花組 (宝塚歌劇)
宝塚歌劇団第1番目の組
(花組から転送)
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花組(はなぐみ、英称:Flower troupe)は宝塚歌劇団第1番目の組である。イメージカラーは赤〜ピンク。組長は美風舞良、副組長は紫門ゆりや。
組の特色
編集1921年10月15日に公演数と生徒の増加によって月組と2つに分かれて誕生。組名称は『雪月花』にちなんで名づけられた。その際、一班を『花組』、二班を『月組』としたため、花組が「宝塚で最も歴史の古い組」とされている。全5組の筆頭でもある。
また、「男役の宝庫」とも呼ばれ、数多くのスターを輩出。トップスター・トップ娘役に組生え抜きのスターが就任する例が多い一方、他組の歴代トップスター・トップ娘役にも花組在籍歴がある者が多い。
組の体制
編集在籍中の花組生徒一覧
編集男役
編集娘役
編集歴代トップスター
編集- 高峰妙子[1](1927年退団)
- 瀧川末子[1](1933年退団)
- 奈良美也子[1](1939年退団)
- 汐見洋子[1](1943年退団)
- 神代錦[1](1989年退団)
- 打吹美砂[1](1972年退団)
- 越路吹雪[1](1951年退団)
- 淀かほる[1](1964年専科へ異動、1966年退団)
- 星空ひかる[1](1965年退団)
- 麻鳥千穂[1](1970年退団)
- 甲にしき[1](1974年退団)
- 安奈淳、松あきら & 瀬戸内美八(1974年2月2日?[注釈 1]〜1975年1月30日)
- 榛名由梨 & 安奈淳(1975年1月31日〜1976年6月22日。榛名は1976年に月組へ組替え)
- 安奈淳(1976年6月23日〜1978年7月31日)
- 松あきら(1978年8月1日〜1982年12月6日)- 1980年3月31日〜1982年12月6日は順みつきとダブル・トップ
- 順みつき(1980年3月31日〜1983年8月1日)- 1980年3月31日〜1982年12月6日は松あきらとダブル・トップ
- 高汐巴(1983年8月2日〜1987年12月30日)
- 大浦みずき(1987年12月31日〜1991年11月29日)
- 安寿ミラ(1991年11月30日〜1995年5月5日)
- 真矢みき(1995年5月6日〜1998年10月5日)
- 愛華みれ(1998年10月6日〜2001年11月11日)
- 匠ひびき(2001年11月12日〜2002年6月23日)
- 春野寿美礼(2002年6月24日〜2007年12月24日)
- 真飛聖(2007年12月25日〜2011年4月24日)
- 蘭寿とむ(2011年4月25日〜2014年5月11日)
- 明日海りお(2014年5月12日〜2019年11月24日)
- 柚香光(2019年11月25日〜2024年5月26日)
- 永久輝せあ(2024年5月27日〜)
歴代トップ娘役
編集- 秋田露子(1925年退団)
- 春日花子(1927年退団)
- 大江美智子(1930年退団)
- 久美京子(1940年退団)
- 打吹美砂(1948年〜1951年花組組長、1972年退団)
- 日下輝子(1951年退団)
- 宮城野由美子(1951年退団)
- 鳳八千代(1958年退団)
- 夏亜矢子(1964年退団)
- 美和久百合(1967年退団)
- 竹生沙由里(1972年退団)
- 上原まり(1972年11月28日?〜1979年7月31日。専科異動後、1981年退団)※固定ではなかった
- 北原千琴(1977年4月4日〜1979年7月31日)-上原まりと二人トップ体制
- 美雪花代(1979年8月1日〜1981年5月13日)
- 若葉ひろみ(1981年5月14日〜1985年7月30日)
- 秋篠美帆(1985年7月31日〜1987年12月30日)
- ひびき美都(1987年12月31日〜1991年11月29日)
- 森奈みはる(1991年11月30日〜1995年5月5日)
- 純名里沙(1995年5月6日〜1996年11月28日)
- 千ほさち(1996年11月29日〜1998年10月5日)
- 大鳥れい(1998年10月6日〜2003年2月9日)
- ふづき美世(2003年2月10日〜2006年2月12日)
- 桜乃彩音(2006年2月13日〜2010年5月30日)
- 蘭乃はな(2010年5月31日〜2014年11月16日)
- 花乃まりあ(2014年11月17日〜2017年2月5日)
- 仙名彩世(2017年2月6日〜2019年4月28日)
- 華優希(2019年4月29日〜2021年7月4日)
- 星風まどか(2021年7月5日〜2024年5月26日)
- 星空美咲(2024年5月27日〜)
歴代組長
編集- 瀧川末子[2]
- 奈良美也子(〜1936年)[2]
- 三浦時子(1936〜1941年)[2]
- 汐見洋子(1941〜1943年)[2]
- 神代錦(1943〜1948年)[2]
- 打吹美砂(1948〜1951年)[2]
- 大路三千緒(1951〜1952年)[2]
- 藤波洸子(1952〜1953年)[2]
- 打吹美砂(1953〜1960年)[2]
- 畷克美(1960〜1963年)[2]
- 美吉左久子(1963〜1965年)[2]
- 淡路通子(1965〜1975年)[2]
- 恵さかえ(1975〜1983年)[2]
- 但馬久美(1983〜1986年)[2]
- 宝純子(1986〜1990年)[2]
- 北小路みほ(1990〜1991年)[2]
- 未沙のえる(1991〜1996年)[3]
- 星原美沙緒(1996〜1997年)[3]
- 磯野千尋(1997〜2000年)[3]
- 夏美よう(2000〜2012年)[3]
- 高翔みず希(2012〜2022年)[3]
- 美風舞良(2022年〜)
歴代副組長
編集- 秩夫晴世(1946年)[4]
- 打吹美砂(1947年)[4]
- 楓茂美(1948〜1949年)[4]
- 玉野ひか留(1950年)[4]
- 日下輝子(1951年)[4]
- 櫻野美也子(1952年)[4]
- 玉野ひか留(1953〜1959年)[4]
- 美山しぐれ(1960〜1962年)[4]
- 桃山千歳(1963〜1965年)[4]
- 桂木ゆたか(1966年)[4]
- 睦千賀・桂木ゆたか(1967〜1974年)[4]
- 御幸沙智子・歌川波瑠美(1975年)[4]
- 歌川波瑠美(1976〜1978年)[4]
- 藤園さとみ(1979年)[4]
- 銀あけみ(1980〜1982年)[4]
- 宝純子(1983〜1985年)[4]
- 北小路みほ(1986〜1989年)[4]
- 未沙のえる(1990年)[4]
- 磯野千尋(1991〜1992年)[4]
- 一原けい(1993〜1999年)[4]
- 梨花ますみ(2000〜2006年)[4]
- 高翔みず希(2007〜2011年)[4]
- 悠真倫(2012〜2014年)
- 紫峰七海(2014〜2015年)
- 花野じゅりあ(2015〜2019年)
- 芽吹幸奈(2019年)
- 冴月瑠那(2019〜2021年)
- 美風舞良(2021〜2022年)
- 航琉ひびき(2022〜2023年)
- 紫門ゆりや(2023年〜)
花組出身のトップ
編集花組出身のトップスター
編集- 郷ちぐさ(元雪組トップスター、1972年退団)
- 眞帆志ぶき(元雪組トップスター、1975年退団)
- 瀬戸内美八(元星組トップスター、1983年退団)
- 平みち(元雪組トップスター、1988年退団)
- 姿月あさと(元宙組トップスター、2000年退団)
- 真琴つばさ(元月組トップスター、2001年退団)
- 香寿たつき(元星組トップスター、2003年退団)
- 紫吹淳(元月組トップスター、2004年退団)
- 朝海ひかる(元雪組トップスター、2006年退団)
- 瀬奈じゅん(元月組トップスター、2009年退団)
- 霧矢大夢(元月組トップスター、2012年退団)
- 壮一帆(元雪組トップスター、2014年退団)
- 朝夏まなと(元宙組トップスター、2017年退団)
- 望海風斗(元雪組トップスター、2021年退団)
花組在籍経験のあるトップスター
編集花組出身のトップ娘役
編集- 加茂さくら(元雪組トップ娘役、1971年退団)
- 姿晴香(元星組トップ娘役、1983年退団)
- 神奈美帆(元雪組トップ娘役、1988年退団)
- 白城あやか(元星組トップ娘役、1997年退団)
- 月影瞳(元雪組・星組トップ娘役、2002年退団)
- 舞風りら(元雪組トップ娘役、2006年退団)
- 彩乃かなみ(元月組トップ娘役、2008年退団)
- 野々すみ花(元宙組トップ娘役、2012年退団)
- 実咲凜音(元宙組トップ娘役、2017年退団)
- 真彩希帆(元雪組トップ娘役、2021年退団)
- 朝月希和(元雪組トップ娘役、2022年退団)
- 舞空瞳(現星組トップ娘役)
花組在籍経験のあるトップ娘役
編集花組出身のスター
編集花組出身の男役
編集- 隼あみり(1975年退団)
- 室町あかね(1979年退団)
- 瀬川佳英(1989年退団)
- 友麻夏希(1990年退団)
- 伊織直加(元専科男役、2003年退団)
- 汐風幸(元専科男役、2003年退団)
- 初風緑(元専科男役、2005年退団)
- 望月理世(2009年退団)
- 桐生園加(元月組男役、2011年退団)
- 愛音羽麗(2012年退団)
- 大河凜(2014年退団)
- 未涼亜希(元雪組男役、2014年退団)
- 鳳真由(2016年退団)
- 華形ひかる(元専科男役、2020年退団)
- 瀬戸かずや(2021年退団)
- 優波慧(2022年退団)
- 飛龍つかさ(2022年退団)
- 帆純まひろ(2024年退団)
- 水美舞斗(現専科男役)
花組在籍経験のある男役
編集- みさとけい(元月組男役、1981年退団)※月組出身
- 寿ひずる(1982年退団)※星組出身
- 幸和希(1988年退団)※月組出身
- 朝香じゅん(1991年退団)※星組出身
- 海峡ひろき(1997年退団)※星組出身
- 彩吹真央(元雪組男役、2010年退団)※雪組出身
- 真野すがた(2011年退団)※月組出身
- 春風弥里(2013年退団)※宙組出身
花組出身の娘役
編集- 清月輝(1970年在団中のまま死去)
- 香坂千晶(1991年退団)
- 峰丘奈知(1992年退団)
- 華陽子(1993年退団)
- 千紘れいか(元月組娘役、2000年退団)
- 沢樹くるみ(2002年退団)
- 仙堂花歩(元星組娘役、2005年退団)
- 華城季帆(2006年退団)
- 澪乃せいら(2006年退団)
- 月野姫花(2012年退団)
- 華耀きらり(2015年退団)
- 桜咲彩花(2019年退団)
- 音くり寿(2022年退団)
- 都姫ここ(2023年退団)
- 春妃うらら(2023年退団)
花組在籍経験のある娘役
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 『宝塚歌劇の60年別冊・年譜 最近の10年』(宝塚歌劇団)のp.150に甲にしきが2月1日に退団したため
出典
編集参考文献
編集- 企画・構成・執筆:橋本雅夫 著、編集統括:北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。