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ジョングレイ州

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ジョングレイ

جونقلي

Junqali
南スーダン内での位置.
南スーダン内での位置.
北緯7度24分 東経32度4分 / 北緯7.400度 東経32.067度 / 7.400; 32.067座標: 北緯7度24分 東経32度4分 / 北緯7.400度 東経32.067度 / 7.400; 32.067


南スーダン


地域 上ナイル地方
郡の数:


11


州都


ボー


政府
 • 州知事


Kuol Manyang Juuk (スーダン人民解放運動


面積
 • 合計 122,479 km2
人口
(2008)
 • 合計 1,358,602人
等時帯 UTC+3 (EAT)

ジョングレイ州(ジョングレイしゅう)は、南スーダン共和国にある10州のうちの1州である。州都はボー。面積においては、10州の中で最大の約122,479平方Kmを誇る。

歴史

ディンカ虐殺

1991年11月15日スーダン(現南スーダン)南部のジョングレイ州ボーで、ヌエル族リエック・マチャルによるディンカ虐殺英語版1991 Upper Nile Dinka Massacre)が起こった。

独立

2011年7月9日、ジョングレイ州は南スーダン共和国の州として、スーダンから独立した。

民族対立

2011年末から2012年1月にかけて、ピボル郡に居住するロウ・ヌエル族とムルレ族英語版が対立。ジョングレイ州では、かつてより家畜であるウシをめぐってディンカ族ヌエル族、ムルレ族などの牧畜民が対立してきた。第一次・第二次スーダン内戦以降、銃の普及や国家、国際機関の介入により、これらの戦いの様式は変化を遂げている。2011年のロウ・ヌエル族のムルレ族に対する攻撃では死者3,000人超、数万人が避難する大規模な衝突となったとされている[1]

2013年クーデター未遂事件

2013年12月14日に、首都ジュバで発生したクーデター未遂事件が州内各地に飛び火。同月18日には州都ボーにてヌエル族の部隊と政府軍との間で銃撃戦が発生したほか[2]、19日にはアコボ郡に駐留していた国際連合南スーダン派遣団インド軍部隊がヌエル族の襲撃を受けインド兵3人が死亡した[3]。武力衝突を通じ、ディンカ族がヌエル族の住民を殺害するなどの抗争が生じた[4]


国際機関

大小数多くのNGOや国連機関が活動しているが、現在のところ日本のNGOとしてはピースウィンズジャパン[1]とケアインターナショナルジャパンがジョングレイ州で活動中である。[5]

産業

ボーには発電所があり、町に電力を供給している。

行政区分

州の下の行政区画として郡があり、ジョングレイ州には、ボー郡、トゥイッチイースト郡、デュック郡、アユッド郡、ウロール郡、ファンガック郡、ピジー郡、アコボ郡、ピボール郡、ポチャラ郡、二ロール郡の11の郡がある。

交通

空路

国連の管理の下飛行場も存在し、ジュバ - ボー間を行き来する。

陸路

州都はボーであり、ジュバから車で3時間~4時間の位置にある。

雨季中にはアクセスが極端に悪くなり、6月から11月の期間は悪路により陸路での移動は厳しくなる。

住民

民族

ディンカ族ヌエル族ムルレ族英語版

言語

ヌエル語は、ナイル諸語ディンカ語とともに、ナイル・サハラ語族に属す。

ムルレ語英語版は、東スーダン語派英語版スルム諸語英語版に属す。

宗教

キリスト教クウォスイタリア語版ヌエル語: Kuoth)。

脚注

  1. ^ 南スーダン、民族衝突の死者3000人を超える。独立後で最悪の衝突に(AFP.BB.NEWS 2012年1月6日)2012年1月7日閲覧
  2. ^ “南スーダン、戦闘やまず―首都では450人死亡”. ウォールストリートジャーナル (ウォールストリートジャーナル). (2013年12月19日). http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304273404579266991150305258.html 2013年12月19日閲覧。 
  3. ^ “南スーダンで国連基地襲撃、PKOインド兵3人死亡”. AFPBBNews (フランス通信社). (2013年12月20日). http://www.afpbb.com/articles/-/3005392 2013年12月20日閲覧。 
  4. ^ “南スーダン、戦闘やまず―首都では450人死亡”. ウォールストリートジャーナル (ウォールストリートジャーナル). (2013年12月19日). http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304273404579266991150305258.html 2013年12月19日閲覧。 
  5. ^ ピースウィンズ南スーダン事業
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