落語娘
「落語娘」(らくごむすめ)は、永田俊也の小説。2005年に講談社より刊行された永田俊也のデビュー単行本『落語娘』収録作。女性落語家を主人公とした作品。
落語娘 | |
---|---|
作者 | 永田俊也 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 小説 |
刊本情報 | |
収録 | 『落語娘』 |
出版元 | 講談社 |
出版年月日 | 2005年12月14日 |
ウィキポータル 文学 ポータル 書物 |
あらすじ
編集この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
叔父の影響で12歳の時に落語に目覚めた香須美は、プロの落語家を目指しひたすら落語に励んでいた。大学の落研で学生コンクールを総なめにして、古典の名手・三松屋柿紅の門を叩いたが、入門を断られてしまう。そんな香須美は、三々亭平佐に拾われて、なんとか前座になるのであった。しかし、平左は業界でも札付きの問題児で、一度も稽古をつけてくれないばかりか、不祥事を起こしたり、遊びでこさえた借金を押し付けてくる始末。ついに寄席にも出入り禁止状態に…。そんな時、香須美は落研の後輩でスポーツ紙の記者をしている清水から、平左が「緋扇長屋」に挑むという話を聞く。実はこの噺は、関わった噺家が次々と怪死を遂げたために封印された、曰くつき呪われた落語だった。
登場人物
編集この節には内容がありません。(2018年5月) |
書誌情報
編集- 落語娘(2005年12月12日、講談社、ISBN 978-4-06-213220-6、「ええから加減」を併録)
- 落語娘(2008年6月13日、講談社文庫、ISBN 978-4-06-276004-1、「ええから加減」を併録)
映画
編集落語娘 | |
---|---|
監督 | 中原俊 |
脚本 | 江良至 |
原作 | 永田俊也 |
出演者 |
ミムラ 津川雅彦 益岡徹 伊藤かずえ 森本亮治 利重剛 なぎら健壱 絵沢萌子 春風亭昇太(特別出演) |
音楽 | 遠藤浩二 |
主題歌 | JiLL-Decoy association「一途な星」(PONY CANYON) |
撮影 | 田中一成(J.S.C.) |
編集 | 矢船陽介 |
制作会社 | エクセレントフィルム |
製作会社 |
「落語娘」製作委員会 ポニーキャニオン 日活 衛星劇場 テレビ東京 ポニーキャニオンエンタープライズ |
配給 | 日活 |
公開 | 2008年8月23日 |
上映時間 | 109分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
中原俊監督、ミムラ主演により映画化され、日活配給により2008年8月23日に公開された[1]。
キャスト
編集- 三々亭香須美 - ミムラ
- 三松家柿江 - 益岡徹
- 古閑由香里 - 伊藤かずえ
- 清水和也 - 森本亮治
- 藤崎秀行 - 利重剛
- 桔梗家金雀 - ベンガル
- 上下家楽吉 - 大河内浩
- 紺々亭喜多楼 - 勝矢
- 椿家庵どん - 花ヶ前浩一
- 蓮花亭笑佑 - 久保晶
- 神崎 - 安藤彰則
- 三松家順平太 - 若松力
- 飄家志んじ - 高橋俊次
- 少女・香須美 - 藤本七海
- 芝川春太郎 - 金田龍之介(特別出演)[2]
- 竹花亭幸助 - 笑福亭純瓶
- 清司 - 佐藤大介[要曖昧さ回避]
- お加世 - 河村春花
- 捨五郎 - 武田秀臣
- 花魁 - 園英子
- 宮下ディレクター - 尾関伸嗣
- 小梅婆さん - 中村まり子
- 40年前の登志子 - 井上紀子
- 安藤厚生労働大臣 - 峰岸徹
- 評論家風の男 - なぎら健壱
- 謎の男 - 春風亭昇太(特別出演)
- 石田登志子 - 絵沢萠子
- 三々亭平佐 - 津川雅彦
スタッフ
編集- 監督:中原俊
- 原作:永田俊也「落語娘」(講談社刊)
- 脚本:江良至
- 落語監修・指導:柳家喬太郎[3]、隅田川馬石、柳家喬之助
- 撮影:田中一成(J.S.C.)
- 編集:矢船陽介
- 音楽:遠藤浩二
- 主題歌:JiLL-Decoy association「一途な星」(PONY CANYON)
- 「落語娘」製作委員会:ポニーキャニオン、日活、衛星劇場、テレビ東京、ポニーキャニオンエンタープライズ
- 制作:エクセレントフィルム
- 配給・宣伝:日活株式会社
- 特別協力:落語協会、落語芸術協会、上方落語協会
- 宣伝協力:リベロ
関連商品
編集- DVD
-
- 落語娘(2009年3月4日、ポニーキャニオン、PCBE-73219)
脚注
編集- ^ “津川雅彦の下心がいっぱい?ミムラ主演「落語娘」初日”. 映画.com. (2008年8月23日) 2018年5月10日閲覧。
- ^ 2009年3月31日に死去したため、遺作映画となった。
- ^ “『落語娘』プレミアム試写会レポート”. 日活レポート. 日活 (2008年7月31日). 2019年9月11日閲覧。
外部リンク
編集- 『落語娘』(永田 俊也) - 講談社BOOK倶楽部
- 『落語娘』(永田 俊也):講談社文庫 - 講談社BOOK倶楽部
- 【落語娘】公式サイト - ウェイバックマシン(2009年2月20日アーカイブ分)
- テレビ東京 CINEMA STREET / 落語娘