や仲間が受けるダメージを軽減する。パーソナルスキルの「突き蹴り」で敵を怯ませることができる。
- ベッカ・ウーレット (Becca Woolett)
- 年齢:22歳(1998年当時)
- 声 - Tara Sands、依田菜津(『RESISTANCE』日本語吹き替え)
- 『RESISTANCE』に登場するテキサス州出身の自然保護官。大自然の牧場で育つ。同じ自然保護官の叔父から射撃スキルを叩き込まれており、同僚の中でも特に銃の扱いに長けている。仕事終わりに立ち寄ったバーで、森林にて悲鳴を聞いたとの通報を受けて現場に急行。そこで化け物のような野犬に襲われて気を失う。体力は低いが、移動速度は早い。フィーバースキル「銃弾の嵐」は10秒間、弾が無限になる。パーソナルスキル「射撃体勢」は膝を付いて撃つことができてレティクルの縮小が早くなる。
- マーティン・サンドイッチ (Martin Sandwich)
- 年齢:19歳(1998年当時)
- 声 - Nicolas Roye、寺井大樹(『RESISTANCE』日本語吹き替え)
- 『RESISTANCE』に登場するシカゴ出身の医療設備会社勤務。小柄で気が利くが、肝が小さい。本人曰く安月給らしい。オタクな性格で仲間に助けられると、感謝した後に「僕の2次元彼女が嫉妬するかな」と発言する。スペンサー記念病院の設備修理に派遣された後、地下室に秘められている違法実験室に気付く。自分がとんでもない所に来てしまったと気付いた時には既に遅く、実験に巻き込まれてしまう。フィーバースキルは「フラッシュバン」で、強烈な光で付近のクリーチャーを一時的に行動不能にする。パーソナルスキルは「即席地雷」を設置して付近のクリーチャーを妨害することができる。
S.T.A.R.S.とその関係者
編集- エンリコ・マリーニ (Enrico Marini)
- 年齢:41歳(1998年当時)
- 声:Daniel Hagen(『1』リメイク版)、相沢まさき(『1(HDリマスター)』、『0(HDリマスター)』日本語吹替版)、豊田茂(『WTRC』日本語吹替版)
- 映画版俳優:サミー・アゼロ(『WTRC』)
- 『0』や『1』に登場するS.T.A.R.S.の副隊長で、ブラヴォーチーム所属。ポジションは作戦決定等の指揮官的役割を担うリーダー(LDR)である。
- ゴルフを趣味としており、豊富な経験とその人柄でメンバーからは信頼されている。使用武器はサムライエッジ・スタンダードモデルである。自身が率いるブラヴォーチームが先遣隊として送り込まれた黄道特急事件の調査を行う内、猟奇事件の真相が洋館にあると踏んで他の隊員に洋館の調査を指示し、『1』で洋館を単独探索中に事件の真相とウェスカーの裏切りを知るが、足を負傷してしまい(原因は不明)、更にクリスまでもウェスカーの同調者であると誤解してしまい、彼に銃口を向けるも物影からウェスカーに射殺される。
- ジョセフ・フロスト (Joseph Frost)
- 年齢:27歳(1998年当時)
- 声:伊藤健太郎(『1』DC DS ver.コンプリートディスク日本語吹替版)、Adam Paul(『1』リメイク版)、小松史法(『1(HDリマスター)』日本語吹替版)、実写俳優:ジェイソン(『1』)
- 『1』に登場するS.T.A.R.S.のアルファチーム所属の隊員。赤いバンダナがトレードマークである。
- 血の気が多くて暴走気味な性格だが、天性の明るさからチーム内のムードメーカーとなっている。また、ポジションはオムニマン(OM)であるために主に機器の操作や重火器の整備、運搬を担当しており、また使用武器はモスバーグM590散弾銃である。『1』のオープニングでオリジナル版ではエドワード・デューイの手首だけを発見して驚愕しているところを、リメイク版ではブラヴォーチームの捜索中にケルベロスに遭遇して襲撃され、抵抗虚しく死亡する。
- ブラッド・ヴィッカーズ (Brad Vickers)
- 年齢:35歳(1998年当時)
- 声:Evan Sabba(『3』)/Adam Paul(『1』リメイク版)/ジョニー・ヨング・ボッシュ(『UC』)、Darren O'Hare(『RE:3』)、高木渉(『1(HDリマスター)』『RE:3』日本語吹替版)、川原慶久(『WTRC』日本語吹替版)
- 映画版俳優:ネイサン・デイルズ
- 『1』『2』『3』『RE:3』『UC』に登場するS.T.A.R.S.のアルファチーム所属の隊員。
- 小心者で、プレッシャーに弱く、長い者には巻かれやすい。また、ポジションはリア・セキュリティ(RS)であるために主に後方警戒とヘリコプターの操縦を担当しており、また使用武器はサムライエッジ・スタンダードモデルである。『1』のオープニングでは、恐怖に怯えるあまりに他の隊員を残してヘリで飛び立つが、後に自責の念から再び舞い戻ったために結果的には功を奏することとなる。洋館事件後は他のS.T.A.R.S.メンバーと距離を置いてアンブレラにも関わらないようにしていたが、『3』ではS.T.A.R.S.の抹殺の命令を受けていたネメシスの追跡を受ける事となり、最後はR.P.D.正面玄関前で出くわしたネメシスにより顔面を串刺しにされて死亡、『2』ではゾンビ化した姿でその地下を徘徊するようになる。『RE:2』では登場しないが、とある場所に貼られている署員募集ポスターに彼がモデルとして掲載されている。
- 『RE:3』では、『3』とは違いジルとともにアンブレラに立ち向かう姿勢を見せており、自宅謹慎のジルを案じて秘かに手紙や差し入れを送るなど勇敢で仲間思いな性格になっている(ただし、ジル宛の手紙の中で自身が職を失うのを恐れるあまり、アイアンズがジルに停職処分を科して自宅謹慎させた件について、庇えなかったことを謝罪している)。電話でジルにネメシスが向かっていることを知らせ、自宅マンションから脱出した彼女と合流する。ジルと共にバリケードを突破したゾンビの群れから逃げている途中に腕を噛まれてしまい、助からないと悟るとジルを逃がすために留まって死亡する。まもなくゾンビ化し、マービンを負傷させてカルロスに射殺される。
- ケネス・J・サリバン (Kenneth J.Sullivan)
- 年齢:45歳(1998年当時)
- 声:Ed Smaron(『1』リメイク版)、楠大典(『1(HDリマスター)』日本語吹替版)
- 『0』や『1』、『UC』に登場するS.T.A.R.S.のブラヴォーチーム所属の隊員。チーム内では最年長である。
- 無口な性格だが、園芸と犬の調教を趣味とするなどの良き一面もある。また、ポジションはポイントマン(PM)であるために偵察や陣地確保といった危険を伴う任務が主で、化学兵器に対する対策や防護を専門としている。洋館事件ではアルファチーム到着直後にゾンビに襲撃され、抵抗虚しく殺害される。そして、その様子が所持していたフィルムにのみ記録されていた。
- リチャード・エイケン (Richard Aiken)
- 年齢:23歳(1998年当時)
- 声:ジョー・ホワイト(『1』リメイク版)/ユーリ・ローエンタール(『UC』)、うえだゆうじ(『1(HDリマスター)』日本語吹替版)、井上剛(『WTRC』日本語吹替版)
- 映画版俳優:チャド・ルック(『WTRC』)
- 『0』や『1』、『UC』に登場するS.T.A.R.S.のブラヴォーチーム所属の隊員。
- 幼少期に妹を目の前で精神異常者に殺害されたことがあるためにその経験から他者の命に対する責任感が強く、また『UC』では陽気な性格を発揮しており、それ故に希望を無くしたレベッカを励まし続けていた。また、ポジションはバックアップマン(BUM)であるために主に通信を担当しており、またチームではレベッカと一番近い年齢のために彼女の指導役を任されていた。洋館事件ではヨーンからレベッカを庇って負傷し毒に侵される。クリス編では、発見された時には既に死亡しており、ジル編では血清を手に入れて駆け付けても、最終的には間に合わなかったという展開となり死亡する。
- 『1』のリメイク版では、クリスとジルのどちらでプレイしても、血清を時間内に持って駆け付ければ毒状態から回復させることができるが、最終的にはジル編ではヨーンの攻撃で、クリス編ではネプチューンの攻撃で死亡する。クリス編では、クリスがレベッカに「リチャードが死んでしまった」と伝え、レベッカはそれを知って泣き崩れる。
- 『UC』ではレベッカの隠しシナリオにパートナーとして登場し、レベッカと共にブラヴォーチームの捜索を担当しており、後に書室でヨーンとの戦闘中にレベッカを庇って重傷を負い、直後に駆けつけたクリスやジルにレベッカと共に発見されるが、まもなく力尽きて死亡する。
- フォレスト・スパイヤー (Forest Speyer)
- 年齢:29歳(1998年当時)
- 声:Ed Smaron(『1』リメイク版)
- 『0』や『1』、『UC』に登場するS.T.A.R.S.のブラヴォーチーム所属の隊員。
- クリスやジルとは仲が良く、特にクリスとは射撃の腕を競って張り合っていた。また、ポジションはOMであるために電脳犯罪や整備も担当している。また、使用武器はアーウェン37である。洋館では負傷したところにクロウから追い討ちを受けて死亡した後、ゾンビ化して主人公に襲いかかる。
- エドワード・デューイ (Edward Dewey)
- 年齢:26歳(1998年当時)
- 声:乃村健次(『0(HDリマスター)』日本語吹替版)
- 『0』や『1』に登場するS.T.A.R.S.のブラヴォーチーム所属の隊員。
- ライフルによる狙撃を得意としており、またダンスを趣味としている。また、ポジションはRSであるために主にヘリコプター操縦を担当している(『0』の黄道特急事件ではケビン・ドゥーリーが操縦を担当している)。
- オリジナルの『1』では、ヘリが不時着した後、森の中でクリーチャーに襲われて応戦するも食い殺され、遺体は拳銃を握った右手しか残らなかった。『1』オープニングのシーンで、その右手をジョセフに発見されている。
- 『0』では、若干の修正が施され、深手を負うという展開は同じながらも右手は失っていない。森を捜索中にケルベロスに襲われて深手を負いながらも列車へ飛び乗り、最後はその場にいたレベッカ・チェンバースに森は危険であることを告げて死亡する。その後、ゾンビ化して主人公に襲いかかる。
- ケビン・ドゥーリー (Kevin Dooley)
- 声 - 山本格(『WTRC』日本語吹替版)
- 映画版俳優:ディラン・テイラー(『WTRC』)
- 『0』や『1』に登場するR.P.D.所属のヘリコプターパイロット。
- 黄道特急事件では出動したブラヴォーチームに同行していたが、最後はエンジントラブルで墜落後に待機していたところをクリーチャーに襲撃されて死亡する。その後、『1』でジョセフに遺体で発見される。
- ペイトン・ウェルズ (Payton Wells)
- 映画版俳優:ラズ・アドティ、日本語吹き替え:乃村健次(VHS/DVD版)、小杉十郎太(地上波放送)
- 『II』に登場したS.T.A.R.S.の黒人隊員で、ジル・バレンタインの上司。
- 温厚かつ誠実な性格で、ジルとの親交も深い。ラクーンシティの封鎖ゲート付近でゾンビ化した市民に噛まれてt-ウイルスに感染し、しばらくはジルらと行動を共にするが、アリスから告げられた死への恐怖から性格が一変して感情的となり、些細なことで苛立って声を張り上げるようになる。その後、「(歩道橋の)下に何かいる」というアリスの忠告を無視し、ヤケになって先に進もうとしたところをネメシスにガトリングガンで撃たれて死亡するが、頭部を撃ち抜かれなかったために後でゾンビ化してジルに襲いかかり、射殺された。
- ライアン・ヘンダーソン (Ryan Henderson)
- 映画版俳優:デイヴ・ニコルズ、日本語吹き替え:不明
- 『II』に登場したS.T.A.R.S.の隊長で、ラクーンシティ警察署の署長も兼ねている。
- ラクーンシティにゾンビが出現し、映画冒頭のラクーンシティ警察署のシーンで初登場した際は、慌てていたところをL.Jの隣のゾンビを冷静に射殺したジルから「頭を撃ち抜きなさい」とアドバイスを受けた。その後、街の映画館、ウェストウッドに12人の部下と共に立てこもっていたところ、さ迷って訪れたL.Jを保護し、直後に現れたネメシスに屋上で狙撃を担当していた部下をロケットランチャーで殺害された上に残りのメンバーで攻撃するも全く歯が立たず、最後はガトリングガンで撃たれて死亡する。
- 狙撃手の隊員
- 映画版俳優:フランク・キースリン、日本語吹き替え:不明
- 『II』に登場した狙撃手を担当するS.T.A.R.S.隊員で、ウエスタンハットがトレードマークである。
- S.T.A.R.S.メンバーが立てこもったウェストウッドにて屋根の看板の後ろに潜み、そこに近づくゾンビを狙撃で排除する門番的な役割を担っていた。弾薬が大量にある事から強気になり、音楽を聞き飲酒しながら行うほどだったが、突如として現れたネメシスに動揺。ライフル弾を撃ち込んでも倒れないネメシスに激昂して看板からその身を乗り出すも、ネメシスが発射したロケットランチャーの一撃を回避できず、死亡する。
- 小説版『II』ではマイケル・ガスリーと言う名前であること、テキサス出身であること及び「やりすぎ」で四回叱責を受けていることが判明している[5]。
- その他のS.T.A.R.S.隊員
- 『II』に登場したジルやペイトン、ライアンと狙撃手の隊員を除き、計11名のS.T.A.R.S.隊員。隊長であるライアンに引き連れられ、ウェストウッドに立てこもっていたが、ネメシスが現れると、守備陣形を展開して一斉射撃で応戦するも敵わず、撤退を試みるが、ネメシスのガトリングガンの一斉掃射で全滅する。
ラクーンシティ関係者
編集- マイケル・ウォーレン (Michael Warren)
- ラクーンシティの市長。
- 作中に直接の登場はないが、当初は技術者としての立場からラクーンシティの電化に尽力し、路面電車も開通させた功績を称えられて市長に就任する一方、裏ではブライアン・アイアンズと同様にアンブレラと結託していた。ラクーンシティ壊滅時には陣頭指揮を執る立場であるにもかかわらず、危険にさらされる娘や市民、彼らの救助活動にあたる警察官、消防士などの市職員を見捨てて真っ先に市外へ脱出し、アメリカ合衆国軍に保護されたことが語られている。その後の消息は不明。
- キャサリン・ウォーレン (Katherine Warren)
- 年齢:22歳(1998年当時)
- 『2』や『DC』に遺体のみ登場するマイケル・ウォーレンの娘。名前は『RE:2』で明かされた。
- その美貌ゆえに日頃からブライアン・アイアンズに目を付けられており、ラクーンシティ壊滅時に剥製目的で殺害される。
- 遺体は『2』では瞼が閉じられているが、『DC』では見開かれており、瞳に映る形の演出も盛り込まれている。
- 『RE:2』では、孤児院に遺体が登場するが、『2』のように触れられることはない。また、ブライアンが書いたメモには、身長160cm、体重50kgと記されている。
- 『THE GHOST SURVIVORS』では、プレイヤーの1人。ベン・ベルトリッチとは恋人の間柄という設定になっている。ブライアンに殺されそうになったが、ナイフで首を刺して殺害し、ベンに会うために留置場へ向かう。
- ロバート・ケンド (Robert Kendo)
- 年齢:40歳(1998年当時)
- 声:Gary Krawford(『2』)、Jason Miller(『DC』)、Ken Lally(『RE:2』『RE:3』)、田中英樹(『RE:2』『RE:3』日本語吹き替え)
- 『2』や『DC』に登場するケンド銃砲店の店主を務めている日系人男性。
- 趣味は釣りである。S.T.A.R.S.御用達のカスタムハンドガン「サムライエッジ」は兄のジョウ・ケンドがカスタマイズしたもので、バリー・バートンとは個人的にも親交があり、リメイク版『1』に登場した「サムライエッジバリーバージョン」は彼のために製造したものである。
- 序盤に店を訪れた主人公(レオン・S・ケネディもしくはクレア・レッドフィールド)を警戒して一旦は武器(レオンにはショットガン、クレアにはボウガン)を向けるが、すぐに打ち解けて情報や弾丸を提供する。その後、主人公の去り際に窓ガラスを突き破って侵入してきたゾンビたちの餌食となって死亡する。
- 『DC』では、レオンたちの到着直前にゾンビに襲われて死亡する。
- 『RE:2』では、レオン編の中盤から登場。店の規模が大きくなっている。幼い娘のエマを天使と呼ぶなど子煩悩な一面を見せている。店に入って来たレオンとエイダ・ウォンを追い出すためにショットガンを構えるが、エイダがエマをゾンビ化する前に殺そうと銃を向けたため、エマを庇う。レオンたちにエマ以外の家族を失ったことを語り、どうしてこのような目に遭わなければならないのかを嘆くと、「娘と2人にしてほしい」と言ってエマを抱き抱えて家の中に入って行く。しばらくして銃声が響いたことから、エマを射殺して心中を図ったことが示唆されている。
- 『RE:3』では、『RE:2』と同様に店で籠城していた。顔見知りのジルが訪れた時は最初こそ銃を向けるが、すぐに安堵して銃を下ろす。地下鉄に来るように誘われるが、エマを置いて行けず家の中へ戻り、扉越しにジルへ助言を送る。
- 『THE GHOST SURVIVORS』では、プレイヤーの1人で、射殺したエマの後を追って自殺しようとするが、相棒と呼ばれる人物から救援に来た無線を聞いたことにより、生きるために目的地を目指す。目的地へ到着すると、駆けつけてきた相棒のヘリに同乗し、ラクーンシティから脱出する。
- なお、2019年2月5日に朝日放送で放送されたバラエティ番組『雨上がりの「Aさんの話」〜事情通に聞きました!〜』では、カプコンの開発現場や『1』が紹介されると共に、『RE:2』でのロバートの容姿はお笑いタレントのケンドーコバヤシの大ファンである開発スタッフがコバヤシをモデルとして制作したことも紹介されている[6]。
- エマ・ケンド (Emma Kendo)
- 日本語音声 - 平田真菜(『RE:2』『RE:3』日本語吹き替え)
- 『RE:2』で登場するロバート・ケンドの娘。
- 登場した時にはすでにT-ウィルスに感染しており、意識朦朧として呂律が回らないほど手遅れの状態になっている。
- ベン・ベルトリッチ (Ben Bertolucci)
- 声:Rod Wilson(『2』)、Skip Stellrecht(『DC』)、伊丸岡篤(『RE:2』日本語吹替版)、中谷一博(『WTRC』日本語吹替版)
- 映画版俳優:ジョシュ・クルッダス(『WTRC』)
- 『2』や『OB2』、『DC』に登場する凄腕のフリーランスであるジャーナリスト。
- 金にはうるさいが、危険を冒して不正を暴こうとするなどの気概を持っている。ラクーンシティで起こった猟奇事件に興味を持って訪れ、ブライアン・アイアンズの身辺調査を行っていたことから、R.P.D.の地下留置場へ収監される。ブライアンの正体を突き止めた後、牢の鍵を持っていながら身を守るためにあえて牢内に留まっていたが、Gバーキンによって殺害される(最期は表シナリオと裏シナリオで異なる)。
- 『DC』では、レオンたちが留置場へ着く寸前にGバーキンによって殺害される。
- 『RE:2』では、眼鏡をかけている。ブライアン以外にアネットやアンブレラの調査も行っていたことから、タイラントによる抹殺対象となっていた。今回は駐車場のカードキーを持っており、レオンにカードキーと引き換えに牢から出してもらおうと取引を持ちかけるが、壁を突き破ってきたタイラントの手に頭を掴まれ、レオンの目の前で頭を潰されて死亡する。
- 『THE GHOST SURVIVORS』では、プレイヤーではないが、キャサリン・ウォーレンの恋人という設定になっている。キャサリンのストーリーに登場し、彼女に留置場から出してもらい、共に脱出する。
- ダニエル・コルティーニ (Daniel Cortini)
- 日本語音声 - 露崎亘(『RE:2』日本語吹き替え)
- 『RE:2』に登場するラクーンシティの位置するアークレイ郡保安局所属の保安官。
- 冒頭のガソリンスタンドの事務室にてゾンビを取り押さえていたが、現れたレオンもしくはクレアに気を取られた隙を突かれて押し倒され、首を噛み千切られて死亡した。なお、このゾンビを倒して事務室を出た後には、ゾンビ化したダニエルがドアに張り付いている姿を窓越しに確認できる。
- 『THE GHOST SURVIVORS』では、プレイヤーの1人で、ケンド、キャサリン、ゴーストのステージをクリアすると現れる。通報を受けてガソリンスタンドに駆け付けて店内にいたゾンビを倒すが、すでに店の周りが大量のゾンビに囲まれてしまい、生き延びるために孤軍奮闘する。すべてのゾンビを倒すとレオンが駆け付けてきて背後にいるゾンビを射殺し、パトカーに同乗して街へ向かう。
- トラックの運転手 (Truck Driver)
- 日本語音声 - 蓮岳大(『RE:2』日本語吹き替え)
- 『2』や『OR』、『RE:2』に登場するトラック運転手の男性。ガソリンスタンドでゾンビに噛まれた後、トラックを運転中にゾンビ化してレオンとクレアの乗るパトカーに突っ込み、爆死する。その事故が原因でレオンとクレアは分断され、別行動をとらざるを得なくなった。
- 『RE:2』ではトラックを運転中に女性のゾンビを轢いてしまい、動揺している間に襲われて感染する。その後、意識を失いかけながらも市内を運転し続け、最終的に自身のタンカートラックを横転させ、爆死している。その事故が原因でレオンとクレアは分断され、別行動をとらざるを得なくなった。
- ジェリー (Jerry)
- 『RE:2』に登場するラクーンシティ郊外にあるガソリンスタンドの従業員。主人公と出会った時にはすでにT-ウィルスに感染しており、ダニエルが死んだ後はゾンビとなって主人公に襲いかかる。
- トーマス (Thomas)
- 『2』で入手できるファイル『ジョージの日記』に名前のみ登場する下水処理場に勤務する老人。
- チェスが好きだという趣味を持つ警官のジョージ・スコットと意気投合するが、知り合った1998年9月5日の時点ですでにT-ウィルスに感染しており、同年9月12日にはかなり病状が悪化する。
- ジャスティン・ハンソン (Justin Hanson)
- 『RE:2』に登場する白人男性。年齢39歳。
- 逮捕歴が2桁にのぼるほどの窃盗の常習犯で、留置場に拘留中でも窃盗を働いていた。ある日、拘留中に死亡している姿(その時、盗んだ鍵を握りしめていたが、署員が気付くことは無かった)で発見され、遺体は遺体安置所に収容されていたが、後にゾンビ化する。
- サリー (Sally)
- 『RE:2』で入手できるファイル『サリーの日記』に名前のみ登場する孤児院の少女。
- 孤児院には日記を書く決まりがあるため、6日ごとに日記を書いている。
- トム (Tom)
- 『RE:2』で入手できるファイル『トムの日記』に名前のみ登場する孤児院の少年。
- オリバーとは永遠の相棒と呼ぶほど仲が良い。孤児院がアンブレラの実験体調達施設であることを知らず、出て行ったオリバーを含む一同は養子先で裕福に暮らしていると思い込んでいた。自身も養子が決まったことに喜んでいたが、孤児院を出る前日に変わり果てた顔で孤児院へ逃げ戻って来たオリバーを見て愕然とする。その後、オリバーが脱走したことによるウイルスの漏洩や感染の可能性を危惧したアンブレラにより、保安部隊に孤児たちは全員が殺害されるが、オリバーと深い親交のあったトムは彼の耐性実験に利用され、G-ウィルス投与後のオリバーに胚を植え付けられて死亡する。
- オリバー (Oliver)
- 『RE:2』で入手できるファイル『トムの日記』に名前のみ登場する孤児院の少年。
- トムとは永遠の相棒と呼ぶほど仲が良い。養子という名目で孤児院を出て行くが、研究所の人体実験によって無残にも変わり果てた顔になってしまう。隙を突いて脱走し、孤児院に助けを求めるが叶わず連れ戻される。実験の結果からT-ウィルスへの微弱な耐性を持っていることが明らかになったため、耐性実験のためにG-ウィルスを投与され、トムの目の前で抵抗する素振りを見せるものの、24分後には自我を消失して彼にGの胚を植え付けてしまう。
- アン (Ann)
- 『RE:2』で入手できるファイル『トムの日記』に名前のみ登場する孤児院の少女。
- 養子という名目で孤児院を出て行くことについては、年下の子供たちに「本当は養子に貰われるのではなく『ブギーマン』の餌にされている」と言い聞かせていた。また、アンによるものとうかがえる日記には、抹殺に来たブギーマン(と例えた保安部隊)から逃げ隠れ、誰かに助けを求める内容を遺していた。
- ダリオ・ロッソ (Dario Rosso)
- 声:Tony Rosato(『3』)、Rick Zieff(『RE:3』)、高岡瓶々(『RE:3』日本語吹き替え)
- 『3』や『OB』、『RE:3』に登場する一般市民で、ルチアの父。
- 『3』ではアップタウンの倉庫にてジル・バレンタインと出会うものの、倉庫へ逃げ延びる間にルチアをゾンビによって失ったことから、錯乱する。その後、ジルの説得を聞き入れずに倉庫内の輸送コンテナへ閉じこもるが、彼女の不在中にコンテナを開けてしまい、最後は倉庫内へ侵入していたゾンビたちの餌食となって死亡する。『THE MERCENARIES OPERATION MAD JACKAL』では、救助者の1人として登場する。
- 『OB』では、「獄炎」のホテル「アップルイン」に名前のみ登場する。
- 『RE:3』では、『3』と同様にコンテナに閉じこもり、避難を促すジルの言葉を頑なに拒絶した後は登場せず、顛末も不明。
- ルチア・ロッソ (Lucia Rosso)
- 『3』に登場する一般市民で、ダリオの娘。本編では登場しないが、ダリオと共に逃走中、通りでゾンビに襲われて死亡したことが彼から語られる。『THE MERCENARIES OPERATION MAD JACKAL』では、救助者の1人として登場する。
- ボブ (Bob)
- 『OB』の「発生」に登場するマーク・ウィルキンスの同僚。T-ウィルスに感染しており、最後はゾンビ化してマークらを襲うことを恐れ、所持していた拳銃で自殺する(難易度によってはそれすら叶わず、ゾンビ化してしまう)。
- 『OB2』の「咆哮」では直接登場はしないが、エレファントレストラン前に到着するより以前に死亡したことがマークのランダム台詞からうかがえる。
- ジャック (Jack)
- 『OB』の「発生」に登場。J's Barの店長。ワイン通として有名。9月に店に来る物騒な客への対策として、ケンド銃砲店にS&W M27のメンテナンスを依頼していた。
- ウィル (Will)
- 『OB』の「発生」に登場するJ'sBARの店員。ウェイター業務を担当していたが、実際は料理も上手である。シンディ・レノックスに好意を寄せていた。店内へ侵入してきたゾンビに襲撃されて死亡し、ゾンビ化してしまう。
- イーサン (Ethan)
- 『3』や『OB』の「巣窟」に登場するラクーン総合病院の医院長。医師詰め所で遺体となっている。『3』ではバイオハザード発生当初からウイルス感染者治療に不眠不休で奮戦していたが、26日の時点で病院の維持が不可能であり、自身の体力も限界だと日記に記す。その一方、「巣窟」ではナースセンターからアンブレラからの贈収賄をうかがわせる「疑惑のメモ」が見つかる。
- ハルシュ (Hursh)
- 『OB』の「巣窟」に登場するラクーン総合病院の医師。アラブ系のような容貌をしている。医師身分証明書が原因で、患者からは嫌われていた。左手を負傷しており、包帯を巻いている。プレイヤーと協力して脱出のためにエレベーターの電源を復旧させるが、その直後にリーチマンが現れて急いで机などで積んだバリケードを上って逃げようとしたが、バリケードが崩れて落下し、残骸に足が挟まって動けなくなったところを寄生されてしまう。
- スコット・ジョーンズ (Scott Jones)
- 『OB』の「巣窟」に登場するラクーン総合病院の男性の主任医師。ナースセンターで死亡するが、ネームカードから身元が分かる。遺体のポケットは、ハルシュ[注 7]によって漁られていた。
- ロバート (Robert)
- 『OB』の「巣窟」で入手できるファイル「看護師の日記」に名前のみ登場するラクーン総合病院の関係者。遺体はリーチマンに持ち去られている。
- レン (Len)、チャーリー (Charlie)
- 『OB』の「獄炎」に登場する消防隊員2人。火事になったアップルインで生存者を探していたが、ボイラー室の爆発に巻き込まれて共に死亡する。その後、2人のタグはプレイヤーによって同僚のダニーたちのもとへ届けられることとなる。
- ダニー (Dany)、ギル (Ghil)
- 『OB』の「獄炎」に登場する消防隊員2人。アップルインで消火活動をしながら生存者を探しており、レンやチャーリーとは別行動を取っていたためにボイラー室の爆発に巻き込まれず、最終的にはアップルインのロビーのドアを破壊してプレイヤーの脱出を促す。その後は「決意」にて共にヘリコプターでラクーン大学に駆け付けてプレイヤーを救出し、ラクーンシティから脱出する。
- ピーター・ジェンキンス (Peter Jenkins)
- 『OB』の「決意」に登場するラクーン大学の教員で、ジョージ・ハミルトンの友人。同僚のグレッグ・ミューラーの支援(実際には彼に利用されている)を受けながら対T-ウィルスの特効薬「デイライト」の試薬を作る段階で彼の本性に気付き始めたため、友人のジョージにデイライトの生成方法を託そうとするが、後にグレッグによって殺害される(難易度によってはゾンビ化して襲いかかる)。
- グレッグ・ミューラー (Greg Mueller)
- 『OB』の「決意」に登場するラクーン大学の教員で、元アンブレラ研究員であるヨーコ・スズキを実験体にして彼女の記憶を消した張本人。兵器に関しては独自の美学を持っており、それゆえに本社からのタナトス量産命令を拒否していた。アンブレラを裏切ることでピーター・ジェンキンスを利用してデイライトを独占しようと目論んだうえ、『OB』のプレイヤーたちにデイライトを完成させて一気に奪おうとするも失敗し、最後はU.B.C.S.の隊員に射殺される。
- グラハム・バローズ (Graham Barrows)
- 『OB2』に名前のみ登場するラクーン大学の生物学を担当する助教授。アークレイ西部山岳地帯にて全長2メートルの巨大昆虫がキャンプ客などによって目撃されているという目撃情報に対し、自身はその存在を「ヘビかイタチを見誤ったもの」と否定する。
- エリオット・マーチン (Elliot Martin)
- 『OB2』に名前のみ登場するラクーン動物園の副園長。運営資金を遣い込んでおり、その金を新造の植物園「ジャングルドーム」内の野性の原種ランの栽培資金にしているという内部告発を受ける。
- オースチン・テイラー (Austin Taylor)
- 『OB2』に登場するラクーン動物園の監視員。職場に自前の猟銃を持って来るなど勤務態度は動物園勤務者の中で最低だったが、ハンターとしての腕前は高い。また、『OB2』に登場するハンティングライフルを所有している。監視塔内で籠城しており、パトリックやロイドには、オースチンなら1人でも生き残れる能力があると評価されている。
- パトリック・レイズ (Patrick Leis)
- 『OB2』に登場するラクーン動物園の職員。根は真面目で、特にオースチン・テイラーのことを信頼していた。凶暴化した動物に襲われて瀕死の重傷を負い、後にプレイヤーに発見されたが、まもなく事切れる。
- ロイド・スチュアート (Lloyd Stewart)
- 『OB2』に登場するラクーン動物園の職員。動物園の事務所で救助を待っており、凶暴化した動物がいる園内にプレイヤーが入ってきたことに驚く。
- ジョセフ・マロウズ (Joseph Murrows)
- 『OB2』に名前のみ登場するラクーン動物園の職員。門の管理を20年以上担当していたり、15年前にゾウのオスカーが園内パレードで使っていたBGMテープのことをゾウ飼育員に教えたりした。また、門のナンバーロックを忘れてしまうほどに物忘れが酷くなり、手帳に「年は取りたくない」と嘆いていたが、勤務態度は動物園勤務者の中で最高である。
- マシュー・リーガン (Matthew Reagan)
- 『OB2』に名前のみ登場するラクーン動物園の職員。「補修完了連絡票」に名前のみ登場。設備の管理責任者で、通電設備の補修と点検を行ったことがうかがえる。
- 象飼育員 (Elephant keeper)
- 『OB2』に登場するファイル「象飼育員の日記」の作者。15年前にゾウのオスカ―が園内パレードを行っていたことを知らなかったが、彼への記念にパレード時のBGMテープを別のテープにダビングしようと準備をしていた。
- 今までにないほどに落ち着きがなくなり、エサの時に興奮して柵まで壊したオスカーに不安を抱いており、獣医への診察も考えていた様子であった。
- 日記の作者である飼育員と同一人物であるかは不明であるが、ゾンビエレファント化したオスカーに襲われ死亡した象飼育員の遺体が象ステージの門に引っかかった状態で見つかる。[7]
- リッキー (Rickey)
- 『OB2』に遺体のみ登場する地下鉄の職員で、ジム・チャップマンの同僚。メガバイトに噛み付かれてT-ウィルスに感染し、死亡する。
- リーガル・マレット (Legal Mallette)、ルーシー・マレット (Lucie Mallette)
- 『OB2』に登場するラクーンシティからの脱出を目指す親子。リーガルが母で、ルーシーが娘である。脱出の際、森ではぐれてしまった状態でプレイヤーと出会う。
- アル (Al)
- 『OB2』に登場するアークレイ山地にひっそりとたたずむ山小屋に住む老人。プレイヤーが山小屋に迷い込んだ際に隣町へ続く道があると教え、迷わないようにと案内役を買って出るも、途中でいなくなってしまう(難易度によっては道案内を受けられない)。
- 正体は廃病院のかつての院長で、本名はアルバート・レスター(Albert Lester)。数年前にアンブレラから提供された違法薬物を患者に使用していたスキャンダルを報道されて病院が閉鎖され、さらには最愛の妻をも病で失って絶望に暮れていたところ、ある時に地下に生えた奇妙な植物(ヒュージプラント)に妻の面影を見出し、余生をこの植物に尽くすことを決意する。当初は森で捕まえた鳥などの小動物をヒュージプラントに食料として与えていたが、やがて山地で迷った人々に道案内と偽っては廃病院へ誘い込んで殺害し、新たな食料とする凶行に走るようになっていた。廃病院内で再会したときには覆面を被り、斧を持って、「アクスマン」としてプレイヤーに襲いかかる。一見すると普通の人間のようだが、少しずつT-ウィルスの影響を受けていたらしく、異常なまでに高い生命力を持つ(かつてショットガンを持っていた者に反撃を受けたことがあるが、物ともしなかった)。ヒュージプラント撃退後の廃病院崩壊中に脱出を目指すプレイヤーの行く手を阻むも撃退され、ヒュージプラントのもとで妻の遺体を抱き抱え、瓦礫の下敷きになる。
- ドロシー・レスター (Dorothy Lester)
- 『OB2』に登場するかつて廃病院に入院していた院長の妻。不治の病に冒されて昏睡状態に陥っており、アンブレラの非公認薬の投与によって意識が回復するなど一時は快方に向かうが、異常なまでの食欲に支配されるようになるなど薬の副作用に襲われ、最終的に死亡扱いとされた。しかし、実際には死亡してはおらず、長い年月を経て植物の細胞と融合して巨大な植物「ヒュージプラント」への変貌を遂げ、廃病院を覆うほどになった。そのため、ヒュージプラントを撃破すると核が裂け、ミイラ化したドロシーの遺体が飛び出してくる。廃病院はヒュージプラントが支えているため、倒すと倒壊する。
- ネイサン・ドネリー (Nathan Donnelly)、サミュエル・カーク (Samuel Kirk)
- 『OB2』の「死守」でベン・ベルトリッチの隣の留置場にいる2人組。その様子から、銃器店「マックリーズ」へ強盗に入ったためであることがうかがえる。
- ネイサンは白人のスキンヘッド、サミュエルは黒人で左腕を負傷している。留置場に入っていたため、街がバイオハザードに見舞われていることを知らない(何かが起きていることには感付いている)。リタらと共に脱出したのかは不明だが、9月28日夜にはいなくなっていた。
- ラジオDJ (Radio DJ)
- 『UC』の「The 4th Survivor」に声のみ登場するラジオ放送局のDJ。RC-radio(『OR』ではRC-Radio)というラジオ局で同名のラジオ番組を放送している。
- バイオハザード発生後は「最後の放送」と述べて放送を敢行し、リスナーに市外への脱出を促したり、助けが来ることを信じさせて勇気付けたりしていた。しかし、DJブースはすでにゾンビたちに囲まれており、放送を仕方なく続けていたが、やがて恐怖に耐えきれなくなった彼はラクーンシティと繰り返し歌い、「もう何もかも終わりだ!」と笑いながら発狂した。その後の詳細は不明だが、『OR』ではDJブースには誰もおらず、ラジオ放送局自体が壊滅していた。
- L.J.
- 映画版俳優:マイク・エップス、日本語吹き替え:江川央生(VHS/DVD版)、高木渉(地上波放送)
- 本名はロイド・ジェファーソン・ウェイド (Lloyd Jefferson Wade)。『II』や『III』に登場するスリの容疑でR.P.D.に捕まっていた黒人男性。金メッキのデザートイーグルを2丁所持していたが、『III』では1丁しか所持していない。
- 『II』では、署内でゾンビ化した隣の女に襲われそうになり、救助を求めて喚いていたところをジル・バレンタインに助けられる。その後はしばらく単独で行動していたが、やがてはジルの運転する車に拾われて行動を共にし、アリス・アバーナシーたちとラクーンシティから脱出する。その後、『III』までの間にカルロス・オリヴェイラと共にクレア・レッドフィールドの率いるコンボイ(車団)に加わる。
- 『III』では、序盤でモーテル内の安全探索中に鏡に映ったゾンビを本物と勘違いした隙に噛まれ、T-ウィルスに感染する。ベティにもそれを隠していたが、物語中盤でゾンビ化してKマートに襲いかかったところをカルロスに制止され、彼へ噛み付いた後に射殺される。
- テリ・モラレス (Terri Morales)
- 映画版俳優:サンドリーヌ・ホルト、日本語吹き替え:金沢映子(VHS/DVD版)、雨蘭咲木子(地上波放送)
- 『II』に登場するラクーンシティのテレビ番組『ラクーン7』のニュースキャスター(天気予報も担当)。ゲート付近で出会ったジル・バレンタインらと行動を共にし、アンジェラ・アシュフォードを探しに小学校を訪れたが、ゾンビ化していた子供たちに襲撃されて死亡する。
- 持っていたカメラで撮影していた映像はスクープとして報道されて大きな注目を集めるが、まもなくアンブレラによる情報操作で偽物とされ、逆にテリの行為が責められることとなってしまう。
R.P.D.(Raccoon Police Department)
編集- ブライアン・アイアンズ (Brian Irons)
- 声:Gary Krawford(『2』)、JB Blanc(『DC』)、Sid Carton(『RE:2』)、広瀬彰勇(『RE:2』日本語吹替版)、堀内賢雄(『WTRC』日本語吹替版)
- 映画版俳優:ドナル・ローグ(『WTRC』)
- 『2』や『DC』、『RE:2』に登場するR.P.D.の署長。
- 表向きは温厚な性格で市民に親しまれていたが、裏ではウィリアム・バーキンをはじめとするアンブレラの人間と癒着して多額の賄賂を受け取ったり、デザートイーグルを常時携行していたり、常人には理解しがたい美術品を集めてきては署内に飾っていたり、他の署員に対してその異常さを見せていたりしていた。また、大学時代には二度も婦女暴行に及び、精神鑑定を受けているが、成績優秀という理由から不問にされていた。署内に多くの仕掛けを施す、自分の正体を知った秘書を内々に殺害することで秘密を守ることに執着する。ラクーン災害時は心のタガが外れて部下を射殺したうえで市長令嬢を剥製にしようと目論むなどの常軌を逸した行動に走り、自暴自棄の果てに警察職員や市民を道連れにすべく意図的な弾薬の署内への拡散を指示、警察署の治安維持能力を著しく削ぐ事になった。クレアを道連れにしようと彼女に銃を向けるが、最後は「G」化したウィリアムに殺害される[注 8]。
- 『DC』では、署長室地下の剥製処理室へレオンたちに踏み入られた直後に胚から成長したG成体に身体を食い破られ、死亡する。
- 『RE:2』では、ほぼ白髪頭の容姿となっているほか、署長としての職務と並行して市内の孤児院の院長も兼任している。孤児院への多額の寄付や、困難な状況に置かれた女性の支援、美術品の保護活動や動物愛護活動など、表向きは熱心な慈善活動家として知られている。また、初登場の場所はR.P.D.の地下駐車場に変更されている。『2』と同様、抑圧された状況に置かれると暴走しやすいという危険な本性を有し、本作では最初からその本性を前面に押し出した人物として描かれる。シェリーを拉致して強引に孤児院へ連れて行く、威嚇時に発砲する、自身の邪魔をするクレアに暴行を加えて彼女に痛罵されるなど、変更点は多岐に及んでいる。また、映像では描かれないが、孤児院の子供たちをアンブレラに実験体として売り飛ばしていたという非道な行いも明らかとなる。シェリーを孤児院に監禁した後、取引と称してクレアにペンダントを持って孤児院へ来るよう電話で要求するが、シェリーに逃げられた上、彼女から剥製作成用の劇薬をかけられて顔の左半分が焼け爛れる。シェリーを追い詰めて捕まえようとしたが、そこへやって来たGの襲撃を受け、要求通りペンダントを持参したクレアの目の前で、彼女やウィリアムへの恨み言を喚きながら、Gに襲撃された際に植え付けられた胚から成長したG生物に身体を食い破られて死亡した[注 9]。
- 『RE:2』のエクストラコンテンツである『THE GHOST SURVIVORS』では、市長令嬢のキャサリンを剥製目的で殺害しようとしたが、キャサリンの反撃に遭い、首をナイフで刺されて殺害される。
- マービン・ブラナー (Marvin Branagh)
- 声:Lex Lang(『DC』)、Christopher Mychael Watson(『RE:2』『RE:3』)、小松史法(『RE:2』『RE:3』日本語吹替版)
- 『2』、『1.5』、『3』、『OB2』、『DC』、『RE:2』、『RE:3』に登場するR.P.D.の黒人警官。階級は巡査(『RE:2』『RE:3』では警部補)。
- 真面目かつ正義感が強い性格で、戒厳令下でも普段と同様に職務をこなして盗難事件の報告書の記述や、レオンの歓迎パーティーの準備などを行っていた。バイオハザード発生後は署内へ侵入したゾンビを他の警官と共に迎え撃つが、多勢に無勢で仲間は次々と倒れて自身も重傷を負う。その後、同僚のハリーとリタが護送車で駆け付けた際にはすでに助からないことを悟り、生存者たちをトラックに乗せると彼らの脱出の時間を稼ぐため、あえて単身で署内に残る道を選ぶ。その後、しばらくは西側オフィス(『DC』では正面玄関の噴水前)で昏睡状態に陥り(この時にジルと遭遇している)、訪れた主人公(『2』ではレオンもしくはクレア、『DC』では両方)に気づいて意識を取り戻した際には、知っているすべての情報を提供し、自分には構わずに他の生存者を探してくれと頼むが、主人公が戻って来た時にはゾンビ化してしまう。
- 『DC』では、「滅びし街の記憶」のチャプター2のボス的な存在として登場する。
- 『RE:2』では、初登場時点ではまだ昏睡しておらず歩ける体力が残っており、自分の間近でゾンビに追いつかれたレオンもしくはクレアの危機を救う。
- 『RE:3』にてゾンビ化したブラッド・ヴィッカーズに噛まれたことで、感染したことが明かされた。カルロスとタイレルが来る前に警察官内に逃げ込んで鍵を閉めてしまい、その後は彼らと会うことはなかった。
- リタ・フィリップス (Rita Philips)
- 声 - ウェンディー・リー
- 『OB2』、『RE:2』に登場した女性警官。階級は巡査。
- 『OB2』では、マービンと同じく非常に真面目で、上司である彼を慕っていた。マービンたち同僚や避難してきた一般市民らのR.P.D.からの脱出を図るべく、救援を呼ぶために署内から換気ダクトを通って外部に脱出し、ハリーと共に護送車で駆け付けて数名の生存者の救出には成功した。しかし、自分たちを助けるためにR.P.D.に残ったマービンを助けることはできず、車の中で涙に明け暮れていた。その後の消息は不明である。
- 『RE:2』にも名前のみ登場。フルネームが判明し、本来ならレオンの先輩警官の一人となっていた事が判明する。9月28日以前に、下水道を脱出路にする提案を行っていた。
- デビッド・フォード (David Ford)
- 『2』や『3』、『RE:2』に名前のみ登場する警官。
- 1998年9月26日から同年9月27日の間に『作戦報告書1』を作成したが、同年9月28日午前2時30分に作戦会議室に侵入してきたゾンビとの戦闘で死亡する。
- 『3』においても『デビッドのメモ』に名前が出てくる。メイヤーを見捨てた罪悪感からタガが外れたのか、街からの脱出を断念してクリーチャーと戦う日々を人生最後の楽しみにし、歓声を上げながらショットガンでゾンビを撃ち殺す、味方の警官を誤射で殺害しても悔やまないなど自暴自棄の行動を取っていた。9月27日には作戦会議を行っている同僚に対し、くだらないことをしていると述べたうえで飲んでいる酒が切れたら自殺することを仄めかしてメモを書き終える。
- 『RE:2』では、9月25日から27日まで『緊急事態対応記録』を作成。R.P.D.が壊滅していく様子を記している。加えて、『生存者へ』というリッカーに関するメモを残し、最後にリッカーに立ち向かう決意を記している。エリオットが監視カメラに向かって応援を要請した際に名前を呼ばれていたため、29日までは生存していた模様。
- また、本来ならレオンの先輩警官の一人となっていた事が判明する。
- エリオット・エドワード (Elliot Edward)
- 声:高橋研二(『RE:2』日本語吹き替え)
- 『2』、『RE:2』に登場した警官。階級は巡査。
- 9月28日にゾンビとの戦闘で殉職したデビッド・フォードに代わって『作戦報告書2』を作成し、生存者が残りわずかとなったことや下水道を使った脱出作戦について、「この報告書が生存者らの役に立つように」との旨で書き終える。同年9月29日に屋上で警察のヘリの救助を待っている際にゾンビに襲われ、その際に乱射した流れ弾がヘリパイロットに命中し、墜落の巻き添えで死亡する。
- 『RE:2』では、9月28日に『作戦報告書』を作成。武器や弾薬の確保失敗から、生存者が自身を含め4名になったことを記す。また、リタが以前に提案した下水道を脱出路にする作戦を単身で決行。R.P.D.の封鎖区域で署からの脱出方法を発見するも、ゾンビに追い詰められ、監視カメラに向かって応援を要請する。
- しかし、映像を見て助けに駆けつけたレオンまたはクレアの目の前でゾンビに追いつかれてしまい、レオン(もしくはクレア)は助けようとするも間に合わずに死亡。その後、同様の場所を訪れるとゾンビ化して襲ってくる。また、本来ならレオンの先輩警官の一人となっていた事が判明する。
- ニール・カールセン (Neil Carlsen)
- 『2』で入手できるファイル『パトロール報告書』の作者として名前のみ登場した巡査部長。
- 1998年9月20日にラクーンシティ郊外の下水道に不審者[注 10]が居るとの通報を受けて捜索を行う。それらしい人物を発見し、職務質問を試みたが逃走されてしまったため、現場に残された遺留品として暗視スコープや少量のプラスチック爆弾を回収した。『RE:2』では、本来ならR.P.D.に着任したレオンの先輩となっていたことが明かされている。
- ジョージ・スコット (George Scott)
- 『2』で入手できるファイル『ジョージの日記』の作者[注 11]。
- 9月29日の宿直当番でそのことから署内掲示板で苗字が分かる。T-ウィルスに感染していたが、宿直室で何者かに襲われ、喉と腹を裂かれた状態の死体として見つかる。『RE:2』にて本来ならレオンの先輩警官の一人となっていた事が判明する。机にいた警官ゾンビが彼なのかは不明。
- エドワード (Edward)
- 『2』で入手できるファイル『署長の手記』に名前のみ登場した警官。
- 9月26日に錯乱したブライアンによって背後から心臓をショットガンで撃ち抜かれ、死亡している。
- ウェス (Wes)
- 『RE:2』に登場する警官。
- シャワールームのロッカーの中で死んでいることが確認できる。
- 作中では名前は明かされなかったが、『RE:3』で彼が遺したメモで判明。シャワールームの壁を爆弾で破壊しようと起爆に必要な電池を探しに保管庫に向かおうとしてゾンビに襲われて感染。相棒のヘクターに「ロッカーを開けるな」と宛てたメモを遺してロッカーの中に隠れて息絶える。ちなみに、『RE:3』ではそのロッカーは開けられない。
- メイヤー (Meyer)
- 『3』に名前のみ登場した警官。殺人課所属で射撃が得意。『デビッドのメモ』に名前が出てくる。
- 9月27日以前のゾンビとの戦いでデビッドを助けたが、ゾンビに怯えた彼に見捨てられて逃亡されたため、その直後にゾンビに殺害される。
- エルラン (Elran)
- 『3』に名前のみ登場した警官。少年課所属。『ジルの日記』に名前が出てくる。
- コーヒーの雫をクリスへ零したことで、機嫌が悪かった彼に殴り飛ばされる。だが、実はアンブレラの調査に集中するためにわざと謹慎処分を下されようとしたクリスが口実作りのために殴ったことが、直後の様子や後のジルとクリスの会話から示唆されている。
- ハリー (Harry)
- 『OB』や『OB2』に登場した眼鏡を掛けた警官。大柄な体格だが、臆病な性格。
- 『OB』では、「発生」にてゾンビ掃討を目的とした大通りの爆薬敷設作業に動員されていたが、バリケードを突破したゾンビに爆薬を設置していたエリックとエリオットが目の前で殺害されてしまい、どうすることもできずに撤退し、起爆をプレイヤーに託した。
- 『OB2』では、「死守」にてリタからの連絡を受けて避難用車両でR.P.D.に駆け付けるが、マービンが自分を残して脱出しろと促している間に運転席へ近付いてきたゾンビに恐怖心を抱き、彼を残したまま発車する。その後の消息は不明である。
- レイモンド (Raymond)
- 『OB』に登場した警官。
- 「発生」にて市民の避難誘導に動員されてプレイヤーと一時的に行動を共にし、閉鎖された道をショットガンで切り開くなど活躍するが、刹那の隙を突かれてクリーチャー(ゾンビかシザーテイル)に組み付かれる。タンクローリーの燃料でクリーチャーの群れを焼き殺すようにプレイヤーに促した直後、噛みつかれて死亡する。
- アーサー (Arthur)
- 『OB』に登場した警官。
- 「発生」にてJ'sBAR前通りで一帯の封鎖をレイモンドと共に行い、避難誘導のアナウンスを市民に行う。プレイヤーが到着したときにはすでにゾンビに殺害されており、J'sBAR前で遺体となっている[注 12]。
- ドリアン (Dorian)
- 『OB』に登場した警官。
- 「発生」にて市民の避難用車両の運転を担っており、プレイヤーを乗せて安全地帯へ向かおうとしたが、道路のほとんどが封鎖されていたために歩くしかない旨を伝える。その後はプレイヤーを安全地帯まで送り届ける。
- エリック (Eric)
- 『OB』に登場した警官。
- ハリーやエリオットと共に大通りの爆薬設置を行い、ゾンビがバリケードを突破した直後に準備を終えるが、起爆に間に合わずに襲われ死亡する。
- エリオット (Elliott)
- 『OB』に登場した警官。
- 大通りの爆薬設置に動員されており、爆薬を調整していたエリックを援護していたが、バリケードを突破したゾンビから彼を守ろうとしたところを共に襲われ、死亡する。
- フレッド (Fred)
- 『OB2』に登場した警官。
- 「死守」にてR.P.D.の屋上でクロウの掃討を行っていたが、避難用車両到着直前にクロウに殺害される。
- アーロン (Aaron)
- 『OB』や『OB2』に登場した警官。
- 『OB』では、「発生」の大量ゾンビ掃討後にムービーで事後処理を他の警官と行っている姿が見られる。
- 『OB2』では、「死守」にてR.P.D.の外階段でゾンビの侵入を阻止していたが、フレッドと同様に避難用車両の到着直前、侵入したゾンビに腹部を噛み切られて死亡する。
- トニー (Tony)
- 『OB2』に登場した警察犬訓練士。
- 「死守」にて災害時に警察犬を心配して地下の犬舎を訪れた直後、ゾンビ犬に殺害される。
- レイモンド・ダグラス (Raymond Douglas)
- 『OB2』に名前のみ登場した警官署長代理。『避難勧告』に名前が出てくる。
- ラクーン動物園地区を閉鎖するために救助ヘリコプターの使用を許可したが、ヘリコプターが大破してしまったため救助は難航する。上記のOBに登場したレイモンドと同一人物かは不明。
- ジャン (Jean)
- 『OB2』に名前のみ登場した警官で、ケビン・ライマンの同僚。『ジャンのメモ』に名前が出てくる。
- ゾンビの襲撃を逃れて地下鉄駅へ逃げ込んだが、ケビンやアーロン、フレッドに宛てたメモを残して衰弱死する。
アンブレラ
編集- オズウェル・E・スペンサー (Ozwell E. Spencer)
- 声:アダム・クラーク(『5』)、Time Winters(『RESISTANCE』)、二又一成(『RESISTANCE』日本語吹替版)
- アンブレラグループの総帥。
- エドワード・アシュフォード、ジェームス・マーカスと共に始祖ウィルスを発見し、同時にアンブレラを創設した人物。ヨーロッパの貴族の中では知らない者はいない名門貴族でもある。大学時代のジェームスが国の援助を受けられなくなった際に研究室を用意するなどアンブレラの最重要人物。
- 始祖ウィルスを発見する15年前の1951年、当時医学生であったスペンサーは雪道で死にかけていたところをマザー・ミランダに救助される。二度の世界大戦を経ても米ソによる冷戦を展開し最終戦争へと突き進む人類に幻滅していた中で、そこで見たミランダの特異菌に関する研究や「生物を感染によって変異させる」という発想に衝撃を受け、自身の理想である「人類の高次への進化」を体現する手段と確信してミランダを終生の師と仰ぐようになり村に滞在していた。しかしミランダと意見を交わしていく中で娘の復活を掲げるミランダに対して自身は人類の進化という目的の違いから、特異菌では感染力が足りないためにやはり自身の研究分野であるウィルスが相応しいと確信するようになり、何も言わずにミランダの元を去る。その後、始祖ウィルスを発見したことや突然去ったことを詫びる手紙を送った。また、アンブレラを興した際にアンブレラのロゴとして村の洞窟にあった紋章を流用した。その後は世界中から優れた才能を持つ両親から生まれた子供たちを何百人と集めて、徹底的な英才教育を施した上で世界中に放ち、各分野の道を極めさせた後、今度は肉体的に優れた人物であるかを見極めるため、各ウェスカーたちに様々な経由で始祖ウィルスの改良したウィルスを渡して各々に投与させて超人化させ、あらたな現世人類と新たな世界を作り出し、自らはその頂点に立とうとする「ウェスカー計画」を進めるが、スペンサー自身は自らの老いとウェスカー計画の候補者の大半が先のウィルス投与で死亡してしまい、更には、アルバートとウィリアム・バーキンに暗殺させたマーカスが怪物化して復讐のために起こした洋館事件や黄道特急事件等のバイオハザードや、ウィリアムとアンブレラのG-ウィルスをめぐる内輪の権力抗争がきっかけで、起こったラクーンシティ事件が重なり、計画は脆くも崩れ去ってしまった。
- その後、長年自身に仕えていた執事のパトリックと自らの頼れる娘とすら思っていたウェスカー計画の第一次候補者の12番目、アレックス・ウェスカーにしか心を許さず、老いを克服しようとテロメアの消滅を抑制することで不老不死をもたらすウィルスの開発をアレックスに託し、膨大な資金や機材、研究者や被検体を拠点である南洋の孤島(『HI』の舞台であるカリブ海・ソニドデ・トトーガ島)へ送るが、そのアレックスが研究成果をはじめとする全てを独占して消えたことで人間不信を強め、パトリック以外の誰をも心から信用できなくなる。そして、パトリックに暇を出すと、自らの隠れ家である私邸にやってきたアルバートに対し、彼の出生の秘密を明かした上で後継者に指名するが、そのアルバートによって殺害されることとなった。自らを「神の資格を持つ者」と称していたが、アルバートには「貴様には『神』という言葉を口にする資格はない」と吐き捨てられる。
- 『RESISTANCE』ではアレックスの報告に興味を持ち、退屈しのぎをするために実験に参加する。
- ジョン (John)
- 『1』のファイル「ある研究員の手紙」に名前だけ登場。
- 『2』でもアネット・バーキンの発言の中で名前が出る、アークレイ研究所勤務のアンブレラの研究員。恋人のエイダに対してアークレイ研究所を起爆装置を起動させて爆破すると、研究所の資料をマスコミに公開して全てを明らかにしてほしいとの旨を手紙に書き残し、この時点で彼自身は検査で陽性反応が出たことからT-ウィルスに感染していると知っており、いずれ自分がゾンビと化すことから手紙の中ではエイダに彼女の手で楽にしてほしいと書いていたが、作品や難易度によっては手紙がある部屋の中に彼のなれの果てと思しきゾンビが登場する。
- 『ウェスカーズリポート2』によると、情報部へ移籍したアルバート・ウェスカーやG-ウィルスの研究に専念すべく別の拠点に移ったウィリアム・バーキンの後任としてアークレイ研究所に配属されたが、頭脳はともかく精神面ではウェスカー曰く「ここでの研究には適していない」であり、度々上に研究の非人道性を訴えている。そのため、情報部内では「もし情報漏洩があれば、真っ先に考えられるのはあいつだ」という最低の評価をされている。
- ジェームス・マーカス (James Marcus)
- 声:Lyon Smith(『0』の美青年時)、糸博(老人時。『0(HDリマスター版)』日本語吹替え)、平川大輔(美青年時。『0(HDリマスター版)』日本語吹替え)
- 映画版俳優:マーク・シンプソン、映画版日本語吹き替え:下妻由幸
- 『0』『UC』『FINAL』の登場人物で、『0』のラスボス。アンブレラ創設者の一人であり、元アンブレラ幹部養成所の所長。
- 人間不信で、家族はおらず、自らが実験によって育てたヒルや弟子であったブランドン・ベイリー以外に心を開くことはほとんど無かった。また、幹部候補生を実験台にするなど、研究のためなら手段を選ばない非人道的な性格から密かに恐れられていた。始祖ウイルスを研究し、ヒルに投与した始祖ウイルスの変異種であるT-ウイルスが完成間近になった時点でオズウェル・E・スペンサーの指示によりその当時で唯一信用していたアルバート・ウェスカーとウィリアム・バーキンの手引きで暗殺される(また、T-ウイルスの研究はウィリアムに引き継がれる)が、その際自分が研究していた女王ヒルが自身の死体に侵入していたため10年間の歳月をかけて彼自身の記憶と意思を取り込んで現代に復活した(ただし、復活したのは本人ではなく、女王ヒルが模した偽物である)。その後はアンブレラへの復讐のためにアークレイ山中にT-ウイルスをばら撒いてバイオハザードを発生させるが、後にレベッカ・チェンバースやビリー・コーエンと対面した時は暴走して怪物化した。その後、レベッカとビリーに襲いかかるが、ビリーのマグナムで胴体を撃ち抜かれ、最後はバラバラになったところで施設の爆発に巻き込まれて死亡した。
- 実写映画では『FINAL』に登場。原作と同様にアンブレラの創設メンバーの一人であり、T-ウイルスの開発者である。共同創設者に裏切られて謀殺される点も同じだが、原作とは異なりアリシアという娘がおり、彼女を溺愛している。なお、彼のファーストネームである「James」は、日本向けに販売される原作ゲームでは、一貫して「ジェームス」と表記されるが、『FINAL』では「ジェームズ」という表記で統一されている。
- セルゲイ・ウラジミール (Sergei Vladimir)
- 声:パトリック・ザイツ
- 『UC』のラスボスで、アンブレラ社幹部。
- 1000万人に1人の確率で存在すると言われるT-ウィルスに感染しても脳細胞や肉体に劣化を来たさないウィルス完全適応者。アンブレラ社のB.O.W.「タイラント」は全て彼自身のクローンを素体としている(素体が別人の亜種のタナトスは除く)。
- 元はソビエト連邦軍人として大佐の地位に就いていたため、その後も大佐と呼ばれることがある。また、イベントシーンでは持っている奇妙な形状のナイフを玩んでいることが多いが、自ら指や舌を傷付けることも多く、台詞からも「痛み」に対して独特の価値観を持っている[注 13]。U.B.C.S.の創設に関与しているらしく、U.B.C.S.のニコライ・ジノビエフとは顔見知りである。また、アンブレラ幹部の地位は極めて貴重なウィルス完全適応者である自らのクローン10人と引き換えに得ている。自分用にカスタマイズした改良型タイラントの「イワン」と共に何度もアルバート・ウェスカーの前に立ちはだかる。その後、ロシアの工場でセルゲイモンスターとしての正体を露にし、ウェスカーに戦いを挑むが、最後は返り討ちに遭って過度のダメージにより身体が溶けたことで絶命する。
- ウィリアム・バーキン (William Birkin)
- 声:Diego Matamoros(『2』)、TJ・ロトロ(『DC』『OR』『RE:2』)、関俊彦(『0(HDリマスター版)』、『RE:2』日本語吹替版)、平田広明(『WTRC』日本語吹替版)
- 映画版俳優:ジェイソン・アイザックス(『Ⅰ』) ※ノンクレジット、ニール・マクドノー(『WTRC』)
- 年齢:36歳(1998年当時)
- 『0』『2』『RE:2』『UC』『DC』『OR』『WTRC』の登場人物で、アンブレラ社の科学者。
- とても残忍な性格で、自らの恩師のジェームス・マーカスを少しも躊躇せず殺害する一方、才能がある故の屈折した性格も持ち合わせており、幹部養成所再利用計画が頓挫した際や遡ってアレクシア・アシュフォードが10歳で南極研究所の主任となった時もかなり苦悩していた。
- わずか16歳にしてアークレイ研究所の主任研究員に抜擢され、物語の根幹であるT-ウイルスの研究を引き継いで完成させG-ウイルスを開発したが、後にアンブレラから離反し、独自にアメリカ政府と兵器売買交渉を行おうとしたためにU.S.S.に襲撃された。死の間近には自らに多量のG-ウイルスを注入してクリーチャー「G」へと変貌(『UC』でG生物化した姿は「バーキンG」と呼称される)を遂げ、ハンク以外のU.S.S.を全滅させる際にT-ウイルスのカプセルを破壊したことがラクーンシティ壊滅の引き金となった。その後、何度もレオン・S・ケネディやクレア・レッドフィールドと戦うこととなるが、その度に敗れて異常進化を繰り返した挙句、列車の爆発で完全に死亡した(しかし、G-ウイルスを含んだ細胞片は後にエイダ・ウォンによって採取され、ウェスカーの手へ渡ることになる)。
- 『DC』では警察署地下でG第1形態として遭遇し、撃破後は下水道に転落、消息不明となる。その後再登場するアンブレラ研究所ではG第2~第4形態の連戦となりレオンやクレアと何度も戦い、その度に敗れて異常進化(第3形態以外はほとんど進化するときの姿を見ることができない)を繰り返す。またムービー内にて、G第2形態の状態でアネットに血清を撃ち込まれる描写が存在するものの、効果は無かった模様。最終チャプターにて第5形態として登場し、列車で脱出中のレオンやクレアを襲撃する。最後は列車の後方車両ごと切り離され、研究施設の爆発に巻き込まれて完全に死亡した。『2』のリメイク版である『RE:2』でも、これに準じた形で最期を迎える。
- アネット・バーキン (Annette Birkin)
- 声:Jennifer Dale(『2』)、Deborah Sale Butler(『DC』)、Karen Strassman(『RE:2』『RESISTANCE』)、林真里花(『RE:2』『RESISTANCE』日本語吹替版)、安藤麻吹(『WTRC』日本語吹替版)
- 映画版俳優:ジャネット・ポーター(『WTRC』)
- 『2』『DC』に登場するウィリアム・バーキンの妻で、シェリー・バーキンの母親。
- 家族に対する愛情は深いが、性格は一辺倒な部分もあり、特に『2』では敵対組織に夫を殺されかけたことから極度の人間不信に陥り、『DC』や『RE:2』では人間不信の気は鳴りを潜めているものの、自分の使命感を優先するあまり、シェリーのことも含め、周囲に対してやや視野狭窄気味になっている。また、エイダ・ウォンの手から銃のみを撃ち落としたりするなど、研究員ながら卓越した射撃能力を持っている。
- 夫の研究を守りたいと願うあまりにG-ウイルスの新しいサンプルを作るが、クレア表編ではバーキンGに切り裂かれて致命傷を負い、死の間際には優しい母の顔に戻りつつも娘のシェリーを救うため、対G-ウイルス用ワクチンの精製方法をクレアに教えたうえで「娘に愛していたと伝えてほしい」と懇願しながら息を引き取る。レオン表編およびクレア裏編でもサンプルは造るが、バーキンGには遭遇せず、ウィリアムを傷つけたことやエイダのことでレオンと会話していた際には爆破装置の影響で天井から落ちてきた鉄パイプの下敷きとなって致命傷を負ってしまい、直後に所持していた「G」のサンプルをレオンに奪われた。その後、メインシャフトでエイダがレオンにサンプルの譲渡を迫った際にはエイダを撃って気絶し、レオンが去った後は動力室から逃げてきたシェリーに自分がしたことの悔いや愛を伝えるが、最後は致命傷を負っていたこともあってシェリーに看取られながら死亡した。
- 『DC』では「Gの研究は間違っていた」と認識しており、危険なG-ウィルスを他人に渡さぬようにという義心からレオンやエイダに銃を向けるが、後にレオンやクレアがスパイではなくシェリーの協力者であることを知ると、G-ウイルスの真相とウィリアムが怪物化した経緯を話す。その後、クレアからシェリーを助けるために共闘を持ちかけられ、それでも夫を止められなかった責任感から敢えて単独でバーキンGを止めることを優先したが、彼との戦闘で敗れて致命傷を負ってしまい、最後は駆け付けたレオンとクレアにワクチンの精製方法とシェリーへの伝言を託して死亡した。『2』のクレア裏編や後述の『RE:2』と異なり、シェリーはラクーンシティ脱出後にレオンからアネットの死を聞かされる。レオンは同時に、「アネットは最後まで君を愛していた」とも告げている。
- 『RE:2』では、『2』や『DC』と比べて髪の毛が長く、長い髪の毛を縛ったヘアスタイルになっている。ウィリアムの変異を目の当たりにしたことで、『DC』同様G-ウィルスの危険性を認識し、その漏洩を防ぐこととバーキンGを止めるべく奔走する。シェリーを地獄と化したラクーンシティで一人にさせたことをクレアに非難されるが、「シェリーのいる世界にG-ウィルスをばらまくわけにはいかなかったのよ」と発言するなど、『2』よりも良心的かつシェリーの母親としての愛情を持った人間として描かれている。研究所でクレアと共にバーキンGと応戦するが、投げ飛ばされて壁に叩きつけられる。クレアから研究所にあった抗ウィルス剤を手渡され、クレアがバーキンGと戦っている間にシェリーの元へと向かい、シェリーが回復するのを見届ける。しかし、壁に叩きつけられた際に負った傷が致命傷となり倒れてしまう。死の間際にG-ウィルスの漏洩を防ぐために自爆装置を作動させたことを告げ、シェリーには今まで一人ぼっちにさせたことを詫び、クレアにシェリーの身を託して息を引き取った。『2』のクレア表編や『DC』と異なり、どちらのルートで進めてもシェリーに看取られて最期を迎える。
- 『RESISTANCE』では、「マスターマインド」の1人として登場。容姿は『RE:2』と同じである。
- バイロン・カートライト (Byron Cartwright)
- 『RE:2』で登場する研究所「NEST」の上級職員。役職は部長。
- 上司のウィリアムからセキュリティの強化等を任されていた。温室内でプラント43に襲われ死亡する。彼の死によりイーストエリアから連絡橋が稼働させられなくなり一部の研究員が孤立することとなる。
- リック・メンドーサ (Rick Mendoza)
- 『RE:2』で登場する研究所「NEST」の一般職員。
- 同僚のウェインとはコミックやゲームを借りるような仲。防護服を着て温室内にあるバイロンの死体から、イーストエリアからの脱出に必要なリストタグを回収するも、直後にプラント43の触手で強化ガラス窓に押し潰される形で死亡する。
- ウェイン・リー (Wayne Lee)
- 『RE:2』で登場する研究所「NEST」の一般職員。
- 自身を天才と称するほど優秀でプライドが高い。だが、上司であるバイロンとのミーティングを忘れるなど勤務態度は良くない。U.S.S.の襲撃で仮眠室に隠れていたが見つかって死亡。後にゾンビ化する。
- ナサニエル・バード (Nathaniel Bard)
- 声:ウィリアム・ホープ(『RE:3』)、浦山迅(『RE:3』日本語吹き替え)
- 『RE:3』に登場するアンブレラ社のワクチン開発主任。
- 表向きはラクーンシティにあるスペンサー記念病院に勤務する医師としている。非常に傲慢な性格で、自身の権威を誇示して周囲に高圧的な態度を取っている。ラクーンシティがバイオハザードに見舞われた際、アンブレラの上層部が証拠隠蔽のために関係者を抹殺しようとしていることを悟り、死後の自分の名誉を守ろうと事件の元凶などを告発した記録に収める。カルロスがやって来た時にはすでに頭を撃たれて息絶えていた(ジルはニコライの仕業と推測している)。
- ダニエル・ファブロン (Daniel Fabron)
- 声 - Kaiser Johnson 、白熊寛嗣(『RESISTANCE』日本語吹き替え)
- 『RESISTANCE』に登場するスペンサーに雇われたフィクサー。アレックス・ウェスカーの研究をサポートする。タイラントを制御することができる。
- ビンセント・ゴールドマン (Vincent Goldman)
- 声:Michael Naishtut
- 『GS』に登場するシーナ島のアンブレラ施設の司令官。
- 冷酷且つ非情な性格で、実験の名のもとに大勢の一般人を虐殺し、立身出世のためなら仲間を殺すことすら躊躇しない。アーク・トンプソンが自分の身辺を調査していることや島の住民がアンブレラ本社に自分の行為を告発しようと考えていることをロット・クラインの密告で知ると、島にT-ウイルスをばら撒いてバイオハザードを発生させることで口封じを図る。その後、脱出しようとするアークの前に現れ、アンブレラ本社に戻る計画を邪魔された怒りからアークを殺そうとしたが、最後は生み出した自ら曰く「タイラントを超えるB.O.W.」のヒュプノス-T型によって殺害される。
- アンディ・ホランド (Andy Holland)
- 声:Walter Roberts
- 『GS』に登場する下水道の清掃員。
- 下水道へ流れてくる街の生活ゴミの撮影という趣味を持ち、また窃盗などの軽犯罪の前科がある。主人公の選んだルートによってはアークをビンセントと勘違いして殺そうとしたが、直後に姿を現したヒュプノス-T型に殺害される。
- U.T.コマンダー (U.T.Commander)
- 声:Matt Uhi
- 『GS』に登場する証拠隠滅部隊の指揮官。
- この部隊はU.T.ユニットと呼ばれる使い捨ての生物兵器で構成されており、ゾンビであろうとなかろうと「生存者」を皆殺しにした上で島を爆破してバイオハザードの痕跡を抹消する命令を受けていた。主人公のルート次第では隠蔽のためにアークを殺そうとしたが、同じく姿を現したヒュプノス-T型に殺害される。
- モーフィアス・D・デュバル (Morpheus D. Duvall)
- 年齢:32歳(2002年当時)
- 声:Angus Waycott
- 『GS4』のラスボスで、元アンブレラ社の研究開発部の人間。
- 「美」に対して独自の美学を持ち、整形手術までしていた(ウィルスの力により自らの願望であった女性になる)が、変身前はがっしりした体格で、ブルース・マッギャヴァンを蹴り飛ばすほどの筋力を誇る。洋館事件の発端者という無実の罪(真犯人はジェームス・マーカス)を着せられ、アンブレラ社から追放される。その後はアンブレラ社に対する復讐を誓い、同社のパリ研究所から未知のウイルス、T-ウイルスとG-ウイルスを混合した「T+G」と呼ばれる新型ウィルスを強奪し、後に重傷を負ったためにT+Gを投与して「T-レディ」に変貌するが、最終的にはブルースと鳳鈴に倒される。
- ロドリゴ・ファン・ラバル (Rodrigo Juan Raval)
- 年齢:32歳(1998年当時)
- 声:Martin Roach
- 『CV』『GS2』に登場するロックフォート島の牢屋の看守で、元ロックフォート島の原住民。
- アンブレラ社が島に施設を作って原住民を追い出したため、現在の仕事に就いている。また、家族のロベルトとマリアを失って以来、生きる希望を無くしていた。バイオハザードが発生した際はせめての償いにと、自分が捕らえたクレア・レッドフィールドを牢屋から出す。その後、クレアを助けに来たクリス・レッドフィールドと出会い、彼女が既に島には居ないことを伝え、直後に砂虫に飲み込まれたところをクリスに救助されるも既に致命傷を負っており、最後(クレアが止血剤とライターを渡していた場合)は預かっていたライターを託して家族の墓の前で息を引き取った。
- パトリック (Patrick)
- 『5 Extra』に名前だけ登場するスペンサーの執事で、メモ「パトリックの手記(1・2・3)」に出てくる。
- パトリック自身の家は「忠義と礼節」を家訓として代々スペンサーに仕えており、自分の父親はスペンサーの元で執事長を務め、パトリック自身も50年という長きに渡ってスペンサーに仕えていた。そのため、スペンサーからは息子こと「ウェスカー計画」の第一次候補者の12番目であるアレックスの裏切りの後は唯一、スペンサーの実験に協力させるほど信頼されており、当人もその期待に背かないよう努力していた。ところがある日スペンサーから突如暇を告げられ、自身は人生の意義を喪失し、主人スペンサーが死を覚悟したのではないかと思うも何か考えがあってのことと、最後まで主人スペンサーを信じて屋敷を去った。
- モニカ (Monica)
- 『OB』に登場するアンブレラ社の女性研究員で、記憶を失う前のヨーコ・スズキと面識がある。研究所からG細胞のサンプルを持ち出すが、事故でG細胞に寄生された後は身体を食い破られて死亡する。
- リンダ (Linda)
- 『OB2』に登場するアンブレラ社の女性研究員。デイライトの試薬サンプルを入手するために無理を言って研究所に舞い戻り、後にホテル「アップルイン」の玄関先でゾンビと誤認したアーノルドに狙撃されて負傷したが、無事にラクーンシティから脱出した。その後、同じアンブレラ社員であったヨーコと共にアンブレラ裁判で証言台に立つ。
- カーター (Carter)
- 『OB2』に登場するリンダの同僚で、アンブレラ社の研究員。リンダと同じく試薬を回収しに来て研究所内をうろつくハンターを駆逐するためにプログラムされたタイラントを起動し、全てのハンターを倒したが、直後に暴走したタイラントに殺害される。
- トミー・ニールセン (Tommy Nielsen)
- 『OB2』に登場するアンブレラ社職員。ラクーンシティ内の輸送用カーゴの管理を担当していたが、ニュクスの入ったカーゴをロドリゲスに奪われたためにアーノルドらU.B.C.S.隊員を引き連れて行方を追っており、ストーリー分岐によってはニュクスのカーゴの奪還に成功する。
- 五十嵐皓貴
- 『5』公式サイト内にあるコンテンツの『BSAA』にて名前の確認できる、アンブレラの日本法人「アンブレラ・ジャパン」の代表取締役社長。会社解散後は清算人に就任している。
- ロジャー (Roger)
- 声:鳥畑洋人
- 『4D-Executer』に登場するアンブレラ社員。クラウスの部隊に派遣されてきた。博士のIDカードを探知できるセンサーを装備している。
- キャメロン博士 (Dr. Cameron)
- 声:日野由利加
- 『4D-Executer』に登場するアンブレラ研究員。新ウイルスを研究していたが、行方をくらませた。
- サミュエル・アイザックス (Samuel Isaacs)
- 映画版俳優:イアン・グレン
- 日本語吹き替え:水内清光(VHS/DVD版)、大塚芳忠(地上波放送)
- アンブレラ社の実験開発担当。
- 冷酷かつ非道な性格で、自分の安全のために部下を囮にして見捨てたり、ウェスカーからの命令を自分に都合良く改変するなど、非道の限りを尽くしていた。『II』の終盤から登場し、「アリス計画」を進める。『III』でも登場し、アンブレラ北米支部を拠点に製造したクローンアリスのテストを行う他、ゾンビを飼い馴らして兵士や労働力に利用する研究も行う。
- その後、スーパーアンデッドを開発したものの、アリス・アバーナシーらにその多くを倒された上、まだ残っていた1体に自分が噛まれてしまう。スーパーアンデッド内のT-ウイルスは通常のものよりも感染力が強いため、大量の抗ウイルス剤を自らに投与したところをその影響で身体が突然変異を起こしてタイラントと化し(ゲーム版のタイラントと違い、変異前の記憶や自我は失っていない)、脅威的な身体能力でアンブレラ北米支部を壊滅させる。そこへやってきたアリスを圧倒するが、クローンアリスが起動させたレーザートラップによって全身を切り刻まれ、死亡する。
- 『FINAL』では、アレクサンダー・ローランド・アイザックスのクローンであることが判明し、別個体のクローンが登場する。
- チャールズ・アシュフォード (Charles Ashford)
- 映画版俳優:ジャレッド・ハリス
- 日本語吹き替え:石住昭彦(VHS/DVD版)、野島昭生(地上波放送)
- 『II』に登場したアンブレラ社のT-ウイルス開発者。原作のアシュフォード家とは無関係。
- 足が不自由なため、車椅子で生活している。足が不自由な愛娘のアンジェラ・アシュフォードを治療するためにT-ウイルスを開発したが、社の方針によりそれは生物兵器へ利用されてしまう。その後、バイオハザードに見舞われたラクーンシティから一旦は脱出したものの、アンジェラがまだ市内に残っていたためにパソコンや電話を通じてアリス・アバーナシーらに「脱出させるから娘を助けてほしい」と連絡する。しかし、その行動がティモシー・ケインに発覚して自らが市内へ連れ戻される羽目になり、市内ではアリスらが救出したアンジェラと再会できたが、アリスをネメシスと戦わせようと目論んだケインに見せしめとして射殺される。その後、傷口からT-ウイルスに感染したことでゾンビ化しており、ケインが市内に取り残された際には真っ先に襲いかかった。
- 『FINAL』では小説版にのみ名前が登場。T-ウイルスを最初に発見したのはチャールズではなくジェームズ・マーカスであり、チャールズはジェームズの死後、アイザックス博士の手引きでT-ウイルス研究を引き継ぎ、研究を正式に完成させた人物であったことが小説版で語られている。
- ティモシー・ケイン (Timothy Kane)
- 映画版俳優:トーマス・クレッチマン
- 日本語吹き替え:田中秀幸(VHS/DVD版)、野沢那智(地上波放送)
- 『II』に登場するラクーンシティ隔離部隊の指揮官(階級は少佐)。
- 市を隔離した後はネメシスを回収するために市内へ入るが、彼が本来の記憶を取り戻したために回収を断念し、アンブレラ社の研究所屋上でチャールズ・アシュフォードを射殺すると、ヘリコプターで脱出しようと目論む。しかし、コックピットに陣取っていたL.Jに顔面を殴られて失敗した上、アリス・アバーナシーに落とされて足を骨折し、歩けなくなる。その後、屋上まで上がってきたゾンビの大群に落ちていた銃を拾って立ち向かうが、たまらず自決しようと銃口を自分のこめかみに向けて引き金を引いたものの弾切れ(もしくは不発)で叶わず、最後はゾンビたちの餌食となって死亡する。
- アレクサンダー・スレイター (Alexander Slater)
- 映画版俳優:マシュー・マーズデン
- 『III』に登場するアンブレラ社科学部門副部長で、北米支部を取り仕切る幹部。
- アルバート・ウェスカーの命令に背いた上にスーパーアンデッドに噛まれたサミュエル・アイザックスを社の規則に違反したと見なして銃撃し、居合わせた部下に実験用サンプルとしての回収を命じるが、既にタイラント化していたサミュエル・アイザックスに両目と口を触手で貫通されて死亡した。
- アレクサンダー・ローランド・アイザックス (Alexander Roland Isaacs)
- 映画版俳優:イアン・グレン
- 日本語吹替声優:水内清光(劇場公開/ソフト版)
- 『FINAL』に登場するアンブレラの創始者の一人。
- 実写映画版におけるバイオハザード事件全体の黒幕であり、聖書の「ノアの箱舟」を参考にウイルスを用いてアンブレラ上級幹部以外の人類を計画的に抹殺し、人類が存在しない世界で理想の楽園を作る計画である「The cleansing operation」(浄化作戦)を発案して実行に移した。『III』などに登場したサミュエル・アイザックスは彼のクローンである。
U.B.C.S. (Umbrella Biohazard Countermeasure Service)
編集- ニコライ・ジノビエフ (Nicholai Ginovaef)
- 年齢:35歳(1998年当時)
- 声:Roger Honeywell(『3』)、Rick D. wasserman(『OR』)、Neil Newbon(『RE:3』)、三宅健太(『OR』『RE:3』日本語吹き替え)、映画版俳優:ザック・ウォード、映画版日本語吹き替え:横堀悦夫(VHS/DVD版)、小山力也(地上波放送)
- 『3』『OR』『RE:3』『II』に登場。モスクワ出身で、元旧ソ連軍特殊部隊「スペツナズ」の一員。ラクーンシティに市民救出目的で他の隊員と共に派遣されたデルタ小隊のB分隊長を務めるが、正体はU.B.C.S.とB.O.W.の戦闘データの収集などを目的とした「監視員」であり、セルゲイ・ウラジミールとはソ連軍時代に同じ戦場で戦ったこともある。『3』では終盤で生死が分かれ、死亡ルートではジル・バレンタインを射殺しようとするもネメシスに奇襲されて殺害されるか、戦闘ヘリコプターでジルを抹殺しようとするも反撃されて死亡する。生存ルートではラクーンシティからの脱出手段を探すジルの前に戦闘ヘリコプターに乗った状態で現れて彼女に機関砲で攻撃を浴びせるが、まもなくラクーンシティに爆撃用のミサイルが接近していることを知ると、ジルの脱出は不可能と判断して攻撃を止め、ラクーンシティを脱出した。その後の行方は不明であるが、後の作品で脱出後に提出した報告書が確認され、生存ルートが『3』の正規の展開であることが明らかとなる。
- 『RE:3』では残忍さや狡猾さが強調されており、「感染していない」と訴えたマーフィー・シーカーを「仮に生かしてもゾンビになっていた」という方便で問答無用に射殺する、電車内へネメシスが侵入した際にはジルとミハイル・ヴィクトールを見捨てるといった行動を取る。当初はジルを見下していたが、ネメシスと幾度も渡り合う彼女を見て戦闘データに役立つと実力を認めると、終盤にはジルが持っていたワクチンを奪い、ネメシスとの戦闘データの収集を条件に取引を持ちかける。ネメシスがジルに倒された後には、ヘリポートにて取引を反故にしたうえでワクチンを破壊して彼女の抹殺を目論むが、カルロス・オリヴェイラに阻まれて羽交い絞めにされたところでジルに銃撃されて負傷し[注 14]、ヘリポートに置き去りにされる。
- 『II』ではU.B.C.S.隊員として登場。『3』とは異なって仲間を救うために戦う、自分を犠牲にして民間人を逃がそうとするなどの善良な性格で、カルロスとも良き友人関係を築いているほか、銃はIMI タボールAR21を使いこなす。カルロスと共にラクーンシティからの脱出を目指すが、最後は小学校でゾンビ犬に襲われて死亡した。
- ミハイル・ヴィクトール (Mikhail Victor)
- 年齢:45歳(1998年当時)
- 声:Benedict Campbell(『3』)、ウィリアム・ホープ(『RE:3』)、玉野井直樹(『RE:3』日本語吹き替え)
- 『3』と『RE:3』に登場するデルタ小隊長で、サンクトペテルブルクの出身である元ソ連軍大尉。ソ連崩壊と同時に退役し、後に少数民族出身の妻と共に民族独立のためにテロ活動を行っていたところを逮捕されるが、仲間の銃殺刑免除のためにU.B.C.S.に雇われる。その後は優れた指導能力と統率能力を駆使し、デルタ小隊をならず者の寄せ集めと思えないほどの団結力を発揮できるまでに成長させる。物語開始時にはバイオハザード発生下のラクーンシティへ派遣されるが、ゾンビの大群との交戦を経て仲間たちは次々と倒れてしまい、自身も重傷を負う。その後、何とか路面電車まで逃げ延びてジル・バレンタインと出会い、多くの部下を失ってしまったことに責任を感じて路面電車で時計塔へ向かう際には乗り込んできたネメシスに立ち向かうが、アサルトライフルでは歯が立たずに殴り倒され、最後は覚悟を決めてジルを先頭車両へ逃がすと、ネメシスを道連れに手榴弾で自爆した[注 15]。
- 『RE:3』では、負傷しているものの『3』より容態は酷くはなく、ジル以外の数名の生存者を確保している。復旧した地下鉄でニコライ・ジノビエフやジルとともに確保した生存者たちを連れて目的の駅に向かおうとしていたが、ネメシスに襲撃されて生存者たちを皆殺しにされる。その後は反撃するが、返り討ちに遭って自身も致命傷を負い、最後はネメシスを道連れにプラスチック爆弾で自爆した。
- タイレル・パトリック (Tyrell Patrick)
- 年齢:32歳(1998年当時)
- 声:Peter Windrem(『3』)、Sterling Sulieman(『RE:3』)、遠藤大智(『RE:3』日本語吹き替え)
- 『3』と『RE:3』に登場するスリナム共和国出身のA小隊所属隊員にして監視員。拝金主義者でもあり、かつてフランス外人部隊に所属していた当時に金目当てで武器密売を行っていたことが発覚したことで逮捕されて無期懲役を言い渡されるが、U.B.C.S.に自分を売り込んで採用されたことで無罪放免を勝ち取る。その後、金目当ての性格を突いたニコライ・ジノビエフのトラップにかかって死亡する(もしくは、ニコライに邪魔者と見なされて撃たれた後に手榴弾で自爆する)。
- 『RE:3』では人物設定を大きく変更された一人。拝金主義や監視員という設定は無くなり、カルロス・オリヴェイラとともに人命救助の任務に勤しむ善良な人物になっている。また、情報収集や電子機器の操作など情報技術に長けている。中盤でニコライとともにジルやカルロスと合流し、その後はカルロスとアンブレラ研究員のナサニエル・バードを確保するために同行した。終盤ではアメリカ政府を相手にミサイルの発射を遅らせるよう交渉するなどして活躍し、ワクチンで完治したジルと行動を共にするが、病院地下の研究所にてネメシス第2形態に致命傷を負わされ、最終的にはジルに逃げるよう言い残して死亡する。
- マーフィー・シーカー (Murphy Seeker)
- 年齢:27歳(1998年当時)
- 声:Richard Clarkin(『3』)、Todd Haberkorn(『RE:3』)、岡井カツノリ(『RE:3』日本語吹き替え)
- 『3』と『RE:3』に登場するA小隊所属隊員。かつて兄弟を殺害したギャングとその仲間を狩猟用ライフルで狙撃して計20人を殺害し、逮捕後は無期懲役の刑に服していたが、その神業的な狙撃の腕前を高く評価されてU.B.C.S.に入隊した。その後、ラクーンシティでT-ウイルスに汚染された水を飲んで感染すると、友人でもあるカルロス・オリヴェイラの目の前で死を迎える。死亡パターンは2つあり、1つ目はゾンビ化する寸前にカルロスに自身を撃たせる、2つ目はゾンビ化する前に脅威を少なくした方が良いと判断したニコライ・ジノビエフに撃たれるというものである。
- 『RE:3』では、訓練時にニコライに盾にされたことがあったことから、彼のことは快く思っていない。ジル・バレンタインと対面した際には重傷を負った姿であり、感染していないとの旨を訴えるが、『3』の後者の展開に準じた形でニコライに射殺される。
- アーノルド (Arnold)
- 『OB2』に登場するU.B.C.S.の隊員。遊び感覚でゾンビを射殺する、護衛対象であるはずの幹部社員の忠言を無視して蔑視するなど、残忍かつ不遜な性格。狙撃の腕前が良く、H&K PSG-1狙撃銃を愛用している。ニュクスの輸送カーゴの奪還とそのカーゴを輸送するロドリゲスの暗殺任務に就いていたが、後にラクーンシティへの核攻撃を知ると「割に合わない」と任務を放棄して脱出する。
- クラウス (Claus)
- 声:相沢まさき
- 『4D-Executer』に登場するU.B.C.S.分隊長。SIG Pro SP2009を装備。
- エド (Ed)
- 声:海老原英人
- 『4D-Executer』に登場するU.B.C.S.隊員。M4A1(M203装着)を装備。
- ロバート (Robert)
- 声:大水忠相
- 『4D-Executer』に登場するU.B.C.S.隊員。M4A1(M203装着)を装備。ハンヴィーに搭乗した際は後方機銃(M2重機関銃)を担当していた。
- ノーマン (Norman)
- 声:金子由之
- 『4D-Executer』に登場するU.B.C.S.隊員。ベネリM3を装備。ハンヴィーの運転手を担当。
- ユーリ・ロギーノワ (Ure Loginova)
- 映画版俳優:ステファン・ヘイズ
- 日本語吹き替え:斉藤次郎
- 『II』に登場したU.B.C.S.の隊員。カルロス・オリヴェイラやニコライ・ジノビエフと行動を共にしていたが、ゾンビに噛まれてT-ウイルスに感染する。その後、ゾンビ化してカルロスに噛み付くが、ニコライに射殺される。
U.S.S.(Umbrella Security Service)
編集- ロドリゲス (Rodriguez)
- 『OB2』に登場するU.S.S.第2分隊長。理由は不明だが、ニュクスの入ったカーゴを奪おうとしたためにアンブレラ社内での権限を剥奪された。
- ナイトホーク (Night Hawk)
- 日本語音声 - Jon Curry(『OR』)、井上剛(『OR』日本語吹き替え)、高橋大輔(『RE:2』日本語吹き替え)
- 『2』、『3』『UC』、『OR』、『RE:2』に登場するヘリコプターパイロット。『2』、『3』の時点ではコードネームが不明で、『UC』で初めてナイトホークというコードネームが明かされる。『OR』ではローンウルフという名で登場する。アルファチームの回収を担当していたが、生き残りがハンクしか残っていないことをハンクから知らされると、「またアンタだけかよ、死神」と苦笑する。
- ゴブリン6 (Goblin 6)
- 『UC』に登場するアルファチームのメンバー。負傷し、救援要請を発信していたが、ハンクに見捨てられ、死亡する。『OR』にも登場しており、上層階のルートを担当している。
- ゴースト (Ghost)
- 日本語音声 - 吉田健司(『RE:2』日本語吹き替え)
- 『RE:2』に登場する隊員。本名J・マルチネス。所属分隊は不明。ウィリアムの連行とG-ウイルスの回収をする予定だったが、ウィリアムが抵抗したことで彼を誤って銃で撃ち、瀕死の重症を負わせてしまう。後に研究施設「NEST」にて「G」と化したウィリアムと交戦し、殉職した。
- 『THE GHOST SURVIVORS』におけるプレイヤーの一人。ウィリアムの攻撃から生き延び、彼の爪で右目のレンズが割られたガスマスクを着用している。ハンクとは別にG-ウイルスを回収し、ケーブルカーで「NEST」から脱出を図ろうとするが、中で待ち伏せしていたエイダにG-ウイルスを奪われる。
- A・カークパトリック (A. Kirkpatrick)
- 日本語音声 - 綿貫竜之介(『RE:2』日本語吹き替え)
- 『RE:2』に登場する隊員。下水道にて「G」と化したウィリアムと交戦し、殉職した。
- ルポ (Lupo)
- 年齢:38歳(1998年当時)
- 声:Nika Futterman(『OR』)勝生真沙子(『OR』日本語吹き替え)
- 本名カリーナ・レスプル。AB型。「ウルフパック」のリーダー兼突撃兵で、国籍はフランス、元フランス特殊部隊所属。夫の家庭内暴力から子供たちを守るため、素手で夫を殺害した。裁判で無罪となるも一般的な就職が叶わず、フリーの傭兵としてU.S.S.と高額の報酬(子供たちにいい学校、いい食事、いい医療を提供できるほどのもの)で契約し、子供たちと同様に規律と従順さを率いるチームにも求めている。また、その部隊員への面倒見の良さから「母狼」とも例えられる。
- ベルトウェイ(Beltway)
- 年齢:29歳(1998年当時)
- 声:Ramon Fernandez(『OR』)斉藤次郎(『OR』日本語吹き替え)
- 本名ヘクター・ヒヴァース。B-型。「ウルフパック」の工作兵で、国籍はプエルトリコ、義足を付けた巨漢。子供心に人を笑わせることが人付き合いのカギとなると学習するも自身のジョークは具体性を含み、相手への侮蔑へと変わって行った。爆発物が彼独自のユーモアの表現法になると考え、陸軍に入隊するが除隊処分となり、軍法会議一歩手前にまでなる。U.S.S.に移っても詳細は不明だが、戦地で度々問題を起こしており、会社から監視されている。
- ベクター(Vector)
- 年齢:30歳(1998年当時)
- 声:Andrew Kishino(『OR』)中村悠一(『OR』日本語吹き替え)
- 本名不詳。O+型。日本国籍の「ウルフパック」偵察兵。「バイオハザード CODE:Veronica」の舞台となったロックフォート島でハンクに近接戦闘技術等を叩きこまれたため、全アビリティの5分の4が隠密行動用である。
- バーサ(Bertha)
- 年齢:34歳(1998年当時)
- 声:Lydia Look(『OR』)沢海陽子(『OR』日本語吹き替え)
- 本名ミカエラ・シュナイダー。B+型。「ウルフパック」の衛生兵で、国籍はドイツ。麻酔薬をほとんど使わず(プレイヤー操作時以外)、プロの拷問者としても契約を請け負っているため、人体に関する該博な知識を駆使して、対象を死の淵まで追い込んでは引き戻し、目当ての情報を得ては闇ルートでアンブレラに値引き無しで売っている。
- スペクター(Spectre)
- 年齢:34歳(1998年当時)
- 声:David Cooley(『OR』)山口登(『OR』日本語吹き替え)
- 本名はウラジミール・ポドロフスキー。34歳。AB-型。「ウルフパック」の通信兵兼狙撃手で、国籍はロシア、元ソビエト諜報機関所属。下層社会で自分の情報ネットワークから恐喝で利益を貪り、母国を追われる。U.S.S.には定期的な情報提供、デルタチームには定期的な戦況での優勢確保と自身のスキルを活かして働いている。
- フォーアイズ(Four Eyes)
- 年齢:28歳(1998年当時)
- 声:Gwendoline Yeo(『OR』)ゆかな(『OR』日本語吹き替え)
- 本名はクリスティーン・ヤマタ。A-型。日系アメリカ人の「ウルフパック」BC兵。既に多くの任務で負傷者や捕虜の実験を行っており、自身のウィルス学の実践的知識は会社側も「類を見ない」と評価している。「世界で起こっている暴動を勉強し、アンブレラの最新型ウィルスで実験を行うのにはU.S.S.が一番」と考え、U.S.S.に入隊した。
アシュフォード家
編集ヨーロッパの由緒ある名門貴族。アンブレラ創設者の1人であるエドワード・アシュフォードがこの家の出身であるため、同社の創設以来は何かしらの形で関わっている。ロックフォート島と南極研究所で発生したバイオテロ(『CV』)でアルフレッドとアレクシアが死亡したため、事実上の絶家となった。
- アレクシア・アシュフォード (Alexia Ashford)
- 声:Leila Johnson(『CV』)、Karen Strassman(『DC』)
- 年齢:27歳(1998年当時)
- 『CV』や『DC』に登場する『CV』のラスボスで、アシュフォード家の現当主であるアルフレッド・アシュフォードの双子の妹。
- 残忍な性格で、父のアレクサンダー・アシュフォードや兄のことはもちろん、自分以外の全員を見下している。また、兄と違ってアシュフォード家のことにはあまり興味が無く、また『CV』では高飛車な性格を表すような厳しい口調だったが、『DC』では精神年齢が12歳であることが考慮されて子供特有の無邪気な残酷さを感じさせる口調となっている。兄と共に父のクローン技術によりクローン人間として誕生し、後にベロニカ再来と謳われるほどの天才となって10歳にして有名大学を首席で卒業する。その後はアンブレラ南極研究所の主任研究員となるが、12歳の時には自分が作り出したT-Veronicaウイルスを父に投与し、そこからヒントを得て同年にはT-Veronicaウイルスを自身に投与すると自分は実験中の事故で死亡したと偽り、以後は15年間もウイルスを馴染ませるためのコールドスリープに入る。なお、この事実を知っているのはアルフレッドだけで、眠りに就く自身の安全を無能な兄だけに守らせることに関してはかなり不安を抱いていたが、強大な力を得るためのリスクとして割り切った。
- 15年後に覚醒するとクリーチャーへの変貌を遂げて本性を現し、アルバート・ウェスカーやクリス・レッドフィールドを苦戦させるも最後はクリスの放ったリニアランチャーによって粉砕され、死亡した。
- アルフレッド・アシュフォード (Alfred Ashford)
- 声:Peter Oldring(『CV』)、リチャード・カンシーノ(『DC』)
- 年齢:27歳(1998年当時)
- 『CV』や『DC』に登場するアシュフォード家の7代目当主で、アンブレラ社所有のロックフォート島の責任者。
- 父のアレクサンダー・アシュフォードを無能と見下して家の栄光を取り戻そうとしている。人間的にも問題が多く、自分が気に入らない人間をすぐに牢屋行きにするほか、娯楽で囚人を惨殺して楽しんでいるため、看守たちからは非常に恐れられている。
- 妹のアレクシア同様、アレクサンダーのクローン技術により誕生したが、アレクシアと比べ、常人より知性が多少高い程度に留まってしまっており、アレクシアほど有能ではない。
- 一方では「アレクシアを守ってやりたい」という想いから高じてミリタリーマニアの一面が強く、ロックフォート島には戦車が一台、その地下にはハリアー戦闘機が二機格納されている他、様々な戦争の映像資料や銃器の収集を趣味としており、劇中で愛用しているMR7狙撃銃もその一つである[注 16]。また、妹のアレクシア・アシュフォードには過剰なまでのコンプレックスを抱いており、彼女がいない寂しさに耐え切れずに自分の中に妹の人格を生み出してしまうほどだが、そのアレクシアからは本心では「忠実だが、無能な兵隊蟻」と見下されている。スティーブ・バーンサイドとの銃撃戦で負傷し、アレクシアの目覚めと共に彼女の前で絶命する。
- 『DC』では「島からの脱出ゲーム」と称してクレア・レッドフィールドとスティーブに戦いを挑むが、最終的にはアレクシアから不要と見なされてしまい、最後は彼女が操る触手によって絞殺される。
- アレクサンダー・アシュフォード (Alexander Ashford)
- アシュフォード家の6代目当主で、アレクシア・アシュフォードとアルフレッド・アシュフォードの父。
- エドワードほど優秀ではなかったため、アシュフォード家が没落する一因となってしまう。アシュフォード家の栄光を取り戻すために専攻していた遺伝子工学で初代当主であるベロニカ・アシュフォードの遺伝子を基に知能の遺伝因子を操作して代理母に移植し、彼女のクローンであるアレクシアとアルフレッドを生み出したが、そのアレクシアとアルフレッドによって彼らの出生の秘密を突き止められた末に捕らえられ、アレクシアによってT-Veronicaウイルスの実験体にされてクリーチャー化する。手の付けられないほどにまで変貌した結果、アルフレッドとアレクシアによって南極研究所の地下へ封印され、その事情を知らない研究所職員からは「ノスフェラトゥ」という通称を付けられる。その後、クレア・レッドフィールドとスティーブ・バーンサイドの南極研究所への到着と同時に自らで封印を解き、脱出を目指す彼らに襲いかかるが、最後はクレアに倒される。
- アシュフォード家の人間としては無能と言われていたが、最終的に歪んでしまったとはいえ、遺伝子学から2人の天才を生み出し、アレクシアを倒せるようにリニアランチャーを開発するなど、水準以上の能力は持っていた。
- 『DC』ではノスフェラトゥ化前の過去の映像として登場し、アレクシアが自分の身体を使った実験にまで手を出したことに危機感を抱いて彼女の野望を阻止するために用意していたリニアランチャーをクリス達に託す。
- エドワード・アシュフォード (Edward Ashford)
- アシュフォード家の5代目当主で、アンブレラ創設者の1人。アーサーの息子。息子にアレクサンダーがいる。
- 研究者としての顔を持っていたが、最終的には始祖ウイルスに感染して死亡する。
- ベロニカ・アシュフォード (Veronica Ashford)
- アシュフォード家の初代当主。
- 歴代当主の中では唯一の女性であるが、非常に聡明であったとされている。アレクシアが開発したt-Veronicaの名は彼女の名から取られている。
- スタンリー・アシュフォード (Stanley Ashford)
- アシュフォード家の2代目当主で、ベロニカの息子。息子に双子のトーマス、アーサーがいる。
- トーマス・アシュフォード (Thomas Ashford)
- アシュフォード家の3代目当主で、双子の弟・アーサーの兄。
- アーサー・アシュフォード (Arthur Ashford)
- アシュフォード家の4代目当主で、双子の兄・トーマスの弟。息子にエドワードがいる。
アメリカ合衆国政府と関係者
編集- グラハム大統領 (president Graham)
- 声:日本語吹き替え:井上和彦
- アシュリー・グラハムの父親で、2004年当時の大統領。『4』で娘のアシュリーをレオン・S・ケネディに救助されて以降は彼に絶大な信頼を置くようになる。『ID』にも登場する。
- ロン・デイビス (Ron Davis)
- 年齢:56歳(2005年当時)
- 声:マイケル・ソリッチ、日本語吹き替え:広瀬正志
- 『DG』に登場する、ハーバードヴィル出身の上院議員。ラクーンシティの「滅菌作戦」の実行に関わった人間の一人。ウィルファーマ社の株主で、同社の研究所を地元ハーバードヴィルに誘致した。空港を訪れた際にバイオテロに巻き込まれ、クレアらと共に空港の一室に立てこもることになった。
- 傲慢かつ自己中心的な性格で、空港から脱出する際に他の生存者たちを置き去りにし、自分だけ先に助かろうとした。また、その際に(意図的にではないが)ラーニーをゾンビの群れの前に突き落とし、彼女を危険に晒した。その上で脱出後に「子供はすぐ泣くから嫌いだ」などと言い放ったため、クレアから強烈な平手打ちを浴びせられている。
- 「繁栄は犠牲の上に成立する」との考えの持ち主で、ラクーンシティの一件やインドでのウィルファーマ社の臨床実験も「必要悪」とみなしている。その臨床実験の死亡事故に対する抗議デモの矛先をかわすため、全米医薬品会議の開催のために尽力している。
- 物語終盤には議員を辞職するが、自室とうかがえる部屋で何者かに暗殺される。また、自身のパソコンに入っていたウィルファーマ社関連の全データを削除されたような描写がある。
- イングリッド・ハニガン (Ingrid Hannigan)
- 年齢:24歳(2004年当時)→25歳(2005年当時)→31歳(2011年当時)→33歳(2013年当時)
- 声:Salli Saffioti、杉本ゆう(『6』『DG』『DM』『RE:4』日本語吹き替え)
- ゲームの『4』と『6』、CG映画の『DG』と『DM』に登場した、合衆国政府機関に所属する眼鏡を掛けた黒人系の女性。
- 『4』では、レオン・S・ケネディのサポート役を務めており、通信にてレオンに色々なアドバイスをするが、中盤で回線がオズムンド・サドラーにジャックされてしまったことで一時は音信不通となる。エンディング後は無線会話で回線が復旧し、眼鏡を外した状態で再登場した。また、レオンの状況を弁えない強引なサポートや質問が目立っているなど、やや、至らない一面がある。
- 『6』にて再びゲームに登場し、合衆国エージェントのサポート機関「FOS」(Field Operations Support)に所属しており、2011年では新たに設立された組織「DSO」(Division of Security Operations)のエージェントとしてバイオテロの発生した現地へ出向中のレオンのサポートを務め、レオンの「大統領を射殺した」という一言を聞いて驚きながらも「何があったの?」と冷静にレオンの話に聞く耳を持ったり、レオンが大統領補佐官のディレック・C・シモンズに大統領殺害とバイオテロの容疑をかけられた際もそれを決して鵜呑みにせずにサポートし続けるなど、彼の行動と考えに全幅の信頼を寄せるほどの間柄になっている。また、それだけに止まらず、経験を積んだためか『4』の頃とは違い、大統領を射殺したことに絡んだ理由でレオンから、自らと相棒のヘレナ・ハーパーを死亡したように偽装工作を依頼された際には即座に手を貸したり、二人の乗る飛行機が墜落の危機に晒された時には操作方法を教えたり、行き先やその場所の状況などの的確な説明や案内を行ったりするなど、大きく成長を遂げた様子を見せている。
- 『DG』や『DM』にも登場し、通信を介してレオンのサポートを務める。
- マイク (Mike)
- 声:川中子雅人 (『RE:4』日本語吹き替え)
- 『4』に登場するレオン・S・ケネディの応援としてアメリカ合衆国から派遣されたヘリコプターのパイロット。搭乗するUH-1ヘリにはバルカン砲やミサイルが搭載されており、敵の至近距離に接近しても気付かれないように操縦することが可能なほどの腕前を持っている。レオンをサポートしながらガナードたちを全滅させるという活躍を見せるが、一瞬で油断した際に敵が放ったロケットランチャーによって撃墜され死亡する。『RE:4』では大型の寄生虫にヘリごと破壊される。
- アンジェラ・ミラー (Angela Miller)
- 年齢:29歳(2005年当時)
- 声:ローラ・ベイリー、日本語吹き替え:安藤麻吹
- 『DG』に登場。ハーバードヴィルでSRTの隊員を務める女性で、カーティス・ミラーの妹。出身地であるハーバードヴィルの治安を守る仕事には誇りを持っている。ハーバードヴィル空港で起きたバイオテロ事件を受けて出動し、レオン・S・ケネディへの協力を命じられる。その後は初めて目にするt-ウィルスの脅威や同僚のグレッグの死を乗り越え、空港から生存者たちを救出する。その直後にカーティスが今回のテロの犯人として浮上し、彼の無実を信じてレオンと共にカーティスの自宅を訪れる。その後、ウィルファーマ社の研究所でカーティスと再会するが、彼は自身にG-ウィルスを投与した後であったため、すぐにクリーチャー「G-カーティス」と化す。カーティスとの交戦中に一度は死を覚悟するが、レオンに救助されて生還し、テロの黒幕であるフレデリック・ダウニングを逮捕する。
- 『DM』では、直接登場していないが、特典映像のギャグシーンでレオンのネタとして触れられている。
- 仕事上は着飾らないこともあり、分かりにくいが、本来はブロンドのロングヘアーと抜群のスタイルを持つ美女であり、ラストでその姿を確認できる。
- グレッグ・グレン (Greg Glenn)
- 年齢:28歳(2005年当時)
- 声:スティーヴン・ブルーム、日本語吹き替え:竹田雅則
- 『DG』に登場するアンジェラ・ミラーと同じくSRTの隊員。最初は突然現れて自分に指示を出すことになったレオン・S・ケネディを毛嫌いし、彼の「ゾンビの頭を撃て」という忠告を全く聞かずにアサルトライフルを乱射していたが、弾切れの隙に襲われたところをレオンに助けられて反省する。その後は生存者を救助しながら空港からの脱出を目指す途中でゾンビに噛まれてt-ウィルスに感染。ワクチンの投与が叶わない状況から自身の運命を悟り、他の生存者らを先に行かせて自分はその場に残って皆の脱出の時間を稼ぐ。その後、脱出寸前のアンジェラにゾンビ化した姿を目撃された後は突入した海兵隊によって射殺された。
- ジャック・ハミルトン (Jack Hamilton)
- 『2』のファイルに名前のみ登場するアメリカ合衆国連邦警察局内務調査室の課長。クリス・レッドフィールドからG-ウィルスについてやブライアン・アイアンズの過去についての調査依頼を受けてG-ウィルスについては確証を得られなかったが、ブライアンについてはアンブレラとの癒着の可能性や二度の婦女暴行などの経歴を突き止めることに成功する。その後、調査結果をファックスでS.T.A.R.S.オフィスへ送信する(また、その内容はレオン・S・ケネディやクレア・レッドフィールドが受け取ることになる)。
- ハンナ (Hannah)
- 『DC』の音声ファイルに声のみ登場する女性オペレーター。「オペレーション・ハヴィエ」でクラウザーがレオン・S・ケネディと合流するまでのサポート役を務める。
- 案山子 (Scarecrow)
- 『DM』に登場するCIAが送り込んだ諜報員で、今作の潜入作戦『プロジェクト・オズ』でレオンが合流する予定だった。暗号名は『オズの魔法使い』の「案山子」に因む。
- 合流時にはすでに重症を負っており、言葉を発することさえも困難な状態だったが、それでもレオンに「養蜂家(ビーキーパー)」というメッセージを伝えた直後に、突然襲撃してきたリッカーに首をはねられて死亡する。また、彼が生前アメリカにもたらした情報が序盤のアメリカの撤退並びに終盤のアメリカとロシアの侵攻のきっかけとなった。
- アダム・ベンフォード (Adam Benford)
- 声:佐々木勝彦(日本語吹き替え)
- 『6』の2013年時点でのアメリカ合衆国大統領。軍人から政治の道を志しており、「正義感で国は動かない」という政治の現実も理解している。ラクーン事件後は生き残りであるレオン・S・ケネディを合衆国エージェントに引き入れる。その後、アメリカ合衆国の国益に反するという反対意見を押し切って「B.O.W.は全世界の脅威であり、その一因は我々にある。情報を公開し、世界の国々と共にこれを根絶する」という自らの信念に従い、トールオークスにてラクーン事件の真相についての講演を行うことを画策するが、その当日に会場の大学にて発生した大規模なバイオテロでゾンビと化してしまい、最後はUSSSに出向していたヘレナ・ハーパーへ襲いかかろうとしたため、レオンに射殺される。
- ディレック・C・シモンズ (Derek C.Simmons)
- 年齢:46歳(2013年当時)
- 声:菅生隆之(日本語吹き替え)
- 『6』に登場する大統領補佐官で、2013年当時の大統領だったアダム・ベンフォードとは30年来の盟友の関係であり、シェリー・バーキンの後見人かつ上司だが、実は世界の裏側で暗躍して国や歴史を操作し続けている巨大組織(ファミリー)の長で、今作の事件の黒幕である。残忍な性格で、どんな時でも手段を選ばない。また、完璧主義で、「自身が気に入った者は自身に従うべき」という歪んだ考えを持っている。自分と同じ天才性を持つエイダ・ウォンを「自分と唯一肩を並べる存在」として執着していたが、ラクーンシティの「滅菌作戦」の実行に自身が関わっていたことを知ったエイダには危険視をされ、去られてしまう[注 17]。その後はエイダを「作り出す」という常軌を逸した決意に至り、自らの腹心として自身に心酔するカーラ・ラダメスを騙すことで実験に参加させてC-ウィルスと調教により心身共に「エイダ」として生まれ変わらせる(しかし、その「エイダ」にはカーラの意思が僅かに残ってしまう)。その後、ファミリーが作り上げた「変化のない安定した世界」を維持した上でラクーン事件の真相の公表による「変化」を防ぐためにバイオテロを画策し、その過程でヘレナ・ハーパーの妹であるデボラ・ハーパーを拉致することでヘレナに協力させたバイオテロを起こしてアダムを殺害する[注 18]。事件後は間接的にデボラを死に追いやったうえに自らが起こしたバイオテロやアダム殺害の罪をレオン・S・ケネディとヘレナに着せようと目論むが、後にカーラに復讐として強化型C-ウィルスを注入されて全身がひび割れ、焼け爛れたような容姿に変化してしまい、苦しみながら変異し続けた。結果としてその「変化し続ける」醜悪な姿を目の当たりにしたファミリーから見放されてしまい、その怒りをレオンたちにぶつける形で恐竜や大型肉食獣を模した様々な姿に変異しながら、執拗に幾度も戦うこととなる。その後はレオンやヘレナ、エイダ本人と合計4回にわたる戦闘の末にレオンとヘレナに敗れてタワーの屋上から転落。下階にあるオベリスクに串刺しとなり、自身の血を以て世界を大きく変化させたアンブレラの紋章を表現する皮肉を晒して死亡する。
- 『DM』ではスタッフロール直前においてエイダと通信しており、BSAA職員を偽って東スラブ共和国に潜入したエイダの国際指名手配の取り下げを行う。
- クリスピン・ジェッティンガム / ディーアイ (Crispin Jettingham / Dee-Ay)
- 年齢:36歳(1998年当時)
- 声:Robin Atkin Downes、日本語吹き替え:喜山茂雄
- 『OR』に登場する「エコー6」の突撃兵で、同性愛者である[9]。冷静沈着で率先的に任務を遂行する兵士の鑑のような人物。戦って生きる事しか知らないため、米国政府からも最優先候補でSPEC OPSに勧誘され、エコー6のリーダーに選ばれた。
- エレズ・モリス / ハーレー (Erez Morris / Harley)
- 年齢:42歳(1998年当時)
- 声:Gregg Berger、日本語吹き替え:楠見尚己
- 『OR』に登場する「エコー6」の衛生兵で、髭面にスキンヘッド、両腕に入れ墨がある男性。オートバイが身近な環境に生まれ、アメリカ軍に入る事で投獄を避け、軍医官を治療して命を救った事で看護兵としての道を進んで来た。
- シエナ・ファウラー / パーティガール (Sienna Fowler / Party Girl)
- 年齢:23歳(1998年当時)
- 声:Catherine Taber、日本語吹き替え:慶長佑香
- 『OR』に登場する「エコー6」の通信兵で、サウスカロライナ州出身。サラリーマンや中・上級公務員をパーティで集め、その情報で金を得ていたので「パーティガール」のコードネームが付いた。政府の監視員を騙した情報収集技術を買われ入隊。「エコー6」でも素性を100%知る者はいない。
- マリッサ・ロンソン / ツイード (Marissa Ronson / Tweed)
- 年齢:32歳(1998年当時)
- 声:Tess Masters、日本語吹き替え:宇乃音亜季
- 『OR』に登場する「エコー6」の工作兵で、短気で気の強い赤毛の女性。火薬・爆薬などの扱いに関する技能が合衆国政府に買われ、SPEC OPSに入隊する。
- ローレンス・キンバラ / ショーナ (Lawrence Kimbala / Shona)
- 年齢:39歳(1998年当時)
- 声:Imari Williams、日本語吹き替え:船木真人
- 『OR』に登場する「エコー6」BC兵で、ジンバブエ出身の黒人男性。父親が治す事が難しい伝染病を研究する学者で、一緒に多くの細菌やウイルスを研究し、アメリカに渡ってハーバード大学医学部卒業後は軍医になる。
- キャロライン・フロイド / ウィロー (Caroline Floyd / Willow)
- 年齢:31歳(1998年当時)
- 声:Rebecca Riedy、日本語吹き替え:小池亜希子
- 『OR』に登場する「エコー6」の偵察兵で、モンタナ州のインディアン自治区で身寄りのない貧しい生活を送ってきた女性。クリーとして死霊の存在を信じ、完璧を自他に求める。喋り方が男勝りなのは、実力を示し続けやっと現在のポジションを手に入れたためである。
東スラブ反政府勢力と政府軍
編集- アレクサンドル(サーシャ)・コザチェンコ (Alexander Kozachenko)
- 声:デイブ・ウィッテンバーグ / 日本語吹き替え:檜山修之
- 『DM』に登場する東スラブの反政府勢力主要メンバーで、通称としてバディ(相棒)と呼ばれている元小学校教師。かつて同じ小学校教師である婚約者のイリーナを政府軍に殺されたことにより、政府に反旗を翻す。アタマンの死後は彼の役割を引き継ぐ形で自らに支配種プラーガを投与し、従属種プラーガを投与したリッカーを操る能力を得る。
- 戦いがアメリカとロシアの軍事介入によって終結するという予想外の展開を見届けた後、レオンに「怪物になりたくない」と訴えて自分を殺すように頼むが、最終的には支配種プラーガを脊髄ごと撃ち抜かれて半身不随になりながらも生還する。最後は、スベトラーナの目論見が露見したことで世間にはすべてが彼女によるものと認知され、自身は一切の罪に問われずに自由の身となったため、車椅子姿で教職に復帰する。
- JD
- 声:ヴァル・タッソー / 日本語吹き替え:大畑伸太郎
- 『DM』に登場するサーシャの幼馴染である反政府勢力のメンバーで、彼を慕う情に厚い青年。アメリカという国家自体は憎悪しているが、映画や音楽、ファストフードの影響で、本人は「アメリカ製品は大好き」とアメリカかぶれになっている。また、政府軍の銃弾を受けた際には、捕えておいたレオンから奪って着用していた戦闘用ベストの防弾機能で助かったため、「さすがアメリカ製品」と絶賛している。
- 政府への憎しみから暴走し始めたサーシャを救うため、ガナードから助けてくれた命の恩人であるレオンに助力して望みを託すが、ガナードに襲われてプラーガに寄生されてしまう。最後は、自身の運命を悟ってベストをレオンに返却した直後にガナード化し、寄生体を露出させてサーシャに襲いかかったところをレオンに射殺される。
- イワン・ジュダノビッチ (Ivan Judanovich)
- 声:ロビン・サックス / 日本語吹き替え:飯塚昭三
- 『DM』に登場する反政府勢力長老議会の指導者。通称としてアタマン(長老)と呼ばれている。高齢の自身へ支配種プラーガを投与したが、その影響で体力が衰弱しているためにサーシャやJDらの助けを借りつつも大統領府への侵入作戦を画策する。
- 遭遇したレオンを最初の敵と認識し、制御下に置いたリッカーに襲わせるが、彼を生け捕りにするとの判断に従って中止する。その後も自我は保っていたが、最後は衰弱しきった身でサーシャに後を託し、彼によって射殺される。
- スベトラーナ・ベリコバ (Svetlana Belikova)
- 声:ウェンディー・リー / 日本語吹き替え:川崎恵理子
- 『DM』に登場する東スラブの大統領。冷徹な性格で、自分の理想のためなら非人道的行為も躊躇しない。また、軍で戦闘訓練を積んだ経験から、エイダを上回る圧倒的な身体能力と戦闘力を持っている。旧ソ連時代には、運動家である父の影響で自らも反政府運動に参加していたため、KGBからスパイ容疑を掛けられて酷く拷問された結果、背中には現在もその傷跡が残っている。
- ソ連の崩壊を経てさまざまなビジネスに着手してオリガルヒ(大富豪)になったうえ、莫大な資金力による政界への進出で地位を高めて初の女性大統領にまで上り詰める一方、大統領執大統領官邸の地下施設で支配種プラーガの大量生産に成功する。BSAAから来たというエイダに不信感を抱いて調査を部下に命じ、正体がスパイであることを突き止めて大統領執務室に備えていた緊急事態用の隔離装置に彼女を拘束する。ダミー会社を通して出所を隠しながら、あえて敵対する反政府勢力へB.O.W.を提供することで、反政府勢力に「B.O.W.を実戦使用した凶悪なテロリスト」という評価を与えたうえで彼らへの武力行使の正当性を国内外へ広く訴え、内戦終結後の国連やEUへの加盟を円滑に行う下地を作ることを目論む。
- なお、イワン以外の長老たちを言葉巧みに抱き込んでいたが、目論見の進行にともなって用済みとなった全員を部下たちに処刑させている。
- 大統領府ではレオンやサーシャ、彼の率いるリッカーの群れを始末するため、切り札として有していたタイラントたちを秘書官に放たせるが、目論見を知ったアメリカとロシアに危険視され、両国からの物量に勝る派兵を受けた政府軍は降伏する。最後は、大統領を辞任して国外退去命令が出る前に姿を消す。
ネオ・アンブレラとその実験体
編集- カーラ・ラダメス (Kara Rhadames)
- 声:コートニー・テイラー / 日本語吹き替え:皆川純子 (エイダと兼役)
- 『6』に登場するシモンズの財団に所属している研究員。冷酷かつ傲慢な性格で、自分と一部の関係者以外の人間を見下しており、実験のためならば他の人間に対して躊躇なくウィルスを投与させて化け物に変異させる、「実験体なんて外に出ればいくらでもいる」と発言するなどの非常に残虐非道な所業を繰り返していたために、当初は同情的だったエイダからも「最早、同情の余地はない」と怒りを買っていた。わずか15歳で大学の博士課程を修了し、その才能を評価したシモンズにより研究員にスカウトされて彼に心酔するようになり、シモンズの命により、t-VeronicaウィルスとG-ウィルスから、Cーウィルスを開発するが、当のシモンズからは「使える駒」としか見られておらず、やがてはエイダ・ウォンとの遺伝子配列が近いという理由でC-ウィルスの実験体にされ、ウイルスの効果と彼の調教によって心身共に「エイダ」として生まれ変わる。その後は心の奥底に残ったシモンズへの憎悪が募るようになり、やがては復讐のために動き出すが、世界の安定を望むシモンズが最も嫌う混沌である「ウイルス感染による常に変異する世界」を作り出そうと画策して彼の元を離れ、「ネオアンブレラのエイダ」として世界各地にバイオテロを引き起こす。その後、復讐の最後の仕上げとしてシモンズに強化型C-ウイルスを投与し、さらには外海に配置した空母からウイルスを積載したミサイルを全世界へ発射しようと目論むもクリスたちによって阻止され(そのうちの一発は間に合わずに中国の達芝へ発射された)、直後にシモンズの「ファミリー」による銃撃を受けて致命傷を負い、艦橋から落下した。その後は死亡してはおらず、そこに追ってきた本物のエイダと対面し、死の間際に自身へ強化型C-ウイルスを投与しており、クローンエイダとしての強い自我とシモンズへの憎悪から空母ごとエイダを取り込もうとする巨大かつ醜悪なクリーチャーへ変異し、エイダの脱出を阻もうと襲い空母の出口では本体としてエイダに襲いかかるも、エイダが撃った液体窒素の爆発で破壊され、最後は断末魔の叫びをあげながら死亡する。
- 『MD』ではシモンズの命を受けてマルハワ学園へ潜入し、そこでバイオテロの手引きをした上で裏で暗躍する。
- デボラ・ハーパー (Deborah Harper)
- 声:ケート・ヒッギンズ / 日本語吹き替え:東條加那子
- 『6』に登場するヘレナ・ハーパーの妹。ゲーム中のファイルによると真面目な性格の姉とは違い、かなりの遊び人だったことが窺える。ヘレナにとって唯一の肉親であるために彼女から溺愛されていたが、後にシモンズにヘレナをバイオテロへ加担させるための人質として拉致され、教会の地下研究室に監禁される。バイオテロ発生後はシモンズから用済みとして始末を言い渡されるが、健康な肉体に興味を持った科学者たちによってC-ウイルスの実験体にされる。その後、地下室でレオンとヘレナに発見された際にはC-ウイルスの影響からクリーチャーと化し、彼らや居合わせたエイダとの交戦の末にヘレナの銃撃(レオンを選んだ場合はレオンの銃撃)でダメージを負い、地下の底へと落下しかけたところをヘレナに手を掴まれるも仇を取るという決意を新たにしたヘレナによって手を離され、最後は地下の底へと落ちて行った。レオン編のエンディングでは遺体が回収されたかは定かではないものの、自身の墓が登場する。
ロス・イルミナドス教団と関係者
編集- オズムンド・サドラー (Osmund Saddler)
- 声:Michael Gough / 日本語吹き替え:大塚芳忠(RE:4)[2]
- 『4』のラスボスで、ヨーロッパの奥地を拠点とするロス・イルミナドス教団の教祖。米国嫌いで、猜疑心が強く用心深い性格で殆どの部下を信用しておらず、寄生された後も人間としての意志を持つことが可能な支配型プラーガを用いることには慎重を期しており、支配型プラーガを与えたビトレス・メンデスやラモン・サラザールといった数少ない信者に対しても実力面では大して期待はしていなかったうえ、アメリカ人であるジャック・クラウザーに至っては使い捨てにするつもりでいた。一方でルイス・セラのことは彼にプラーガの研究を任せていることもあって、それなりに信頼していた(しかし、ルイスの裏切りに遭ってからは更に人間不信となる)。寄生体「プラーガ」による世界征服の野望の一環としてクラウザーを使ってアシュリー・グラハムを拉致する。その後、序盤の教会で姿を現して以降は何度もレオン・S・ケネディの前に現れ、自身や部下のガナードを使ってルイスやマイクを殺害する。終盤ではクリーチャー化してレオンに襲いかかるが、最後はエイダ・ウォンからレオンに託されたロケットランチャーの攻撃を受けて死亡する[注 19]。
- ラモン・サラザール (Ramon Salazar)
- 年齢:20歳(2004年当時)
- 声:Rene Mujica / 日本語吹き替え:チョー(RE:4)[10]
- 『4』の舞台の地域を治めていたサラザール家の8代目城主。実年齢は20歳なのだが、小人症なのかプラーガで成長が止まっているのかは不明だが子供の様な小柄な体に、老人の様な老け顔という不気味なまでにアンバランスな容姿をしている。
- 気取った話し方を用い、レオンのことを「スコット君(Mr. Scott)」や「ケネディ君(Mr. Kennedy)」と呼ぶなど慇懃無礼に振る舞っているが、レオンに外見を理由に年寄り呼ばわりされたり、ジョーク混じりに挑発された際には怒り狂いながら捨て台詞を吐くなど本質は短気かつヒステリックな性格。
- 本来、サラザール家は領民を始めとした人々を守るために邪教であるロス・イルミナドス教団を弾圧していた家系であったが、自身の代になった際に家族が誰も居らずに寂しさに悲しんでいたところをサドラーに付け入れられてプラーガの封印を解いた上に領民たちをプラーガの発掘作業に駆り出すなど『4』における事件の発端となる。その後はレオンに奪還されたアシュリーを再び拘束し、城内のからくりや信者たちを駆使してレオンを殺そうと画策するもそれらを退けられた上に彼に出し抜かれたことで癇癪を起こして側近のヴェルデューゴを嗾け、それもレオンに倒される。その後、アシュリーをクラウザーへ渡した後は自身の手でレオンを始末するためにプラーガの母体にもう1体のヴェルデューゴと共に取り込まれて巨大なクリーチャーと化すも敗北し、最後はプラーガの母体もろとも息絶えた。
- ビトレス・メンデス (Bitores Mendes)
- 声:Jesse Corti / 日本語吹き替え:大羽武士(RE:4)[10]
- 『4』の序盤の舞台である村落の村長で、ロス・イルミナドス教団の神父。
- 片手だけで難なくレオンの蹴りを止めたり、持ち上げるほどの怪力を持つ。また常に敵対勢力に対する打開策を講じ、スペイン語しか解さない村人の中で唯一流暢な英語を話し、自宅の書斎には英語で書かれた学術書が置かれている。
- 領主であるサラザールに対する忠誠心は厚く、サドラーに利用されていることに対しても光栄に感じている。教団に反発していた者を処罰していた小屋にてレオンと対峙し、直後にドラム缶の爆発を受けるもプラーガの力を解放したことで腕が4本に増え、上半身と下半身の間に節足動物ような部分が追加された姿となり、レオンと戦う。その後、ある程度のダメージを受けたために下半身を分離させて上半身だけで戦闘を継続するが、最後は村からの脱出の鍵となる義眼を落として死亡する。
- ジャック・クラウザー (Jack Krauser)
- 声:Jim Ward(『4』『DC』) / 日本語吹き替え:辻井健吾(RE:4)[10]
- 『4』や『DC』に登場する元アメリカ特殊作戦軍に所属する兵士で、白兵戦の達人。詳細はリンク先を参照。
- ルイス・セラ (Luis Sera)
- 年齢:28歳(2004年当時)
- 声:リノ・ロマノ / 日本語吹き替え:津田健次郎(RE:4)[2]
- 『4』に登場する自称「ハンサムなプー」。行動力と銃の腕前はかなりのもので、レッド9を使用する。マドリッドで警官をしていたが、割に合わないという理由で退職してしまったとレオンに語っている(その際、警官時代に「警察のラボでウィルス兵器のサンプルを見た」とも伝えようとしたが、ガナードの襲撃に邪魔されてあやふやなままとなる)。『4』の序盤の舞台である村落の出身であるためにロス・イルミナドス教団ではプラーガの研究に携わっていたが、好奇心に負けて非人道的な研究をしていたことに罪悪感を抱き、教団から脱走したところを再び拉致されて村の廃屋に監禁される。その後、現れたレオンに助けられて彼のためにプラーガのサンプルとその成長を抑える薬を入手すべく、危険を冒して教団の施設に乗り込み、サンプルと薬を入手するとレオンの元へ急ぐが、後一歩及ばずサドラーの触手により胸部を貫通されて深手を負った上にサンプルを奪われてしまい、死の間際にはレオンへ薬を託して自身の過去を告白し、彼に看取られながら死亡する。
- 『RE:4』では、フルネームがルイス・セラ・ナバロであることが判明し、かつてアンブレラの欧州における研究員だったことがハニガンの調査により明かされる。また、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」を愛読書としている。表向きはいくつかの一般的な新薬の開発に関わっていたが、入社から数年後に退職し、以降は消息不明となる。その後、ロス・イルミナドス教団でプラーガの研究に携わるも離反。プラーガのサンプル「アンバー」を隠した後に教団に捕まり、監禁されていたところでレオンと出会う。『4』とは違い、地下坑道や2体のエルヒガンテ戦でもレオンをサポートするなど、役割が増えている。脱出の直前でクラウザーの襲撃により致命傷を負い、死を待つばかりの身となるが、最期の力を振り絞ってクラウザーを銃で追い払う。死の間際、自分の人生を「本当にクソみたいな人生だった」としながらも、「人は変われるよな…?」とレオンに問いかけて息を引き取る[注 20]。
- 武器商人
- 声:ポール・メルスィエ / 日本語吹き替え:千葉繁(RE:4)[10]
- 本編にて金と引き換えにアイテムや武器の売買、改造をプレイヤーに提供する謎の人物で、ガナードの一人。目深に被った黒いフードからオレンジ色に光る目を覗かせ、独特の癖のある英語を話す。また、その品揃えは不自然なまでに充実しており、レオンも「戦争ができるな」などと呆れた素振りを見せているが、他のガナードとは違ってよそ者にも敵意を見せずに金さえ貰えれば誰とでも商売する(また、近くに敵キャラクターのガナードがいる場合はレオンとエイダの会話に応じない)。作中では行商中の交渉がほとんどであるが、本格的な店舗もいくつか構えられており、営業形態に寄らずに青白い炎を上げる松明を周辺に灯しては一種の目印となっている。また、卵と『4』の隠し武器であるP.R.L.412以外の武器で攻撃すると死亡するため、そこでの武器の売買が不可能になってしまう。
- 『RE:4』では『4』と同様の武器の売買と改造だけでなく、ナイフ(使い捨てのナイフは除く)と防弾ジョッキの修理、クエスト受注のクリア報酬のアイテム手渡し、所持するスピネルの決められた個数とアイテムのトレードまで行ってくれる。上記の『4』で記されている卵以外の武器を近距離で向けることが出来なくなる他、距離を取って銃器で攻撃しても微動だに立っていられる。
ウィルファーマ社
編集アンブレラ倒産後に力を付けてきた国際的製薬企業。ウィルス研究やワクチン開発に取り組んで成果を挙げてきたが、インドでウィルス臨床実験を行った際に被験者を死亡させてしまったために世論からは大バッシングを受けるようになる。その後、『DG』でフレデリック・ダウニングが起こしたバイオテロが世間に公表されて企業としての信用を失い、最終的にはトライセル社に吸収された。
- フレデリック・ダウニング (Frederic Downing)
- 年齢:44歳(2005年当時)
- 声:クリスピン・フリーマン、日本語吹き替え:江原正士
- 『DG』に登場するウィルファーマ社のt-ウィルス研究主任。紳士然としているが、本性は狡猾な性格で、自分の利益のためなら他者の犠牲をも厭わない。その反面、追い詰められると怖気づいて命乞いをするなど本質的には臆病者であるため、終盤にはアンジェラから「殺す価値もない」と侮蔑されている。
- 正体は元アンブレラ社の研究員。配属先のラクーンシティからt-ウィルスとG-ウィルスのサンプルを持って脱出したが、ワクチン無しでは価値が薄いと判断し、過去を隠してウィルファーマ社に入社する。その後はワクチン研究を行いながらその売却先を探し、グランデ将軍に着目してハーバードヴィルでのバイオテロを目論み、彼へのデモンストレーションとしてカーティスにテロを行わせる。グランデ将軍の連絡員がFBIに逮捕された後はその自白ですべてが露呈したために逃走を図るが、レオンとクレアに追い詰められてアンジェラに逮捕された。
トライセル社
編集アンブレラやウィルファーマと同じく国際的な製薬企業。BSAAのスポンサー企業の中でも理事企業としてトップクラスに君臨しているが、アフリカのキジュジュ自治区で起こった事件に関与しており、裏でB.O.W.の開発も行なっていた。また、『5』では重要な役割に位置しており、『DG』にも名前が登場しているが、『RV2』ではすでに壊滅したことがクレアの口から語られている。
- エクセラ・ギオネ (Excella Gionne)
- 声:ニーナ・ファレン
- 『5』に登場するトライセル社創造者の一族の一人で、アフリカ支社長である女性。自分以外の人間(特に男性)を見下しており、その態度からシェバには「女狐」と呼ばれて毛嫌いされているが、一方ではアルバート・ウェスカーには非常に心酔しており、彼の暗躍をサポートしている。若さに加えて類稀な商才とウェスカーから提供された数々のウィルス情報を活用することで現在の地位を築く。その後、ウロボロスの資格を持たなかったことからウェスカーに見捨てられた上にウロボロス・ウィルスを注入され、彼に裏切られたことを嘆きながら怪物化してウロボロス・アヘリとなり、山積みにされていた人間の死体を取り込んで船を覆うほどの巨大となった自身を利用してクリスとシェバを苦しめたが、最後は彼らの放った静止衛星からのレーザー攻撃を受けて死亡した。
- リカルド・アーヴィング (Ricardo Irving)
- 声:Allan Groves
- 『5』に登場するトライセル社アフリカ支社資源開発部門の所属である油田の所長。傲慢な性格で、拝金主義であるために自分の私利私欲のためには手段を選ばず、裏ではB.O.W.の闇市場への横流しを行っている(また、この行為はトライセル社からの指示ではないとされていたが、実際はウェスカーに加担したエクセラからの指示によるウロボロス計画の資金調達のためであったことが、後に判明する)。BSAAに潜入させた内通者からの密告によって自らの拘束作戦を知り、元のキジュジュ自治区から外にある鉱山に取引場所を変更してBSAAを出し抜き、さらにはクリスとシェバに対する威嚇と同時にプラーガを商品として闇市場へ流通させるための前段階のデータ収集も兼ねて新たに開発された「プラーガ タイプ2」をキジュジュ自治区内にばら撒くことで市民全員を「マジニ」に変貌させた上で突入部隊のアルファチームにはウロボロスを解き放つが、クリスとシェバにウロボロスを倒されたことで本当の取引場所を知られてしまう。その後、本来は取引で転売するはずだったポポカリムを独断で実戦投入したが、これもクリスらに倒された(『BIOHAZARD archives II』によるとポポカリムを放ったのは取引をフイにされた腹いせでやったことなどから合理的なビジネスマンであると同時に子供っぽい一面を持っていたことが示唆されている)上に逃走中にはジョッシュ・ストーン率いるデルタチームに発見されてしまい、止むを得ずに同じく商品であるンデスを放ち、これもクリスらに倒されたことでエクセラらに対する面目を失う。その後は逃亡を図ろうとするも仮面の人物に阻止され、落とし前として自らがクリスらを排除するように命じられて最終通告代わりの支配種プラーガを渡される。その後、最後の悪あがきとしてクリスとシェバを片付けるためや枯渇しかかっていた原油等の証拠隠滅のために油田の爆破まで実行したが、これも失敗する。その後は心身共に完全に追い詰められた状態の中で自分が利用されていただけの存在であることを知って自暴自棄となり、遂には支配種プラーガを自身へ注入して巨大な異形の水棲怪物と化すが、結局はクリスらに倒され、最後は遺跡にヒントがあると言い遺して死亡した。
- 仮面の人物
- 声:パトリシア・ジャ・リー
- 『5』に登場する黒い迷彩柄のマントに身を包んで鉄の仮面で顔を隠している謎の人物。その声色やブーツから女性と窺えるが、銃を持つクリスとシェバを同時に相手しても全く引けを取らないほどの常人離れした身体能力を持っている。正体は『5』の3年前に死亡したと思われていたジル・バレンタインであり、共に崖下へ落下したウェスカーに攫われてトライセル社に運び込まれ、肉体を強化すると同時に精神を支配する薬物「P30」を投薬されたことでウェスカーたちに操られる。その後、ウェスカーやエクセラ・ギオネに仕えて暗躍しながらクリスとシェバの前に何度も現れる。
BSAA(Bioterrorism Security Assessment Alliance)
編集- 2003年にアンブレラ社崩壊に伴うB.O.W.の流出によって世間からの責任や追及を恐れた製薬企業連盟が資金を出し合って2003年から2004年頃に掛けて設立した対バイオテロ特殊部隊。イギリスにある欧州本部(詳細な場所は非公開)及び、世界各地に支部(北米・南米・極東・中東・東部アフリカ・西部アフリカ・オセアニア)を置いている他、各地での捜査権を持つ。また、設立当初から在籍している最初の11人は他隊員から敬意を込めて「オリジナル・イレブン」と呼ばれており、2013年現在においてもクリスを始めとする数人が活躍している。
- 元々は『UC』に登場した私設対バイオハザード部隊が前身であり、設立された当初はNGO団体という形であったために、バイオハザードが発生した際は各国の軍隊や警察の作戦などのオブザーバーとしてしか関われずに、先に設立されていたFBCの補助の役割のようだったが、バイオテロの脅威が日に日に増大して行くに連れてそのような対応はすぐに限界に達したため、より即応できるように求められたことを受けて現場に直接出向ける実働部隊を組織することも検討された。その後、あくまでも民間団体にしか過ぎずに他国に入っての調査や武力行使などを行うにはあまりにも制限が多すぎていたが、2005年に起こったクイーン・ゼノビアにおける一連のバイオハザード事件をきっかけに国連直下の組織として再編成され、それに伴って加盟国に捜査権を求めたところで全体の7割は受け入れて残りの3割も制限付きながらも容認し、現在のBSAAが形成された(また、『BIOHAZARD archives II』によると国連が加盟国に多額の負担金を強いながら出資することは難しいためにBSAAの資金の出資は未だに製薬企業連盟が行っており、BSAAの活動には製薬企業連盟側の意思等に影響されやすい側面があってこうした背景に対しては批判の声が多く上がっている。
- 『VILLAGE』では、B.O.W.の兵士を使役していることが判明した。
- クリスやシェバに関しては#本編の主人公および主要人物を参照)。
- ジョッシュ・ストーン (Josh Stone)
- 声 - TJ・ストーム
- 年齢:35歳(2009年当時)
- 『5』に登場する西部アフリカ支部所属のSOU(Special Operation Unit)。シェバがBSAAに入隊した時には彼女の教官を務めており、またバイクに乗って高速で移動するマジニを狙撃するなどの高い実力を持ち、モーターボートやヘリコプターの操縦もできる。キジュジュでの作戦ではデルタチームの隊長として任務に参加し、クリスやシェバと接触した後は襲撃してきたンデスを相手に他のデルタチームの隊員たちと共に戦っていた最中にマジニたちに捕らわれてアーヴィングの油田へ連行されるが、そこでクリスやシェバと合流し、油田脱出後はアーヴィングとの戦いを経てクリスたちを遺跡まで送った。その後、ダグの操縦するヘリコプターで再び遺跡へ向かい、そこで自我を取り戻したジルを発見すると彼女と共にクリスとシェバの救援に向かうため、遺跡に併設されていた敵の施設を突破し、脱出の際にダグを失うも火口にてウェスカーと戦っているクリスとシェバのもとへヘリコプターで駆け付け、彼らを救助した。
- ダン・デチャント (Dan Dechant)
- 声:Jim Sonzero/Douglas Rye
- 年齢:53歳(2009年当時)
- 『5』に登場する西部アフリカ支部所属のSOU。BSAAの中でも最年長として活動しており、それ故に力量は未だに衰えていない。若い頃はアメリカ陸軍やアフリカのPMCに身を置いていたが、B.O.W.の引き起こす惨劇を目の当たりにした経験からBSAAに参加する。劇中ではキジュジュでの作戦でアルファチームの隊長としてアーヴィングの逮捕に出撃したが、彼が放ったウロボロス相手にアルファチームは全滅し、自身も重傷を負う。その後、遅れて到着したクリスとシェバにアーヴィングから何とか奪ったデータを託して死亡した。
- カーク・マシソン (Kirk Mathison)
- 年齢:24歳(2005年当時)→28歳(2009年当時)
- 声:Chris Mala(『5』)、遠藤大輔(『RV』日本語吹替え)
- 『5』『RV』に登場する西部アフリカ支部のヘリコプターパイロット。学業を卒業直後にBSAAへ入隊したために他の隊員のようなBSAA参加前の前歴は無い。また、コードネームは「ハットトリック」である。『RV』ではクイーン・ゼノビアから脱出を目指すクリスとジルの元へヘリコプターで駆け付け、直後に巨大寄生虫型B.O.W.「マラコーダ」と戦う彼らを援護した。
- 『5』でのキジュジュでの作戦ではヘリコプターで上空から本部への中継や地上部隊のバックアップを担当したが、最後はキペペオにヘリコプターごと襲撃されて墜落死する。
- デイブ・ジョンソン (Dave Johnson)
- 声 - ルーベン・ラングダン
- 年齢:27歳(2009年当時)
- 『5』に登場する西部アフリカ支部のSOU。BSAA参加前はプライベートで自動車の世界ラリー選手権に参加したことがあり、入賞した経験を持っている。キジュジュではその並外れたドライブテクニックを買われて、デルタチームの武装ハンヴィーを運転するドライバー兼隊員として参加し、ライダーマジニに囲まれて窮地に陥っていたクリスやシェバをジョッシュや他の隊員たちと共に助けた。その後、ハンヴィーを駆ってクリスたちと合流し、一時は彼らを乗せて行動したが、最後は仲間の遺体を発見して車輌から降りたところをンデスに踏み潰されて圧死した。
- レイナード・フィッシャー (Reynard Fisher)
- 声 - リアム・オブライエン
- 年齢:35歳(2009年当時)
- 『5』に登場する西部アフリカ支部の潜入工作員。かつてアフリカ某国の国家保安省に所属しており、当時から潜入工作員として活動していたために地元住民に溶け込む能力に長けている。キジュジュ自治区には精肉業者を装って潜入していた。物語開始時にクリスとシェバにベレッタM92などの装備を手渡したが、その直後に正体が露見して捕まり、最後は処刑マジニによって公開処刑された。
- ダグ (Dag)
- 声 - 不明
- 『5』のAlternative editionの『DESPERATE ESCAPE』に登場するジョッシュの同僚。陽気な性格で、ジルを「レディ・バレンタイン」と呼んでいる。また、所属支部は語られないが、ジョッシュと一緒に行動していたことから西部アフリカ支部所属であることが窺える。ジョッシュとジルの元にヘリコプターで駆け付けて彼らの救助には成功するが、自身は搭乗直前にマジニが放ったスティンガーミサイルの攻撃から逃げ切れずに爆死した。
- ライアン (Ryan)
- カプコンの『5』公式サイト内にあるコンテンツの『BSAA』にて存在を確認できる北米支部に所属する情報分析官。クリスら前線メンバーとも連絡を取り合っていたが、最終的には何者かによって射殺された。
- パーカー・ルチアーニ (Parker Luciani)
- 日本語吹き替え:宮本充
- 『RV』に登場する剛毅な情に厚いイタリア系イギリス人。あらゆる物事に対処できるなどの冷静な判断力を持っており、また何かと冷笑ぶろうとするが、生真面目かつ不器用な一面が隠しきれない。『RV』本編の1年前まではFBCに所属しており、ジェシカと共に海上都市テラグリジアで発生したバイオテロ「テラグリジア・パニック」の対策にあたっていたが、そこでのFBCの対応を問題視し人々を守る戦いをするためにBSAAへと移籍する。その後、テロ組織「ヴェルトロ」の追跡任務の最中に消息が途絶えたクリスとジェシカの捜索のためにジルと共にゴーストシップとなったクイーン・ゼノビアに乗り込み、終盤ではジェシカの裏切りによって負傷した状態でジルに発見されて共に脱出を図るも途中で足場が崩れて転落し、消息不明となる。その後はFBC時代の同僚であるレイモンド・ベスターに助けられたことで奇跡的にゼノビアから脱出して生還したことが判明し、地中海マルタ沖にて一人で漂流中だったところを救助された。事件解決後は1か月間ほど療養し、後に特殊作戦要員としてBSAA作戦本部の任務に復帰した。
- 『HI』にも登場しており、BSAA欧州本部に所属している。カリブ海に浮かぶ島、ソニドデ・トトーガ島にて起きたバイオハザードにテラセイブメンバーのクレア・レッドフィールドと協力して事態の収束にあたる。島へ降下した後、Schraube Dämonの鎮圧には成功するが、直後に現れたモリオに部隊を壊滅させられる。クレアやタケルたちをスペンサーの研究所へ向かわせ、自身はモリオと戦うも重傷を負わされる。そのままモリオはSchraube Dämonと戦い始めたために放置され、意識を失う。目覚めた後は救援を呼び、クレアたちと共に島を脱出する。
- ジェシカ・シェラワット (Jessica Sherawat)
- 日本語吹き替え:水樹奈々
- 『RV』にてクリスとコンビを組む女性メンバー。やる気のない特徴的な口調に加えて任務中にも雑談するなどの軽めな口と性格をしており、そうした態度から同僚との衝突も多々あるが、戦闘能力は高い。また、パーカーとはFBC時代からの同僚として共にテラグリジア・パニックの対策にあたっており、それなりに仲は良い。クリスと共に北欧においてテロ組織「ヴェルトロ」の追跡任務に就くが、何者かによって通信を妨害されている間に「任務中に消息不明」というデマの情報を流されてしまう。その後はクリスと共にクイーン・ゼノビアに向かおうとするが、姉妹船であるクイーン・セミラミスに乗り込んでしまうなどのアクシデントに見舞われて到着が遅れてしまう。その後、何とかゼノビアに乗り込んだ後はヴェルトロに扮装してジルとパーカーに接触していたレイモンドを撃ち、直後にパーカーと行動を共にするが、後に生きていたレイモンドによって敵方の内通者であることが発覚し、それについてパーカーに問い詰められると本性を露わにしてパーカーを撃ち、ゼノビアの自爆装置を作動させて逃亡した。その後のエンディングではt-Abyssウィルスのサンプルを保有したレイモンドと接触しており、彼と同じく何らかの組織に属するスパイであることを明かす。なお、3DS版の先着特典DVDの映像「jessica's Report」ではトライセルとの関わり[注 21]を匂わせるが、どの程度関わっていたかは不明となっている。
- キース・ラムレイ (Keith Lumley)
- 日本語吹き替え:小野大輔
- 『RV』に登場するBSAA所属エージェントの一人。全身に刺青を入れており、口や態度は非常に軽いが、戦闘能力も非常に高く、ククリナイフの二刀流を得意とする。また、プライベートでは女遊びが趣味なことから相棒であるクエントからは「グラインダー」(女たらしの意)という仇名で呼ばれており、自らも女性に疎いクエントをからかうことが多いが、公私共に仲は非常に良好である。北欧にてクリスとジェシカが発見したヴェルトロの拠点とされる空港の調査にクエントと共に出向くが、調査の結果としてヴェルトロは復活しておらずに一連の事件がFBC長官のモルガン・ランズディールによる陰謀であることを知る。その後、口封じのためにモルガンが嗾けたFBCの戦闘機からの爆撃によってクエント共々消息を絶つが、エンディングにおいて奇跡的に生還していたことが判明した。事件解決後は作戦の功績を認められ、東部アフリカ支部に異動した。
- クエント・ケッチャム (Quint Cetcham)
- 日本語吹き替え:坂東尚樹
- 『RV』に登場する BSAA本部技術班に所属する指折りのメカニックとして知られるエージェント。いわゆるオタクな性格で、何でも映画に例える癖があるが、その反面では兵士としての実力はそれなりに高い。また、コードネームは「ジャッカス」である。やや女性には奥手であるためにジェシカに好意を抱いているが、彼女に対してストーカー紛いの尾行活動も行なっており、キースからはそのことを含めて度々からかわれながらも仲は良く、公私共に互いの欠点を補い合っている。また、機械知識や生物工学に精通しており、バイオスキャナーの通称「ジェネシス」の開発にも携わっている。キースと共にヴェルトロのアジトである空港に調査に出向くが、そこに残されていた映像記録などから一連の事件の裏に潜む黒幕の正体を冷静に暴いていく。その後、真相に辿り着こうとした矢先にその黒幕であるモルガンの差金で空港もろとも爆撃されて生死不明となるが、エンディングにおいてキースと同様に辛くも生還したことが判明した。事件解決後は昇進の話を何度も拒み、今まで通りに本部技術班に残る。
- クライヴ・R・オブライエン (Clive R.O'brian)
- 日本語吹き替え:石塚運昇
- 『RV』に登場する2005年当時のBSAA代表。やや飄々とした態度で劇中でも何度も不可解な言動を取ることがあったが、指揮官としての腕は確かで、正義感も強い。また、コードネームは「フォークボール」である。テラグリジア・パニックにオブザーバーとして参加した際には強硬手段で事件を解決しようとするモルガンに苦言を呈したが、結局は彼を止められずテラグリジアが消滅するというきっかけを作ってしまう。その後、テラグリジア・パニックがテロ組織「ヴェルトロ」とモルガン・ランズディールによる共謀であったことを知り、彼の陰謀を告発するためにFBCのレイモンド・ベスターと共謀して既に壊滅した「ヴェルトロ」の復活を装ってクリスやジルを動員し、『RV』における事件の旗揚げ役を担うこととなり、後に自らが告発されることを危惧したモルガンと彼の率いるFBCによってBSAAごと拘束されてしまうが、全てを知ったクリスとジルがモルガンの陰謀の証拠を裏付けるPADを入手してそこに記録されていた彼とヴェルトロの指導者であるジャック・ノーマンとの取引映像を公開したことでモルガンの逮捕に成功した。事件解決後は独断で作戦を指示した責任を取ってBSAA代表を辞任し、現在はBSAA本部の顧問を務めながら自宅にて探偵小説を執筆する。
- 『7』では名前のみ登場し、著書『暴かれし深淵』のタイトルで小説を出版していることが判明した。
- フィン・マコーレー (Finn Macaulay)
- 声 - ユーリ・ローエンタール / 細谷佳正
- 『6』に登場するBSAA北米支部の新人隊員。22歳。少々気弱だが、仲間の死に涙するなどの実直な性格をしており、またクリスのことを「素晴らしい方だ」と慕って憧れている。初の実戦ながらもバリケードや高射砲の爆破作戦においても活躍していたが、エイダ(カーラ)の罠に嵌まって他の隊員たちと共にC-ウィルスに感染させられ、クリスやピアーズの目の前でジュアヴォにはならずに直接サナギと化した後にナパドゥに変貌してクリスに襲いかかる(また、その時に殴り飛ばされたクリスは頭を強く打っており、その事が彼が記憶を無くす原因となる)。その後、追加投入されたBSAAの部隊により射殺された。
- マルコ・ローズ (Marco Rose)
- 『6』に登場するBSAA北米支部の隊員で、クリスやピアーズと共に中国での任務に参加した部隊の一人。倒した際にC4爆弾が入手できることからフィンと同様に爆発物の担当であることが窺える。また、レオン編では教会で自身の父親らしき人物が登場している。部隊が蛇型B.O.W.「イルジヤ」に襲撃された際にはピアーズを除く仲間の中では唯一生き残ってイルジヤ撃退に貢献するが、直後にエイダ(カーラ)にC-ウィルスを打ち込まれてグネズドに変異してしまい、最後はクリスたちに倒される。
- キートン (Keaton)、リード (Reed)、ジェフ (Jeff)
- 『6』に登場するBSAA隊員。キートンとリードはバラクラバを装備しており、ジェフは他の隊員の中で唯一素顔を確認できる。クリスらと共に中国での任務に参加するが、それぞれイルジヤに襲われ、後に遺体としてクリスたちに発見された。
- D.C.
- 声 - アリフ・S・キンチェン / 藤井隼
- モーションアクター・フェイスモデル - ダンテ・カーヴァー
- 『VD』に登場するBSAAの精鋭部隊チーム「シルバーダガー」の一員。
- 元アメリカ軍特殊部隊。コンピューターハッキングの知識を有するゲームマニア。
- 常にクールな大卒のインテリだが、陸上競技での優勝経験や軍用型航空機の操縦士の資格を持っている。
- 離婚歴があり、子供もいるが、別れた妻の話しになると落ち込む。
- ダミアン (Damian)
- 声 - アーニー・パントジャ / 相沢まさき
- 『VD』に登場するBSAAの精鋭部隊チーム「シルバーダガー」の一員。
- ヒスパニック系で筋肉質な若者。趣味はハンティングで、カナダの山奥に狩猟小屋を持っている。
- D.C.とはアメリカ軍時代からの付き合い。立派な体格に似合わず、皮肉屋で神経質。
- "戦っている以外自分"が想像できない、生まれつきの兵士。
- A-ウィルスが入った一個目のタンクローリーを破壊した後、タンクローリーの護衛のミニバンに乗っていたケルベロスに頭部を噛みちぎられ死亡する(小説版ではマリアに頭部を狙撃される)。
- ナディア (Nadia)
- 声 - カリ・ウォールグレン / 戸松遥
- 『VD』に登場するBSAAの精鋭部隊チーム「シルバーダガー」の紅一点。
- ドイツ系アメリカ人。
- 元ロサンゼルス市警のSWAT隊員。世界各地で起こるB.O.W.関連の事件を見て義憤にかられBSAAに志願した。狙撃の名手。
- 同性愛者であり、パートナーと共同購入した一軒家がサンフランシスコにある。
- 変異したアリアス戦ではオスプレイからレールガンを伏射の姿勢でアリアスへ撃ち、アリアスと合体してたディエゴに当て、レオンを援護した。
- オスプレイに乗ってきたアリアスに爪で刺されて重症を負うが、辛くも生還した。
- キャシー・ホワイト(Cathy White)
- 声 - カレン・ストラスマン / 川﨑芽衣子
- 『VD』に登場するBSAAの潜入工作員で、A-GUA社に潜入捜査を行っていた。ザックという息子を持つ。
- 潜入が失敗した際に、息子と共にアリアスによってゾンビ化させられた。その後、アリアスのアジトに突入してきたクリスたちに襲いかかるが、ヘリコプターの機銃掃射によって死亡した。
- メラ・ビジ(Merah Biji)
- 『MD』に登場するBSAA極東支部の女性エージェント。ピアーズから「食事の事となると任務時以上の集中力(がある)」と言われる通り、美味と見なした料理への興味や食欲を隠さない、食欲旺盛な人物で、ベネット大学の食堂でもタロウが拵えたチャンポンを堪能していた。しかしバイオハザードの現場では真剣な姿勢で臨む。
- かつてのラクーン事件で同市に出張していた両親を失った過去があり、そのためバイオテロへ並々ならぬ憎悪を抱き、科学者として長じてからBSAAへ当初は科学部の人間として入る。そして数年の歳月を経てB.O.W.の効率の良い殺傷法を確立してからそれを自らの手で実践したいという考えから科学部を去り実戦職へ転向を図る。訓練が始まったばかりの頃は実戦訓練では常に負け続け、保って1ヵ月で脱落すると思われていたが諦めずに訓練を続けた末、若手ながらピアーズとも互角に渡り合えるほどの腕前へと成長した。
- マルハワ学園へ到着後は、変異したビンディと交戦し、その強力な再生能力から弾切れになる等、劣勢だったが、再生させる暇を与えない連撃やピアーズの援護もあり、辛くも勝利する。しかし、ヘリポートへクリス、ピアーズ、リッキーと共に到着するも、息を吹き返した実験体C16の攻撃からピアーズを庇って重傷を負い、脱出ヘリの中で息を引き取った。
- ヘンドリック(Hendrick)
- 『HI』に登場するパーカーの要請で救援に駆けつけた隊員の1人。頭部だけで襲いかかってきた紫麗に重傷を負わされるが、触手から刃物の付いた尖端をすべて切り落として弱らせることには成功する。紫麗が倒された後は救援を呼び、タケルたちと共に脱出する。
- アンバーアイズ (Umber Eyes) / ローランド・エルバ(Rolando Elba)
- 声 - ケイン・マレー、山岸治雄(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場するクリス率いる「ハウンドウルフ隊」の男性隊員で、スナイパー。設定イラストによると黒人であり、クリスと同じなため年上な見た目をしている。小教会の端末によるとナイトハウルと共に菌糸の採取と分析をしていた。
- ケイナイン (Canine) / チャーリー・グラハム(Charlie Graham)
- 声 - コナー・マークス、布施川一寛(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場するクリス率いる「ハウンドウルフ隊」の男性隊員で、若手ハンドラー。設定資料によるとオールバックの茶髪か赤毛で顎髭のある美男子で若い見た目をしている。
- ロボ (Lobo) / ジョン・パールマン(John Perlman)
- 声 - レイ・シルヴァ、さかき孝輔(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場するクリス率いる「ハウンドウルフ隊」の男性隊員。設定資料によると頭にバンダナをしてサングラスをかけ蓄えられた髭を持ち、クリスと同じなため年上な見た目をしている。機関銃を操る。過去に中東でクリスと共闘したことがある。小教会の端末によるとタンドラとKNと共に研究室の捜索をしていた。
- ナイトハウル (Night Howl) / ディオン・ウィルソン(Dion Wilson)
- 声 - レズ・ケンプトン、喜山茂雄(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場するクリス率いる「ハウンドウルフ隊」の男性隊員。設定資料によるとツーブロックで、眼鏡をかけた真面目そうな見た目をしている。また、通信を担当している。
- タンドラ (Tundra) / エミリー・ベルコフ(Emily Berkhoff)
- 声 - アンディ・ノリス、ニケライ・ファラナーゼ(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場するクリス率いる「ハウンドウルフ隊」の女性隊員。設定資料によると少し濃いめの顔立ちをしている。
FBC (Federal Bioterrorism Commission)
編集アメリカ合衆国政府が2001年に設立し、2005年まで存在していた同国直轄の対バイオテロ部隊。2004年に発生したテラグリジア・パニックにおいて対策の全権を握るなど、当時の世界のバイオテロ対策において非常に強い発言権と影響力を持っていたが、後に創設者である長官のモルガン・ランズディールの逮捕によって事実上解散となり、その機能と人材の大部分はBSAAに吸収されることとなる。
- モルガン・ランズディール (Мorgan Lansdale)
- 日本語吹き替え:銀河万丈
- 『RV』に登場するFBCの創設者で、現在も長官の地位にある老人。銀髪から口元や顎までつながった髭が特徴。標的を確実に抑えるためには手段を選ばない冷徹な性格のうえ、その風貌から「シルバーフォックス」という仇名が付いているため、BSAAのオブライエンなどからは快く思われておらず、世論で非難の的にもなっている。2004年にFBCの権力拡大を狙ってテロ組織「ヴェルトロ」の指導者であるジャック・ノーマンと共謀し、t-Abyssウィルスを提供してテロを手引きすることによって、ヴェルトロに地中海の海上都市であるテラグリジアで「テラグリジア・パニック」を引き起こさせてFBC代表として対策を指揮するが、バイオテロが全域に拡大して事態の収拾がつかなくなった同都市を太陽光発電システム「レギア・ソリス」の兵器転用という強行的手段で消滅させ、事態を収束させた。テラグリジア・パニック成功後は自らの罪が暴かれないよう、ノーマンたちヴェルトロのメンバーを口封じのため、拠点であったクイーン・ゼノビアの姉妹船であるクイーン・ディード諸共海に沈めるが、後に自らの陰謀を探ろうとするBSAAの隊員たちをも手段を選ばずに始末しようと画策する。終盤ではFBCの部隊を率いてBSAA本部を制圧することでオブライエンらを拘束するが、後にジル・バレンタインとクリス・レッドフィールドによって沈没したクイーン・ディードから回収されたノーマンとの取引の様子を映した映像記録を公表されたことで自らの悪事が露見し、オブライエンによってFBC長官の任を解かれると同時に逮捕された。
- レイモンド・ベスター (Reymond Vester)
- 日本語吹き替え:松本保典
- 『RV』に登場するFBCの男性エージェント。赤髪とベスト姿が特徴。腕は確かだが、態度や言動は冷徹で、強引な捜査で度々BSAAへの捜査妨害もあったことから、評価は著しくない。テラグリジア・パニックの際にも派遣され、パーカー・ルチアーニやジェシカ・シェラワットの後輩として事態収拾にあたっていたが、負傷したために彼らよりも一足先に撤退する。その後はテラグリジア・パニックの黒幕であるFBC長官のモルガン・ランズディールの悪事を告発するため、BSAAの代表のクライヴ・R・オブライエンと結託し、ヴェルトロの復活を装いながらBSAAとFBCの双方を撹乱することでモルガンの綻びを浮き立たせることや、BSAAに潜んでいるとされる彼の手駒を炙り出すことを画策する。その後、クリスたちを探してクイーン・ゼノビアに乗り込んだジル・バレンタインとパーカーの前に現れるが、BSAAに協力する意思はないと自称しながらもジルたちに船内の鍵を渡すほか、行くべき場所を教えるなど、当初から敵か味方か分からない行動を起こす。その後はヴェルトロに扮装してジルやパーカーと接触していたところをジェシカに撃たれるが、致命傷には至っておらず、それによって彼女がモルガンの内通者であることを確信する。その後、足場から転落してジルたちとはぐれたパーカーを救出し、ゼノビアから脱出した。エンディングではt-Abyssウィルスのサンプルを保有したジェシカと接触しており、彼女と共に何らかの組織に属するスパイであることが明かされる。
- レイチェル・フォリー (Rachel Foley)
- 日本語吹き替え:世戸さおり
- 『RV』に登場するFBCの女性エージェント。目元が前髪に覆われるほどの長い金髪や、前部を大きく開いて胸の谷間を露出させたウェットスーツ姿が特徴。ウーズとの戦闘では銃撃以外に抵抗する術を持たずに逃げてばかりしていたことから、戦闘能力はあまり高くないようである。レイモンド・ベスターと共にクイーン・ゼノビアへ潜入するが、物語の序盤でゼノビアを調査中のジル・バレンタインの目前でウーズに殺害される。その後は自らもウィルスに感染、ウーズと化してジルやパーカー・ルチアーニに幾度も立ちはだかり、一度はジルたちによって倒されたかに見えたが、後にパーカーの前に再度立ちはだかり、最後はゼノビア諸共海に沈む。
- 『RV UE』のレイドモードでは使用可能キャラクターとなっている。
ヴェルトロ
編集『RV』に登場する少数精鋭のテログループ。元は愛国者の活動団体だったものが徐々に過激化してテロリストと化し、後にテラグリジアの開発に反対を唱えてバイオテロの標的として2004年にテラグリジア・パニックを引き起こした。その後、FBCによる掃討作戦が実行されて壊滅したが、モルガン・ランズディールを逮捕するために結託していたレイモンド・ベスターとクライヴ・R・オブライエンの捏造によって2005年では復活が噂されるようになる。
- ジャック・ノーマン (Jack Norman)
- 日本語吹き替え:池田秀一
- テロ組織「ヴェルトロ」の指導者で、部下からは閣下と呼ばれていた。用心深い性格で、もしもの時のために自身とFBCの長官であるモルガンの取引映像を録画したPDAを用意していた(後にそれがモルガン逮捕の証拠となり、クリスとジルが入手することとなる)。2004年に自分と共謀して「t-Abyss」の提供やテロの手引きをしたモルガンに利用されてB.O.W.によるテラグリジア・パニックを引き起こしたが、直後に彼の陰謀でヴェルトロの拠点としている姉妹船の第3の船「クイーン・ディード」諸共バイオハザードで口封じを図られてしまう(しかし、表向きはFBCの極秘の掃討作戦で他の幹部たちと共に死亡したと見なされてしまう)。その後はモルガンに復讐するためだけに生ける怨念となって1年もの間に自分へ「t-Abyss」を投与し続け、遂には逮捕の証拠を手に入れるために乗り込んだクリスとジルの目の前で最後の一個を直接体内に飲み込むことで「t-abyss完全体」への変貌を遂げる。その後、クリスとジルをモルガンと思い込んで襲いかかるも彼らに致命傷を負わされ、最後は自らの死に安堵しながらヴェルトロの証である旗を燃やし、全てに終わりを告げて静かに息絶えた。
- Earl Brinvico
- 空港で読める教義文のようなメモで名前を確認できる人物。名前がオブライエンのアナグラムになっている。
- ベルナール・コルティ
- ファイル『ヴェルトロ工作員の日記1・2』を書いた人物。テラグリジアでのテロ工作の様子を記すが、テラグリジア・パニック後は船内でバイオハザードが発生した様子を記しており、「ヴェルトロに裏切り者は存在しない」として銀髪の男を首謀者だと断定する。
- ジャフェル・トクシュ
- クイーン・ディードに安置された遺体の一人。弔辞には【ヴェルトロの理想のためによく戦い倒れた若き猟犬】と記されている。
- エクレム・アタイズィ
- クイーン・ディードに安置された遺体の一人。弔辞には【此処に眠るは己の異変に最後まで抗い続けた屈強なヴェルトロの魂】と記されており、下半身がグロブスターのように変異していることが確認できる。
- ウゴリーノ・バローニオ
- クイーン・ディードに安置された遺体の一人。弔辞には【ヴェルトロの最高の理解者で私の最高の盟友 此処に眠る】と記されている。
- ジルベルト・レオーネ
- クイーン・ディードに安置された遺体の一人。弔辞には【最愛の妻とヴェルトロに尽くした猟犬 此処に眠る】と記されている。
- ハーシム・カダレ
- クイーン・ディードに安置された遺体の一人。弔辞には【「私が異形の者となろうとも閣下に従い 飼われ続けましょう」】とハシーム自身の遺言が記されている。
- リディア・レオーネ
- クイーン・ディードに安置された遺体の一人。弔辞には【あなたの子が嘘偽りのない世界に生きることを祈る】と記されており、左腕がウーズのように変異していることが確認できる。
アムパロの関係者
編集- ハヴィエ・ヒダルゴ (Javier Hidalgo)
- 年齢:不明
- 声:Ulises Cuadra
- 『DC』のラスボスで、南米のアムパロという地域に一大勢力を持つ麻薬王。組織は「聖なる蛇たち」という名で呼ばれ、彼らの犠牲となった者には蛇のタトゥーを刻み込み、暗殺や財力など、ありとあらゆる手段を駆使して現在の権力を手に入れた。また、アムパロにはハヴィエ本人の命令で建造されたダムまでもが存在する。裏切り者に対しては問答無用で粛清するが、自分を慕う者や家族に対しては深い愛情を注ぐ一面もあるため、ハヴィエ自身を英雄視する者も少なくない。妻のヒルダと娘のマヌエラが医者では手の施しようがなかった風土病にかかった際に特効薬としてt-ウィルスを、元アンブレラ研究員からt-Veronicaウィルスをアルバート・ウェスカーからそれぞれ入手し(その際に組織的結託を引き換えにされた)、彼女らに使用した。しかし、その結果としてヒルダは怪物と化し、マヌエラも定期的に臓器の交換をしなければならなくなってしまう。ある日突然行方をくらましたが、アンブレラ社の生き残り研究員と接触を図ったという情報からレオン・S・ケネディとジャック・クラウザーが派遣される。居城へ乗り込んできたレオンとクラウザーにマヌエラが怪物化しなかった理由を話した直後、t-Veronica植物と融合してV・コンプレックス化し、最初こそ自由に力を操っていたものの結局は暴走してしまい、最後には2人によって倒される。
- マヌエラ・ヒダルゴ (Manuela Hidalgo)
- 年齢:不明
- 声:Amy Correa
- 『DC』の「オペレーション・ハヴィエ」に登場するミックスコアトル村にある教会で倒れていた少女だが、実はハヴィエの娘である。母のヒルダと同じ風土病に侵され、治療と称してt-Veronicaに感染させられてしまうが、暴走を防ぐために15年間定期的に臓器を移植しなくてはならない身体となってしまう[注 22]。V・コンプレックスとの戦闘中にt-Veronicaの力が覚醒してしまうが、アレクシア・アシュフォード以上の適合性を見せ、元の姿を保ったままアレクシアと同じく発火するようになった血を飛ばし、レオンたちを援護する。「血の使いすぎにより死亡し、遺体も消滅」と「生還し合衆国政府に保護される」の2つのエンディングが存在しており、シリーズの展開としては後者が正しいルートとなるが、死亡した場合はクラウザーが闇へ落ちないため、マヌエラ自身が生還したことが彼の失踪や『4』での登場のきっかけとなったことが明かされる。
- 案内人
- 『DC』に登場するミックスコアトル村でアメリカへの留学経験を生かし、教職を務めている男性。情報収集能力と信頼性を評価され、「オペレーション・ハヴィエ」でアムパロまでの案内を務めることになっていた。しかし、村がB.O.W.に襲撃されて自身も重傷を負ってしまい、駆け付けたレオン・S・ケネディとジャック・クラウザーに「ハヴィエの元から逃げてきた少女(マヌエラ)が居る」と伝えて息絶えた。死体はレオンたちが去ろうと目を離した隙に、ヒルダの餌となった。本名は不明。
トールオークス市民
編集- 大学職員
- 『6』に登場するトールオークスの大学の職員。ウィルスに感染して咳き込みながらも娘のリズを必死に捜索しており、娘を心配するあまりに我を忘れてレオンたちの制止を振り切って娘を探そうとするが、レオンからの警告を受けて共に娘を捜索することになる。その後、娘を見つけることはできたが、エレベーターに乗り込んで娘の死を目の当たりにして悲しみに暮れた結果、ゾンビ化した娘に食い殺されてしまう。
- リズ
- 『6』に登場する大学に勤める職員の娘。父の職員がレオンと出会うまで大学内で父と通話していたが、父との再会時点で既にウィルスに感染しており、エレベーターに乗り込んだ後は父の目の前で死亡してしまう。その後、ゾンビ化して父を食い殺し、そのままレオンたちに襲いかかるが、最後はヘレナによって射殺された。
- 女性
- 『6』で舞台になるトールオークスの地下鉄に閉じ込められている中年の女性。「ピーター」という息子を探しており、閉じこめられていた車輌からレオンたちによって救い出された後は息子を探そうと出口につながるシャッターを開けたが、直後にそこから侵入してきたゾンビに襲われて死亡する。
- ピーター
- 『6』に登場したトールオークスの市民である若者。自分勝手な性格で、とにかく気が荒く、警官に対して「ヒーロー気取り」と突っかかったり、恋人のナンシーを「足手まとい」と罵っているが、それゆえにヘレナからは「よくそんなことが言えるわね!」と怒りを買われていた。ガンショップに立て篭もって迫り来るゾンビから逃れるために恋人や警官と共に銃で応戦しており、弾詰まりで銃が使えなくなると恋人の銃を奪って他の生存者を見捨てた挙句に「仲良く戦争ごっこしてな!」と吐き捨てて店外へ逃亡するが、直後にブラッドショットと化したゾンビ変異体に襲われて死亡する。
- ナンシー
- 『6』の生存者であるトールオークスの市民で、ピーターの彼女。心優しい性格で、とにかく正義感が強く、パニックに陥りながらもガンショップ店主を助ける際には「皆で生きて脱出する!」と発言しているが、他にも彼氏のピーターに見捨てられても尚彼を愛するなど一途な一面も併せ持っている。また、レオンとヘレナが訪れた教会で自身の母親らしき人物が登場している。ピーターや警官と共にゾンビから逃れるために銃で戦っており、レオンたちとバスに乗ってトールオークス市内からの脱出には成功するもトールオークス教会へ向かう途中でバスが起こした事故に巻き込まれ、最後はバスに集ってきたゾンビの群れに襲われて死亡する。
- 新人警官
- 『6』の生存者で、トールオークスの警察官。街中がゾンビの徘徊する地獄と化した際には「配属された初日に銃撃戦かよ」と愚痴りながらも職務を放棄せずに市民を守ろうとするなど優しい一面を持ち併せており、またピーターに見捨てられたナンシーを気にかけたり、ガンショップ店長を助けようするなど正義感も強い。配属初日に市内でバイオハザードが発生してしまい、それでも何とかレオンたちとバスに乗ってトールオークス市内からの脱出には成功するもトールオークス教会へ向かう途中でバスが起こした事故に巻き込まれ、最後はバスに集ってきたゾンビの群れに襲われて死亡する。
- ガンショップ店主
- 『6』の生存者で、トールオークスでガンショップを経営する初老の男性。頑固な性格で、とにかく荒っぽく、レオンたちや上記にある3人の生存者が店に来た際には店の2階に避難し、最初は周囲にソンビがいることからレオンたちを入れようとしなかったが、ゾンビに襲われて2階から落ちそうになった際には警官やナンシーが自分を助けようとすると「俺に構うな!お前らも死ぬぞ!」と叫ぶなど、他人を優先する一面も持ち合わせている。迎えに来てくれた友人のバスに自身も乗り込むが、ゾンビに襲われてバスから引きずり出されてしまい、直後に自分を助けに来てくれた日本人男性とあの世での酒の約束を交わし、最後は共に自爆する。
- 日本人男性
- 『6』の生存者で、トールオークスを訪れた観光客。人が良い性格で、行動力の強い一面も持ち合わせており、また店主を「親父」と呼んで慕っているために互いに信頼している。また、旅行者のために日本語で喋ることが多く、英語で話す場面はほとんどないためにガンショップ店主から「日本人」と呼ばれている。レオンたちや他の生存者よりも先にガンショップを訪れていたために店主と共に2階に避難しており、後に店主の友人がバスで迎えにきた際にはバスに乗り込むが、ゾンビに襲われた店主を助けようと飛び降りて自身もゾンビに襲われてしまい、直後に店主とあの世での酒の約束を交わし、最後は店主と共に自爆する。
- ジェニー
- 『6』の生存者で、トールオークス教会へ訪れたレオンたちが出会った女性避難民。ミーガンと行動を共にしており、避難時は彼女と二人連れであることが示唆されていた。また、マシンガンを所持している。ミーガンや他の避難民と共に救助を待っていたが、地下施設から現れたレポティッツァとの戦闘に巻き込まれてしまい、それでも男性の武装市民らに混じってレオンたちと共にレポティッツァに応戦する。その後、状況によっては死亡してしまうが、ミーガンと共に生還した場合は精神的に追い詰められていたところをミーガンに励まされる。
- ミーガン
- 『6』の生存者で、トールオークス教会へ訪れたレオンたちが出会った女性避難民。ジェニーと行動を共にしており、避難時は彼女と二人連れであることが示唆されていた。また、ジェニーと違って銃を持っておらず、他の避難民と同様に戦闘から逃れている。ジェニーや他の避難民と共に救助を待っていたが、地下施設から現れたレポティッツァとの戦闘に巻き込まれてしまう。その後、状況によっては死亡してしまうが、ジェニーと共に生還した場合は精神的に追い詰められたジェニーに希望を捨てないように言い聞かせるなど気丈な姿を見せた。
テラセイブ (Terra Save)
編集ゲーム『RV2』、CG映画『DG』、漫画『HI』に登場するNGO組織。バイオテロや薬害の被害者救済を目的とする組織で、1998年のラクーンシティの事件をきっかけに発足した。南極基地脱出後にクレアが身を置き、世界中を飛び回る多忙な日々を送っている。組織の活動内容は次の2つである。
- 「バイオテロ・薬害事件を秘匿・隠蔽する企業や組織を糾弾・告発すること」
- 「バイオテロ・薬害事件に遭った被害者や犠牲者を支援・救済すること」
- ラーニー・チャウラー (Rani Chawla)
- 年齢:8歳(2005年当時)
- 声:ミシェル・ラフ、日本語吹き替え:矢島晶子
- 『DG』に登場したインド人の少女。インドで行われたウィルファーマ社の臨床実験(実際はテロ組織が行ったバイオテロ)で両親を失い、現在は叔母に引き取られている。空港でのバイオテロに巻き込まれた上に脱出時には自らの安全を優先したロン・デイビスから突き飛ばされ、ゾンビの大群のど真ん中に放り出されてしまうなど散々な目に遭ったが、クレア・レッドフィールドたちと共に生還した。
- ラーニー・チャウラーの叔母
- 年齢:不明
- 声:メアリー・エリザベス・マクグリン、日本語吹き替え:翠準子
- ラーニー・チャウラーの叔母。アメリカに在住しており、またクレア・レッドフィールドと同じくNGO団体「テラセイブ」に所属している。空港の外に停めてある車を取りに行ったおかげで紙一重でバイオテロに巻き込まれず、そのまま隔離ラインの外でラーニーが無事脱出してくるのを待っていたが、後に生還を果たしたラーニーと再会する。
- カーティス・ミラー (Curtis Miller)
- 年齢:35歳(2005年当時)
- 声:ロジャー・クレイグ・スミス、日本語吹き替え:小山力也
- 『DG』に登場するラクーンシティからの生存者。脱出の際に妻と子供を失っており、バイオテロに対する恨みは人一倍強い。また、かつてはクレア・レッドフィールドと同じくテラセイブに所属していたが、激しい抗議活動の末に逮捕されている。物語終盤には黒幕の計画に乗り、クリーチャー「G-カーティス」と化して正気を失い、妹のアンジェラ・ミラーまでも攻撃しようとしたが、家族の写真を見てわずかに正気を取り戻し、もはや後戻りできないことを自覚しながら地下へ落下して行った。その後、遺体の一部はトライセル社によって回収され、G-ウィルスを採取されることとなる。
- ニール・フィッシャー (Neil Fisher)
- 年齢:39歳(2011年当時)
- 声 - 花輪英司
- 『RV2』に登場するNGO組織「テラセイブ」の幹部メンバーで、クレアの上司だが、正体は解散したFBCのモルガン・ランズディールの右腕と呼ばれる元幹部で、アレックスの協力者である。個性の強い「テラセイブ」をまとめるリーダーシップと冷静沈着な判断力、鋭い洞察力を備えており、「テラセイブ」のメンバーからの信頼も厚い。FBCの再興を画策した上でアレックスを利用してかつてモルガンが行おうとしたことを再び繰り返そうとしており、「t-Phobos」の献体としてテラセイブのメンバーを送り込むが、ナタリアという完成品を手に入れたアレックスからは用済みとして扱われ、ウロボロスウイルスを投与されてクリーチャーとして変異してしまう。その後、ウイルスによる強い破壊衝動によってクレアたちに襲いかかり、倒されてもなおも立ち上がってクレアを追い詰めるが、最後はクレアもしくはモイラに銃弾を何度も撃ち込まれ、止めを刺された。
- 本性を露わにしてからは狂信的な言動が目立つが完全な悪人とは言えず、「テラセイブ」のメンバーを騙したことに対する罪悪感を手紙に綴っていた。両親を失ったナタリアを庇護していたのも、ニールである。
- ペドロ・フェルナンデス (Pedro Fernandez)
- 年齢:27歳(2011年当時)
- 声 - 亀田佳明
- 『RV2』に登場する「テラセイブ」のメンバーの一人。基本的には陽気な性格だが、臆病な一面もあり、窮地に陥ると激しく取り乱してしまう。また、機械工学に深い知識を持つ一方で、途中で見つけた電動ドリルを軽々と使いこなすほどの腕力を持つ。エドワードの腕輪を独自に解析し、その発信源を特定するなどの活躍をするが、ヴォセクにおいてアフリクテッドの大群を相手にクレアたちと籠城戦を展開していた最中に投与されていた「t-Phobos」が発症し、クリーチャーに変異してしまう。変異後は意味のないうわ言を発しながら島を徘徊していたが、最後は市街地にてバリーに倒された(クレア編の間で倒してしまうことも可能である)。
- ガブリエル・チャベス (Gabriel Chavez)
- 年齢:35歳(2011年当時)
- 声 - 後藤光祐
- 『RV2』に登場する「テラセイブ」のメンバーの一人。愛称はゲーブ。剛健な見た目そのままに頑強な肉体を持ち、怖いもの知らずではあるが、その一方で様々な分野の知識に造詣が深く、読書家という一面もあって腕輪から発せられるオーバーシア(監視者)の意味不明な言葉をカフカの引用だと見抜いていた。また、軍人だった時に整備要員として働いていたため、様々な乗り物の修理に長けている。クレアたちと合流した後は乗り捨てられたヘリを発見し、後にヘリを修理して島を脱出しようとするが、オーバーシアによってヘリを故障させられ、その時に抱いた恐怖心から「t-Phobos」が発症した挙句、ヘリごと廃墟ビルに激突して死亡する。その後、バリー編で変異しかかったままの焼死体としてバリーに発見される。
- 「テラセイブ」としての活動で『5』の舞台となったキシュジュ自治区の現場に赴き、本人曰く「(アフリクテッドに襲われる方が)まだマシ」だったというほどの経験があったことから実験体として選出された。
- ジーナ・フォリー (Gina Foley)
- 年齢:29歳(2011年当時)
- 声 - 品田美穂
- 『RV2』に登場する「テラセイブ」のメンバーの一人。クレアやモイラと同じ収容所に収監されていたが、彼女たちが初めて遭遇したアフリクテッドたちに襲われ、最後はクレアたちの目の前で息絶える。
- バイオテロから人々を救うことに気高い理想を持って活動していたが、「テラグリジア・パニック」の折で現実に打ちのめされた苦い過去を持っていたために実験体として選出された。
- 姓と役回りが前作のレイチェルと同じであるが、両者の関連性は不明。
- エドワード・トンプソン (Edward Thompson)
- 『RV2』に登場する「テラセイブ」のメンバーの一人。ゲーブたちと共に行動をしていたが、途中でアフリクテッドに襲われて死亡し、半年後にバリーとナタリアによって片腕を切断された状態の腐乱死体で発見される。また、ペドロが彼の腕輪を解析したことでオーバーシアの居場所の特定に成功する。
- イネス・ディアーコ(Inéz Diaco)
- 『HI』に登場する男勝りな性格で、一人称に「オレ」を用いる短髪の女性。クレア同様、体術や銃の扱いに長けており、並みの男性はもちろん単体のゾンビ程度は難なく対応できる。しかし、トトーガ島の研究施設内にて襲ってきたハンターをタケルたちと共に退けるも反撃で背中を貫かれ、死亡する。
ザインの関係者
編集- オーバーシア(監視者)/アレックス・ウェスカー (The Overseer/Alex Wesker)
- 年齢:51歳(2011年当時)
- 声 - メアリー・エリザベス・マクグリン(『RV2』『RESISTANCE』)、深見梨加(『RV2』『RESISTANCE』日本語吹き替え)
- 収容所へ収監された者たちの手首に装着されたブレスレットのような装置からメッセージを発信する正体不明の謎の人物だが、正体は「ウェスカー計画」の第一次候補者の12番目であるアレックス・ウェスカーで、『RV2』における黒幕である。存在自体は『5』のオルタナティブ・エディションの追加エピソード『Lost In Nightmares』で名前のみが登場していた。メッセージはフランツ・カフカの詩を読み上げたり、「ねぇ、教えてその“恐怖”を今、どんな気持ち?」と質問する等の不気味かつ悪趣味な思考を持つ。アルバート・ウェスカーを兄のような存在と捉えているが、実際に血の繋がりがあるわけではない。オズウェル・E・スペンサーにより不老不死の研究を任されていたが、その研究を余命少ない自身が使うために研究を奪って逃亡を図り、後に経済的に衰退していたザインに再開発という名目で訪れて様々な施設を設立したことで島民からは「救世主」として半ば盲目的に崇められるようになる。その後、施設の職員として雇用するという形で島民たちを実験体として連れ去る一方、恐怖を克服して永遠の命を得た自身が恐怖によって人々を支配するという新世界を作り出そうと画策しており、その過程で他人に自身の人格を移植する「転生の儀」の研究を行って永遠に生きるために身体を移し替える器を探すようになる。終盤でナタリアという器を手に入れ、転生の儀を施したことで今の自分は不要と判断して自殺を図るが、拳銃の引き金を引く直前で自身の死に恐怖したせいでウィルスが発症し、ゾンビとなって甦る。ゾンビ化後は自我こそ失わなかったものの、自分の身も心も醜く変わり果てたことを実感して絶望し、自身の死の恐怖に抗えなかったことで「恐怖を支配する」という考えから「恐怖を振り巻く」という考え方に変わり、転生先の「アレックス・ウェスカー」であるはずのナタリアに同族嫌悪に近い憎しみを覚えて自己を確立するため、彼女を殺すことを決意する。その後、ナタリアの首を絞め上げて殺そうとしたところで急に怯えだして失敗し、ウロボロスウィルスを投与して変異した後に再びナタリアを絞め殺そうとするが、バッドエンディングではアレックスとして覚醒したナタリアに殺されてしまう。また、グッドエンディングではモイラに銃撃を何度も喰らってまたしても殺害に失敗し、最後はクレアとバリーの共同戦線の末にクレアにロケットランチャーで止めを刺されて死亡した。
- 『RESISTANCE』では、「マスターマインド」の1人として登場。『RV2』の容姿とは異なり、ショートヘアである。
- エフゲニー・レビック (Evgeny Revic)
- 声 - 樋浦勉
- ザインの島民で、唯一の生存者である老人。気難しい性格で、口を開けば憎まれ口ばかり叩いており、またアレックスのせいで島が滅茶苦茶になったこともあって余所者には強い拒絶と敵意を示している。また、病を患っているようで、しきりに咳き込んでいる。炭工夫として一人娘のイリーナと共に幸せに暮らしていたが、アレックスが島を訪れてからはイリーナが自分の反対を押し切って施設に就いてしまい、さらには島が異変に見舞われると地上での生活を捨てて一人で下水道へ身を隠し、生き延びるようになる。その後、バリーが島を訪れるまでの半年間はクレアとはぐれたモイラを憎まれ口を言いながらも保護し、共に自給自足の生活を送っていたが、後に鉱山でイリーナの遺書を発見したことですでに彼女が死亡していることを知ってしまう。その後は病が悪化し、自分が先が長くないことを悟るとモイラを追い出すという形で島から脱出するように促すが、後に亡くなってしまう。その後、バリー編で隠れ住んでいた下水道の管理室において遺体となってバリーとナタリアに発見される。
ベネット大学
編集- リッキー・トザワ (Ricky Tozawa)
- 年齢:20歳 (2012年当時)
- 『MD』の主人公。ベネット大学理工学部2年生で、従来のバイオハザードシリーズの主人公と違い、特別な知識や技術を持たない一般人だが、逆境には強い。陽気かつ熱くなりやすい性格で、曲がったことや筋の通らないことを嫌う正義漢であるため、過剰なまでにバイオテロや不祥事を隠蔽し続けるグラシアを当初は快く思っていなかったが、後に彼女が人知れず苦悩を抱えていたことを知ってからは多少理解を示すようになり、非業な最期を目の当たりにした際には同情し、エピローグでは彼女のことも弔っている。
- 大学教授のダグ・ライトは叔父で、10年前に母を亡くして以来世話になっており、校内でも「叔父さん」と慕っている。彼女ができたことはないが女好きで、授業もおろそかにして単位不足による留年寸前だったため、単位獲得を条件にダグの助手としてマルハワ学園へ向かうことになる。
- 序盤でゾンビに噛まれるが接触感染ではなかったことが幸いし、ウイルスに感染してのゾンビ化もまぬがれている。マルハワ学園の調査を通じて事件の真相を暴き、グラシアに先んじてその黒幕であったビンディの本性に気づくも、あと一歩のところでバイオテロを阻止できず、気絶させられる。意識を取り戻した時にはすでに学園は壊滅状態となっており、絶望的な状況下で親しい者や親しくなった者を次々と失いながら、国連管轄の対バイオテロ組織BSAAのクリスたちと合流する。元凶であるビンディと実験体C16をクリスたちと共に撃破し、今回の事件における(BSAA関係者を除いた)唯一の生還者となった。
- 生還後は大学中退から行方不明を経てジャーナリストとなっており、事件終結から数か月後にはバイオテロに見舞われた中国の蘭祥(ランシャン)を訪れている。
- 「しびれるねぇ」が決め台詞。
- 使用武器はタヒルを介してグラシアより支給されたグロック17(マルハワデザイア)で、マルハワ学園から生還後はベレッタM92を使用している(後日談)。
- ダグ・ライト (Doug Wright)
- 年齢:44歳[11](2012年当時)
- 『MD』に登場するリッキーの叔父で、ベネット大学理工学部教授。細菌学を専攻しており、ウイルスや生物兵器に関して豊富な知識を持つ。マルハワ学園の理事長グラシアとは、かつての恋人同士。BSAAのアドバイザーでもあり、民間人の立場でありながらラクーンシティ壊滅の真相がt-ウィルスの蔓延とその滅菌作戦としてアメリカ政府により発射された核ミサイルによることも知っている。
- グラシアの過剰なまでに事実の隠蔽を働く姿勢にはリッキー同様に懐疑心を抱くが、グラシアやタヒルたちが文化祭の一件をすべてビンディが元凶であると擦り付ける形で沈静化させた際には、激昂するリッキーと違ってその手段をやむを得なかった方法であると理解を示すなど、多少冷徹ながらも現実的な判断力も持ち合わせている。
- 実験体C16との戦闘でリッキーを庇って重傷を負い、学園の医務室に搬送される。その後、医務室のベッドで昏睡中にC16によってゾンビ化させられ、リッキーの手で倒された。事件終結後、遺体はグラシアの隣の墓に埋葬された。
- 使用武器はタヒルを介してグラシアより支給されたベレッタM92だが、劇中では発砲していない。
- タロウ・ヨシハラ(Taro Yoshihara)
- 『MD』に登場するナナン・ヨシハラの実父。経営していたレストランの倒産後にベネット大学の食堂のシェフを務め、特製のチャンポン麺はリッキーをはじめ生徒たちの人気メニューになっている。ダグ教授とリッキーの消息を追って訪れたクリスたちがマルハワ学園に行くことを知り、娘のナナンの捜索を依頼する。事件後は娘の死のみを知らされる。
マルハワ学園
編集- マザー・グラシア / グラシア・デレニカス (Mother Gracia / Gracia Delenikas)
- 『MD』に登場するマルハワ学園の女理事長。32歳[12]。ダグの元恋人でもある。学園内で発生したバイオハザードを、学園の体面を守るために公にすること無く、極秘裏に解決するようダグに依頼をする。また、犠牲者と化した生徒たちを旧校舎ごと焼却処分させるなど、意味深な行動が見られる。
- 元々は資産家にして篤志家でもあった父を慕う娘であり、彼の意向で他の兄弟と同じように外国へ留学に出される。しかしその後父は自分の前に顔を出すことはなく、この不遇な扱いから「父は自分を愛していないのではないか」と疑念を抱き、成人してからもその思いは変わらなかった。父の死後に現れた父の代理人から生前の要望としてマルハワ学園の理事長就任を要請されるが、その役目が自分に務まるかどうか不安を抱きながらも結局は父の意向に従い就任。就任当日の式典で学園の生徒や教職員全員が自らに傅く様子を見て以来、このマルハワ学園こそが「父が自分に残してくれた聖域」と思うようになった。マルハワ学園を守ることに意欲を燃やすようになり、この点についてダグは「昔と今は精神的に反対」との旨の発言をしている。
- 今まで学園内で起きた都合の悪いことやそれによる数十件の不祥事を徹底的に隠匿し、ナナンのイジメに関してはビンディの訴えも全て握りつぶし、完全に見て見ぬ振りの放置状態であった。またビンディを理事長権限をもって学園祭の最中に発生した事件を引き起こした元凶として多くの生徒の前で生徒会長の地位を剥奪・自室にて3ヶ月の停学と謹慎処分にするなどの行き過ぎた処置がビンディを追い詰めてしまう。
- このように一見すれば冷徹非情な人物に見えるが、その行動原理は決して悪意や名誉欲などではなく、タヒル曰く「子供のように純粋」な性格で、上記のような冷徹な手段をとり続けていた理由も全てはただ一心にマザーの父にして先代理事長が遺してくれた学園を守りたいという切なる思いからであり、かつての恋人であったダグの所有する車を破壊してリッキー共々学園から出られないようにするなど、事態を極秘に解決することに異常なまでに固執していた本当の理由も、3ヶ月前に起きたナナンの事件を隠蔽してしまったことにより、後へ引けなくなったためであった。そして、彼女自身は一連の自分の行いに対し、内心では罪悪感や後ろめたさも感じており、リッキーやダグに真実を告白する際「ナナンは自分が殺した」と懺悔ともとれる発言をしている。
- 根は決して悪人ではないものの、学園を守るためとはいえ、数々の不祥事を隠蔽するのみで何の対策もとらずにいたその姿勢は学園の教員たちの頂点に立つ理事長としては適正でなかった。そこをフードの女に利用された結果、学園を愛し守りたいという過剰なまでに行き過ぎた彼女の思いは、学園を破滅へと導く遠因になるという皮肉な結果を招いた。
- 学園祭の一件が鎮静した後、ダグとリッキーに自ら3ヶ月前に起きた事件の真相を明かし、真実を知っても尚も自分を受け入れてくれたダグの励ましによって、ようやくこれまでのバイオハザードに関するすべての真実を公表する決意を固めるも、その矢先に出現したナナンこと実験体C16によってタヒルが死亡し、ダグも重症を負う事態となり、これを受けて事態がもはや自分たちだけで解決し得ないことを悟り、BSAAへ救援を呼ぼうとするも、その翌朝に本性を露わにしたビンディがC16を使って爆発感染(パンデミック)を引き起こし、ほとんどの生徒たちをゾンビにされてしまう。学園が大混乱に陥る中、これまでのすべての事件がビンディの手によって引き起こされていたことに気づき、学園関係者を無差別に虐殺していく彼女を止めようと対峙するも、ビンディはすでに自身にもC16のサンプルを投与していたため、怪物化した彼女の返り討ちに遭って致命傷を負い、父に学園と生徒たちを守れなかった無念と謝罪の言葉を呟きつつ、駆けつけたリッキーにダグの姿を重ね、彼のことを想いながら死亡した。
- 後にダグの病室に残されていたダグ宛の手紙から、ダグやリッキーを脱出させるために地下に緊急用ヘリを手配していたことが判明し、そのヘリは最終的にリッキーやクリスたちの脱出手段として使用されるが、その手紙がダグに読まれることはなかった。
- 遺体は後に学園に突入したBSAAに回収され、同じく遺体を回収されたダグの隣の墓に埋葬された。
- 使用武器はワルサーPPK、及びグロック17である。
- ビンディ・ベルガーラ (Bindi Bergara)
- 『MD』に登場するマルハワ学園の生徒会長。リッキーの行動から学園の裏で何かが起こっていることを察知し、リッキーに協力を申し出る。後に深夜のマルハワ学園の地下へ立ち入り調査する際、ボウガンを手にリッキーたちに同行する。
- 閉鎖的な社会でもあるマルハワ学園の中では、よそ者のリッキーに俗世界の人間は品がないと見下す発言をした女子生徒二人にその無礼を窘めるなど(1巻参照)、良識や分別のある人物。またそれ故にグラシアを盲信はせず、逆に彼女が学園の体面を守るために、都合の悪いことを徹底的に隠匿する彼女のやり方を批判している。
- 正体は一連のバイオハザードを引き起こした黒幕であり、本性もグラシアやアリサなどの本命の敵対者はもとより、(グラシアを心酔し、2年以上もイジメを受けているナナンを助けようとしなかったという理由で)他の一般生徒たちや、イジメを知っていながらグラシア同様に何もしなかったレイ、タヒルなどの教職員、さらにはリッキーやダグなど自分に協力的だった人間ですら、グラシアが呼んだ人間=事情を話してもどうせグラシアに味方して信用できない(特にダグはグラシアの元恋人だから)という理由で容赦無く抹殺しようとする冷酷非道な性格である。
- それでも本来は当初のリッキーたちに見せていた表の顔と同じ、虐めを受けるナナンの苦労を労い、学園の閉鎖的かつ差別的な信条を改善しようとする平等的で心優しい性格だったが、3か月前の事件でのナナンの死によって生じた狂気によって大きく歪んでしまった。
- フードの女からC16のサンプルを受け取り、ナナンの死体に投与して操り、彼女をいじめた生徒たちやレイなどをゾンビ化させ、小規模のバイオハザード事件を引き起こしていく。それもグラシアが今まで学園内で起きた不祥事を隠蔽し続けてきた罪を白日のもとに晒して学園を正常化するためであったが、グラシアが多くの生徒の前ですべての罪をビンディに着せたことと、彼女に何の疑問もなく盲目的に従う生徒たちを見て、もはやどんな手を尽くしても理事長が真実を表に出すことはなく、学園を変えることも無理だと悟り、目的を「学園を変える」ことから「学園を壊す」ことに変更し、本格的な凶行に走り始める。
- 手始めに邪魔者であるリッキーたちの前にC16をけしかけ、タヒルを死に追いやり、ダグを行動不能に陥らせた後、自身にもサンプルを投与する。事件の真相に気付いたリッキーを怪力で気絶させ、学園からの脱出手段をすべて破壊して完全に孤立させるなどの念入りな下準備を行ったうえ、C16を使って大勢の生徒たちの前でバイオテロを決行した。その後、辛うじてゾンビ化を免れていた少数の生徒たちを殺害して周る中でグラシアと対峙し、彼女からの攻撃によって負った傷を再生させていく過程で、異形に変異させた片腕で返り討ちにして殺害する。復讐を終えた後も「ナナンを死に追いやった学園を破壊し尽くす」ために生存者を殺し続けて全滅させた直後、駆けつけたメラ・ビジと交戦する。最初こそその驚異的な再生力で優位に立ったが、再生の隙を与えないメラの猛攻で徐々に追い込まれ、サナギ化を経て巨大な蜘蛛のようなクリーチャーに変異する。メラを圧倒したが、助けに入ったピアーズによって撃破された。
- その後、学園から脱出しようとしたリッキーたちを追って再び現れ、クリスによって撃破された実験体C16(ナナン)の姿を見て暴走し、襲いかかる。最後はリッキーやクリスたちの銃撃を浴び、ウィルスの作用によって発火した猛火に焼かれ、ようやく絶命した。
- アリサ・リン (Alisa Lin)
- 『MD』に登場する学園の副生徒会長。明るく軽快で社交的な印象の強いお嬢様でリッキーにカツアゲしようとしていた不良生徒たちを叱咤して追い払い、リッキーに対して友好的に接すると同時にアプローチをかけるなどし、彼からもビンディ共々好印象を持たれていたが、後にゾンビと化して寝起きのリッキーの前に現れ、彼に襲いかかる。即座にグラシアたちに捕えられ、最終的にはグラシアの手配により、旧校舎もろとも焼却処分された。
- 本性は全てが自分の思い通りにならないと気が済まないワガママで陰湿な性格の持ち主で、生前のナナンが受けていたイジメの主犯格でもあった。後にビンディとナナン(実験体C16)に奇襲され、ゾンビにされたことがビンディの口から語られる。
- ラナ (Lana)
- 『MD』に登場するマルハワ学園で最初にゾンビになった女子生徒。初めてマルハワ学園を訪れたダグとリッキーがグラシアに見せられたゾンビでもある。
- ビンディ、アリサ、ナナンの同級生。アリサのように積極的にナナンのイジメには参加していなかったが、彼女の嫌がらせに対して見て見ぬふりをしていたため、ビンディの復讐の対象者に加えられる。実験体C16に変異したばかりのナナンの実験台としてゾンビ化させられた後、ゾンビ化したアリサ共々グラシアの手配によって焼却処分された。
- レイ・スー (Ray Hsu)
- 『MD』に登場する主幹教諭。眼鏡をかけた男性で、タヒルとは内戦国で生まれ育ってからの親友同士。サーベルの使い手で、地下制御施設への立ち入り調査中にゾンビに襲われた際にも勇猛果敢にサーベルで立ち向かう。冷静沈着な性格だが、グラシアに心酔しており、目の前で少しでも彼女に対する不平や悪口を言う者にはサーベルを向けるなど短気な一面もある。
- 地下制御施設への立ち入り調査中、突然発生した原因不明の停電の間に忍び寄ってきたゾンビに咽喉を噛まれてゾンビ化するが、タヒルの手で引導を渡された。なお、停電はビンディが故意に引き起こしたもので、ゾンビ化も地下制御施設内に潜伏していたC16によってガスを吸入されたためであったことが、後に明かされている。
- タヒル・カプール (Tahir Kapoor)
- 『MD』に登場する特別高等警備員。言動は荒っぽく、レイ同様にグラシアに心酔しているが、その一方で学園を守ることに必死になっているグラシアの現状を憂う思慮的な一面もある。地下への立ち入り調査時にはハンマーを手にゾンビたちと戦い、ゾンビと化したレイに引導を渡した。後にリッキーとダグに、自分とレイが内戦国で生まれその日生きるのにもままならぬ中グラシアの父に拾われ、彼が院長を務める孤児院で育った過去を明かす。同時に学園でのグラシアの行動が、幼い頃から慕っていた父が残した聖域であるマルハワ学園を守るのに必死なためと語り、また、3か月前の事件にもレイ共々立ち会っていたため、彼女の苦悩を慮っている。地下での戦闘後、レイの死亡によって事態を重く見たグラシアから拳銃を支給され、ダグとリッキーに手渡した。
- グラシアに心酔している者たちの中では比較的良識的な考えの持ち主でもあるが、一方でグラシアの面目を守るためには手段を選ばず、グラシア以外の人物に対する配慮に欠けている一面もあり、生徒会でも問題になっていた不良男子2人(第1話でリッキーにカツアゲを働こうとしていた生徒で、後にアリサの取り巻きであったことが発覚する)がゾンビ化して学園祭が大パニックになった際には、ビンディを元凶に仕立て上げる方法をグラシアに提案し、事態を収めることには成功するもそれによりビンディを追い詰めてしまった結果、マルハワ学園壊滅の直接的な動機に繋がってしまった。
- その後、ダグとリッキーに銃の扱い方を指導するが、グラシアが真実を公表する決意を固めた日の夜、ビンディの指示によって出現した実験体C16との戦闘で片腕を失う重傷を負い、さらにC16から口移しで特殊なガスを吸わされる。そして瀕死の状態でリッキーにゾンビと化すであろう自分を殺すよう頼むが、ためらったリッキーがまともに拳銃を撃てず銃弾は外れる。その直後にタヒルはゾンビ化するが、決意を固めたリッキーの手で倒された。
- 先代理事長
- 『MD』に登場するマルハワ学園の先代理事長で、グラシアの父親。故人。財力に恵まれた資産家ながら篤志家の面も持ち、内戦国に直接出向いてはレイやタヒルといった戦災孤児を自らが営む孤児院に入れるなど、精力的に動いていた。しかしその反面、幼い頃から自分を慕い、孤児院にも手伝いに通っていた娘のグラシアを、外国へ留学に出したきり放任したり、事前に何の相談もなくマルハワ学園の次期理事長に任命したりするという、人間的に不可解な面を有する。
- ナナン・ヨシハラ (Nanan Yoshihara)
- 『MD』に登場するビンディのクラスメイトで、日系人。物語開始時の3ヵ月前に行方不明になっている。
- 実家はかつて世界的に有名なレストランだったが、内部対立が原因で、ナナンが高等部に上がる直前に倒産し、このことが原因で貧乏な人間に対する偏見による陰口と蔑視に2年以上も晒されていた。
- ナナンも最初は果敢に応戦していたが、度重なる嫌がらせはエスカレートして、イジメを働いたアリサたちとナナンの双方が怪我をするという暴力沙汰にまで発展していく。それがきっかけで学園の閉鎖的な社会に嫌悪感を抱き、どんなに訴えても少しも動かないマザー・グラシアに失望し、ついにはビンディと2人で学園から脱走して真実を外の世界に伝えようとするが、追いかけてきた警備員たちとの争いの果てに、近くにあった岩に頭を強打して死亡した。そして、この1件はグラシアの手によって隠蔽され、表向きは行方不明として処理され、父親にも真相は最後まで伝えられなかった。
- ヤン・タイミン (Yang Tai Ming)
- 『MD』に登場する中国人の男子生徒。肥満体型で臆病な性格。ゾンビ化した女生徒(本人曰く憧れていた先輩)に襲われそうになった際、幼なじみのクワンに助け出され、共にゾンビたちから逃れようとするも、ダクトを逃亡中に外れた天蓋より足から落下しそうになったところを複数のゾンビに捕まり、食い殺された。
- グエン・ティ・クワン (Nguyen Thi Quan)
- 『MD』に登場するベトナム人の女子生徒。タイミンの幼なじみで、性格は男勝り。学園内でバイオハザードが発生した際は金属バットを手にゾンビたちから逃れていた。タイミンがゾンビに食い殺された後、自身もゾンビに襲われかけたところをリッキーに助けられ、共にグラシアのいる部屋へ向かう。そこでグラシアの死を目の当たりにし、逆上して怪物化したビンディをバットで殴りつけるがビンディに怪力で外へ放り出され、そこでゾンビに襲われて死亡。
アイドルサバイバル撮影隊
編集- 富長 タケル (Takeru Toninaga)
- 『HI』の主人公。日本のテレビ番組制作プロダクションのAD。ホラー映画や都市伝説に詳しい。島でのロケに当たっていた最中、巨大な銛を操る怪人に襲われ、バイオハザードに巻き込まれていくが、事態を打開すべくマユと共に奔走する。さまざまな困難を乗り越えていくにつれてたくましくなり、ブラウンが感染した影響で自殺してからは覚悟を決めて生存者をまとめ上げるリーダーとなる。その後、クレアと合流して島内の研究施設を探索し、バイオハザードの真相と目的を知ったうえ、黒幕やそれによる研究データを奪おうと潜入していた紫麗の襲撃に遭う。しかし、クレアたちとの共闘を経て、変異した紫麗との戦いを切り抜け、マユと共に島から生還する。
- 口癖は戸惑った時などに零れる「現実(リアル)」。
- 優貴 マユ (Yuki Mayu)
- 『HI』に登場する日本のグラビアアイドル。タケルとは以前一緒に仕事をしたことがあり、その当時から彼に好意を持たれている。バイオハザードに巻き込まれて恐怖しながらもタケルと協力し、戦闘能力こそ皆無だが彼のサポートに奔走する。B.O.W.化した紫麗によってタケルが窮地に陥った際には猛然と助け、彼を生還させて共に紫麗を打倒し、島から生還する。その後はタケルと共に一躍時の人となっており、彼と交際し始めたことが、クリスに送ったクレアのレポートに記されている。
- ローラ・ビアス (Laura Bierce)
- 『HI』に登場する白人のスーパーモデル。トミナガたち同様、バイオハザードに巻き込まれてしまうが、他のモデルたちがゾンビ化していく中、恐怖に駆られながらも冷静に事態を把握し、生き延びようと率先して銃などの武器を手に戦いに挑む。その途中でブラウンやタケルたちと合流し、共に事態の打開に乗り出していく。
- 勇敢で気が強い一面を持つが、ブラウンが自身のゾンビ化に苦肉の決断を下して自殺する最期を見た際には、へたり込んで絶望しかける姿も見せるもタケルの激励を受け、どうにか立ち直る。しかし、ブラウンを助けようとした際に彼からウイルスに感染していたことが判明すると、ゾンビ化を懸念して一同のもとから立ち去る。追ってきたタケルに自分を殺すように伝えるも拒否されたため、彼を強く拒絶して部屋の奥に消える。その後はまもなくゾンビ化しており、タケルを拷問していた紫麗の背後から襲いかかって揉み合った末、彼女共々水路へ転落して姿を消す。しかし完全死には至っておらず、エピローグにて海岸に現れる。
- 紫麗 (Zǐlì)
- 『HI』に登場するアジア系の新人女優。その仕事のためにはマイクに裸身を晒す振る舞いを見せるが、正体は「神亜製薬」に所属するエージェントで、彼と同じく島に存在するB.O.W.を調査するため、秘密裏に潜入していた。その過程でタケルや途中で合流したクレアたちに混じり、表向きはバイオハザードから生き延びた被害者として、スペンサーの建造した地下研究施設へ潜入する。施設内にてこの島で行われていた「蠱毒計画」のアンプルを入手し、本性を現して、クレアをも上回る戦闘能力で圧倒して戦闘不能に追い込み、クレアやタケルたちを縦穴に連れ出して拷問したうえで縦穴から突き落とそうと画策するも、ゾンビ化したローラに背後から襲われて揉み合いになり、彼女共々水路へ転落して自身は致命傷を負う。最後の力を振り絞ってアンプルを注射し、B.O.W.に変貌した後は変異前以上の速力と戦闘能力でクレアたちを圧倒するが、マリルーを人質に取ったことから怒ったモリオに動きを封じられ、劣勢に転じる。最後は身体をクレアによってロケットランチャーで破壊され、生き残った頭部をタケルとマユによって口に押し込まれた手榴弾で爆破され、絶命する。
- ブラウン・アンダーソン (Brown Anderson)
- 『HI』ロケのために雇われたサバイバル・アドバイザー。本作の5年前まではBSAAに所属しており、アフリカでの戦いを最後に死んでいく仲間たちの姿に耐えられず、BSAAを辞職した。ゾンビたちとの戦いを経て感染してゾンビ化した際には、ローラに襲いかかるもわずかに残った自我で自身を抑え込む。最後はタケルにマユたちを守って生き抜くことを約束させ、拳銃で自身の頭部を撃ち抜いて自殺する。
- クレイジー・アレク (Crazy Alexander)
- 『HI』に登場するアフロヘアーが特徴のコメディアン。撮影スタッフたちがゾンビたちに襲われた際には、ブラウンとローラとともにホワイトキャッスル号に避難したものの、そこもすぐにゾンビの巣窟になってしまったことに絶望し、ブラウンから渡されていた護身用の小型拳銃で自殺する。まもなく甲板へ落下した遺体はゾンビたちの餌となったが、図らずもこの行為がブラウンとローラが船から逃げ延びるチャンスを作る。
- マイク・D・シーマン (Mike D. Seaman)
- 『HI』に登場するプロデューサー。女好きの振る舞いを見せるが、正体は紫麗とは別の組織に所属するエージェントであり、彼女と同じく島に存在するB.O.W.を調査するため、秘密裏に行動している。島の奥で封印されていたSchraube Dämonの操作を目論んでいたところ、先回りしていたディルクに起動させられたSchraube Dämonによって巨大なスクリューで斬殺される。
- マシュー・エスピノ (Matthew Espino)
- 『HI』に登場するディレクター。ビーチに集まった水着タレントのゾンビたちに襲われ、死亡する。
- ココ (Coco)
- 『HI』に登場するモデル。島への到着後にロケ隊からはぐれていたところをモリオに襲われて死亡し、その夜に森へ入ったタケルの前にゾンビ化した姿で現れる。
- カイリー (Kylie)
- 『HI』に登場する『アイドル・サバイバル』前回大会の優勝者。大会中にモリオに襲われて死亡した後、ゾンビ化してタケルとマユの前に現れる。
- ミリー (Millie)
- 『HI』に登場する『アイドル・サバイバル』の参加者であるダンサー。他のタレントや船員と共に避難するも既に感染しており、発症してダレルを殺害する。
- ダレル (Darrell)
- 『HI』に登場する番組協力にソニドデ・トトーガ島へスタッフを送り迎えする客船ホワイト・キャッスル号の船員。ブラウンとは仲が良い。バイオハザード発生時に水着タレントを船内に避難させたがその一人のミリーがゾンビ化し、首を咬み千切られて死亡する。
ソニドデ・トトーガ島の関係者
編集- マリルー・マボウ (Marilou Mabou)
- 『HI』に登場するトトーガ島の村に住む少女。以前高校でテラセイブによるバイオハザードの講義を受けたことでイネスと親交が生まれ、島の調査のサポートをすることになる。イネスと共にバイオハザードに巻き込まれ、後にタケルたちと合流。以降は行動を共にする。最後はB.O.W.と化した紫麗に殺されかけるが、かつての兄であったモリオの助けもあり、生還する。事件後はテラセイブに入る。
- エリセオ・マボウ (Eliseo Mabou)
- 『HI』に登場するマリルーの兄。現在は行方不明になっているが、実際には「蟲毒計画」の実験体にされていた。実験体の中では強靭さと賢さを兼ね備えた個体であったが、周期的に人間の頃の記憶が戻るため、ディルクにも失敗作とされていた。蟲毒計画の他のB.O.W.同様、「如何なる者も島から出さない」「最も戦闘力の高い相手を標的にする」とプログラミングされており、施設を脱走した後もロケ隊のクルーザーのエンジンを破壊したりと、その命令には従い続けている。人間の頃の記憶の影響か、ゾンビを集めて集落を作らせるなどの行動も取っている。戦闘力は並のB.O.W.とは比較にならず、島に降下したBSAAの部隊を壊滅させた上、Schraube Dämonとの一騎打ちにも勝利。蟲毒計画最後の生き残りとなり、紫麗によって体内のウィルスを抽出される。B.O.W.化した後も妹のマリルーを守るという意志は生き続けており、マリルーが窮地に陥った際は猛然と助けに入ってタケルやクレアたちを援護する形となり、最後はクレアの放ったロケットランチャーで紫麗ごと吹き飛ばされた。
- タケルからは「笑っちゃう名前」として「モリオ」と呼称されている。
- ロペ (López)
- 『HI』に登場するマリルーの許嫁。現在は行方不明になっている。ディルクがマリルーに対して言った「お前の夫」という言葉から、彼女はスクリューを装備して追跡してくる怪物(Schraube Dämon)の正体をロペと推測している。
- ディルク・ミラー (Dirk Miller)
- 『HI』に登場するアレックス・ウェスカーのかつての部下であり、本作の黒幕。ソニドデ・トトーガ島にて、呪術師を騙って住人たちを蠱毒計画の材料として利用していたが、最終的には紫麗に計画のアンプルを奪われて殺害される。
アグア(A-GUA)社とその関係者
編集- グレン・アリアス (Glenn Arias)
- 声 - ジョン・デミータ / 桐本拓哉
- 『VD』に登場する元軍人の武器商人。アグア社の設立者。某国との裏取引で武器を売却していたが、悪質すぎたために命を狙われ、結婚式の最中に爆撃された。自身は生き残ったが、参列していた家族や友人、結婚相手のサラを失う。この事件によって復讐鬼と化し、新型ウイルスを使ったバイオテロを目論む。
- 物語終盤にクリスとの死闘の末、アグア社の屋上から落下し、瀕死の重傷を負うが、直後にクリスとの戦闘で生きていたディエゴと融合する。融合後はクリスやレオンを圧倒するが、D.C.の操縦するオスプレイで駆けつけたナディアにレールガンでディエゴの頭部を破壊されて激昂し、オスプレイに飛び移って彼女を負傷させる。オスプレイを墜落させようとするがレオンに落とされ、最後はクリスの放ったグレネードランチャーの攻撃を受けて倒される。
- マリア・ゴメス(Maria Gomez)
- 声 - クリスティーナ・ヴァレンズエラ / 大原さやか
- 『VD』に登場するディエゴ・ゴメスの娘。右目をグレン・アリアスの結婚式の爆撃で失っている。肉体改造を受けた影響で人間的な感情は薄れているが、父ディエゴに対してのみ感情を僅かに見せる。
- 作中ではアリアスの命令でレベッカ・チェンバースのいる大学にA-ウイルスをばら撒いたり、レベッカを拉致したりと任務を着々と遂行していったが、ニューヨークでのバイオテロでA-ウイルスを積んだタンクローリーに乗っていたところをD・Cが操縦するオスプレイに爆発されたことにより負傷する。アリアスとディエゴが倒された後、ディエゴが着けていた仮面に歩み寄っている。
- ディエゴ・ゴメス(Diego Gomez)
- 声 - フレッド・タタショア / 大友龍三郎
- 『VD』に登場するグレン・アリアスの古い友人で、マリア・ゴメスの父親。アリアスの結婚式の爆撃で瀕死の状態になったが、アリアスの手でウイルス投与と肉体改造を施され復活する。しかし、爆撃の後遺症で声を出すことができない。
- ミニガンを使い、パトリシオを殺害する。その後、アグア社でクリスと戦うが、クリスの落とした焼夷手榴弾で倒される。しかし、まだ生きており、クリスとの死闘で瀕死の重症を負ったアリアスに力の解放を命じられて彼と融合する。クリーチャー化後はアリアス主導でクリスやレオンを圧倒するも、ナディアの放ったレールガンの攻撃を受けて頭部を破壊される。
- サラ(Sarah)
- 『VD』に登場するグレン・アリアスの妻。結婚式の最中に爆撃を受け死亡した。レベッカと瓜二つの容姿をしている。
- パトリシオ (Patricio)
- 声 - アレクサンダー・ポーリンズキー / 白鳥哲
- 『VD』に登場する麻薬密売人あがりの情報屋。スペインに妻がいる。金に汚く、レオンの仲間の情報を敵に売り、多くの犠牲者を出させたためレオンに恨まれている。
- かつては外部との折衝役としてロス・イルミナドス教団に所属していた過去を持つがその性格から組織にも信用されておらず、末端の構成員としてプラーガも投与されていなかった。
- アリアスのテロに関する重要な情報を知りすぎたために逆に命を狙われるようになり、かつて裏切ったレオンに家族の保護を求めて泣きついてきた。直後に追って来たアリアスの私兵部隊に銃撃されて致命傷を負い、なおも家族を案じながら、アリアスの情報が入った端末を託して死亡した。
- レオンに小者と称されるほどの人物ではあるが、家族に対する愛情だけは本物であり、彼の家族の存在が今作においてレオンが奮起するきっかけとなった。
ベイカー一家
編集- ジャック・ベイカー (Jack Baker)
- 声 - ジャック・ブランド、山路和弘(日本語吹き替え)
- 『7』に登場する「ベイカー一家」の主で、海兵隊の従軍経験を持つ初老の大男。温厚な性格をしており、家族思いである。また、農場を経営しており、民宿を開く夢を持っていた。『7』本編の3年前に難破した船から流れ着いたエヴリンを保護したがために彼女の能力によって支配されてしまい、以降は「家族」という概念に歪で執拗な思想を持ち始め、また暴力的且つ猟奇的な面が目立つようになり、一家の周辺を訪れる旅行者や浮浪者を拉致しては監禁するようになる。その後、イーサンを拉致[注 23]して「家族になる」と称しながら監禁することで猟奇的な暴行を繰り返し、イーサンを執拗に追跡し始めるが、ベイカー邸からの脱出を目指す過程で幾度となくイーサンの前に立ちはだかった末にボートハウスで完全にクリーチャー化した状態で襲いかかり、ゾイが完成させた血清を打たれたことで特異菌の活動が停止して石灰化した。その後、イーサンの精神世界内に正気を取り戻した状態で現れ、イーサンにエヴリンの正体とベイカー一家が豹変した経緯を打ち明けた後はエヴリンを止めて家族を開放してほしいと懇願した。その後はクリーチャー「スワンプマン」となって再登場し、親としての意識を本能的に持っていたためにゾイをベイカー邸へ連れ去ろうとしており、ゾイを助けようとする兄のジョーに何度となく立ちはだかる。その後はジョーからゾイを連れ去り、途中で出会ったアンブレラの隊員たちを殺しながらベイカー邸へ帰宅するが、AMG-78を装備したジョーとの勝負の末に最大出力のパンチを受けて頭部を破壊され、最後は特異菌の活動が停止したことで石灰化した。
- マーガレット・ベイカー (Marguerite Baker)
- 声 - サラ・コーツ、伊沢磨紀(日本語吹き替え)
- 『7』に登場するジャックの妻の初老の女性。家族として招かれた者に甲斐甲斐しく「手料理」を振る舞うなど、一見温厚であるかの様に振る舞うが、その実はヒステリックな性格で、ふとしたきっかけで気性が荒くなり、苛立つと常に暴言を吐き、特に自分の手料理を蔑ろに扱う者に対しては激しく激昂する。ジャックと同様に本来は温厚な性格だったが、エヴリンによって完全に支配された後は彼女からもらった物を祭壇で祀ったり、自らの操る虫を我が子のように可愛がるなど、過剰なまでの家族愛を抱くようになる。その後、旧館でイーサンを追跡するが、最後は特異菌の活動が停止したことで石灰化して崩れ落ちた。
- ルーカス・ベイカー (Lucas Baker)
- 声 - ジェシー・ピメンテル、佐藤せつじ(日本語吹き替え)
- 『7』に登場するジャックとマーガレットの長男。軽薄な態度が目立ち、また素行が悪いが、発明大会で入賞するなど幼少時から機械工作などの才能に恵まれており、現在も自分の家にあらゆる仕掛けを施している一方で、幼少時に友人を自室に仕掛けたトラップで殺害するなどエヴリンに精神支配される前から残虐な一面を持っており、それでも家族には常人を演じていた。また、エヴリンに精神を支配されていたことに嫌悪を抱きつつも同時に与えられた力を受け入れており、普通の人間に戻ろうとするゾイを侮蔑していた。最初こそはエヴリンに支配されていたが、後にある組織によって血清を打たれたことで異様な再生能力は残しつつも精神支配から自我を取り戻しており、エヴリンに支配されているように装いつつも彼女の観察を行うなど組織に協力し、ベイカー邸の地下に隠された研究室の一室で秘密裏に組織とやり取りをするようになる。その後は父であるジャックに拉致されてきた人間を幾人も自作のトラップで嬲り殺しにしており、イーサンもその餌食にしようとしたが、全ての罠を突破されてしまい、そこから逃げ出した。その後、ベイカー邸から逃げ出した後はパーナビー廃鉱最深部にあるコネクションの研究所に逃げ込み、先行したアンブレラの隊員数名を人質に取ってクリスを罠に誘い込んで始末しようと画策する。その後は組織から派遣された職員たちを皆殺しにした上で組織すらも裏切って特異菌を他の組織へ売り込もうと計画するが、そこを罠を全て突破したクリスに遂に追い詰められ、企みも阻止されて致命傷を負わされる。その後、体内に残っていた特異菌が臨界に達したことで巨大な人型クリーチャーとなってクリスに襲いかかるも無力化され、最後は頭部を撃ち抜かれて倒された。
- ゾイ・ベイカー (Zoe Baker)
- 声 - ジゼル・ギルバート、小林ゆう(日本語吹き替え)
- 『7』に登場するベイカー一家の長女で、ルーカスの妹。他の一家と同様にエヴリンの特異菌に感染しているが、完全なる精神支配を受けておらず、ミアの残した手紙から3年もの間は一家から脱出するために血清を求めて探し回っており、そこへ妻のミアを探してやってきたイーサンに目を付け、彼に助力してもらおうとベイカー一家に拉致された際にイーサンの切り落とされた左手に応急処置をすると同時にコデックスを取り付けた。その後、電話などでイーサンを援護しつつも血清を作るために「D型被験体」の頭部を回収したが、その途中でルーカスにボートハウスへと連れ去られ、後にイーサンに救出される。その後は血清を2つ精製し、それでも片方はジャックを止めるために使用してしまったため、ミアに血清を使用したルートで絶望しつつも後で助けを呼ぶと告げたイーサンたちを見送った。その後、エヴリンによってほぼ全身が石灰化させられてしまうが、ジョーに投与された治療薬とイーサンの要請で助けに来たクリスたちに保護されて治療を受けたことで体内から特異菌が排除され、ようやくエヴリンの呪縛から解かれることとなった。
- 『ヴィレッジ』では新聞記者としてベイカー邸事件のファイルを作っており、隠蔽されて愕然としたことや2年後にミアからお礼の手紙がBSAA経由で送られて喜ぶもクリスがミランダを調査していたことを知り、事件がまだ終わっていないことを知る。
- ジョー・ベイカー (Joe Baker)
- 声 - ゲイジ・マーベリック、廣田行生(日本語吹き替え)
- 『7』に登場するジャックの兄で、ゾイの伯父。頑固且つ融通の利かない性格の悪さと世間から離れて近況に疎い面があり、ゾイを救出に来た隊員の説明を信用せず結果的に見殺しにしてしまったり、近隣に住みながら3年以上もベイカー邸の異変に気付かずにいたが、反面では弟のジャックに負けず劣らずの家族愛があり、姪であるゾイのことを大切に想っている。ベイカー邸近く湖畔の小屋で孤独に自給自足生活を送っているため、秀でたサバイバルスキルを持っており、拳だけでモールデッドを退けてしまうほど腕っぷしが強い。また、野生の百足や芋虫、ザリガニといった生物を捕まえては生で食すなどワイルドな一面を持つ。ゾイを救うために治療薬を求めて奔走し、治療薬を手に入れたところでスワンプマンによってゾイを連れ去られてしまった上にゾイを連れ去ったスワンプマンがジャックであることを知って動揺するが、ゾイを救うためにジャックとの対決を決意し、逃げ込んだ先のベイカー邸で激しい肉弾戦の末にジャックを倒す。その後、ゾイに治療薬を使用して目を覚まさせることに成功し、助けに来た新アンブレラ社の治療を受けたゾイに「ジャックは最後までお前を愛していた」と告げた。
ベイカー邸来訪者
編集- デイビッド・アンダーソン (David Anderson)
- 声 - ハリィ・ウィリアムズ、河合みのる(日本語吹き替え)
- 『7』に登場する失踪事件の捜査にベイカー邸へと訪れていた警察官(階級は保安官補佐)。融通が利かない性格で、その上かなり疑り深い性分なため、以前にもジャックの魔の手から奇跡的に生還した男性(体験版の主人公)の通報を証拠品が紛失したことや彼の血液から微量の薬物が検出されたことから「妄想」と決め付けて捜査を打ち切っている。助けを求めるイーサンの様子を錯乱していると判断し、まともに取り合わずひとまず話を聞くためとしてガレージに向かうよう告げるが、その際イーサンに銃の代わりとしてポケットナイフを手渡した。その後、ガレージにやって来たイーサンに尋問するが、直後に背後から迫るジャックによって惨殺された。彼の遺体はルーカスの手で頭部がトレーラーハウスの冷蔵庫に、胴体は地下の解体室に安置され、それぞれイーサンへのメッセージ代わりに利用された。
- クランシー・ジャービス (Clancy Javis)
- 声 - トニー・フォーゲル、関雄(日本語吹き替え)
- 『7』に登場するテレビ局のカメラマン。テレビ局のオカルト番組の取材として同僚のアンドレやピートと共に3年前に失踪したとされていたベイカー一家の空き屋に足を踏み入るが、先行していたアンドレの遺体を発見した後はピートと共に謎の人物に拉致された。その後は拉致された先のキッチンでピートと同様にミアに襲われるも一命は取り留め、目を覚ました後はマーガレットの持て成しを受けたところを機転を使って切り抜ける。その後、逃げた先でジャックに捕まり、モールデッドの蠢く地下室に放り込まれ、激しい激戦の末に辛くも脱出するが、今度はルーカスに拉致されて彼の用意した「21」と呼ばれるカードゲームに強制的に参加させられてしまう。その後はルーカスから21に勝利すれば解放すると言われていたが、21をクリアした後はその約束を反故されてそのまま二つ目の脱出ゲームに参加させられた挙げ句、最後はトラップにかかって焼死した。その後、本編にて実験場のとある場所で焼死体として安置されており、メッセージボードの代わりにされた。
- ピーター・ウォーケン (Peter Walken)
- 声 - ロバート・ベスタル、落合弘治(日本語吹き替え)
- 『7』に登場するスーワ・ゲーターズのMC。かつては有名番組のキャスター(アンドレ曰く「週末の代理役」)をしていたほどの売れっ子だったらしく、過去の栄光のように口にしていることから現在は鳴りを潜めてしまっているが、今もその栄光が忘れられないのか、ホラー番組のMCをしている現状に納得しておらずに「スーワ・ゲーターズ」の仕事を不服に思っており、スタッフのクランシーやアンドレに対してやや傲慢な態度を取っている。また、通称として「ピート」と呼ばれている。取材で向かった先のベイカー邸でクランシーと共にキッチンに拉致され、捕まっていたクランシーを助けようとするが、エヴリンに支配されたミアによって殺害される。
- アンドレ・スティックランド (Andre Stickland)
- 声 - クリストファー・アッシュマン、志村知幸(日本語吹き替え)
- 『7』に登場する幽霊屋敷を紹介するテレビ番組「スーワ・ゲーターズ」のプロデューサー。廃屋取材に慣れていたためにライトも点けずに二人を置いて先行してしまい、それが災いして地下室でジャックに殺害される。その後、遺体としてクランシーやピートに発見されており、また本編でもイーサンに発見された。
- ホフマン (Hoffman)
- 声 - 不明 、松本忍(日本語吹き替え)
- 『7』に登場するルーカスに捕らえられた男性。メリッサという娘がいる。捕らえられた後は両目の部分をくりぬいた頭陀袋を被せられており、ルーカスにクランシーと「21」と呼ばれるカードゲームで戦わされた末に拷問器具によって右指を5本失い[注 24]、「家族のもとに帰りたい」という執念から要求した再戦ではルーカスが改造した電気ショックの最大出力によって意識を失うが、今度は彼の操り人形にされて無理矢理行った3回目の勝負にも敗北し、最後は目を覚ましたところを「スーパー残虐マシン」[注 25]によって惨殺された。
エヴリンとその関係者
編集- エヴリン (Eveline)
- 声 - ポーラ・ローズ、諸星すみれ(日本語吹き替え) / (老化後)パトリシア・マクニーリー、田畑ゆり(日本語吹き替え)
- 『7』の事件における中心人物だが、正体はマザー・ミランダが提供したエヴァの胚に同じく提供した特異菌を組み込んで培養によって誕生した「生物兵器」である。一見すると10歳前後の少女に見え、生物兵器でありながら明確な自我を持ち、性格は歳相応に無邪気であり、支配した人間に対しては擬似的な家族関係を築く行動を取る一方、他者への攻撃や自傷行為を迫るなど残酷な面も見られるが、同時にその精神的な幼さと研究施設で孤独に過ごした経験から「家族」という関係への歪んだ執着を抱いている。また、「敵を殺すことなく支配下に置く兵器」というコンセプトで複数開発された被験体の中で唯一全ての課題をクリアしており、「E型被験体」とも呼ばれている。カビに酷似した性質の特異菌を体内で生成して自在に操る能力を持ち、それらを周囲の人間に感染させることで最終的には精神と肉体を完全に支配して思いのままに操ることができる。また、菌による遺伝子の変化で通常の人間の25倍の速度で老化してしまい、精神にも問題を来たしてしまうため、劣化を抑え込む薬品を投与することが欠かせない。両親を装ったアランとミアによってタンカー船で移送されていたが、研究施設での生活に嫌気が差していたことから途中で脱走し、船内でバイオハザードを引き起こして壊滅させた。その後は船が流れ着いた沼地でミアと共にジャックに保護され、以降は自分を保護したベイカー一家を能力で支配しており、ベイカー一家を支配してからも家族に対する執着は変わらずにベイカー一家を利用して周辺を訪れる旅行者や浮浪者を拉致すると共に監禁させたが、ベイカー邸へと逃れて以降は前述の薬の投与ができなくなったことで劣化が抑えられなくなり、3年という短い月日で老婆のような姿へと変わってしまう。その後、イーサンに「E-ネクロトキシン」を打たれたことで暴走し、ベイカー邸を覆い尽くすほどの大きさに巨大化するが、血清弾が装填されたアルバート-01によって止めを刺され、最後は特異菌が活動を停止したことで石灰化して崩れ落ちた。
- 『VILLAGE』ではイーサンの精神世界に登場し、彼に対して既にジャックに殺されていたことや特異菌により蘇生していたことを明かす。
- アラン・ドロニィ (Alan Drony)
- 声 - キップ・パルデュー、水内清光(日本語吹き替え)
- 『7』に登場するミアと共にエヴリンの移送任務に就いていた工作員。エヴリンの父親を装ってタンカー船でエヴリンを移送していたが、彼女の脱走を許してしまい、その際に特異菌に感染してしまう。その後はエヴリンによって完全に支配されてしまい、全身の特異菌を活性化させられて死亡した。
マザー・ミランダとその関係者
編集- マザー・ミランダ (Mother Miranda)
- 声 - ミシェル・ルークス、木下紗華(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場する村の統治者。黒い羽根でできた衣装を纏い、仮面で顔を隠している。村人たちからの信仰は厚い。膨大な菌を持ち、細胞分裂を操って様々な人物に擬態することが出来る。スペイン風邪で娘のエヴァを亡くしており、エヴァを失った悲しみで死に場所を求めて山岳流を彷徨った際に北の洞窟で偶然にも真菌の超巨大組織「菌根」を発見し、特異菌に感染して老化が止まったことでほぼ不死身の体となり、細胞分裂を操って他人に擬態する能力を得る。また、菌根の中にあった村の死者たちの記憶を得るが、そこにエヴァの記憶もあったことから他の人間を依代として特異菌を使ってエヴァを蘇生しようと考え、研究と実験を繰り返していくようになる。その後、村人達が自分を信仰するように操作したことで「マザー・ミランダ」と呼ばれ、村人達の信仰の対象になる。その後は線虫から菌の感染を媒介する寄生体「カドゥ」を開発し、村人たちに寄生させ、ほとんどの被験者は適合せずにライカンなどに変異してしまうが、それでも一部の適合度が高かった被験者のカール・ハイゼンベルクとサルヴァトーレ・モロー、ドナ・ベネヴィエントとオルチーナ・ドミトレスクを四貴族にし、自身に仕えさせた。また、雪道で死にかけていた若き日の医学生時代のオズウェル・E・スペンサーを救助し、彼からは終生の師として仰がれるが、後に意見を交わす中で目的の違いと特異菌が目的達成にふさわしくないと感じたスペンサーからは村を去られてしまう。その後、組織である「コネクション」に特異菌とエヴァの胚を提供し、それでも生み出されたエヴリンをエヴァの宿主としてはふさわしくないと考えるが、その矢先にコネクションから提供されたイーサンとミアの一人娘であるローズの情報を知り、彼女こそエヴァの器と信じて誘拐しようと企む。その後はミアを拉致して擬態能力でミアに成り代わり、機会を窺っていたところをコネクションと関わったことで調査していたクリス・レッドフィールドに邪魔されて撃たれるが、咄嗟に死体に擬態してクリスを油断させ、護送中にローズとイーサンを連れ去る。その後、ハイゼンベルクが倒された後は再びミアの姿に化けた状態でイーサンの前に現れ、すぐに擬態を解いて本来の姿に戻ると自身の目的とローズを攫った理由を語り出し、イーサンの心臓を抉り出して彼を殺害する。その後は村の祭祀場地下に眠る菌根を活性化させて村全体を菌根で飲み込み、祭祀場でエヴァを蘇らせる為の儀式を実行し、菌根の力でローズの各部位を一つにした上でエヴァの記憶を植え付けてローズをエヴァとして生まれ変わらせようとするが、その目論見は外れ、ローズはローズ本人の意識を持って復活してしまい、更にローズの持つ特殊な力で逆に体内のカドゥの力を奪われ、肉体が崩壊を始めてしまう。その後、特異菌の力で蘇生したイーサンと対峙し、彼にローズを渡すまいとローズを自らに取り込んで神々しくも禍々しい異形の怪物へと変貌してイーサンと最終決戦を繰り広げるが、死闘の末に敗北し、エヴァの名を叫びながら肉体が崩壊して粉々に崩れ落ちた。その後は肉体を失いながらも意識だけが菌根そのものと融合した暴走形態となり、ローズを救出したイーサンとクリスに迫るが、クリスの手によって既に菌根には村全体を簡単に吹き飛ばせる威力の爆弾が仕掛けられており、最期はローズとクリスを逃がす為に一人残ったイーサンが爆弾のスイッチを起動したことで村ごと爆散されるという形で娘を生き返らせる為に費やしてきた長い生涯にようやく幕を下ろした。
- カール・ハイゼンベルク (Karl Heisenberg)
- 声 - ニール・ニューボーン、白熊寛嗣(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場する『鉄馬の家紋』を担うミランダに仕える「四貴族」の一人で、村の外れにある工場を拠点とするエンジニア。通称として「ハイゼンベルグ卿」と呼ばれている。ウェーブのかかった灰色の長髪と、口周りに蓄えられた髭が特徴であり、丸いサングラスを掛けて、首には吊りはかり・ペンダント・ドイツ軍が使用したドッグタグを首にかけており、黒いソフトハットとオリーブ色のロングコートを着用している。かなり砕けた態度で相手と接するが、性格は粗暴かつ短気であり、時折粗暴な面が目立つ他、敵となる相手をショーのように痛めつけるのを好むなどサディストな一面を持っている。また、他の貴族達との関係も険悪で、特にドミトレスクとは反りが合わないようで、捕えたイーサンの処遇について取り合いになった際には口汚い言葉で罵っており、下記の理由から主であるミランダに対しても反骨心を内包している。ガラクタを寄せ集めたような長い鉄槌を携え、それを含めてカドゥの影響で胸部にシビレエイのような「発電器官」と酷似した臓器が形成されており、この器官は脳と直結している為に脳を通じて全身の神経に電流を流すことで自らの肉体をコイルと化して周囲に磁界を形成し、自在に周囲の鉄製の物体を磁力で操ることが出来る。元々は東ヨーロッパの山脈に住んでおり、村のすぐ外に位置するハイゼンベルク工場を運営し、山脈の他の3つの主要な家と一緒にマザー・ミランダにサービスを提供していたが、後に拉致されてカドゥを与えられ、召使いとして洗脳されてしまい、その経緯からミランダの亡き娘を蘇らせたいという自分勝手な思いと家族(自分達)を「駒」や「実験台」と見なしている事を恨んでおり、ローズを利用してミランダを倒そうと画策するようになる。その後はローズと共に目を付けていたイーサンを捕らえ、ミランダの元へと連れて行き、ミランダから始末を任されるとイーサンを処刑用の地下に突き落とすも逃げられる。その後、モローを倒したイーサンにテレビ通話で接触し、ローズを元に戻す方法を教える為の取引を持ちかけ、その上でイーサンの実力を知る為にライカンが跋扈する砦内に隠したフラスクを探すように命じ、今まで集めた4つのフラスクを納めた聖杯を鍵として自分がいる工場へ招き入れ、そこでミランダの目的について説明するとミランダを殺すためにイーサンに協力を持ちかけるが、娘を人殺しの道具にさせないと拒否されたことで彼を工場の地下深くへ叩き落とした。その後は自身が開発した「ゾルダート」や「シュツルム」を使ってイーサンを始末しようと目論むも失敗し、這い上がってきたイーサンを直接始末するために工場内の機械や鉄屑を纏って背中にクレーンや丸鋸を背負った機械の怪物の姿となり、再びイーサンを工場の地下深くへ叩き落とす。その後、尚も生きていたイーサンがクリスから提供された自走砲に搭乗して現れたためミランダとやり合う前の肩慣らしと称して襲い掛かり、彼に追い詰められると背中のタービンで殺そうとするが、一緒に巻き上げられた自走砲の主砲を受けて敗北し、最終的には自らの敗北を認められぬまま爆死した。
- サルヴァトーレ・モロー (Salvatore Moreau)
- 声 - ジェシー・ピメンテル、西村太佑(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場する『人魚の家紋』を担うミランダに仕える「四貴族」の一人で、腰の曲がった大柄の男性。デュークからは「怪人モロー」と呼ばれている。黒いローブを纏っているが、その下にある背面には無数の瘤のようなものがあり、ボコボコとしており、更には触手が蠢くグロテスクな奇形であり、背中に一対の目がついている。下記の内部変異からか、人造湖に隠れ住んでいる。チーズが好物で、よく古い恋愛映画を見ている。カドゥとの適合率は他の3人が「良好」や「極めて良好」と評価されているのに対して自身は「やや低い」とされ、また肉体の内部構造も魚類に近いものへと変質している上に著しく知能が下がっており、日記は全て平仮名である。適合率の低さの影響か、不定期で細胞分裂が暴走して魚と両生類が合わさったような巨大な怪物に変異し、この変異はモロー本人にも制御出来ず、副作用によるものか度々嘔吐しているが、故に四貴族の中で最も欠陥の多い個体と断定されている。下院の主を務めており、孤立した山村を支配していたが、同時にミランダ率いる異教徒の信者であるが故にカドゥを受け入れており、そのためにミランダを「お母様」や「ママ」、「ミランダ様」と実母のように呼び慕っている。また、実験施設は「モロー診療所」と書かれており、手記によれば以前は助手が居たらしい。ミランダへのお祈りをしている隙を突かれ、イーサンにローズの両腕が入ったフラスクを奪われてしまうが、返すように懇願しながらイーサンを引き留めている隙に粘液で退路を断つという手段に出た。その後も粘液を操ってイーサンの道を阻み、上述した巨大な怪物形態に変異して水中から追いかけるが、その最中に村に潜伏していたクリス・レッドフィールド率いるハウンドウルフ隊の拠点を襲撃する。その後はイーサンの目の前に元の姿で現れるが、嘔吐しながら苦しみ出し、ミランダに助けを求めながら再び異形化する。その後、戦いの末にイーサンに敗れ、最終的には肉体が風船のように膨張してミランダに助けを求める叫びを上げながら跡形もなく破裂して死亡した。
- ドナ・ベネヴィエント (Donna Beneviento)
- 声 - アンディ・ノリス、佐藤美由希(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場する『月と太陽の家紋』を担うミランダに仕える「四貴族」の一人で、喪服と黒子を合わせたような黒装束をした女性。デュークからは「人形使いのドナ」と呼ばれている。頭には黒いベールを被って素顔を隠しているが、ベネヴィエント邸には自身の姿を描いた肖像画が飾られており、黒髪で整った顔立ちをしている。心優しい性格だったが、庭師の日記によると幼い頃から顔に傷があったために人目を避けていた他、極度の対人恐怖症を抱えており、「アンジー」という人形を操りながらアンジーを通じて意思疎通をしていた。顔の右にある膿瘍以外、他の四貴族と違って体を大きく異形化する事は無く、生身の戦闘力も大して高くはないが、特殊なシグナル物質を分泌すると共に放散することで特異菌に感染した植物を操作できる。また、特異菌を組み込んだ黄色い花の花粉を吸引させることで他生物に幻覚や幻聴を誘発させることもできる。人形メーカーの裕福な家庭に生まれるが、後にミランダと養子縁組をし、更にはカドゥを与えられ、カドゥを得た影響によって重度の精神疾患となってしまう。その後、領地に入ってきたイーサンにミアの幻覚を見せたり、先に進む為に家族の写真を使わせるなどして動揺させ、自分の屋敷へ誘導させる。その後は自身の屋敷の地下に入ってきたイーサンの前にローズの部位が入ったフラスクをアンジーに持たせて待ち構え、イーサンがフラスクを取ろうと手を伸ばした瞬間に停電を起こしてその間に銃火器を含めた武器を全部奪った上でそのまま屋敷に閉じ込め、幻覚や幻聴で惑わせたり、冒頭のウィンターズ家にあるはずのオルゴールを用意したり、自身が生み出した「ベビー」を差し向けるなどしてイーサンを苦しめる。その後、自身の元に辿り着いたイーサンを迎え撃ち、彼に対してアンジーを見つける「かくれんぼ」で挑むが、アンジーが見つかる度に何度もイーサンに鋏で刺されたことで敗北し、最期はアンジーと同じく顔面からカドゥが露出した状態で肉体が崩壊して粉々に崩れ落ちた。
- アンジー (Angie)
- 声 - ポーラ・ローズ、佐藤美由希
- 『VILLAGE』に登場するドナが操る人形の一体で、小さい年月の経ったビスクドールであり、元は人形メーカーの父が死後にドナに遺した人形でもある。ベールの下に花の王冠を持つブライダルガウンとエレガントなチョーカーを着用している。子供のような無邪気な性格をしており、無口なドナと正反対にお喋りで、口が悪く、他人に対して暴言を連発する。アンジー自身の顔が変わっているのはベネヴィエント家の紋章に基づいており、三日月と太陽に分かれている。また、ドナのカドゥを株分けされており、機械的な操作をせずとも動く事が出来る。
- オルチーナ・ドミトレスク(Alcina Dimitrescu)
- 声 - マギー・ロバートソン、井上喜久子(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場する『剣花の家紋』を担うミランダに仕える「四貴族」の一人で、村にある城の女城主。通称として「ドミトレスク夫人」と呼ばれている。身長290cmの体格をし、大きな帽子を被っており、妖艶な美貌を持つ。元々は村の人間ではなくよそからやって来ており、ミランダの実験体となった時点で「没落貴族」とされているが、村の領主という意味ではなく本来の意味での貴族であるため、他の領主と同列にされることを「虫唾が走る」と見下している。また、ハイゼンベルクとは衝突しており、彼を「下品で粗野な、卑しい血の男」と罵る一方で、ハイゼンベルクからは「図体のでかいクソ女」と言われていた。カドゥにより44歳時点で老化が停まっている。元々は先天的に遺伝性の血液疾患を抱えており、カドゥを得た事で病状が悪化した事と再生能力の維持の為にも定期的に人間の血液の経口摂取が必要になっているが、それ故に男性を生き血の為の贄に、女性は使用人にしていた。新陳代謝が異常に向上しており、どんな傷も数秒で治せるほど再生能力が高い他、任意に肉体の変異を操作でき、また体格も相当に巨大化している(医療報告書によれば再生能力が高ければ高い程体格が大きくなる為)が、毒物で代謝のバランスが崩れると細胞分裂を制御できなくなる。ミランダの指示の下で3人の"娘たち"を従えてイーサンを捕らえようと画策するが、イーサンに3人の娘達を全員倒されると自身もイーサンを追い詰めたところで弱点である毒が塗られた「死花の短剣」で突き刺され、肉体の細胞分裂が暴走して巨大且つ異形の両腕の無い人の上半身があって口が花弁のように開くドラゴンを思わせる姿に変異し、怒りの赴くままにイーサンに襲い掛かる。その後、戦いの末にイーサンに敗れ、道連れにしようと塔から落下するが、結局はイーサンを殺すことは出来ず、最期は自らを破滅に追いやったイーサンへの恨みの言葉を残しながら肉体が崩壊して粉々に崩れ落ちた。
- ドミトレスク三姉妹
- 『VILLAGE』に登場するドミトレスクの娘である三姉妹だが、正体はカドゥが生んだ羽虫を人間の女性に植え付けて喰らわせることで羽虫の群体がその女性の姿に擬態したものである。「娘」とは言うものの、厳密にはドミトレスクの実の娘ではない。肉食虫本体が獰猛な性格であるが故にイーサンを捕食しようとするのは本能による行動であるが、肉食虫は摂氏10℃以下の冷気に触れると硬直してその間は攻撃が通じるようになるという弱点があり、そのために城からは出られない。また、肉食虫自体には繁殖能力が無いため、体を構成する虫が殺されると替えが利かないことで再生できないという欠点もある。歩みは遅いものの、距離を離すと波打つような動きで一気に近付いてくる。また、ハルパーを所持しており、これで相手を斬りつけたり、足に刺して引きずり回したりする。
- ベイラ・ドミトレスク (Bela Dimitrescu)
- 声 - ベッカ・プルウィット、田中理恵(日本語吹き替え)
- ドミトレスクの娘で、三姉妹の長女。三姉妹の中では物静かであり、一番頭が冴えている反面、母親譲りの自尊心と傲慢さを持ち、イーサンの事は単なる餌としか見ていないばかりか、「人間風情」と称するなどドミトレスク家以外の人間を総じて見下している事が窺える。髪は金髪で、ペンダントは赤である。カサンドラやダニエラと共にイーサンを襲い、ドミトレスクが待つ寝室へと運ぶ。その後はドミトレスクの命で拘束を逃れたイーサンを捕えようと動き、カサンドラに追われて地下牢に落ちながらも戻ってきたイーサンを襲撃し、最初は攻撃が通じない事に慢心して余裕の態度でイーサンを嘲るが、彼が闇雲に行った銃撃により割れた窓から吹き込んできた冷気を浴びた事で弱点が露見してしまう。その後、冷気で肉食虫が硬直したために苦しみ出して当初の余裕を失い、激昂しながらイーサンに襲い掛かるも返り討ちに遭い、最期までイーサンに襲い掛かろうと執念深く剣を振り下ろそうとしたまま硬直して肉体が崩壊して粉々に崩れ落ちた。
- カサンドラ・ドミトレスク (Cassandra Dimitrescu)
- 声 - ジャネット・マウス、小島幸子(日本語吹き替え)
- ドミトレスクの娘で、三姉妹の次女。母譲りの加虐心と残虐さを持ち、なによりも快楽殺人を楽しむなどサディストな一面があり、またイーサンの事は狩りの獲物としか見ておらず、殺した後は剥製にしようと考えているが、反面ではイーサンに倒されたダニエラに対して弔いの言葉を呟くなど妹想いな一面を見せている。髪は黒髪で、ペンダントは黄色である。ベイラやダニエラと共にイーサンを襲い、ドミトレスクが待つ寝室へと運ぶ。その後、ドミトレスクの命で拘束を逃れたイーサンを捕えようと動き、彼の前に無数の蝿となって現れて追いかけるが、気温が著しく低い地下牢へ逃げてしまったために追跡を断念した。その後はベイラがイーサンに倒されると中庭に向かおうとする彼の前に再び現れて襲撃したり、ドミトレスクと共に城内を徘徊してイーサンを探すなどして彼を追い回し、ダニエラが倒された後はイーサンと対峙する。その後、始めは部屋に窓がないからか、余裕の態度を見せていたものの、爆弾で壁を破壊するという思わぬ手段で弱点の冷気を部屋に吹き込まれたことで動揺してしまう。その後は「楽しい狩りを台無しにされた」として激昂しながら襲い掛かるも敗北し、最期まで執念深くイーサンに迫ろうとしたまま硬直して肉体が崩壊して粉々に崩れ落ちた。
- ダニエラ・ドミトレスク (Daniela Dimitrescu)
- 声 - ニコール・トンプキンス、村中知(日本語吹き替え)
- ドミトレスクの娘で、三姉妹の三女。三姉妹の中では一番穏やかそうな物腰を見せるが、その実は最も狂気的で、妄想に取り憑かれており、イーサンの事は格好の玩具としか見ておらず、また母譲りの妖艶な振る舞いで純粋そうな声質で猟奇的な内容の言葉を平然と宣いながらイーサンに迫るなどベイラやカサンドラとは違うベクトルと危険さを併せ持っている。髪は茶髪で、ペンダントは緑である。ベイラやカサンドラと共にイーサンを襲い、ドミトレスクが待つ寝室へと運ぶ。その後、ドミトレスクの命で拘束を逃れたイーサンを捕らえようと動き、ソラリウム(日光浴室)にてイーサンと対峙し、戦闘中もイーサンを誘惑しながら彼を食べて自分の体の一部にしようと襲い掛かるが、既に自分達(肉食虫)の弱点を把握していたイーサンにソラリウムの天窓を開けられた事で弱点を晒されてしまう。その後は家具の影に隠れるなどして必死に抗おうとするも最終的には敗れ、「まだ死にたくない」と言い残しながら硬直して肉体が崩壊して粉々に崩れ落ちた。
- エヴァ(Eva)
- 『VILLAGE』に登場するミランダの実の娘。作中では故人であり、ミランダや四貴族の発言と写真にのみ登場している。1919年の8月にスペイン風邪によって命を落とした。
- クラウディア / クラウディア・ベネヴィエント (Claudia Beneviento)
- 『VILLAGE』に登場する庭師の日記と棺で名前とミイラ化した姿のみしかわからない人物。ベネヴィエント邸に通じる途上に墓があり、墓碑を見ると1987年生まれであることや1996年没であることが分かる。アイテムを使用するとミイラ化した遺骸を見る事が出来る。
- デューク (The Duke)
- 声 - アーロン・ラプラント、茶風林(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場するイーサンが村で遭遇する商人の男。自前の馬車の荷台にすっぽりと入る巨漢でありながら、「商いは場所を選ばない」をモットーに村の各所、城の一室、果ては工場の巨大エレベーターなどイーサンの行く先々で露店を構えている。狂気に満ちた村で平然と商いをしており、ドミトレスク城内のファイルで商談に訪問していたことも明かされている。また、村の背景であるマザー・ミランダや彼女に仕える四貴族の情報に精通する他、なぜかフラスコ化されたローズの存在を知っているなど謎が多く、アイテムの売買の他に作中での情報屋としての側面も持つが、素性については最後まで明かされず、自らも「私自身も存じません」とイーサンに応えている。主に「アイテムの販売」、「武器の改造」、「アイテムの売却」の他、ある程度ストーリーが進むとイーサンが捕獲した動物の死肉を提供することで彼の特定のステータスを上昇させる「調理」もサービスしてくれる。『バイオハザード4』に登場した武器商人と同じ立ち位置であり、関連性があるのか不明だが、時折武器商人の口真似を「古い友人の口癖」として喋ることもある。また、複数体存在した武器商人と異なり、本作での売買はデューク本人のみであり、殺害することは不可能である(直接のエイミングは不可であり、爆風にも当たり判定が無いが、称賛や煽りなど様々なリアクションを取る)。終盤ではミランダにより仮死状態となったイーサンを助け、彼をミランダの元まで運ぶ。また、イーサンの体が崩れかけていることを知っており、「もう二度とこの世には戻れない」と警告した。
- 預言者 (The Hag)
- 声 - キャロル・スタンツィオーネ、宮沢きよこ(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場するローズについて知っている謎の老婆だが、その正体は老婆に擬態していたマザー・ミランダである。
- エレナ・ルプ (Elena Lupu)
- 声 - ニコール・トンプキンス、高橋雛子(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場するレオナルドの娘。負傷した父のレオナルドを庇い、ルイザの屋敷に避難する。その後、レオナルドがライカン化した際には取り乱しつつもすぐに銃を取って撃退するが、屋根裏でライカン化した父を見捨てられず、共に炎上する屋敷に転落して行った。
- レオナルド・ルプ (Leonardo Lupu)
- 声 - ロバート・フリート、佐々木省三(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場するエレナの父親。登場時点で負傷しており、ルイザの屋敷でライカン化して避難民を皆殺しにし、エレナに一時的に撃退されるが、屋根裏でエレナと共に炎上する屋敷に転落して行った。
- ルイザ (Luiza)
- 声 - サラ・コーツ、竹村叔子(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場する生存者に対してラジオで自身の屋敷へ避難するように呼びかけていた女性。ライカン化したレオナルドに殺害される。
- セバスチャン (Sebastian)
- 声 - コナー・マークス、梶川翔平(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場するルイザの屋敷に避難していた怪我をした男性。ライカン化したレオナルドに殺害される。
- ロクサーナ (Roxana)
- 声 - ジャネット・マウス、司薫(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場するルイザの屋敷に避難していた女性。ライカン化したレオナルドに殺害される。
- アントン (Anton)
- 声 - ドーブ・マイアー、江頭宏哉(日本語吹き替え)
- 『VILLAGE』に登場するルイザの屋敷に避難していた酩酊した男性。ライカン化したレオナルドに殺害される。
- ユリアン (Iulian)
- 声 - ジェシー・ピメンテル
- 『VILLAGE』に登場するルイザに屋敷の見張りを任されていた男性。屋敷が崩壊した直後にイーサンの目の前でマザー・ミランダに殺害される。
- グリゴリ・スタン (Grigori Stan)
- 声 - トム・バーチュー
- 『VILLAGE』に登場するイーサンが村を訪れて最初に出会った男性。イーサンをライカンと間違えて発砲したことでライカンに居場所が知られ、襲撃に備えてイーサンに銃を渡すが、屋根にいたライカンに連れて行かれる。
- イングリド (Ingrid)
- 『VILLAGE』の数日前の出来事が描かれる体験版「MAIDEN」の主人公。少女とだけ設定されており、まったく喋らない。城を徘徊している途中でベイラ・ドミトレスクに襲われて負傷し、最期は待ち構えていたオルチーナ・ドミトレスクに殺害される。その後、感染し、本編にてモロアイカと化してイーサンに襲い掛かる[注 26]。
『I』の特殊部隊隊員
編集- ジェームズ・P・シェイド (James P Shade)
- 映画版俳優:コリン・サーモン
- 日本語吹き替え:大友龍三郎(VHS/DVD版)、玄田哲章(地上波放送)
- 特殊部隊隊長で、「ワン隊長」とも呼ばれる。優れた身体能力の持ち主で、レーザートラップの部屋で最後まで生き残ったが、その次に来た逃げ場の無い網目状のレーザーで細切れにされて死亡した。
- 『V』ではアンブレラに造り出されたクローンがジル率いる攻撃部隊の一員および他の隊員たちの纏め役として登場し、バリーと激しい銃撃戦を繰り広げるが、最後はバリーが最終兵器として用いたマグナムで射殺される。
- レイン・オカンポ (Rain Ocampo)
- 映画版俳優:ミシェル・ロドリゲス
- 日本語吹き替え:朴璐美(VHS/DVD版)、高山みなみ(地上波放送)
- 女性隊員で、かなり気の強い性格の持ち主。登場人物の中で最初にゾンビに噛まれ、その後も4回ゾンビに噛まれてしまうが、それでも脱出列車まで生き延びてアリス・アバーナシーに抗ウィルス剤を投与される。しかし、リッカーの襲撃中に結局は抗ウィルス剤の効果が間に合わなかったためゾンビ化してマット・アディソンに襲いかかったところを突き飛ばされ、射殺された(小説版ではゾンビ化時点でも辛うじて自我を保っており、最後の力を振り絞ってリッカーへ特攻し、餌食となった)。
- 『V』ではアンブレラに造り出された銃の扱いも知らない民間人という設定のクローンと、ジル率いる攻撃部隊の一員およびジルの副官という設定のクローンが登場する。民間人の方は、アンデッドの襲撃から逃げ回るアリスのクローンと娘のベッキーを自動車で救助するが、その直後に事故ではぐれてしまう。その後、モスクワエリアにてオリジナルのアリスと合流し、彼女やレオン・S・ケネディたちと行動を共にするが、巨大リッカーの襲撃で首の骨を折られ、死亡する。もう1人の方は、終盤にて自身に「プラーガ・パラサイト」と呼ばれる寄生生物を注入し、超人的な能力や生命力を得る。その後、レオンたちとの氷上戦でルーサー・ウエストを殺害してレオンを負傷させ、アリスをも絶体絶命にまで追い詰めたが、自我を取り戻したジルの援護によって形勢を逆転され、最後は足元の氷を銃撃で破壊されて海中へ落下し、アリスを罵る捨て台詞を吐きながら、氷下に潜むマジニたちに引きずり込まれていった。なお、『V』の未公開シーンでは、それに先んじてニューヨークエリアにアンデッド化したクローンも登場してアリスに襲いかかる描写がある。
- J.D.サリナス (J.D.Salinas)
- 映画版俳優:パスクエール・アリアルディ
- 日本語吹き替え:大川透
- 男性隊員で、チームメイトからは「J.D」と呼ばれる。また、レイン・オカンポとは入隊前からの友人であり、彼女を脅かしてからかうシーンがあるなど仲の良さが窺える。脱出時にナンバーロックの掛かった扉のロックを解除したが、その先に待ち受けていたゾンビの大群に集られてしまい、死亡する。その後にゾンビ化してレインに噛み付いたが、射殺される。
- チャド・カプラン (Chad Kaplan)
- 映画版俳優:マーティン・クルーズ
- 日本語吹き替え:咲野俊介(VHS/DVD版)、小森創介(地上波放送)
- 男性隊員で、コンピュータの専門家だが、想定外の事態が起こるとパニックを起こす小心者な性格であり、それが災いしてレーザートラップの部屋のアクセスコード入力に時間がかかった結果、部屋内に居た隊員は全滅してしまう。その後、アンデッドの大群に襲われた際にアリスやレインたちを行かせるためにその場に残り、しばらく行方不明になっていたが、満身創痍ながらも生存しており、スペンスによって閉じ込められたアリスたちを救助した。その後は脱出列車を運転していたが、変異したリッカーに天井裏へ連れ去られて死亡した(小説版では、スペンスに射殺された)。
上記の全員がメイン武装にH&K G36もしくはH&K MP5、サイドアームにスプリングフィールド1911もしくはワルサーP99を所持している。また、小説版では全員がS.T.A.R.S.所属という設定であり、アンブレラの保安警察という見解がより強いものとなっている。
『III』のクレア・レッドフィールド・コンボイ(車団)
編集- ベティ・グリア (Betty Greer)
- 俳優:アシャンティ
- 日本語吹き替え:小松由佳
- 車団の女性メンバーで、元看護師の黒人。また、車団においても看護師を担当しているが、L.J.がアンデッドに噛まれたことには気付いていなかった。
- L.J.とは恋仲で、その仲はカルロス・オリヴェイラらが敬遠するほどだったが、クロウの集団に襲撃された際には生存者を行かせるためにバスの中に残り、L.J.の目の前でクロウたちの餌食になる。その後、遺体は共に犠牲となったオットーら数人のメンバー共々、クレアたちの手で丁重に葬られた。S&W M39を使用。
- マイキー (Mikey)
- 俳優:クリストファー・イーガン
- 日本語吹き替え:杉山大
- 車団の男性メンバーで、本名マイケル・ファーバー (Michael Ferber)。生真面目な性格で、クレア・レッドフィールドの指示には忠実に従い、彼女からの信頼も厚い右腕的な存在である。
- コンピュータの専門家で、乗り込んでいる中継車からの防衛ライン設置や生存者への呼びかけなどを担当する。ラスベガスでスーパーアンデッドに襲撃された際にはクレアの救助も間に合わず、多数の個体に貪られて死亡したうえ、無残に喰い散らされた死体は後にクレアへ大きな喪失感を与えた。トーラスPT92を使用する他、中継車の中にはベネリM3を常備していることが確認できる(劇中では未使用)。
- Kマート (K Mart)
- 俳優:スペンサー・ロック
- 車団の女性メンバーで、公式設定では14歳。本名不明。本名を気に入っておらず、クレア・レッドフィールドと出会った場所から取った通称「Kマート」を名乗っている。幸先の見えない状況の中でも常に周囲を励まし続ける前向きな性格の少女で、気絶状態のアリスを介抱し、最後はクレアらと共にヘリコプターに乗り込み、アラスカへ脱出できた。
- クレアを除く車団の主要メンバーの中では唯一生き延びて『IV』にも登場するが、アラスカへ到着した直後に他の車団メンバーの生き残りと共にアンブレラ社によって拉致され、アンブレラ社の研究船「アルカディア」へ連行される。人体実験用に拘束されていたが、物語終盤でアリス・アバーナシーやクレアに救出され、ベネットを殴り倒してアリスたちを援護する。自らは銃を持っていないが、『III』ではL.J.が持ちだしたウィンチェスターM1300を1発だけ発砲し、『IV』ではアリスが落とした水平2連式ショットガンを打撃器代わりに使ってベネットを昏倒させている。
- チェイス・マラヴォイ (Chase Malavoy)
- 俳優:リンデン・アシュビー
- クレア車団の男性メンバーで、車団の中ではカルロス・オリヴェイラやL.J.と並ぶ主戦力的存在。元保安官であり、現在でもその名残であるテンガロンハットを着用し自身のトレードマークとしている。少々皮肉屋の気があるが決して陰気というわけではなく、仲間のためなら自己犠牲も辞さない気概ある性格。自らの使用銃器であるL85とS&W M29に愛着を抱いている。
- ラスベガスでのスーパーアンデッド戦では塔上からの狙撃で地上メンバーを援護したが、弾切れ後には塔へ逃れてきた女性を逃がすために囮となり、次々に登ってくるスーパーアンデッドたちを自らに集らせると道連れに飛び降りて自殺した。なお、『III』の小説版では、スーパーアンデッドに引っ張られて転落死している。
- オットー・ワレンスキー (Otto Walensky)
- 俳優:ジョー・ハースリー
- クレア車団の男性メンバーで、生存者たちが乗るバスの運転手。タバコが無いことに苛立つ一同をからかったり、子供に食料を与える際に「中身はキャットフードだ」と言って怒らせようとするなど陽気かつ冗談好きな性格で、未開封の缶詰の中身を振った音で当てるという変わった技能を持つが、本人曰く「廃れつつある技術」とのことである。
- クロウの集団に襲われた際、ベティ・グリアと共にバスの中へ残り、クロウたちに全身を啄ばまれて死亡する。遺体はベティらクロウの犠牲者たちと共に、生存者たちの手で葬られた。
『IV』のロサンゼルス刑務所生存者グループ
編集- ルーサー・ウエスト (Luther West)
- 俳優:ボリス・コジョー
- 日本語吹き替え:楠大典
- ロサンゼルス刑務所に立てこもる生存者グループのリーダー的存在で、バイオハザード発生前はプロバスケットボールのスター選手であり、アリス・アバーナシーにも顔を覚えられていた。また、トーラス PT92を使用。マジニに襲撃された刑務所からの脱出をアリスたちと協力して目指すも、下水道を抜ける際にマジニに襲われる。しかし、死亡してはおらず、物語終盤にはアリスたちと再合流こそできなかったものの、マジニたちを倒して下水道からの脱出に成功したため、刑務所の生存者たちの中では唯一の生還者となった。次回作の『V』にも登場、レオン率いるアリス救出チームの一員として活躍し、終盤ではレオンと共にレインと肉弾戦を繰り広げるが、プラーガを投与した彼女に終始圧倒され、強烈な一撃を受けて絶命する。
- エンジェル・オーティス (Angel Otis)
- 俳優:セルヒオ・ペリス=メンチェータ
- 日本語吹き替え:奈良徹
- ロサンゼルス刑務所に立てこもる生存者グループのサブリーダー的存在で、アルカディアへの信号弾を撃ち続けたり、複雑な構造の鍵を解除するなど、機械作業に長けている元傭兵であり、H&K G3を所有しているが、作中では一度も発砲していない。クリス・レッドフィールドの指示で刑務所からの脱出に必要な装甲車を取りに向かったが、車は既に分解されており、これに激怒したベネットに射殺される。
- ベネット・シンクレア (Bennett Sinclair)
- 俳優:キム・コーツ
- 日本語吹き替え:梅津秀行
- ロサンゼルス刑務所に立てこもる生存者グループのメンバーだが、元は映画プロデューサーで、その当時からの部下であるキムを顎で使う自己中心的な性格。また、SIG SAUER P230を使用。エンジェル・オーティスを八つ当たりで射殺した後、アリス・アバーナシーがロサンゼルス刑務所へ向かうために使用した小型飛行機を自らが強奪し、アルカディアへ脱出する。その後はアルバート・ウェスカーに与してアルカディアへ到着したアリスたちを迎え討つが、Kマートに殴り倒されて封鎖される部屋に置き去りにされてしまい、それでも開き直った態度でアリスたちに呪いの言葉を吐き捨てるが、その直後に蘇生したウェスカーに食い殺された。
- クリスタル・ウォーターズ (Crystal Waters)
- 俳優:ケイシー・バーンフィールド
- 日本語吹き替え:小林沙苗
- ロサンゼルス刑務所に立てこもる生存者グループの紅一点で、女優ばりの美女。また、生存者たちの中ではコックを担当している。高校時代は水泳のトップだったらしく、志願してアリス・アバーナシーやクリス・レッドフィールドと共に浸水したエレベーターを通って武器庫へ武器を取りに向かうが、武器庫の存在する階へ上がりきる直前に水中から出現したマジニに背後から襲われてアリスから借用していたS&W M460Vも発砲できず、そのまま水中にさらわれて死亡した。
- キム・ヤン (Kim Jan)
- 俳優:ノーマン・ヤン
- 日本語吹き替え:坂本くんぺい
- ロサンゼルス刑務所に立てこもる生存者グループのメンバーの韓国人で、ベネットの元部下だが、普段から常に物腰の低い臆病な性格で、刑務所の中でもベネットには頭が上がらない。アリス・アバーナシーたちと共に刑務所から脱出しようとするも、下水道を通って逃げることに躊躇ってしまい、その隙に処刑マジニに背後から襲われて斬殺された。
- ウェンデル (Wendell)
- 俳優:フルヴィオ・セセラ
- 日本語吹き替え:吉田浩二
- ロサンゼルス刑務所に立てこもる生存者グループのメンバーの初老で、略称はウェンディ。また、刑務所内では主にクリス・レッドフィールドの監視役を担当している他、メンバーの中で最初にマジニの侵入を察するなど勘が鋭く、ルーサーに警告していた。一方で、スケベな一面もあり、シャワーを浴びようとしたアリス・アバーナシーを覗こうとする。しかし、アリスに気づかれて咎められていた所を、下水道から室内の床へ穴を空けて侵入してきたマジニに襲撃され、穴の中へさらわれて死亡した。
『V』のアリス救出チーム
編集- セルゲイ・ウラジミール (Sergei Vladimir)
- 俳優:ロビン・カシヤノフ
- 日本語吹き替え:金野潤
- レオン率いるアリス救出チームの一員で、チーム内では電子端末による現在地の確認や救出ルートの計算を担当している。基地内のモスクワエリアにおいて、プラーガアンデッド部隊の攻撃から逃げ切った矢先に巨大リッカーに襲撃されて死亡する。
- トニー・ロサト(Tony Rosato)
- 俳優:オフィリオ・ポルティージョ
- レオン率いるアリス救出チームの一員。基地内のモスクワエリアにおけるプラーガアンデッド部隊との銃撃戦の最中、銃器のリロード中にチェーンソー男の咄嗟の攻撃に抵抗できず無惨に殺害される。
小説版『V』のドリ一行
編集- ドリ
- 小説版のもう1人の主人公。15歳ほどの容姿をしたクローンの少女。自身が兵器実験の消耗品として造られた事実を認知しているが、当人はアイデンディティを求め、生きて自由を得るために外の世界を目指す。実戦経験はないが、アリスの戦闘データを学習されているため、運動能力は高い。
- ジュディテク(ジュディ・ゴードン)
- 実験施設に身を置いていた研究者。経緯は不明だが、試験用クローンであるドリを娘のように育てており、彼女と共にレオンらとクローン兵の戦闘で手薄になった地下施設から脱出を決意する。
- トム・ペッパー
- 実験施設で働いていたアンブレラの整備士。友人をT-ウイルスによって失っており、その上自身もクローン兵のように洗脳されかけたことで逃亡したため、アンブレラへの忠誠心は捨てている。そういった経緯から、B.O.W.に関する知識は豊富である。決別も兼ねて潜水艦を操縦し、ドリとジュディテクの脱出を手引きした。
その他の人物
編集- リサ・トレヴァー (Lisa Trevor)
- 『1』のGCリメイク版以後に登場するアンブレラにその運命を狂わされた少女。洋館事件の舞台となった洋館を設計した建築家ジョージ・トレヴァーの娘。生前の姿は洋館内にある部屋の肖像画にて明かされている。
- 母のジェシカ・トレヴァーと共に始祖ウィルスの実験台にされてしまい、その過程で始祖ウィルスを試作段階で改良した複数の種類のウィルスを投与され続けた結果、異形の怪物になってしまう。ジェシカが実験後すぐに死亡したのに対し、リサは原因不明のまま生存し続けながらも、研究者の望む結果を得られずにいることから「不死身の化物」「丈夫なだけの欠陥品」と揶揄されていたが、数十年後にウィリアム・バーキンにより、この実験結果がネメシス-T型を始めとする高性能B.O.W.の誕生や、G-ウィルスの発見に繋がっていく。
- その後、複数の改良型ウィルスを投与しても大して発見や効果も得られなかった上、生前のわずかな記憶を頼りに母を探して回っていることで研究所の女性研究員ばかりを襲い、生皮を剥がして自らに貼り付けるという奇行[注 27]を繰り返したために処分されたが死亡せず、表向きは処分されたことになっていた。その後はジル・バレンタインもしくはクリス・レッドフィールドとさまざまな場面で接触するが、後にジェシカの骨(頭蓋骨)を発見したことで「ママ」と叫びながら奈落の底へと落ちて行った。それでもなお死亡しておらず、『UC』では脱出を図るアルバート・ウェスカーの前に現れて何度も立ち塞がるが、最後はシャンデリアの下敷きとなって動けなくなったところを洋館の爆発に巻き込まれ、哀れな生涯に幕を下ろした。それは不死身から解放されることを願い続け、思考と苦痛を共有できるウェスカーこそがそれを成し得る者だと悟っていたゆえの最期であった[13]。
- ジョージ・トレヴァー (George Trevor)
- オズウェル・E・スペンサーから依頼されて洋館事件の舞台となった洋館の設計を担当した建築家で、リサ・トレヴァーの父。洋館の仕掛けを知り尽くしていることからアンブレラ社に拘束され、脱出を試みるもスペンサー卿の思惑通りで1967年12月にスペンサーの予想していた地点で衰弱死するという悲惨な最期を迎えた。
- 『RV』に登場する客船「クイーン・ゼノビア」の船内内装は彼の失踪後に発見された設計案を参考にしている。
- 『VILLAGE』では、ウィンターズ家の本棚に、彼の著書『東欧の城建築史』が並べられているのを確認できる。
- ジェシカ・トレヴァー (Jessica Trevor)
- ジョージ・トレヴァーの妻で、リサ・トレヴァーの母親。娘のリサと共に始祖ウィルスの実験台にされ、始祖ウィルス変異体「TYPE-A」を投与されるが、定着化が失敗して死亡した(もしくはアンブレラに殺処分された)[注 28]。
- ジョウ・ケンド (Joseph Kendo)
- ロバート・ケンドの兄で、「サムライエッジ」の改造を施した人物[14]。『VILLAGE』では、ウィンターズ家の本棚に、彼の著書『ガンサバイバー 重火器編』が並べられているのを確認できる。
- ロット・クライン (Lot Klein)
- 声:Colleen Lanki
- 『GS』に登場する12歳の少年。アンブレラに勤務する親の影響を受け、アンブレラ至上主義に染まっている。
- リリィ・クライン (Lilly Klein)
- 声:Ruth Hallyman
- 『GS』に登場する8歳の少女で、ロット・クラインの妹。
- スティーブの父
- 『CV』に登場するスティーブ・バーンサイドの実父で、アンブレラ社の事務員。本名は不明。
- アンブレラの裏の顔を知らない一般職員として働いていたが、ある時に会社の機密情報を知ってしまうが、魔が差してそれを他社に売ろうと企てた。しかし、すぐにアンブレラにバレてしまうも運よく逃亡に成功するが、それによって自宅に押し掛けたアンブレラ社の私兵に妻(スティーブの母)を殺され、スティーブを人質にされたことであっさり捕まり、共にロックフォート島の監獄へ収監された。クレア編中盤にゾンビ化した姿でスティーブとクレア・レッドフィールドの前に姿を現し、瓦礫に埋もれて身動きの取れない彼女を襲おうとしたが、スティーブに撃たれて死亡する。
- D.I.J.
- 『CV』に登場する隠しゲームで入手できる隠しファイル『D.I.J.の日記』の執筆者。その正体は本編の要所要所に姿を現す謎のネズミである。何らかの実験により人間並みの知性を得ており、人語を理解できる。アルバート・ウェスカーの潜水艇に紛れ込み、基地から脱出した。
- 髭の警官
- 『4』に登場する年配且つ顔の下の髭が特徴的な地元の警察官。外国の人間を快く思っていないためか、アメリカ人であるレオンを軽蔑し、「カウボーイ」と呼ぶ。また、勤務態度も良いと言えず、村に向かう途中で用を足していた。署長の命令で相棒の警官と共にレオンをアシュリーが目撃された村まで案内したが、用を足している途中に木陰に潜む村人(ガナード)に襲撃される。その後、遺体は首を切断された状態で湖に放り込まれ、デルラゴに捕食されるのをレオンに発見された。
- 眼鏡の警官
- 『4』に登場する眼鏡を掛けている若い地元の警察官。相棒である髭の警官ほど外国の人間を軽蔑している様子は無く、むしろ煙草を吸う際にレオンにも分けようとするなど親切な一面を見せている。髭の警官と共に自身が運転手を務める車でレオンを村に案内したが、聞き込みのためにレオンが離れていた間にガナードの襲撃を受けて殺害され、遺体は後に村の中心の焚火で火炙りにされているのをレオンに発見される。規制のかかっていない北米版では、生きたまま火炙りににされた。
- アリソン (Allyson)
- 『5』に登場するブロンドヘアの女性。恋人の仕事の都合でキジュジュ自治区を訪れていた[15]が、滞在していたホテルが外国人排斥を掲げた地元民に襲撃されたためにバーで親しい間柄になっていたアダムの家へ逃げ込む。その後、パソコンの前に座っているだけで中々脱出を試みないアダムの元を離れ、単独で脱出手段を探しに行ったところをプラーガ・タイプ2に寄生された地元民に襲われてしまい、そこに居合わせたクリスとシェバに助けを求めるが、遂に捕まってしまう。その後は駆け付けたクリスとシェバに保護されるが、既にプラーガを植え付けられてマジニとなってしまい、最後は二人に襲い掛かったところを倒された。
- ルシア (Lucia)
- 『GAIDEN』に登場する。一種の読心術のようなものを操る。
- 秘書の男性
- 『DG』に登場するロン・デイビスの秘書。彼と共にハーバードヴィル空港を訪れる。誘致反対のデモを起こしていた批判者を避けるために一般ロビーから出ることを提案するが、空港でバイオテロが発生した際、死への恐怖からロン・デイビスを見捨てて空港内を逃げ回る。その後、生存者たちを救出するべく派遣されたレオン・S・ケネディらに保護される(その時に合流したクレア・レッドフィールドからロン・デイビスの秘書だと確認された際、気まずい表情を浮かべていた)。レオンやクレアそしてアンジェラ・ミラーと脱出を試みて ラーニー・チャウラーたちと共に生還した。
- なお、「バイオハザードディジェネレーション ビジュアル&シナリオアーカイブ」では眼鏡をかけた彼が描かれている。
- サービス係の女性
- 『DG』に登場するハーバードヴィル空港の空港職員。VIPルームでロン・デイビスにコーヒーを差し出すが、「泥水を飲ませる気か!」と叱られる。空港でバイオテロが発生した際、クレア・レッドフィールド、ラーニー・チャウラー、ロン・デイビスと共にVIPラウンジに立て篭もっていたが、レオンやクレアたちと共に脱出してラーニー・チャウラーたちと同じく生還した。
- ミゲル・グランデ将軍 (General Grande)
- 年齢:不明
- 『DG』に登場する。テロ支援国家に指定された、中央アジアの軍事独裁国家「バジリブ共和国」の将軍。台詞は無い。裏でフレデリックからT-ウイルスとT-ワクチンを大金で購入し、追加でG-ウイルスのデータを要求した。『DG』でのバイオテロは、フレデリックがT-ウイルス販売のためのデモンストレーションとして、グランデ将軍のために起こしたものだった。
- 被験体3A7 (3A-7)
- 声:D.C.ダグラス
- 『CORPS』の「THE EXPERIMENT」に登場する所属組織不明の傭兵。口数が少なく、素顔は不明で、「死神」と呼ばれた伝説的な傭兵が考案したものを装備している。与えられた実験ミッションを次々とこなしていき、仮想ラクーンシティでの実験データから「ゾンビジャマー」が完成したことで用済みとなった彼は、上層部から実験内での抹殺を命令された担当官のベアトリス・バートランドによって殺されそうになるが生き残る。その後、ベアトリスは解任されて別の新しい担当官が就任し、彼に最高難度の実験を施すが、その実験でも生き残ったことで研究者からは「死神」と呼ばれ始めている。
- アンブレラコア小隊長
- 『HI』に登場するアンブレラ崩壊後にその遺産を回収することを生業とする、対ゾンビ戦闘術CQBZに特化した傭兵部隊を率いる男性。自身は黒一色で、隊員は全員とも迷彩仕様の戦闘服を装着している。
- 本作に登場した小隊は神亜製薬をスポンサーとしており、紫麗のパックアップと証拠隠滅を目的に島へ投入された。脱出艇を狙って海岸へ集まったタケルたちを捕えるが、間もなく彼らを追って変異凶暴化した紫麗の襲撃を受ける。果敢に迎え撃つも圧倒的な力の前に小隊は数分で壊滅し、自身もその強さに驚愕しつつ息絶える。
- エージェント (Agent)
- 『6』に登場するエイダのパートナー。黒中心の戦闘服にヘルメットを被っており、素性は不明。
- 豆腐 (To-fu)
- 声:唐津麻勝俊(『2』『RE:2』)
- 『DC』と『2』(『RE:2』)の隠しゲーム「The 豆腐 Survivor」に登場する豆腐。『2』では、元々デバッグ用だったこのキャラクターをそのままおまけゲームに採用したという。R.P.D.のベレー帽を被ってはいるが、名前通りの姿形をした奇妙なキャラクター。特徴として「豆腐なのに手がある(『2』のみ)」「(海外版でも)関西弁で喋る」「ダメージを受けるとどんどん不味そうな色になる(『2』)、または食べられた痕跡がつく(『RE:2』)」「上から見ると凹の形をしている(『2』のみ)」などが挙げられる。『2』のイベントシーンではハンクと同じ声で、流暢な英語を喋る。なお、体力こそ通常キャラクターの1.5倍[16]に設定されているが、ナイフしか持っていない状態でハンクの隠しゲームと同様のステージに挑戦することになるため、登場ゲームは難易度が高い。声は開発スタッフのもので、関西弁で話すのはそれが理由。この声はリメイク版『1』にも収録されており、ドアロック解除のパスワード入力画面でPS版と同じパスワードを入力した際のツッコミ音声として使用されている。『2』のクリア画面によれば、脱出後はハンクに湯豆腐にされて食べられてしまった模様。
- 『RE:2』では、「こんにゃく(Kon-Nyaku)」「ういろう(U-iro)」「プリン(Pu-Rin)」「杏仁豆腐(An-Nin)」がバリエーションキャラとして登場する。
- 『DC』では、プレイヤーキャラクターではなく敵役で登場。こちらでもおまけゲームのみの登場で、ゾンビの代わりに大挙して銃撃にも怯まず、プレイヤーに体当たり攻撃を繰り出す。『2』の時にあった特徴は無くなっているが、ゾンビに食べられていたり、炎の近くでは焦げ目が付いたりしている。
- 声は『2』の製作時にプログラマーだった唐津麻勝俊が担当している。唐津麻は『2』の後にプラチナゲームズに移籍していた[17]が、『RE:2』での豆腐の登場に合わせ、チームディレクターの安保が唐津麻に依頼して新規に録音してもらった。
- アノニマス (Anonymous)
- 『RV2』に登場する。謎の声の主からはグレーゴルと呼ばれている。暴走したAIによって創られた戦闘シミュレーションシステム「レッドクイーンα」に閉じ込められ、脱出の糸口を探し求めてミッションを遂行する。クレアやバリーなどのお馴染みのキャラクターに姿を変えることができる。彼の本当の肉体は現実世界にあり、精神は「レッドクイーンα」の中にある。「レッドクイーンα」はシステムがミッションを無限に生成することができるため、当初はプロジェクトが永遠に続くと思われていたが、彼がシミュレーションの予測の範囲を大きく上回るデータを出したため、データ処理が追い付かなくなり、シミュレーションシステムがダウンした。それにより、実験は中断された。
- 第一感染者 (J Pop girl)
- 年齢:不明
- 演:中島美嘉
- 『IV』、『V』に登場する東京でのT-ウイルスの感染者第1号。『IV』の冒頭シーンで、通行人の男性に襲いかかった。『V』では、アンブレラ社の東京実験エリアにてクローンのマジニとして再登場。エリア内でアリスと遭遇し、中央制御室へ続く通路にて他のアンデッドらと共に死闘を繰り広げ、射殺される。
- 容姿は、黒の長髪、水玉模様のポップな服装、縦縞のタイツ、赤い網目状のヒール、左手首に星のタトゥー、右手首には『Trust Your Voice』と書かれたタトゥーを入れている。
- 『IV』と『V』では、容姿が若干異なる。『IV』では髪の色は茶色っぽい黒髪だが、『V』では全体的に黒である。また、『IV』では赤いヒールだが、『V』では黒いブーツであり、戦闘シーンでは裸足で戦っている。
脚注
編集注釈
編集- ^ リメイク版の『RE:3』ではバリーは一切登場せず、ジルはカルロスの操縦するヘリでラクーンシティを脱出する。
- ^ 『DC』ではクレアとクリス。
- ^ 『CV』では触手に突き飛ばされたうえで壁に叩きつけられ、『DC』では触手に体を貫通されている。
- ^ プレイヤー操作時は通常、左サイドに寄るものだが、左利きのシェバは右サイドに寄ることになるので、重要なことになる。
- ^ 毛嫌いしていたエクセラがウェスカーに利用されて捨て駒にされた事を知ったときは同情していた。
- ^ SPアイテムから射撃大会でトロフィーを獲得するレベルであることが分かる。
- ^ 水路に通じるドアに使えるキーカードを探していた模様。ハルシュのものはセキュリティレベルが低くて使えない。
- ^ アイアンズが殺害される場所は同じだが、殺され方は表シナリオと裏シナリオで異なる。
- ^ 1stと2ndのどちらで進めてもこの展開となる。なお、このアイアンズの死に方は『2』の表シナリオに準じたものとなっている。
- ^ この不審者は、ウィリアムへの襲撃作戦の下見に訪れていたU.S.S.のアルファチームの隊員だったことが、後に明かされている[8]
- ^ 『OB2』では『警察職員の日記』として登場するが、一部の内容と日付は変更されている。
- ^ アナウンスをしていた位置にはアーサーのものとうかがえる制帽が落ちているほか、J'sBAR前に帽子を被っていない警官の死体がある。
- ^ 小説版では猟奇殺人犯だった学生時代の友人から受けた拷問により、このような価値観を持ったとされる[要ページ番号]。
- ^ この場面では、時間内にニコライを撃たないと彼のスペツナズ・ナイフを用いた反撃でジルとカルロスは死亡し、ゲームオーバーとなる。また、ジルに撃たれる直前には「俺は雇い主の『アンブレラを潰せ』との命に従ったまでだ」と話しており、アンブレラと敵対する組織に寝返った可能性が示唆されている。さらに、負傷後も「俺を逃がしてくれれば、本当の雇い主を教える。金はいくらでも払う。」とジルに新たな取引を持ちかけている。
- ^ その結果、ネメシスには猛火に包まれて車外へ転落するほどのダメージを負わせるが致命傷には至らず、時計塔の付近へ脱線して大破した路面電車のもとでジルは追いついてきたネメシスに襲撃されることとなる。
- ^ 『DC』では手榴弾も持ち歩いている。
- ^ エイダとの関係を記した文書ファイルでは、このことにかなり動揺していた様子を示唆する記述がある。
- ^ ゲーム内の文書ファイルにて、アダムには何度も公表を考え直すように進言していたりファミリーを利用して圧力を掛けたりしていたが、アダムはどれも一蹴して公表に踏み切ろうとしていたことや、アダムがシモンズがファミリーの長であったことに気付いていなかったことを示唆する記述がある。
- ^ ストーリー上の話で、ゲーム上ではロケットランチャーを使わなくても倒せる。
- ^ レオンは、事切れたルイスに「立派だったよ、ドン・キホーテ」と声をかけて看取った。
- ^ 事件前にエクセラと思われる女性との面談、トライセル社の画面ロゴが入ったPCでt-Abyssのデータを送信。
- ^ シナリオ冒頭で「少女が何人も行方不明になっている」というラジオの音声がレオン・S・ケネディとジャック・クラウザーの耳に入るが、この行方不明になった少女たちはマヌエラに臓器を与えるため、「聖なる蛇たち」による誘拐を経て犠牲となっていたことが判明している。
- ^ この時に実はイーサンを殺害していたことが『ヴィレッジ』で判明するが、イーサン自身は特異菌により蘇生していたためエブリンに知らされるまでその事を知らなかった。
- ^ グロテスクVer.では指を切断され、通常版では指を折られる。
- ^ グロテスクVer.では丸鋸、通常版では爆弾。
- ^ イングリドが変異したモロアイカを倒すと生前に所持していた首飾りを入手できる。また、感染者の資料の中に名前だけ登場している。
- ^ この行為はネメシスの投与によって不完全に知性を取り戻した結果、すべての女性の顔が母の顔に見えるようになってしまったのが原因で、顔を剥いでいたのは「母の顔を奪った偽物から顔を取り返し、本物の母に返すまで自分に貼り付けて守る」という目的によるものである。
- ^ 劇中の「ある家族の写真」のファイルでは、ジェシカは「廃棄処分」と記述されているが、死体の処理と殺処分どちらの意味なのかは不明。
出典
編集- ^ “Netflixドラマ「バイオハザード」ウェスカー役決定 ─『ジョン・ウィック』ホテルコンシェルジュ役が演じる”. THE RIVER (riverch). (2021年6月14日) 2022年7月22日閲覧。
- ^ a b c https://twitter.com/BIO_OFFICIAL/status/1628877085233262593
- ^ ファミ通『バイオハザード7 レジデント イービル 解体真書』より。
- ^ 『BIOHAZARD RE:3 COLLECTOR’S EDITION』に付属している「Art Book - PROJECT: N & PROJECT: R -」P28より
- ^ 小説版『II』186頁より
- ^ 雨上がりの「Aさんの話」〜事情通に聞きました!〜 バックナンバー 2019年2月5日(火)放送
- ^ デビットのランダム台詞より「象の飼育係」と断定されている。
- ^ 『バイオハザード2 公式ガイドブック』190ページ。
- ^ “Meet the gay soldier you didn't know was in Resident Evil: Operation Raccoon City”. Polygon (Vox Media). (2014年4月18日) 2022年7月21日閲覧。
- ^ a b c d https://twitter.com/BIO_OFFICIAL/status/1628877524926353408
- ^ 『週刊少年チャンピオン』2013年6号(82ページ)の「バイオハザードマルハワズレポート」より。
- ^ 『週刊少年チャンピオン』2013年7号(175ページ)の「バイオハザードマルハワズレポート」より。
- ^ 小説版『バイオハザード アンブレラクロニクルズ SIDE A』より。195頁。
- ^ 『biohazard archives 復刻改訂版』より。165頁。
- ^ “キジュジュブログ全訳・前編(12月14日~2月6日)”. ファミ通 (KADOKAWA Game Linkage). (2009年2月28日) 2021年2月8日閲覧。
- ^ アスキー製作/アスペクト発売の攻略本「バイオハザード2デュアルショックVer.公式ガイドブック for ARRANGE GAME」より。[要ページ番号]
- ^ プラチナゲームズ10周年でファンが社屋に潜入! 見た! 聞いた! 感じた! 笑った!(1/2) - ファミ通.com]