細岡駅

北海道釧路郡釧路町にある北海道旅客鉄道の駅

細岡駅(ほそおかえき)は、北海道釧路郡釧路町達古武にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線臨時駅)である。駅番号B57

細岡駅
駅舎(2018年9月)
ほそおか
Hosooka
B56 釧路湿原 (2.4 km)
(7.2 km) 塘路 B58
地図
所在地 北海道釧路郡釧路町字達古武23-2
北緯43度6分17.93秒 東経144度28分10.65秒 / 北緯43.1049806度 東経144.4696250度 / 43.1049806; 144.4696250座標: 北緯43度6分17.93秒 東経144度28分10.65秒 / 北緯43.1049806度 東経144.4696250度 / 43.1049806; 144.4696250
駅番号 B57
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 釧網本線
キロ程 17.1 km(東釧路起点)
電報略号 ホヲ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
4人/日
-2014年-
開業年月日 1927年昭和2年)9月15日[1]
備考 無人駅[2]
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例年4月25日から11月30日までの営業となっている[JR北 1]事務管理コードは▲111602[3]

歴史

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1977年の細岡駅と周囲約500メートル範囲。上が網走方面。写真右上方向は達古武湖。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
 
旧駅舎時代の駅構内

1927年昭和2年)に釧路駅 - 標茶駅間が開業した当初から設置されている駅であるが、2023年令和5年)3月18日以降は「ご利用の少ない駅」見直しの一環として臨時駅の扱いとなり、冬季の列車停車をとりやめている[JR北 1][注 1]

年表

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駅名の由来

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1973年(昭和48年)に国鉄北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』では以下の2説を示している[12]

  • 釧路川の左岸(東側)に「細い岡」が連なっているところから
  • 鉄道建設の際の監督官が「細岡」という姓であったため

また、アイヌ語研究者の更科源蔵は当駅の北で丘(現在の夢ケ丘展望台のある丘)が細く釧路川の左岸に向かって岬のように突き出している様を和訳したものだ、としている[13]

駅構造

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単式ホーム1面1線の地上駅。旧上り本線が使われており、かつては下り本線(相対式ホーム)も有していた。釧路駅管理の無人駅である[2]

現在の駅舎は1993年(平成5年)に改築された、延床面積25平方メートルの平屋建てログハウス[2]。トイレは簡易水洗式となっている[9]

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 13 [14]
2015年(平成27年) 「1名以下」 [JR北 2]
2016年(平成28年) 0.2 [JR北 3]
2017年(平成29年) 0.2 [JR北 4]
2018年(平成30年) 0.2 [JR北 5]
2019年(令和元年) 0.2 [JR北 6]
2020年(令和02年) 0.2 [JR北 7]
2021年(令和03年) 0.2 [JR北 8]
2022年(令和04年) 0.2 [JR北 9] 同年度を最後に通年営業を終了。同年度分以降データ発表されず。

駅周辺

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当駅は釧路湿原国立公園の区域内にある。カヌー下りの終点にもあたる。

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
釧網本線[15](一部列車は通年、冬季は全列車が当駅通過)
塘路駅 (B58) - )細岡駅 (B57) - 釧路湿原駅 (B56)

脚注

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注釈

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  1. ^ 釧網本線は2016年(平成28年)時点で、2015年(平成27年)までの過去5年間の1日平均乗車人員が「1人以下」の駅は、常設の駅で当駅のほかに3駅存在(五十石駅南弟子屈駅南斜里駅)したが[JR北 2]、いずれも2021年令和3年)までに廃止されている。
  2. ^ この時点では釧路駅 - 別保信号場(→東釧路駅)間は根室本線との重複区間。

出典

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  1. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、923頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c d “ログハウスに変身 JR釧網線細岡駅”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1993年6月5日) 
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、246頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年4月2日閲覧 
  4. ^ 内閣印刷局, ed (1927-09-08). “鉄道省告示 第198号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (210). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2956670/2. 
  5. ^ 北海道新聞社 編『北海道年鑑 1954年版北海道新聞社、1953年10月15日、198頁。doi:10.11501/2980303https://dl.ndl.go.jp/pid/2980303/1/107 
  6. ^ 日誌(昭和37年度12月分)」『鉄道統計月報――昭和37年度12月分』、日本国有鉄道経理局審査統計課、1963年3月、doi:10.11501/2267839 
  7. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 104
  8. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 113
  9. ^ a b “釧網本線細岡駅今月から改築”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1993年4月17日) 
  10. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 128
  11. ^ JR時刻表』2024年3月号、交通新聞社、2018年2月24日、715頁。 
  12. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、160頁。ASIN B000J9RBUY 
  13. ^ 更科, 源蔵アイヌ語地名解 : 北海道地名の起源』北書房、1966年、269-270頁。doi:10.11501/2985550https://dl.ndl.go.jp/pid/2985550/1/142 
  14. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、912頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  15. ^ 下り順に記載。路線は釧路湿原駅方の東釧路駅が起点。

JR北海道

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  1. ^ a b c 2023年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2022年12月16日。オリジナルの2022年12月16日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20221216130349/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/221216_KO_kaisei.pdf2022年12月16日閲覧 
  2. ^ a b 平成28年度事業運営の最重点事項』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2016年3月28日、6頁。オリジナルの2020年2月5日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200204155506/https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2016/160328-1.pdf2020年2月5日閲覧 
  3. ^ 釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171209102545/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/08.pdf2017年12月10日閲覧 
  4. ^ 釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180818153329/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/08.pdf2018年8月19日閲覧 
  5. ^ 釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  6. ^ 釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  9. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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