1996年の映画

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1996年の映画(1996ねんのえいが)では、1996年(平成8年)の映画分野の動向についてまとめる。

1995年の映画 - 1996年の映画 - 1997年の映画

できごと

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世界

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日本

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日本の映画興行

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  • 入場料金(大人)
  • 入場者数 1億1958万人[9] - 1994年の年間入場者数(1億2299万人)を下回る戦後最低記録となった[10]
  • 興行収入 1488億7000万円[9]
配給会社別年間配給収入
配給会社 配給本数 年間配給収入 概要
前年対比
松竹 20 48億2910万円 松竹の1996年最高稼動番組は『男はつらいよ 寅次郎紅の花』/『サラリーマン専科』(11.6億円)。『学校II』(6億円)や『釣りバカ日誌8』(5億円)も手堅く稼いだ。
117.4%
東宝 18 106億7251万円 12年連続の年間配給収入100億円突破。『ゴジラvsデストロイア』(20億円)、『Shall we ダンス?』(16億円)、『ドラえもん のび太と銀河超特急』(16億円)、『学校の怪談2』(16億円)、『スーパーの女』(15億円)が10億円の大台を突破した。
93.8%
東映 21 47億4639万円 配給収入10億円以上の番組がなかった。アニメ番組も伸び悩み、前売り大量動員映画の『わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語』も6億円止まりだった。
74.1%
出典: 「1996年日本映画・外国映画業界総決算 日本映画」『キネマ旬報1997年平成9年)2月下旬号、キネマ旬報社、1997年、155 - 157頁。 

各国ランキング

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日本配給収入ランキング

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1996年邦画配給収入トップ10
順位 題名 配給 配給収入
1 ゴジラvsデストロイア 東宝 20.0億円
2 Shall we ダンス? 東宝 16.0億円
2 ドラえもん のび太と銀河超特急
ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?
東宝 16.0億円
2 学校の怪談2 東宝 16.0億円
5 スーパーの女 東宝 15.0億円
6 男はつらいよ 寅次郎紅の花
サラリーマン専科
松竹 11.6億円
7 ガメラ2 レギオン襲来 東宝 07.0億円
8 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 東宝 06.5億円
9 7月7日、晴れ 東宝 06.0億円
9 スレイヤーズRETURN
X-エックス-
東映 06.0億円
9 学校II 松竹 06.0億円
9 八つ墓村 東宝 06.0億円
9 わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語 東映 06.0億円
9 スワロウテイル 日本ヘラルド映画
エースピクチャーズ
06.0億円
9 美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結!ブラック・ドリーム・ホールの奇跡
あずきちゃん ホワイト・バレンタイン 恋のチャンスがやってきた!!
東映 06.0億円
9 ドラゴンボール 最強への道
ご近所物語
東映 06.0億円
9 ゲゲゲの鬼太郎 大海獣
(超)劇場版!地獄先生ぬ〜べ〜
東映 06.0億円
#1 - #6の出典:1996年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
上記以外の出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、554頁。ISBN 978-4873767550 
1996年日本配給収入トップ10
順位 題名 製作国 配給 配給収入
1 ミッション:インポッシブル   UIP 36.0億円
2 セブン   ギャガ 26.5億円
3 ツイスター   UIP 23.0億円
6 ゴジラvsデストロイア   東宝 20.0億円
5 イレイザー   ワーナー・ブラザース 17.0億円
6 Shall we ダンス?   東宝 16.0億円
6 ドラえもん のび太と銀河超特急   東宝 16.0億円
6 学校の怪談2   東宝 16.0億円
9 スーパーの女   東宝 15.0億円
10 ザ・ロック   ブエナ・ビスタ 14.0億円
出典:1996年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟

全世界興行収入ランキング

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1996年全世界興行収入トップ10
順位 題名 スタジオ 興行収入
1 インデペンデンス・デイ 20世紀フォックス $817,400,891
2 ツイスター ワーナー・ブラザース $494,471,524
3 ミッション:インポッシブル パラマウント映画 $457,696,359
4 ザ・ロック ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ $335,062,621
5 ノートルダムの鐘 ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ $325,338,851
6 101 ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ $320,689,294
7 身代金 ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ $309,492,681
8 ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合 ユニバーサル・スタジオ $273,961,019
9 ザ・エージェント コロンビア ピクチャーズ $273,552,592
10 イレイザー ワーナー・ブラザース $242,295,562
出典:1996 Worldwide Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月18日閲覧。

北米興行収入ランキング

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1996年北米興行収入トップ10
順位 題名 スタジオ 興行収入
1. インデペンデンス・デイ 20世紀FOX $306,169,268
2. ツイスター ワーナー・ブラザース/ユニバーサル $241,721,524
3. ミッション:インポッシブル パラマウント $180,981,856
4. ザ・エージェント トライスター $153,952,592
5. 身代金 タッチストーン $136,492,681
6. 101 ディズニー $136,189,294
7. ザ・ロック ハリウッド・ピクチャーズ $134,069,511
8. ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合 ユニバーサル $128,814,019
9. バードケージ MGM/UA $124,060,553
10. 評決のとき ワーナー・ブラザース $108,766,007
出典: 1996 Domestic Yearly Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月25日閲覧。

フランス観客動員数ランキング

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  1. ノートルダムの鐘 
  2. インデペンデンス・デイ 
  3. セブン 
  4. ペダル・ドゥース 
  5. ミッション:インポッシブル 
  6. 八日目   
  7. Microcosmos : Le Peuple de l'herbeフランス語版   
  8. トイ・ストーリー 
  9. ツイスター 
  10. Un air de familleフランス語版 
出典:FRANCE 1996 - BOX OFFICE STORY”. boxofficestory. 2016年1月20日閲覧。

日本公開映画

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受賞

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誕生

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死去

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日付 名前 国籍 年齢 職業
1月 7日 ウィリアム・H・クローシア   92 撮影監督
21日 横山やすし   51 タレント・漫才師
2月 2日 ジーン・ケリー   83 俳優・ダンサー
5日 小国英雄   91 脚本家
13日 マーティン・バルサム   76 俳優
20日 武満徹   65 作曲家
25日 ハイン・S・ニョール   55 俳優
3月 2日 鈴木孝俊   83 美術監督
9日 ジョージ・バーンズ   100 俳優・コメディアン
13日 クシシュトフ・キェシロフスキ   54 映画監督
17日 ルネ・クレマン   82 映画監督
30日 藤岡豊   68 元・東京ムービー代表取締役社長
4月 6日 グリア・ガースン   91 女優
26日 スターリング・シリファント   78 脚本家
5月 19日 高橋悦史   60 俳優
20日 ジョン・パートウィー   76 俳優
23日 野長瀬三摩地   72 TVディレクター
6月 6日 小林重四郎   87 俳優
10日 フランキー堺   67 俳優
11日 ブリギッテ・ヘルム   88 女優
28日 山形勲   80 俳優
7月 2日 マーゴ・ヘミングウェイ   41 女優
30日 長谷有洋   31 声優
クローデット・コルベール   92 女優
8月 4日 渥美清   68 俳優
27日 小林昭二   65 俳優
グレッグ・モリス   62 俳優
9月 10日 ジョアン・ドルー   74 女優
13日 2パック   25 ミュージシャン・俳優
18日 アナベラ   81 女優
22日 ドロシー・ラムーア   89 女優
23日 藤子・F・不二雄   62 漫画家
30日 内田朝雄   76 俳優
10月 1日 塚本信夫   63 俳優
4日 小林正樹   80 映画監督
8日 ウィリアム・プリンス   83 俳優
14日 ローラ・ラ・プラント   91 女優
28日 岸田九一郎   89 照明技師
31日 マルセル・カルネ   90 映画監督
11月 14日 ヴァージニア・チェリル   88 女優
12月 19日 マルチェロ・マストロヤンニ   72 俳優
30日 リュー・エアーズ   80 俳優
ジャック・ナンス   53 俳優

脚注

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注釈

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  1. ^ 〔引用者註〕東宝の資料では「銀熊賞(審査員特別賞)」になっていた。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao 東宝 2010b, p. 249.
  2. ^ a b c d e f g 東宝 2010b, p. 250.
  3. ^ 会社概要”. ムービーチャンネル. 2022年10月3日閲覧。
  4. ^ アニメージュ1996年9月号より
  5. ^ 斉藤 2009, pp. 119.
  6. ^ 第48作 男はつらいよ 寅次郎紅の花”. 『男はつらいよ』公式サイト. 松竹映画. 2016年12月29日閲覧。
  7. ^ 小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  8. ^ 主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年)” (Excel). 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  9. ^ a b 過去データ一覧”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2016年8月2日閲覧。
  10. ^ 「日本映画業界決算」『キネマ旬報1997年平成9年)2月下旬号、キネマ旬報社、1997年、157頁。 

参考文献

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  • 斉藤守彦『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』ダイヤモンド社、2009年11月27日。ISBN 978-4-478-01134-8 
  • 東宝 編『東宝75年のあゆみ ビジュアルで綴る3/4世紀 1932 - 2007』東宝、2010年4月。 
    • 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月。 
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