NHK富山放送局
富山県のNHK放送局
NHK富山放送局(エヌエイチケイとやまほうそうきょく)は、富山県を放送対象地域とする日本放送協会(NHK)の地域放送局。テレビとラジオで県域放送を行っている。
所在地 | 〒930-8502 |
---|---|
富山市新桜町4-8 | |
総合テレビ | |
開局日 | 1958年10月15日 |
放送対象地域 | 富山県 |
コールサイン | JOIG-DTV |
親局 | 富山 27ch (キーID 3) |
Eテレ | |
放送対象地域 |
全国放送 (名古屋放送局管轄) |
コールサイン | JOIC-DTV |
親局 | 富山 24ch (キーID 2) |
ラジオ第1 | |
開局日 | 1935年12月13日 |
放送対象地域 | 富山県 |
コールサイン | JOIG |
親局 | 富山 648kHz |
ラジオ第2 | |
放送対象地域 | 全国放送 |
コールサイン | JOIC |
親局 | 富山 1035kHz |
FM | |
放送対象地域 | 富山県 |
コールサイン | JOIG-FM |
親局 | 81.5MHz |
現在の放送会館には1階に170インチの8Kモニターやマスコットキャラクターとおかあさんといっしょのキャラクターの記念撮影コーナーなどを備えた「ハートプラザ」を設けている。
放送局データ
- 出典 [1]
AMラジオ放送概要
→「富山県内中波放送放送所 § 富山本局」を参照
FMラジオ放送概要
デジタルテレビ放送概要
- 親局(呉羽)
- 中継局(総合、教育の順)
- 総合テレビのリモコンキーIDは原則として「1」であるが、富山県ではかつてのアナログ放送の親局が1chの日本テレビ系列の北日本放送に割り当てられたため、NHK富山にはかつてのアナログの親局チャンネルでもある「3」が割り当てられた。
アナログテレビ放送概要
- 親局
- 総合テレビ 3ch JOIG-TV(富山局)
- 教育テレビ 10ch JOIC-TV(富山局)
- 中継局
歴史
- 1935年(昭和10年)12月13日 - 新総曲輪に社団法人日本放送協会富山放送局開局、ラジオ第1放送開始(呼出符号:JOIG)[2]。
- 1945年(昭和20年)8月1日 - 富山大空襲が発生したが、局舎は焼け残る。
- 1949年(昭和24年)1月3日 - ラジオ第2放送開始[3]。
- 1950年(昭和25年)6月1日 - 放送法施行に伴い社団法人日本放送協会が解散。特殊法人としての日本放送協会が設立され一切の権利義務を継承[4]。
- 1951年(昭和26年)11月2日 - 同年11月6日まで、富山市商工奨励館でテレビを富山県内初公開する[5]。
- 1958年(昭和33年)10月15日 - 総合テレビ放送開始[6]。
- 1961年(昭和36年)4月1日 - 教育テレビ放送開始。同時に豊田ラジオ送信所(無人局)運用開始[6]。
- 1962年(昭和37年)7月22日 - 総合テレビ、カラー放送開始[7][8][注 1]。
- 1964年(昭和39年)
- 1966年(昭和41年)3月25日 - 呉羽山のテレビ送信所が無人化される[10]。
- 1967年(昭和42年)3月20日 - 新総曲輪の二代目の局舎が完成[10]。
- 1985年(昭和60年)3月1日 - 総合テレビ、音声多重放送を開始[11]。
- 1986年(昭和61年) - 文字放送開始。
- 1991年(平成3年)
- 2004年(平成16年)10月1日 - 総合・教育テレビ、地上デジタル放送開始[13]。
- 2009年(平成21年)11月25日 - 「宇奈月大原」・「細入猪谷」の両デジタル中継局開局。これにより富山県内でのデジタル中継局の整備が完了(参考リンク)。
- 2011年(平成23年)7月24日 - 正午でアナログ放送終了。翌7月25日の0時で完全停波。
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)
支局
お天気カメラ設置ポイント
主な制作番組
太字はNHKプラスの「ご当地プラス」において見逃し配信を実施している番組。
現在
- 総合テレビ
- おはよう富山(平日 6:55 - 7:00、7:45 - 8:00)
- 富山県内の気象情報(平日 11:57 - 12:00、お盆などは「東海・北陸の気象情報」を放送するため休止)
- ニュース(富山)(平日 12:15 - 12:20)
- 2024年度から土日・祝日の昼ローカルニュースは金沢局制作の「ニュース(北陸3県)」に移行。
- ニュース富山人(平日 18:10 - 19:00)
- ニュースとやま845(平日 20:45 - 21:00)
- 祝日は、20:55 - 21:00に「東海・北陸のニュース・気象情報」を5分間放送。
- 大型連休・お盆期間中などは「ニュース845 東海・北陸」を放送するため休止。
- UPっぷ富山 きとラボ(不定期金曜日 19:30 - 19:55、再放送:不定期土曜日 9:30 - 9:55[注 2]または不定期日曜日 13:05 - 13:30)
- ニュースとやま(土日・祝日 18:45 - 18:59)
過去
- 総合テレビ
- ニュースワイドとやま
- モーニングワイドとやま
- くらしの富山→富山いきいき情報→とやまおしらせたまご
- CLIPS
- ゆうどきネットワーク富山
- とやま640→ニュースセンターとやま→イブニングネットワークとやま→とやまイブニングワイド→みんまいけ富山ワイド→とやま 夢・航海(2002年4月から2006年3月まで)→デジタル連峰→イブニングアクセス富山
- 越中とやまスペシャル
- ラジオ第1放送
- ラジオ富山人(金曜日 17:05 - 17:55)
- FM放送
- 今晩は富山です
- 総合テレビ・BSプレミアム
令和6年能登半島地震における対応
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全国放送
- 2024年(令和6年)1月1日16時10分、令和6年能登半島地震発生。能登半島東部にあたる氷見市はじめ富山県西部で震度5強記録し、富山県日本海沿岸部に津波警報発生。その瞬間より、NHKの全てのチャンネル(BS系、NHKワールドも含む)で地震・津波警報情報の全波共通(九波全中とも言う)放送を開始。テレビ副音声(教育テレビを除く国内放送のテレビチャンネルとNHKワールド・プレミアム。アナログ・デジタルともモノラル二重音声)とラジオ第2放送は英語・韓国語・中国語・ポルトガル語・スペイン語を使って津波警報を断続的に放送。
- 1月2日1時15分、津波警報解除。
- 1月2日1時30分、全波共通放送終了し、一部を除き通常番組に復帰。
- 1月2日10時、津波注意報解除。
- 1月2日11時41分、BSが通常番組に復帰。
- 1月2日21時、総合テレビが通常番組に復帰。
県内放送
テレビ
- 月曜日 - 金曜日の18時台に放送している『ニュース富山人』を震災関連の情報を中心として編成した。
- 1月19日、緊急報道特番「“震度5強” 初めての衝撃 ~地震が富山に突きつけたもの~」(19:30 - 20:35)を放送。
ラジオ
- ラジオ第1放送では、能登半島地震の富山県内の被災地に関する生活情報を、1月16日から1月26日まで富山県のローカル番組で、概ね5時間おきに放送している(10:40 - 11:00、15:40 - 16:00の1日2回)。このため全国放送の番組が、一部時間帯において休止となっている。
独自編成を行っていた時間帯
富山県向けに独自編成を行っていた主な時間帯は以下の通り。富山県向けのニュース特番などに差し替えていた。
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アナウンサー・キャスター
- 氏名の後の*は、過去に富山局勤務経験があるアナウンサー。前任地が太字はその局が初任地。
氏名 | 前任地 | 担当番組 | 備考 |
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アナウンサー | |||
大木浩司 | ラジオセンター | アナウンスグループ統括 | 高岡市出身 |
早瀬雄一* | G-Media出向 | ニュース富山人 (キャスター) |
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橋爪秀範* | 津 | きときと!スクールライフ 富山県のニュース |
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若林則康 | 名古屋 | 富山県のニュース | |
福元まりあ | 名古屋 | ||
契約キャスター | |||
山本愛美 | ニュース富山人 (キャスター) |
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日比あゆみ | チューリップテレビ | ||
針山莉奈 | ニュース富山人 (スポーツキャスター) |
氷見市出身 | |
武田祐季 | フリーアナウンサー(NTB所属) | おはよう富山 きときと!スクールライフ |
|
藤麻理亜 | |||
気象予報士 | |||
芦沢涼 | ニュース富山人 | ウェザーマップ所属 |
マスコットキャラクター
共同キャンペーン
2020年4月24日から、富山県内のテレビ・ラジオ局と共同で新型コロナウイルス対策のキャンペーンを展開した[23]。共同出演者は以下のとおり(いずれも放送時点)。
- テレビ(4月 - 5月)[24]:梶原典明(富山局)・上野透(北日本放送)・西美香(チューリップテレビ)・吉村尚郎(富山テレビ放送)
- テレビ(5月 - ):石井智也(富山局)・網谷辰海(北日本放送)・日比あゆみ(チューリップテレビ)・矢野美沙(富山テレビ放送)
- ラジオ(行動編):梶原典明(富山局)・小林淳子(北日本放送)・今井隆信(富山エフエム放送)
- ラジオ(3密を避けよう編):梶原典明(富山局)・木下一哉(北日本放送)・堀池真緒(富山エフエム放送)
- ラジオ(手洗い編):梶原典明(富山局)・佐藤栄治(北日本放送)・堀池真緒(富山エフエム放送)
- ラジオ(相互理解編):石井智也(富山局)・陸田陽子(北日本放送)・堀池真緒(富山エフエム放送)
- ラジオ(油断禁物編):石井智也(富山局)・柳川明子(北日本放送)・今井隆信(富山エフエム放送)
脚注
注釈
出典
- ^ 受信情報 - NHK富山放送局
- ^ 『地域と向き合った70年』(2006年3月15日、NHK富山放送局発行)12ページより。
- ^ 『地域と向き合った70年』(2006年3月15日、NHK富山放送局発行)13ページより。
- ^ 『地域と向き合った70年』(2006年3月15日、NHK富山放送局発行)14ページより
- ^ 『新聞に見る20世紀の富山 第2巻』(1999年7月30日、北日本新聞社発行)60頁。
- ^ a b 『地域と向き合った70年』(2006年3月15日、NHK富山放送局発行)15ページより。
- ^ NHK年鑑'63 P.197
- ^ 『北日本新聞』1962年7月23日付朝刊9面『豪華な色彩に感嘆 カラーテレビ放送始まる』より。
- ^ NHK年鑑'65 P.5,26
- ^ a b 『地域と向き合った70年』(2006年3月15日、NHK富山放送局発行)16ページより。
- ^ 日本放送協会放送文化調査研究所放送情報調査部『NHK年鑑'85』日本放送出版協会、1985年、101頁。
- ^ 『地域と向き合った70年』(2006年3月15日、NHK富山放送局発行)24ページより。
- ^ 『北日本新聞』2004年10月1日付朝刊38面『地上デジタルきょう開始 KNB NHK富山』
- ^ “新富山放送会館の整備方針・概要について” (PDF). NHK経営委員会 (2018年3月27日). 2018年9月26日閲覧。
- ^ “NHK新館移転 富山中央署跡へ”. 中日新聞 (中日新聞社). (2017年4月19日)
- ^ 『富山新聞』2021年10月4日付25面『富山工高の生徒 建設現場を見学 NHK新放送会館など』より。
- ^ 新放送会館の竣工について(NHK富山放送局、2022年2月14日)
- ^ “新しい放送会館で運用始まる NHK富山放送局”. NHK (2022年8月29日). 2022年8月29日閲覧。
- ^ “NHKプラスで地域のニュース配信を拡大”. NHK広報局 (2023年4月6日). 2023年5月6日閲覧。
- ^ a b アクセスマップ - NHK富山放送局
- ^ NHKドラマ 富山発スペシャルドラマ「港町相撲ボーイズ」
- ^ “Toyama Just Now No.535-1:12月16日夜は、伏木舞台のNHKドラマ「港町相撲ボーイズ」!”. 富山県経営管理部広報課 (2011年12月7日). 2020年2月28日閲覧。
- ^ “上野透ブログ みんなで乗り越えよう!”. 北日本放送 (2020年4月24日). 2020年4月29日閲覧。
- ^ 民放の新型コロナ対応 ~視聴者・リスナーに向けて 地域内での共同キャンペーン - 日本民間放送連盟
外部リンク
- NHK富山放送局
- NHKとやま (@nhk_toyama) - X(旧Twitter)
- ウィキメディア・コモンズには、NHK富山放送局に関するカテゴリがあります。