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柳家三三

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柳家やなぎや 三三さんざ
Yanagiya Sanza
柳家(やなぎや) 三三(さんざ) Yanagiya Sanza
十代目柳家小三治一門定紋「変わり羽団扇」
本名 蛭田ひるた 健司けんじ
別名 ミミちゃん
生年月日 (1974-07-04) 1974年7月4日(50歳)
出身地 日本の旗 日本神奈川県
師匠 十代目柳家小三治
名跡 1. 柳家小多け
(1993年 - 1996年)
2. 柳家三三
(1996年 - )
出囃子 京鹿子娘道成寺
花咲か爺さん
活動期間 1993年 -
活動内容 落語家
所属 落語協会
マネジメント
オフィスまめかな(業務提携)
ショーキャンプ有限会社
公式サイト 柳家三三 オフィシャルサイト
受賞歴
1999年2月∶第9回北とぴあ若手落語競演会大賞
2004年5月∶平成15年度にっかん飛切落語会]若手落語家大賞
2005年3月∶平成16年度花形演芸大賞銀賞
2008年1月∶平成19年度文化庁芸術祭新人賞
2016年3月∶平成27年度(第66回)芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)
備考
小田原ふるさと大使
落語協会理事(2020年 - )[1]

柳家 三三(やなぎや さんざ、1974年7月4日 - )は、神奈川県小田原市出身の落語家落語協会所属、同協会理事。本名∶蛭田 健司出囃子は『京鹿子娘道成寺』または『花咲か爺さん』。愛称はミミちゃん[2]

かつては「柳家さん三」という名前があった。

経歴

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小学校1年生の時に、初めてテレビ落語廓噺)を見て強い興味を覚える。中学生になって東京寄席に通うようになる。勉強が大嫌いで、どうしたら勉強しなくて済むか学校に行かなくて済むかを考えて落語家を志す。入門に関しては、「フィーリング(後光)」を感じて中学2年の時に十代目柳家小三治に頼みに行って一度「高校ぐらいでなくちゃ」と断られ、高校卒業後の1993年(平成5年)3月に再度小三治の門を叩き入門を許される[3]。同年5月に楽屋入りし、前座となった。前座名は「小多け」。初高座は同年10月、新宿末広亭において『道灌』を演じた[3]となっているが、本人曰く「実は9月の浅草演芸ホールで他の先輩前座の代理として上がっており、本当の初高座はその時に演じた『道灌』である」と桂米助との対談で語っている[4]

二ツ目昇進は1996年で、名を「三三」に改めた[3]。平均して1日1席以上、7席やったこともあり、2005年(平成17年)は430高座こなした。また師匠小三治によると落研など天狗連での経験が一切なく、小三治による純粋培養ともいわれている。

2006年(平成18年)1月に四派の若手同士で『平成噺し座』を旗揚げする。同年柳家獅堂林家久蔵六代目柳亭左龍三代目柳家甚語楼[5]と共に真打昇進。3月をもって噺し座卒業生第1号となった。

芸歴

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役職

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  • 2020年落語協会理事に就任

活動

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2007年(平成19年)公開の青春映画「しゃべれどもしゃべれども」(平山秀幸監督、佐藤多佳子原作)にて落語家役で主演した国分太一TOKIO)に稽古をつけている[3]。稽古を付けたネタは『火焔太鼓』『まんじゅうこわい』。

最近は、大阪の桂吉弥との二人会を行なっている。2013年(平成25年)には柳家喬太郎との二人会を1月20日に、柳家喬太郎・桃月庵白酒との三人会を6月2日に行った。3日後の6月5日、東京お台場ライブハウス"Zepp DiverCity"で開催された初の落語会に喬太郎・白酒とともに出演している[6][注釈 1]

2010年より小学館のビッグコミックオリジナルで連載された落語漫画『どうらく息子』(尾瀬あきら)の落語監修を担当。

2013年3月12日~4月27日、全国47都道府県を47日間で回るという落語独演会の全国ツアー『三三五五四七 ~柳家三三 GO !GO ! 四十七都道府県~』を開催、全日程を無事完走した[8]

2017年は、2010年~2011年に横浜にぎわい座・2016年にイイノホールで口演された『嶋鵆沖白浪(しまちどりおきつしらなみ)』6か月全部12話連続口演ツアーを、大阪・名古屋・福岡の3都市で開催[9]

三遊亭白鳥から新作落語「任侠流れの豚次伝」の稽古を受け、2018年には、前年に横浜にぎわい座で連続口演した「豚次伝」シリーズ全10話5回公演を演じる全国ツアーを4都市(大阪・名古屋・広島・福岡)で開催[10]

2020年3月13日に予定していた月例独演会「月例 三三独演」が新型コロナ感染予防のため中止になったことを受け、同日からyoutubeチャンネル「三三のおすそわけ」で、「簡素な機材(本人のツイッターでの言)」と最低限のスタッフによる独演会配信をスタートさせた。5月までは月数回youtubeでの落語一席無料配信を続け(アーカイブ無し)、6月からはイープラスによるstreaming+を利用しての有料「月例 三三独演 ライブ配信」を月一回行っている。チケット購入者には翌日までのアーカイブ視聴とともに、登録住所に柳家三三手書き原稿による「当日プログラム」がハガキで送付される。テーマ曲の作曲は真島昌利[11]

2023年2月から、立川談春と組んで「俺たちの円朝を聴け! 牡丹灯籠」全国ツアーを行う。

演目

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古典

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廓噺

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政談

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怪談

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新作

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自作

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  • 殿様と海
  • 任侠流山動物園
    • 第一話「豚次誕生秩父でブー!」
    • 第二話「掛け取り上野動物園」
    • 第三話「流山の決闘」
    • 第四話「雨のベルサイユ」
    • 第五話「天王寺代官切り」
    • 第六話「男旅牛太郎」
    • 第七話「悲恋かみなり山」
    • 第八話「チャボ子絶唱」
    • 第九話「人生鳴門劇場」
    • 第十話「金比羅ワンニャン獣の花道」
  • メルヘンもう半分

その他

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受賞歴

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弟子

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廃業

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出演 

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テレビ

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ラジオ

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映画

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舞台

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  • イキウメの金輪町コレクション・丙プログラム(2021年2月、東京芸術劇場) - 金輪亭髪切 役

CM

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連載

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著書

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趣味

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講談を聴くこと[12]。たまに稽古もする[12]

大の甘党でもあり、全国各地の銘菓にも詳しい。『男子スイーツ塾!』(柴田書店MOOK、2013年2月)では、津田陽子の指導のもとガトーショコラとクリームチーズケーキを作っている。

脚注

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注釈

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  1. ^ 毎日新聞社ソニー・ミュージックが企画する落語会『渋谷に福来たる』は例年渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールでおこなっていたが、2013年6月にZepp DiverCity Tokyoでおこなわれた落語会は『渋谷に福来たるSPECIAL Zepp落語 夏一番〜長講三席〜』と題する特別編として開催された[7]

出典

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  1. ^ 柳家 三三さん(小田原ふるさと大使)”. 小田原市 (2020年2月12日). 2021年2月9日閲覧。
  2. ^ 柳家三三 大いに語る 二つ目昇進の改名後、女性ファンから「ミミちゃん」の愛称で呼ばれるように”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2022年10月6日). 2023年6月7日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j 柳家三三 オフィシャルサイト「プロフィール」
  4. ^ (日本語) 春風亭一之輔の笑点入り どう思う? チケットが取れない落語家が語る!, https://www.youtube.com/watch?v=2Oz3UQ-P0Mo 2023年2月21日閲覧。 なお、根多帳には先輩前座の名前で記録されているため初高座とは見なされていないという。
  5. ^ この時、落語協会の新真打は、「笑点」出演時にひとりひとりを白浪五人男に例えての連ねを口上で述べた。
  6. ^ ニュースORICON STYLE「"Zepp"で初の落語会開催」(2013年6月6日)2014年1月6日閲覧
  7. ^ 「"Zepp"で初の落語会開催」
  8. ^ 加藤孝朗 (2013年3月). “三三五五四七 ~柳家三三 GO !GO !四十七都道府県~”. 噺 ~HANASHI~. 株式会社サウンド・オブ・レイン. 2019年3月18日閲覧。
  9. ^ 石橋法子 (2017年10月4日). “柳家三三、この秋も全国で落語行脚! ~6ヶ月連続独演会『嶋鵆沖白浪』&独演会『ニッポンあちらこちら』”. spice. 2019年3月20日閲覧。
  10. ^ 柳家三三に聞く「任侠流れの豚次伝」の魅力『またたびさんざ 四都市五ヶ月連続独演会』は8月開幕
  11. ^ 三三のひとりごと(@sanza_335547) (2020年6月13日). “「月例 三三独演 ライブ配信」大勢のかたにご覧いただきました。”. twitter. 2020年6月18日閲覧。 “オープニングとエンディングにオリジナルの曲が追加。音楽はザ・クロマニヨンズの真島昌利さんが作ってくれました。”
  12. ^ a b c d 落語協会・芸人紹介「柳家三三」
  13. ^ a b c d e にっかん飛切落語会公式HP|受賞者一覧”. 2015年5月23日閲覧。[リンク切れ]
  14. ^ 『小林賢太郎テレビ10“X”』追加ゲストにKREVAら コントとラップを融合”. CINRA (2019年1月15日). 2019年3月20日閲覧。
  15. ^ ニホンモニター株式会社. “柳家三三のCM出演情報”. ORICON NEWS. 2019年8月28日閲覧。
  16. ^ シアター情報誌「カンフェティ」で落語家・柳家三三とのコラボ企画が開始”. 公益財団法人 読売日本交響楽団 (2017年4月12日). 2019年3月15日閲覧。
  17. ^ 柳家三三「きょうも落語日和」”. マガジンハウス. 2019年3月19日閲覧。

外部リンク

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