洋泉社
洋泉社(ようせんしゃ)は、東京都千代田区神田小川町にあった日本の出版社。1985年設立。宝島社の子会社だった。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町1-7 北緯35度41分30.6秒 東経139度45分50.1秒 / 北緯35.691833度 東経139.763917度座標: 北緯35度41分30.6秒 東経139度45分50.1秒 / 北緯35.691833度 東経139.763917度 |
設立 | 1985年1月16日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 5010001031765 |
事業内容 | 出版 |
代表者 | 江澤隆志(代表取締役社長) |
資本金 | 5,000万円 |
純利益 | ▲3億3173万9000円(2019年08月31日時点)[1] |
総資産 | 8億2251万3000円(2019年08月31日時点)[1] |
関係する人物 | 藤森建二、石井慎二 |
外部リンク | https://web.archive.org/web/20191130061707/https://www.yosensha.co.jp/ |
特記事項:2020年2月1日に宝島社に吸収合併され消滅。 |
概要
編集1985年に藤森建二(元未来社の編集者)[2]により設立。洋泉社の名は埴谷雄高が付けた[3]。
当初は純文学や社会派系の書籍を刊行していた。1987年からシリーズが開始したキーワード事典シリーズ(初刊本は「ロックの冒険―いまどきのロックに油をそそぐためのアドベンチャー」)や、同シリーズのサブレーベル「朝までビデオ」シリーズ(1989年から刊行開始)をさきがけとして、サブカルチャー系の書籍を主に刊行するようになる。
のちに映画秘宝シリーズを創刊する編集者田野辺尚人は、1993年に入社している(田野辺の前職は思潮社の編集者だった)[4]。
宝島社との人的交流があったこともあり、1998年に宝島社の子会社となる。
田野辺と、宝島社から出向してきた町山智浩を中心として『映画秘宝』などのムック(『映画秘宝』は1995年から刊行開始し、のちに雑誌化した)、映画宝島シリーズの書籍の刊行開始。その他にも独自のムック、新書yなどの発行を手がけていた。
2020年2月1日付で宝島社に吸収合併され解散し、従業員や権利義務等は宝島社が承継した。『映画秘宝』は休刊、それ以外の出版物も合併後の新規発行は行わない方針とされたが[5][6]、『映画秘宝』に関しては双葉社に発行元を移して4月21日発売の6月号より復刊されるも[7]、2022年3月19日発売の5月号をもって再度休刊となる[8][9]。
出版物
編集脚注
編集- ^ a b 株式会社洋泉社 第50期決算公告
- ^ 回想記『洋泉社私記―27年の軌跡』がある(大槌の風、2011年12月)
- ^ N Tanobe 田野辺尚人 [@tacopettei] (2020年1月31日). "1月31日、本日をもって洋泉社は事実上、消滅します。35年間のご愛顧、読者の皆様、ありがとうございました。洋泉社は1985年に藤森建二により設立されました。私は92年に故・石井慎二の誘いで参加、以後最後まで古参編集として業務にあたりました。洋泉社の名付け親は「死霊」の埴谷雄高です。". X(旧Twitter)より2020年8月8日閲覧。
- ^ 藤森建二「洋泉社私記」(大槌の風)P.71,P.75
- ^ 「映画秘宝」休刊へ 発行の洋泉社、宝島社と合併で解散,朝日新聞,2019年12月18日
- ^ 洋泉社、「映画秘宝」休刊へ…宝島社に2月吸収合併,読売新聞,2019年12月19日 - ウェイバックマシン(2019年12月19日アーカイブ分)
- ^ “「映画秘宝」が復活! 休刊からわずか3カ月、のん出演の動画も公開”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2020年3月25日) 2020年12月17日閲覧。
- ^ “『映画秘宝』再び休刊へ 2020年1月に休刊&3ヶ月で復刊も、編集長が“恫喝DM”で辞任│Drama&Movie by ORICON NEWS”. オリコン株式会社 (2022年2月21日). 2022年2月21日閲覧。
- ^ 「映画秘宝」再び休刊理由は「営業上の経営判断」. デイリースポーツ (2022年2月21日) - ウェイバックマシン(2022年2月21日アーカイブ分)